ホーム > インタビュー&レポート > 劇団赤鬼の俳優、岡本拓朗のプロデュース公演が 神戸電子専門学校内ソニックホールで上演!
劇団赤鬼の岡本拓朗が脚本・演出を手掛けるプロデュース公演『JUMPIN’JUNK TOYS!』。岡本が数年来、構想を膨らませ、昨年より一気に書き上げたという本作は、とあるトイメーカーの商品に憧れ、入社までした男の物語だ。劇団赤鬼での俳優経験を生かし、そのノウハウを演出面に生かしたいと意気込む岡本。本作も、繊細かつエネルギッシュな舞台を目指している。
「今回の企画の発端は、僕自身が役者のエリアだけではなく“作り手”という意味でどこまで出来るのかなと思った事が始まりです。そして劇団赤鬼で培ったものを、いい意味でも“赤鬼の岡本拓朗”テイストを離れず、裏切られるのかな…?と自分を知りたくなったことも一つです。手始めとしてはイケてない男の話を書こうと決めていました。そんな男の成長する姿を僕自身が見たいという気持ちも強かったですね。インスパイアされたのは映画『トゥルー・ロマンス』です。内容は全然違いますけど(笑)、そんな男とお客さんが一緒に歩める作品になればと思います。もしかしたら男の人寄りな作品かもしれないですが、個人としては女性にこそ観ていただきたい作品です。でも、お芝居を観たことのある人も、ない人も楽しめる作品だと思うので、いろんな方に観ていただきたいですね」(岡本)
なお、会場である神戸電子専門学校の学生も公演に参加するとのこと。劇団赤鬼とはまた異なる、岡本の新境地が間もなく開かれる!
【あらすじ】
一時は幾多のヒット商品を世に出していたトイメーカーの「カンダ 社」。しかし現在では時代の波に取り残され、業績は急降下。かつてはランク下であったライバル会社「シマト社」に追い抜かれてしまう…。
カンダ社の社員「笠井」は、同社のナンバー1ヒット商品『メタル侍』の熱狂的ファンであった。『メタル侍』に憧れ、『メタル侍』を生み出したカンダ社に進路を決めることとなる。
しかし、現在の会社の現状に満足できず、日々窓際で妄想にふける笠井。社員としての意欲も全くわいてこない…。
そんな時カンダ社で、笠井が高校時代に恋焦がれていた女性「須藤」と偶然再会することとなる。声をかけようにも、小心者の笠井は臆してしまい、声もかけられぬ始末。あの時の想いを伝えようとした時、笠井は須藤の秘密を知ってしまう…。
笠井と須藤の二人の行方は!?そして、カンダ社はかつての隆盛を取り戻すことができるのか!?
(2011年6月17日更新)
▼7月2日(土)18:00・3日(日)13:00/17:00
ソニックホール
(コンピュータ総合学園 神戸電子専門学校内)
前売2800円
当日3000円
学生割引2000円 ※当日学生証の提示要
(全席自由席)
[作・演出]岡本拓郎
[出演]大熊隆太郎(劇団壱劇屋)/山口尋美(劇団赤鬼)/下村和寿(劇団赤鬼)/湯浅崇(テノヒラサイズ)/大塚宣幸(大阪バンガー帝国)/丹下真寿美/濱本大史(神戸電子専門学校声優タレント学科)/大城由佳(神戸電子専門学校声優タレント学科)/土性正照(劇団赤鬼)/橋爪未萠里(劇団赤鬼)/岡本拓朗(劇団赤鬼)/柿谷結衣/岡崎愛/中林磨耶
※この公演は終了しました。