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道頓堀角座での単独ライブも楽しみな
“チョップリンの話”を久々更新!
生活のことからプロデュース業まで
幅広いトーク内容でお届け!

--ご無沙汰しております。早速ですが、まずは近況を教えてください。

西野 僕は相変わらずテニスをやりすぎて、捻挫はしてないんですけど足首が腫れてきてます。気づかんうちに捻挫してたんかもしれないんですけど。疲労骨折ちゃうんかと…。
 
--病院には行ってないんですか?
 
西野 引いてきたんで行ってないんです。
 
--そういえば西野さん、ブログに「夢が叶う」と書いていらっしゃいましたね。
 
西野 夢が叶ったんですよ。WOWOWのテニスの番組に出て。ほんまは四大大会のレポートをしたいですね。
 
--日本人のテニス人気も上がってきてますもんね。
 
西野 WOWOWさんが副音声や解説もなく、現地の音だけでお送りしているんですよ。
 
小林 へ~。
 
西野 会場の空気感を出すために。そこで副音声をしたい。そこでしゃべれたらっていうのが次の目標です。
 
小林 ますだおかださんと。
 
西野 それはオリックスと阪神の副音声や。できれば小林と僕と、あとテニスに詳しいライターさんとかと3人で、だらだらテニスを見ながら副音声みたいなのでできたらなと。

--やっぱり四大大会とか見てたらテンション上がりますか?
 
西野 今回の全仏なんかめちゃ面白かったですよ。準々決勝がめちゃ面白かったです。
 
小林 単独前にテニスの大会があると、トーナメントのスケジュールでネタ合わせがなくなるんですよ。昨日もなくなりました。
 
-単独ライブのネタ合わせよりテニスを見たい?
 
小林 それ中心でスケジュール組まなあかん。
 
西野 こっちは動かせるんでね。小林さんは動かせる。だけど大会は動かせない。だから大会に合わせるんですけど、時差もありますから、大会が終わって晩の12時半とか、夜中2時とかでも僕は行けるんですけど、こいつはもう寝てるんでね。だから今日はなしみたいな。
 
小林 そんなことないやろ。
 
西野 僕は何時でも行けるし、前倒しにして夕方にお願いするんですけど、夕方はご飯の用意があるとか主婦みたいなこと言ってNGが多いんですよ。
 
--主婦みたいなことになってるんですか。
 
西野 はい。晩飯の買い物行くから無理とか。何やろっていうことがあります。
 
--小林さんの近況は主婦。
 
西野 では、小林の近況をちょっと。
 
小林 今日、午前中にクーラーを取り付けたのが…。それが。
 
西野 ああ、晴れやかな顔してんな~。なんか奥歯に挟まったものが取れたみたいな。
 
小林 そうそうそうそう。
 
--気がかりだったものが解消された。
 
小林 そうなんですよ。ようやく。今年、なんか暑いでしょう。前倒し、前倒しで季節が…。ほんまやったらもうちょっと後ぐらいなんですけど、急遽つけて。それの工事日の日程調整で最近追われてましたね…。
 
--小林さん、主夫業いかがですか?
 
小林 大変やなと思いますね。買い物、洗濯、掃除、洗濯。大変やなって思います。やっぱ主婦の人にもお金あげなあかんなっていうか。ようね、昔から言われているじゃないですか、そういう主婦業って。それは絶対あげなあかんなって思いました。
 
--独身時代は、お掃除とかは?
 
小林 ほとんどやってないですね。親に任せっきりやったんですけど、今は…。やっぱりね、休憩時間を自分で設けられるし、1時間休憩。そこは時給は要らないですけど、でも重労働やなっていうのはすごい。でも、気持ちいいですね。毎日きれいな環境。
 
西野 ああ。洗濯とか、掃除して。
 
小林 やっぱ精神的に…。
 
西野 実家の部屋は今、どうなってんの?
 
小林 あれもう片付けた。
 
西野 えー!
 
--あの工房みたいな。
 
西野 ミシンやったり、ズボン染めたり…。
 
小林 壁もはがして。その部屋は片付けたので、もう2、3台ミシンは置ける。
 
西野 ミシン工場はできる。
 
--ミシンは?
 
小林 最近は…。でも服はこないだ染めました。
 
--黒ですか?
 
