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ホーム > インタビュー&レポート > 2015年4月から毎月1回、なんばグランド花月でスタート した舞台『ノンストップコメディー 出発進行! 言うこと機関者』が注目度上昇中!  伝説のお笑い番組『すんげー!Best10』を髣髴させる 豪華メンバーではちゃめちゃなコメディーを展開中! 首謀者、たむらけんじにインタビュー

2015年4月から毎月1回、なんばグランド花月でスタート
した舞台『ノンストップコメディー 出発進行!
言うこと機関者』が注目度上昇中! 
伝説のお笑い番組『すんげー!Best10』を髣髴させる
豪華メンバーではちゃめちゃなコメディーを展開中!
首謀者、たむらけんじにインタビュー

伝統の放送枠でなんとかコメディを復活させたい一心で、一年間の限定でスタートしたコメディイベント『ノンストップコメディー 出発進行!言うこと機関者』が回を重ねるごとに人気を集めている。そんなイベントを出演し、プロデュースしているのが、たむらけんじ。芸人として、経営者として活躍する彼の意気込みを聞いた。

--今年4月からスタートした1年限定の月イチイベント『ノンストップコメディー 出発進行!言うこと機関者』ですが、折り返しきましたね。

自分で言うのもなんですが、ありがたいことに出演してくださってるメンバーが素晴らしいのと、台本を書いてくださっている(お~い!)久馬さんが、そんなメンバーのキャラクターをわかって書いてくださっているので、毎回、それを元にみんながバカやりたいわ~っていうことを舞台でやりちぎってくれてるんで、そら面白くならない方がおかしいでしょと(笑)。

--確かに、舞台を拝見する限り、これが毎回一回こっきりの公演であることが信じられないですね。それくらい濃厚だし、いい意味でハジケ過ぎてます(笑)

正直、僕のキャラ以外全員がクレイジーですからね(笑)どんなふうにでもできる(笑)。

--この舞台は、元々の目的はコメディーの復権だそうですね。
 
はい。例えば週末、テレビで吉本が新喜劇とは違うワンセットのシチュエーションコメディーの番組をオンエアしてました。古くは『あっちこっち丁稚』や『花の駐在さん』、『夕焼けの松ちゃん浜ちゃん』とか『なんじゃそら三人組』『なんやモー目茶苦茶屋』とか、いろいろりました。それらは小さい頃からよう観てましたし、芸人になってからも出演させていただきました。そのコメディの現場に行くたびに楽しくてね。もちろんセリフを覚えるのが大変で、週に一回、気持ちがヒリヒリするのが心地よくて。でも出させていただいてたコメディが1年で終わり、しかもその後、放送していたコメディー枠さえもなくなって、あんな関西で一世風靡していたコメディー番組を放送していた時間帯が簡単に終わってしまったという、なんかモヤモヤした気持ちがずっとありまして。それなら自分でコメディーを立ち上げようじゃないかと。もちろんテレビ枠は決まってませんから、それをテレビ局の方にアピールする目的でもありました。そして1年間、毎月一回やって、お客さんを1万人動員する!という条件も、やはり枷があった方が、さらにアピールしやすいやろということで足したんですけど、とにかく伝統やった日曜の昼の枠にもう一回、コメディーを復活させたいという、それだけの思いで4月からやってきました。
 
--設定はどうやって決めていったんですか?
 
僕と久馬さんとで、まず駅というのが頭に浮かびまして、それは人が常に往来するから、いろんなパターンのストーリーが作りやすいんちゃうかと。それだけをとりあえず決めて、放送作家も経験している桂三度さんにアドバイスをいただきました。三度さんは出演者でもあるし、出演者の中では唯一の先輩でもあるので、その方の意見を聞きたかったんですけど、アドバイスいただいて正解でした。ストーリーを回していく駅員役の僕がおって、あとは同僚の駅員が3人。それをシャンプーハットのこいで、テンダラーの浜本、すっちーにお願いして、三度さんは仙人みたいな駅長がいいと。そして周りの人たちはおかしな人を配置していこうと久馬さんや三度さんとワイワイ言いながら。結果、めちゃくちゃ豪華なメンツになって…。
 
