ホーム > インタビュー&レポート > 大阪の春の風物詩、大相撲三月場所が開幕! 貴乃花親方に今場所の見どころや相撲の魅力を聞いた
3月9日より始まった大相撲三月場所(大阪・BODYMAKERコロシアム)。今場所は鶴竜の綱取りに、東前頭筆頭まで番付を上げた遠藤の活躍などが注目を集めており、“荒れる春場所”との異名に相応しい好取組が期待されている。そこで、2012年より大阪場所担当部長に就任した貴乃花親方に、今場所の見どころや相撲の魅力を聞いた。
「遠藤は上位陣と対戦するところまで成績を伸ばしていますし、大阪のお客様を驚かせるような目覚しい活躍を期待します」と貴乃花親方。特に前半戦は「何年に1回あるかないかの面白い取組が組まれますので、ぜひ足を運んでください」と、“見ときゃよかった”と後悔しないためのアドバイスも。また、遠藤のみならず、遠藤と同世代の力士たちの活躍が、今後の相撲界の発展にもかかっているとも。「彼らが活躍すれば、近年にない相撲人気の連鎖が始まるような気がしますね」と展望を語った。
そして、「相撲は生で観るのが一番」と力を込める。「一度生で観ると、はまってしまう方が多いですね。朝8時から開館して午後6時まで、1枚のチケットで楽しんでいただけます。また、ふれ太鼓や土俵上での所作、行司さんの装束もそうですし、大相撲にしかない日本の伝統文化もぜひ体験してください」と観戦のみならず、場内に漂う相撲ならではの雰囲気を感じることも醍醐味の一つと推奨する。
今場所では親方がプロデュースした三月場所限定グッズの手ぬぐいとのれんも販売。唐草模様をベースに、力士と虎の絵が施された黄色と黒の“阪神カラー”が好評だ。「最初は、グリーンとかブルーとか、唐草模様のイメージに沿った色を選んでいたんですけど、大阪出身の方に“この色でしょう”と。そりゃそうだなと思って。唐草は“長く連なる、切れない”という意味のある縁起もの。いいことがあればなぁと思って作りました」と自信たっぷりだ。
最後に「相撲はスポーツでもないし、格闘技でもない。やっぱり伝統文化。そして始まったらすぐ終わっちゃいますから、ぜひお早めに!」とPRした。
大相撲三月場所は、大阪・BODYMAKERコロシアムにて3月23日(日)まで開幕。チケット発売中。
(2014年3月12日更新)