小林 黒です。
 
西野 何イキってんねん。知らんがな。
 
--そういう時は何かリセットしたい気持ちがある時ですよね。
 
小林 そうです、何かイライラした時とかにも染めるんですけど。
 
西野 その思考は完全に女やん。
 
小林 家事に追われてて…。
 
西野 いや女やん。
 
小林 何かはけ口ないかなっていろいろ考えたんですけど、やっぱり…。しばらくやってなかったんですけど、最終的に服染めるっていうストレス発散が…。そこに行きましたね。
 
--最近、染めるはワードはなかったですよね。
 
小林 そうですね。なかったですね。汚れるんでね、手とかすごい。あんまり頻繁にはできないんですけど、やっぱストレスというのはどこかでいつか発散せんといかんから、即行粉買いに行って。
 
西野 楽しいわな。何色にしようかなとか普通は思うわな、粉は。
 
小林 黒!黒!
 
--何を染められたんですか?
 
小林 ズボンっす。黒に。
 
--久々に染めてみてどうでしたか?
 
小林 鈍ってましたね。出来が…(笑)。真っ黒に染まらんかったんで。結構ショック。ちょっと腕が落ちたなっていうのはありましたね。
 
--小林さんが主夫業を始めて変わったことはありますか?
 
西野 言うたって打ち合わせのときか、仕事のとき以外は、プライベートって全く知らないんですよ、何してるか。主夫を言ってましたけど、下手したらそんなことしてへんかもしれんし、ちょっとわかんないですね。ただ、より備えあれば憂いなしという小学校からのモットーが色濃く出てきて、それはよう染まってきてるんじゃないですか。すごいぬかりない、準備に対して。というのがどんどん出てきます。ただ、失敗しますよ、もちろん。一生失敗すると思うんですけど、準備に関しては色濃く。早め早めに動くというか。そうなってきていますね。なんか父親の顔も出してきてますね。
 
--父親の顔ってどんな顔ですか?
 
西野 もうね、目じりが15度くらい下がってるんですよ。すごかったですよ、かわいがりが。今もすごいかわいがっているんですけど、エコーの、子どもがお腹の中でちょっとだけ形になってる、キャラメルコーンみたいな感じになってるときがあるじゃないですか、あれぐらいの影の写真。それ見ながら焼酎何杯も飲んでて。「それ見てどう思うん?」って聞いたら、「……めちゃめちゃカワイイ…」って。白黒のキャラメルコーン。
 
--女の人だったら自分の中に宿るので愛着もわかりますが。
 
西野 そうそう。それはわかるんですよ。男がその段階で…。ほんで、びっくりするぐらい娘の写真撮ってますからね。
 
--昔から子どもが欲しいとか思ってたんですか?
 
小林 思ってないです。人の子もかわいいと思ってない。
 
西野 典型的なタイプですよ。今まで子ども好きじゃなくて、自分の子どもができたら恥ずかしげもなくかわいがるという、一番しょうもないパターンですよ。とにかく娘がよかったみたいで、保育園も自分で問い合わせして、自分で行って、面接みたいなんも自分で聞いて、それが終わってどういうところで遊ばせるんか、先生に案内してもらって。実際に見て。「あの角、ちょっと大丈夫ですか?」とか、「あれは大丈夫ですか?」とか、「あそこ気になりますね」とか、そういうこと言ってるんですよ。それがね、ほかの子供達も危ないからじゃないんですよ。そこまで突き動かしてるのは、自分の娘があそこで打たへんかってことなんですよね。
 
小林 それで全体的に改善されれば。今度、保育園行って、一日先生をやるんですよ。さくらんぼ組に乳児が5人いるんですけど、半日、午前中だけ僕が全部面倒を見るんです。
 
西野 それ行くん?
 
小林 行こうかなって。
 
西野 正気の沙汰やあらへん。考えられん。信じられへんわ。
 
小林 それをやったら変わるかなって。
 
西野 もう十分、変わってもうてるって。
 
小林 面白みがちょっとプラスされるかなと。そんな空間に自分を放り込んだら。
 
西野 まあまあ、そういうふうには言うやろ。一応。はずいから。
 
小林 娘のために…。
 
--めちゃくちゃお父さんですね。
 
小林 でも送り迎えはしてないで。
 
西野 ああ…お前みたいなんが送り迎えしたらヤバイやろ。通報されるよ。
 
小林 もう2回くらい止められたもん。あの、門で。 
 
西野 止められてんの?
 