--藤井隆さんや中川家、月亭八光さんなどに加えて、ゲストも贅沢ですよね。
 
みんなやはりコメディーが好きなんやなと思いますね。1回目は、僕も含め、ほんまみんな緊張してましたけど、終わった後は楽しい!という思いがみんなに溢れてましたからね。だからこれは一年、続けていけるな!ってプロデューサー的な視点で感じました。反対に舞台というのは体力が必要やなとしみじみ思いましたね。やっぱり舞台に出る人は強いですわ。まぁ出ずっぱりというのもあるんでしょうが、なんて体力がないんやろと。ロケの体力はあるのに、やはり日頃やってる仕事の種類でこんなにも変わるんやなと思いました(笑)。ゲストの方は、自分からオファーしたりしてます。でも、“なんばグランド花月の舞台は恐い”と断られることもあって、やはりなんばグランド花月て凄いねんなと思ったりしてます。それだけに出ていただいたゲストの方には最大限の魅力を発揮してもらおうと出演者一体となって盛り上げてます。
 
--4月から回を重ねて来たわけですが実感はいかがですか?
 
動員は、最初からおかげさまで徐々に増えていって、なんとか1万人という高かったゴールは見えてきたかなと。そして出演者としては、舞台上での体力はついてきましたね。それに、他の演者のみなさんもキャラを十二分に理解してくれて、しかも稽古の時は隠しといて、本番で突拍子もないことを爆発させてくれるんで、気が抜けないし、いいツッコミしていかんといけないので、ベタな表現ですけど僕も勉強させてもらいながら、毎回毎回仕上がってきていると感じてます。実は当初、半年で今の設定をリセットして、違う設定を作ろうとしてたんですけれど、キャラも定着してきたし、言うてもセットも豪華なんでこのまま最後までいきます。
 
--そろそろラストまでのカウントダウンが始まってますが。
 
これまでついてきていただいたお客さん、そして新しいお客さんのために毎月仕掛けていこうと思ってます。焼肉屋やカフェなど飲食の仕事もしてますけど、いくら最初に花火を打ち上げて、それで来ていただいたお客さんが料理を食べてマズかったら、その後、誰も来ないんですよ。もちろん花火を打ち上げることは大事なんですけど、やっぱり美味しいモンを食べてもらわないといけない。それはこの舞台も同じやと思うんです。やっぱり笑いに来てくれてはるんですから、最後までお客さんがよう笑たなぁって喜んでもらえるもんを貫き通したいです。そして、先にも言いましたけど、伝統の枠でコメディー番組を復活させたいですね。
 
--『ノンストップコメディー 出発進行!言うこと機関者』もプロデュースしてらっしゃいますが、他にもプロデュースしている『エブマンTKF』、そして『月刊たむスポ!』のことも聞かせていただければ。
 
『エブマンTKF』は“エブリーマンデー、たむらけんじファミリー”の略なんですが、毎週月曜日にやってる若手のイベントですわ。これも自分がbaseよしもと出身でね、僕のイメージでは漫才もコントも、ピン芸も全部ごちゃ混ぜ、なんでもアリ!という感じで、そんな中からスターってポンと出てくるという流れやったと思うんですが、そんなごちゃ混ぜやったbaseよしもと、その後の5upよしもともなくなり、若手が卒業させられ、そして今はよしもと漫才劇場となるも、なかなかコントしてる子らが出るチャンスが恵まれない、そんな声を聞いて、あぶれたピン芸人や、コントやってる子らの発表の場を作ろうと。これは自分たちも先輩たちにお世話になって、芸人として続けてこれたんで、恩返しじゃないですけど、次は自分たちが後輩たちにできることをやらせてもらわないとなぁということで。周りの人たちに助けていただきながらやってるんですが、このライブも最初はキツかったです。それが、だんだんお客さんもついてきてくれはって。ただ儲からないですけど(笑)。でもそれを言い出すとみんなついてきてくれへんなりますからね。結果的には人との繋がりが凄くて、何物にも変えがたいなと思ってます。しかも“『エブマン』に出たいんです”と言う若手が増えてきてて、将来的に週3くらいでライブしないと演者をさばき切られへんちゃうかってドキドキしてます。ここからポーンと抜けて活躍してくれる芸人が出てきてくれたらええなあと。まだまだ頑張って続けていくつもりです。『月刊たむスポ!』は、よしもとふるさとアスリートというプロジェクトがありまして、そこからの相談で、スポーツで日本を元気にしていこうということで、毎回、いろんなジャンルのスポーツ選手を迎えてトークとかやらしてもろてます。僕自身も野球でプロになりたかったので、プロの方々をリスペクトしてますし、聞きたいこといっぱいあるしで、楽しんでやらせていただいてます。笑いとスポーツの融合は、経営者の視点で見るとまだまだ伸びしろのある分野やなと思うので、こちらもやり続けて、スポーツで日本を元気にできる一端を担うことができたらと。とにかくプロデュースしてるとか偉そうなことではなく、盛り上げたいという気持ちで、これからもいろんなことやりたいですね。
 
