「お客様一人一人がマジックを体験できます!」
客席参加型のショーで魅せるセロのジャパンツアー、
大阪公演が間もなく開催!
2014年12月に開催された「マジック新世紀 セロ IMAGINATION WORLD TOUR」では、約5年ぶりに観客を熱狂と興奮の渦に巻き込んだマジシャン、セロ。世界各国の人々を魅了してきたセロが、今年も驚異のマジックを披露する。常に新しいマジックに挑み、未知なる世界を楽しませてくれるセロのショー。待望の大阪公演がそこまで迫ってきた。
--2014年に5年ぶりの日本公演がありましたが、いかがでしたか?
日本にまた戻ってこれて、とっても嬉しかったです。僕は海外で生まれ育て、世界を周って勉強しましたが、自分のマジックが成立したのは日本でした。日本から世界にブレイクして、5年ぶりに日本でライブができたのは嬉しかったです。
--今度のワールドツアー「THE SECRET」のプログラムは、どのようにお考えですか?
前に観たことのあるファンの方は新しいものをたくさん観られる楽しみがあると思います。テレビで観たことのあるもの、皆さんが観たいものもやるかもしれない。あと何よりも、一人ひとりがマジックを体験できることも考えています。
--お客様が体験できるんですか?
そうです!
--そういう試みは他のショーでもあるんですか?
もちろんあります。
--その時のお客様の反応は?
すばらしいです! 僕が生まれて初めてマジックを習ったのは7歳のときだったので、もうずっと、マジック以外何もしていないです。日本のテレビによく出ていた頃はストリートマジックとか、皆さんがよく知っているスタイルなんですが、僕も大分、年もとってきて、自分のマジックも成長してきたと思っています。いろんな見方があると思いますけど、僕のマジックはただ人を驚かせるだけじゃなく、僕のマジックを観てマジックに対して新しい感覚が生まれると僕は嬉しいです。世界を旅して影響された作品が、この2時間のショーに含まれています。
--年齢を重ねられて、マジックに対する考えとか変わりましたか?
マジックも大分変わってきました。例えば、昔、江戸時代に水芸はすごいことだったんですけど、今となっては、“それはただポンプとホースがついているだけですよね”って言いますよね。マジックもいろんな波がありまして、僕が日本でストリートマジックを出したとき、全く見た事のないような新しい感覚でした。僕のマジックは、ずっと夢と感動、メッセージを伝えるようなものを作り続けてきました。今は種明かしの番組とかがあって、芸術的なエッセンスが全部外されて、“こんなのマジックは、ういうところでこれを買ったらできるんだよ”っていう、嫌なところに戻ってきちゃったと思います。
--ちょっと夢がないですね。
ないです。マジックには全部、種はあります。でもそれは大事じゃない。そこじゃないんですっていう作品を作りたいです。もっと分かりやすく説明すると、ギターを持っているからギタリストにはなれないです。ピアノがあるからピアニストになれない。絵の具があるからアーティストにはならない。マジックの道具も全部、機材と一緒なんですよ。僕のショーは、みんなが繋がるような、楽しめる2時間のショーの旅です。もうパーティーです。僕のパーティーにようこそって感じです。みんなで楽しみます。分かんないものもあれば、笑えるもの、子供を使った演出もあるし、みんなが見たことのない、もう一人のセロも見られます。
--パフォーマンス系というはいわゆるイリュージョンですか?
イリュージョンももちろんやりますが、大掛かりなものを使った僕の世界、夢の世界みたいなものですね。劇場型というか。音楽と照明に合わせた振り付けをされたパフォーマンスですね。
--ショーはセロさんご自身が演出もされるんですよね?
そうです。100%僕が作ります。皆さんが観て、すっごくいいショーだと思ったら100%僕です(笑)。ちょっとこれはつまんないなと思ったら、僕じゃないです(笑)。
--(笑)。ショーを作る際、演出家としてどういうことに重きを置いてますか?
基本は全部一緒なんですけど、日本のマーケットに合わせてのおもてなしをちゃんと考えています。今回は、すごいたくさん頑張りました。皆さん楽しんでいただけると思います。演出家の目線からも観てますし、プロデューサーとしても。このショーは全部、自分で作って、世界の人たちにも協力してもらって作り上げているショーなので、本当に楽しめるショーになると思います。
--ショーを作る楽しみは、どういうふうに受け止められていますか?