小林 うん。門入ろうとしたら鎖の鍵かけられて。
 
西野 ヤバイヤツ来た。
 
小林 覚えてくれよって。先生いっぱいおるから、感づいたんちゃうかな。
 
西野 いや、ヤバイ。
 
小林 ばり切れるわと思って(笑)。
 
--しかし小林さんの口から「保育園」とか「娘」という言葉が出るとは…。
 
小林 でもあんまり言わないですよ。なんか、今、イクメンとか、そういうのになってるじゃないですか。だから余計に言いたくないんですよ。テレビでも男の人が育児してとか、芸人さんとかもそうやってるけど、僕はそこに行く必要はないと思って。
 
--それとはまったく別。
 
小林 別。そういう時代じゃなかったら言いますけど。男が何を育児してんねんっていう時代やったら、逆に言いますけど、今はおしゃれな、カジュアルなオヤジが子どもを抱っこしてみたいな、そういう時代になってるから嫌になりました。
 
西野 ……カッコイイすわ。
 
--反骨精神がまだありましたね。
 
西野 俺は反体制につくってことですよね。
 
--ちょっと安心しました。すっかり落ち着かれたと思って。そういう日々の中で、ちょっとストレスがたまって久々に染めたと。
 
小林 久々でしたね。
 
--何か新しいことは始められないんですか?
 
小林 靴を作りたいです。革靴。あれも手作業なんで。裁縫で。それをちょっと作りたいんですけど…。
 
西野 普通に大変やで。お前、コントでも作ってるやん。靴付きズボン。俺に内緒で靴にズボンがついた変なもの作って出てきたんですよ。ズボンと靴が一緒になってる。もう1個、作ってますけどね。
 
--それは斬新ですね。
 
西野 子どもが大爆笑する靴付きズボン。
 
--今度は本格的に。
 
小林 そうすね、1足は作りたいですね……死ぬまでに。
 
西野 「死ぬまでに1足は作りたい」。
 
--では、今度の単独ライブについてお伺いします。まず、タイトルの由来を教えてください。
 
西野 僕、そばかすの人が好きで。そのそばかすが欲しいから。だからご飯にかけてほしい。
 
小林 そばのかすで、そばかす。
 
西野 違います。色白の女の人のそばかす。それを取って、ご飯にかけてくれと。
 
--構成は?
 
西野 コント、新作です。
 
--最近の環境の変化でネタの傾向が変わったとかありますか?
 
西野 全くないです。逆に濃くなってるというか、いい話のネタなんか全く思いつかないですね。誰かが悲惨になっとかなダメですね。
 
小林 ひひひ。
 
西野 どっちかが悲惨じゃないと。楽しいのは要らないです。だからあんまり変わんないんじゃないですか。
 
--単独ライブ以外でやりたいイベントとかはありますか?
 
西野 「きしょいのきしょいの大集合」。そういう、ネタライブじゃないものを。
 
--あれ、ヤバイ人いっぱい出てきますよね。
 
西野 ヤバイヤツいっぱい出てくるんですよ。テレビでも出白あると思うんですよ。エキストラでも何でもいいでんですけど。そういうきしょいのって既に才能じゃないですか。自分のことは置いといてね。それをやって、「こいついいな」みたいなことを誰かが思ってくれたら。再現VTRとかでも、ヤバそうなヤツとか出してほしいです。テレビ見てる人っていっぱいいるじゃないですか。関係者とか見てたら、「こいつ、ええ味出してんな」とかなるかもしれないじゃないですか。
 
--そういうプロデュースはやりたい?
 
西野 めっちゃやりたいです。あ!っと思うやつって、そんだけパワーがあるんですよ。テレビでは一番パワー発揮するんですよ。年齢に限らず。85歳とかで芸人始めたりしたら、それだけでギャグになりますからね。
 
--「きしょいの~」も、そういう目的を持って。
 
西野 そらそうですよ! 何かに使ってもらえるインパクトがある子らばっかりで、すごいんですから。それを普通に女の子が見に来るイベントに出て、お前はあかんとかってはじかれるんですよ。すごい才能を持ってるのに。それを僕は拾いたい。こいつらがどんだけおもろいねんというのを見せたいですね。
 
--小林さんなんかはその代表では?
 