取材・文/仲谷暢之
 



(2015年12月14日更新)


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たむらけんじ●1973年大阪生まれ。吉本総合芸能学校(NSC)11期生出身。同期は陣内智則やケンドーコバヤシ、中川家など。LaLaLaというコンビを経て、ピン芸人として活動、並行して炭火焼肉たむらを運営する株式会社田村道場の代表取締役としての顔も持つ。また、奈良で初めてのカフェ業態「nagood」もプロデュース。

ノンストップコメディ
出発進行!言うこと機関者

[会場]なんばグランド花月

[前売]
全席指定(大人)-2800円

全席指定(高校生以下)-2000円


▼12月16日(水) 19:00
※前売りはチケットぴあでの取扱い終了
当日-2800円
高校生以下-2000円
[出演]たむらけんじ/桂三度/中川家/テンダラー/シャンプーハット・こいで/ミサイルマン/酒井藍/福本愛菜/月亭八光/土肥ポン太/すっちー/他

なんばグランド花月
http://www.yoshimoto.co.jp/ngk/


発売中 Pコード:447-989

▼1月27日(水) 19:00
なんばグランド花月
[出演]たむらけんじ/桂三度/テンダラー/シャンプーハット・こいで/ミサイルマン/酒井藍/福本愛菜/月亭八光/土肥ポン太/すっちー/他

チケット情報はこちら


12月16日(水)10:00~チケット発売
Pコード:448-645

▼2月24日(水) 19:00
[出演]たむらけんじ/桂三度/中川家/テンダラー/シャンプーハット・こいで/ミサイルマン/酒井藍/福本愛菜/なかやまきんに君/月亭八光/土肥ポン太/すっちー/他

チケット情報はこちら

※5歳以上または身長110cm以上の方はお席が必要となります。(膝上でのお子様の観劇は1名様のみ可能です。)全席指定(高校生以下)のチケットの方は、当日、学生証または年齢のわかるものをご提示いただきます。ビデオ・カメラまたは携帯電話での撮影禁止。出演者は変更になる場合がありますので予めご了承下さい。変更・払戻不可。

[問]チケットよしもと予約問合せダイヤル
[TEL]0570-550-100

ABC創立65周年記念
新春!よしもと初笑いスペシャル!
コメディ&漫才

発売中  Pコード:448-610

▼12月24日(木) 20:00
なんばグランド花月
全席指定-2800円
[出演]たむらけんじ(コメディ)/土肥ポン太(コメディ)/シャンプーハット(コメディ)/テンダラー・白川(コメディ)/月亭八光(コメディ)/ミサイルマン・岩部(コメディ)/もりやすバンバンビガロ(コメディ)/川畑泰史(コメディ)/すっちー(コメディ)/浅香あき恵(コメディ)/未知やすえ(コメディ)/吉田裕(コメディ)/池乃めだか(コメディ)/オール阪神・巨人(漫才)/メッセンジャー(漫才)/キングコング(漫才)/ジャルジャル(漫才)/学天即(漫才)/GAG少年楽団(漫才)/アインシュタイン(漫才)/他

※未就学児童は入場不可。テレビ収録あり、映り込む可能性がございます。予めご了承ください。ビデオ・カメラまたは携帯電話での撮影禁止。出演者は変更になる場合がありますので予めご了承下さい。尚、変更に伴う払戻しは行いません。車椅子の方はチケット購入前にチケットよしもとコールセンター[TEL]0570(041)356まで要問合せ。

[問]チケットよしもと予約問合せダイヤル
[TEL]0570-550-100

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ふるさとアスリート
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