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ホーム > インタビュー&レポート > 4/3(木)~6(日)梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで上演される 『想い出のカルテット ~もう一度唄わせて~』 コメディエンヌ・黒柳徹子の魅力が光る本作の 東京公演観劇レポートが到着!

4/3(木)~6(日)梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで上演される
『想い出のカルテット ~もう一度唄わせて~』
コメディエンヌ・黒柳徹子の魅力が光る本作の
東京公演観劇レポートが到着!

 「みんな聞いて。今日すごい人が入居してくるわよ。ほらあの人、名前……何だっけ?」。今回の黒柳徹子主演作は、英国にある音楽家専用の老人ホームが舞台。4人の声楽家がかつての輝きを取り戻そうとドタバタ喜劇を繰り広げる。まるで高級ホテルのようなしつらえのホームのサロンで、かつての共演者のシシー(阿知波悟美)、レジー(団時朗)、ウィルフ(鶴田忍)の3人が、ホーム主催のガラコンサートの演目を話し合っている。するとそこへ、冒頭の“新人”がやってくる。彼女の名はジーン(黒柳徹子)。3人もよく知る気位の高い往年のスター歌手だ。シシーがこの4人で「リゴレット」の四重唱を歌おうと提案したことから、嵐が巻き起こる。かたくなに拒むジーンにはある秘密があった……。

 下ネタオンパレードで沸かすウィルフは35年連れ添った妻に先立たれ、スクープ大好きのシシーには認知症の症状が出始めていた。それぞれが笑顔の裏で人知れず孤独や悩みを抱えているのだが、舞台上の彼らといえば、シリアスな話題の最中に、突然別の話を始めたり、肝心なところで物忘れが頻発したり。集中力が続かないわ、同じ話を繰り返すわで、観客もいつしか泣き笑いの状態に! 華やかな装いやスピーディーなセリフ回しなど、黒柳徹子ならではの見せ場も満載。1幕を見終わるころにはすっかり4人のとりこになっている。それだけに、後半の無謀な挑戦には全力で応援したくなる。やがて、迎えたコンサート当日。素晴らしい音楽と、完璧なのに笑いを誘う“ワケあり”なラストシーンには爆笑&感涙必至! 劇場に満ちる晴れやかな幸福感に、ムクムクと明日への希望が湧いてくるはずだ。
 
 公演は、4月3日(木)から6日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで公演。チケット発売中。

文:石橋法子



(2014年4月 1日更新)


Check
前回公演より

『想い出のカルテット
~もう一度唄わせて~』

〈黒柳徹子主演海外コメディ・シリーズ25周年記念公演〉

発売中 Pコード:434-277

▼4月3日(木) 18:00
全席指定-7500円

▼4月4日(金)~6日(日) 13:00
全席指定-9000円

梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

[作]ロナルド・ハーウッド [翻訳]丹野郁弓
[演出]高橋昌也
[出演]黒柳徹子/阿知波悟美/団時朗/鶴田忍

※未就学児童は入場不可。

[問]梅田芸術劇場■06-6377-3888

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