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世界を笑いの渦に巻き込む韓国発のノンバーバル・
アクション・コメディ『JUMP』が間もなく大阪上陸!
キャストのふたりにその魅力や見どころを聞いた

テコンドーやテッキョンといった韓国の伝統武術をはじめとする東洋武術を基盤とした韓国発のノンバーバル・アクション・コメディー『JUMP』。武術一家を中心としたハチャメチャな物語で爆笑を誘いつつ、鍛えられた肉体から繰り出されるスゴ技のパフォーマンスで魅了する人気のステージが間もなく、大阪で幕を開ける。
2002年の初演以来、韓国内はもちろんのこと世界中で上演されてきた『JUMP』。通産公演回数は10000回、動員観客数も400万人を突破と、その勢いは今なおとどまるところを知らず、この春は日本では初のツアーでの大阪上陸となる。
そこで、公演PRのために来日したパフォーマー二人に『JUMP』の魅力を詳細に語ってもらうことに。ご登場願ったのは、コミカルな笑いで盛り上げる泥棒役のホ・ヨプと、キュートながらもたくましい武術一家の娘役を演じるパク・ソジン。それぞれの『JUMP』の出会いから話を聞いた。

――まず、お二人の『JUMP』との出会いを教えてください。
 
パク・ソジン:私は日本に留学した経験があるのですが、留学中に『JUMP』の公演を初めて観ました。その時、韓国にこんな素晴らしい公演があると知って驚きました。そして、韓国に帰国してオーディションを受けて今に至ります。
 
ホ・ヨプ:僕はミュージカルを専攻していたのですが、並行して演技と演出も続けていました。ある日偶然、韓国でこのノンバーバルの公演を観て、台詞がなくても体でいろんな表現ができることに魅力を感じて、『JUMP』のチームに入ることに決めました。
 
――『JUMP』は2002年から始まっていて、細かい部分でのブラッシュアップやマイナーチェンジはあると思うのですが、ほぼ同じ内容のステージをずっと続けてこられています。そのクオリティをキープしつつ、さらに高めるためにお二人が心がけていたり、工夫されていることは何ですか?
 
ホ・ヨプ:『JUMP』はエキサイティングなマーシャルアーツ(東洋の伝統武術)をはじめ、伝統武術をたくさん取り入れています。そのクオリティ高く維持したり、もっと高めるために、トレーニングやウォーミングアップ、チームワークを大事にしています。舞台に上がる前は必ずトレーニング期間があります。人によって違いますが、大体、3ヵ月から1年ぐらいトレーニングを受けてやっと舞台に上がれるシステムです。そして毎日同じ公演をやっていますが、本番の3時間前には劇場に来て、ウォーミングアップをします。そうすることで負傷のない、クオリティの高い舞台を作っています。3つ目のチームワークですが、誰が見ても“あそこのチームワークはとても強い”と感じられるよう努めていますし、僕たちのチームは一番、いい状態と自負しています。
 
――トレーニングはどんなことをされるんですか? 
 
パク・ソジン:アクロバティックや武術の練習を中心にやっています。あと、演技のトレーニングも受けますね。アクロバティックだけで言うと、多い時で1日12時間、ずっと練習することもあります。
 
――練習生ではなく、舞台に上がっている方もそれくらいこなしているんですか?
 
ホ・ヨプ:キャストは、ほとんどの方が1日6時間くらいトレーニングをしていますね。公演がない時もです。その内容は、一般の方がされるような筋力アップや筋肉増強というトレーニングではなく、筋肉をもっと柔軟に、美しく見せるためのトレーニングです。ストレッチや筋肉のリハビリを中心にやっています。
 
――お二人は『JUMP』に入られる前から、武術やアクロバットのご経験はあったんですか?
 
パク・ソジン:全然。皆無です(笑)。
 
ホ・ヨプ:僕は前から柔道をやっていました。あと、K-1も。アクロバティックは『JUMP』に入ってから学びましたね。
 
――ソジンさんはダンスを習われていて、ヨプさんはミュージカルを専攻されていました。同じエンターテイメントのステージとはいえ、『JUMP』というノンバーバルのアクション活劇コメディはまた違うものだと思うんです。『JUMP』に入ってそのギャップに驚かされたことや、新たな発見などあれば教えてください。
 
パク・ソジン:ダンスの場合は、たとえば表情演技なんかは笑うとか、それくらいのもので、あとはダンスで魅せていました。でも『JUMP』は体のすべてを使って演技をしないといけません。そして豊かな表情を学ばないといけません。最初はそれがとても大変でしたね。あと、『JUMP』に入ってから体型も変わりました。肩幅が広くなりましたね(笑)。
 
ホ・ヨプ:ミュージカルや演劇では、台詞や歌で観客の方に感動を提供しますが、『JUMP』は言語を用いない、ノンバーバルの舞台です。ですから、僕の動きひとつ、表情ひとつにメッセージあるいはストーリーを与えることになります。そういう面においても、『JUMP』は総合的な芸術だと思っています。最初に観た時もすごく大きな感動を受けましたが、ノンバーバルについては今でも勉強しています。
 
――劇中、言語を発する場面もありますが、日本では日本語を使われるんですか?
 
パク・ソジン:はい。大阪弁もしっかり練習して準備しています。期待していてください。
 
――お二人は大阪での公演は初めてだそうですが、大阪という土地柄で思うことはありますか?
 
ホ・ヨプ:大阪は日本における“コメディのメッカ”だと聞いています。この『JUMP』という韓国のコメディ劇を大阪で上演した時、どんな反応が返ってくるのか非常に楽しみですね。ギャグのメッカ、コメディのメッカの大阪で公演をするのはひとつの挑戦でもあります。今回もお客さんの反応がよかったら、いずれ大阪に『JUMP』専用劇場ができるかもしれません(笑)。そんな夢も持っています!
 
――では最後に、お二人の役の見どころを教えてください。
 
パク・ソジン:私は中盤まではとてもきれいで、チャーミングな、女性らしい役です。でも、最後に近づくと性格が一転する場面があります。その性格が急変するその部分をポイントに観てください!
 
ホ・ヨプ:『JUMP』の舞台には9人が出演するのですが、9人のうち8人がほぼ同じ動きをするシーンがあります。その中で僕一人だけ違う動きをします。そこを楽しみに観てください!



(2014年3月31日更新)


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パク・ソジン(左)、ホ・ヨプ(右)

「JUMP」

発売中

Pコード:434-200

▼4月5日(土)14:00/17:30

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