…辛い日がものすごく多いです。苦しい日が多いです。でもそれが成功したとき
、皆さんが拍手して、うわっと驚いたその瞬間、その辛い思いが全部消えてしまいます。喜びはそこかな。やったことのないものを作るっていうのは、すごい難しいです。でも、僕の仕事は全部、簡単に見せることです。そこが一番難しいです。難しそうにやってもマジックにならないですからね。皆さんに簡単に思わせないとダメなので(笑)。
--そうですよね(笑)。苦悩を見せたらダメですよね。
苦労しているマジシャンは誰も見たくないと思います(笑)。
--パフォーマーとしてのセロさんと、演出家としてのセロさんとの間の葛藤や、せめぎ合いもありますか?
そうですね。僕、お友達にたくさん意見をいただきます。こうでもない、ああでもないっていうアドバイザーもいます。僕はいろんなことを試すのが好きです。だから、一つのショーでも少しずつ変わることもよくあるんです。例えば今回、大阪からわざわざ東京の公演を観に来られる方がいたとして、大阪にたどり着くころには、全く同じマジックでも違う構成になっている可能性はあります。
--思いついたらやってみる?
そうです。アーティストとして自分の作品は、全然完成しません。
--成功したからといって、それが完成ということではない?
ないです。アーティストとして自分の作品は、いつまでもどこかを違うように作り上げること。よくしていきたいと思います。
--マジックとは関係ないお話になりますが、普段、マジック以外で気になることとか、興味のあることは何ですか?
マジック以外ね…。僕、旅をするのがすごく好きで、人と合ったりとか、経験したことをないことをするのがすごく好きなんです。チャレンジャーなんです、僕。ご飯もすごく好きで、いろんな国の食事が好きです。あとは、最近、42歳になったんですけど、今年はちょっとフィットネスに集中して、多分、今が自分の人生の中でもベストコンディションです。キックボクシングも始めて、ジムもトレーニングも始めて。
--なぜそこまでやろうと。
40代になって、もう一度、戻りたかったんです。若返りたかった。僕は今、一番強いです。気持ちが若いです!(笑)。
--いいですね。最近、チャレンジして面白かったことはありますか?
うーん…。この3ヶ月以上、このツアーにすごく集中してて、最近はちょっと…。うーん…。そうですね…。答えられない僕が悲しい(笑)。でもそれだけ、このショーに僕はかけてます。
--それだけ集中されていて。
そうですね。
--そういうチャレンジがショーに反映されることはたくさんありますか?
イエス! いっぱいあります。毎日、どの瞬間でも。
--では最後に、大阪のお客さんにメッセージをお願いします。
大阪の皆さん、大好きです。魔法のような旅を一緒に楽しみましょう。
--大阪の好きなところは?
たくさん好きですね。もう大阪にいるだけで楽しいです。みんな笑顔がすごい面白いです(笑)。大阪弁が面白いです。表現力がすごいよね。
--好きな大阪弁は?
「なんでやねん」(笑)。
(2015年12月22日更新)
Check
カルフォルニア州ロサンゼルス出身で、東京を本拠地とする。幼少からマジックに魅せられ、15歳にしてハリウッドの名高いマジック・キャッスルのジュニアメンバーとなる。2007年、マジック界ではAcademy Awards of Magicとして知られる、第39回Annual Academy of Magic Arts AwardsでMagician of the yearを受賞。同年、日本国内において35都市をまわるライブツアーを敢行、チケットは全て完売御礼となった。2009年11月には、Sony Pictur
セロ WORLD TOUR 2015
THE SECRET
発売中
Pコード:630-829
▼12月25日(金)19:00
S席-8500円
ミートアンドグリート付S席-14500円
▼12月26日(土)13:00/18:00
S席-9500円
ミートアンドグリート付S席-15500円
森ノ宮ピロティホール
※未就学児童は入場不可。
[問]キョードーインフォメーション
[TEL]0570-200-888
http://www.cyrilmagic.com/