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特別な知識は無用! ダンスや映像、そしてユーモアを
織り交ぜて魅せるエンタテインメント作品『エンロン』
東京公演の模様をレポート!

現在、天王洲の銀河劇場で4月29日(日)まで上演中の舞台『エンロン』。売上高全米第7位、世界第16位の巨大企業「エンロン」が破たんした事件を題材にしている本作は、破綻の核となった男たちの人間ドラマをエネルギッシュなダンスや迫力満点の映像で表現。そしてユーモアたっぷりのエンタテインメント作品に仕上げられている。大阪公演は5月12日(土)、13日(日)、シアターBRAVA!で上演。東京公演のレポートも到着、こちらもご参考にぜひ、劇場へ!

ビートの効いた音楽とダンス、スタイリッシュな映像や動物の着ぐるみ、はたまたスターウォーズまがいのライトセーバーごっこでマネーゲームを茶化す――「エンロン」は、名声と金でしか自分の評価を実感できない者たちの人間くさいドラマを、これでもかというぐらい視覚・聴覚的なエンターテインメントに仕上げたサービス満点な作品『エンロン』。

物語は、かつて“全米で最も革新的”と言われた企業が瞬く間に、 当時全米史上最大規模の破綻をきたした実話が基になっている。だが、作品のおもしろさを理解するのに、アメリカや経済の知識は無用。元ライブドア堀江社長が一躍“時代の寵児”と崇められ、その後、粉飾決算で実刑判決を受けるに至った浮沈を思い出せば、その雰囲気はわかってもらえるだろう。

市村正親は、突っ走って自分がコントロールできない次元まで来てしまった主人公を、哀れで人間くさく演じきり、香寿たつきはスリリングなライバル役を好演。元CEOのたかお鷹 、財務局長役の豊原功補 も含め、この事件は特別じゃなく、どこでも起こりうる悲劇(もしくは喜劇)なんだと教えてくれる。
 




(2012年4月26日更新)


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●公演情報

『エンロン』

発売中

Pコード:418-010

▼5月12日(土)・13日(日)13:00

シアターBRAVA!

全席指定9000円

[劇作・脚本]ルーシー・プレブル

[演出]デヴィッド・グリンドレー

[翻訳]常田景子

[出演]市村正親/豊原功補/香寿たつき/たかお鷹/秋山真太郎/伊礼彼方/植原卓也/末次美沙緒/ちすん/長谷川寧/林勇輔/古川雄輝/松原剛志/満島真之介/宮下今日子

※未就学児童は入場不可。

[問]シアターBRAVA![TEL]06-6946-2260

シアターBRAVA!
http://theaterbrava.com/

前売りチケットは公演日4日前まで販売
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