小林 いやいや、もう、ぼろ負けでしたよ、こないだ。勝ち目ないですわ。全員きしょかったですよ。
 
--全負けでしたか。
 
小林 勝ち目なかったですね。終わった後の楽屋で、西野の構成に対して影で全員が文句言ってるのとか見たら、こいつら全員きしょいなって。こんなヤツらに勝ち目ないなって思いましたよ(笑)。
 
西野 (笑)。ライブ終わって、楽屋に忘れ物したから戻ったら、僕の文句言ってたんですよ。
 
--皆さん、後輩でしたよね?
 
西野 後輩です。「俺、アンケートめっちゃ書かされたのに全然…、なんやねん…」とか言ってて。そこまでたどり着けへんくらいお前ら跳ねたっていうことをわかってくれてないんですよねぇ…。言いがちなんですよ、「めちゃめちゃ書いたのに、使ってくれてへんやん」とかって。僕らも言うがちなんです。
 
小林 うん、それは。
 
西野 あいつらも同じように言ってて、僕はそれを聞いてて、最高に面白かったですよ。
 
--それは聞くだけですか。
 
西野 そらもちろん(後輩達の前に)出ていきますよ、顔が見たいから。わーって出ていったら、きしょいヤツらがベタに無言で肘でトントンし合って、来てる来てるみたいな。ほんで、しれーっとした顔して。
 
--それ、あのイベントで一番面白かったんじゃないですか。
 
西野 はい。一番面白かったです。文句を言われてたっていうのことがおみやげを頂いたみたいなもんでね、最後に。おいしんで食べてくださいみたいな。最高でしたね。あれをもう1回、角座でやりたいですね。(マネージャーに向かって)やったらいいんですよ…! 「意味のないライブが…」どうのこうの言うから、意味のあるライブは何なのかちゃんと教えてほしいですよ。
 
--難しいんですか、角座での開催は。
 
西野 何も難しくないですよ。
 
(マネージャー)きしょいののスケジュールがなかなか…。
 
西野 何やねん、それ。
 
--チョップリンとしての活動と、きしょいののプロデュースと。その代表作がまず、小林さんと。
 
小林 きしょいヤツらは、すごい材料になるんですよ。ふとしゃべってる感じとか。それをもらって。それを自分のキャラにする。
 
西野 ちょちょちょ待って。お前さ、またそうやってきしょいのと一線を画すけど、俺もやけど、お前も十分きしょいで。腕組んで、唇触りながら言ってるけど。
 
小林 でもすごいからな、あの人らは。瞬間的な爆発力は。
 
--小林さんも適わないと。
 
小林 そうですね。長い距離走ったら勝てるかもしれませんけど。短距離やったら負けます。
 
--それは若さとかも関係ありますか?
 
西野 そんなもんじゃないです、きしょいのは。時空を超えてます。きしょいをなめないでください。きしょいを年齢とか、しょうもない概念で固めんといてください。5歳でもきしょいヤツはきしょいんです。3歳でもきしょいヤツはきしょい。
 
--どこからそのきしょさは生まれてくるんですかね。
 
西野 やっぱり親と環境。親と環境できしょさが培われてくるんですよ。だから、その環境を大事にしてほしいです。きしょさが育たんくなるのでね。まあ……全員きしょいんですよ、結局は。全員きしょい。絶対そうでしょう。
 
小林 絶対そうですね。
 
西野 僕も自分で(自分を)ばりきしょいなって思うこと、もちろんありますし、誰だってきしょいですよ。
 
--きしょいは変態というわけでもないですよね。
 
西野 そうですそうです。分かりやすく言うと、今、このインタビューでずっと奥にマネージャーが座ってるじゃないですか。別にここにずっと座っとかんでいいじゃないですか。聞く必要もないし。
 
--マネージャーさんが同席されるのは初めてですね。
 
西野 そうでしょう。終わってから挨拶とかでもいいんですけど、なんかずっと座ってるじゃないですか。そういうのもきしょい。“じゃ、すみません、僕あっちに行っとくんで”とか言ったらいいけど、そういうこと全く言わずにずっと座ってる。ビリケンみたいなんがじっと座ってるでしょ。ご本尊みたいな感じでおるんで。
 
--西野さん、真正面ですもんね。
 
西野 真正面から圧を感じてます。
 
--では、きしょいのも角座で期待しています!



(2015年6月24日更新)


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