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mogari 1st フルアルバム『Bypass Pop』リリース。
やっぱりライブが好き!みんなで踊れる音楽を。

大阪を拠点に活動するバンドmogariが、1stアルバム『Bypass Pop』をリリースする。本稿では、初のアルバム制作を終えたmogariの3人にインタビュー!様々なジャンルの音楽を愛するがゆえに、やりたいことがよく分からなくなることもあったというmogari。アルバム制作や音楽の方向性などについて話を訊いていくなかで、3人が何度も口にしたのは「ライブ」「お客さん」というワードだった。やっぱりライブが大好き。自分たちもお客さんも楽しめる場を作りたい。そんな想いの詰まったアルバム『Bypass Pop』と、mogariというバンドの現在地を深掘りした。

mogariの音楽の形



――初っ端から御三方それぞれにお伺いしていきたいんですけど、それぞれどういった音楽に影響を受けてこられましたか?

古賀凜太郎(Vo / Gt)「僕は、まず「バンド」っていう形を知ったきっかけがORANGE RANGEで。ORANGE RANGEの曲って、全てのジャンルが入ってるんですよね。 アニソンPOPとかHIPHOPとかテクノシューゲイズみたいなものも入ってたりするし。 というので、「バンドってスゲー!」となったのがいちばん最初のきっかけでした。そこから自分でもバンド組んだりして、対バンとか観て、徐々に日本のインディーズにもめっちゃ影響受けてきたって感じです。 中学生くらいのときにはまだサブスクがギリギリ普及してなかったんで、GEOとか行って5枚 CD 選んでレンタルするとか好きでやってましたね。」

ナイトウ(Ba)「最初はほんまにRADWIMPS。 中学生でアジカン(ASIAN KUNG-FU GENERATION)とか、ちょっと前の世代の音楽だったのもあって、レンタルしまくって聴いてました。 メジャーなもの全部パンクとか聞いてて。 徐々にインディーズとか海外のガレージロックとかを好きになって、ベースも始めてみたいな感じで。」

――かっこいいなと思うベーシストっていますか?

ナイトウ「自分とは全然タイプが違うんですけど、RADWIMPSの武田祐介さんがかっこいいなって思います。」

――ベースを始めたきっかけは?

ナイトウ「全然、高校の学園祭でモテたくて始めました(笑)。そのまま大学で軽音サークルとか見てみようかなと思ったらボーカルの凜太郎に捕まって、知らん間に凜太郎が当時やってたバンドでベースを弾く羽目に。 」

ニシムラシンヤ(Gt)「僕も、初めて触った楽器がベースで。だから当時、ベースがかっこいい曲をいっぱい調べてまして。その中では、Red Hot Chili Peppersを人生でいちばん聴いてきたかな。そこから、Rage Against the MachineとかNirvanaを聴き始めて、最終的にはわりとポップパンク......2000年代のマイケミ(My Chemical Romance)とか Fall Out Boyみたいなバンドを、学生時代から今に至るまで聴き続けてるなって感じです。 」

ナイトウ「俺よりベーシストだ(笑)」

――mogariを組んだ当初っていうのは、具体的にはどういった音楽の方向性だったんですか?

古賀「そのときはちょっと散らかった感じの音楽性ではあったんですけど、今よりももっとフォークとか、それこそくるりの系譜みたいな感じとか。あとは、もっとオルタナティブなシューゲイザーっぽい音作りが今より多かったですね。」

――そこから、今のポップな音楽性になっていった経緯やきっかけを教えてください。

古賀「"どうでしょう"という4つ打ちの軽快でポップな曲があって。それをライブでやってるうちに、「ポップな音楽の方が、こっちも楽しいしお客さんもなんか楽しげやな」 って感じた。それをきっかけに、今回のアルバムにもどんどんそういうのを足していけたみたいな。 」

――お客さんとの、ライブを通してのコミュニケーションがきっかけだったんですね。

古賀「それがいちばん大きな要素ですね。元々やりたいことが多すぎて、結局どれをやったらいいかあまり分かっていないままずっとやってるから。じゃあ、「お客さんが楽しい方をやった方がいいよな」って。」

ニシムラ「やっぱり(自分たちも)ライブが好きだし。それなら、ライブに向けて曲を作っていた方が「人生の楽しさ」みたいなものになると思いました。」



『Bypass Pop』の輪郭と制作秘話



――それでは、今回リリースのアルバム『Bypass Pop』のテーマを教えてください。

古賀「「Pop」とついているのは、今後、フェスみたいな広くて大きなフィールドを前提にやっていけたらなと思って。 それこそ『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』みたいな土俵の上で、いちばん変なことをやってるバンドでありたいっていう感じですね。」

――「これからのmogariはこれだ!」と示すような、いわゆる名刺のような作品っていう感覚が強いでしょうか?

古賀「そうですね。 ただ、「ここからもっとびっくりするような音楽も作っていくぞ」っていう通過点みたいな意味もあるし、「(今の自分たちを)ここに置いておく」みたいな感じもあるし。 俺らもそれこそやりたいことがいっぱいあって、ライブを通したお客さんとの交流のうえで、今自分にできることを精一杯やったものをアルバムにしました。」

――「Bypass」の方に込められた意味や想いを教えてください。

古賀「フェスみたいな大きなステージに出るようなバンドになりたいというか、よりたくさんの人たちに向けて作りたいと思って。 だから、まずそれを前提として「Pop」という言葉を入れました。そこに、「Pop」と逆の意味にも取れる「Bypass」をあえて付けて、「ちょっと避ける」みたいなニュアンスを加えました。「全員と同じことをやるつもりは全くないですよ」みたいな意味で。 だから、『Bypass Pop』って名前がついてます。 」

――発案者はどなたですか?

古賀「僕です。」

――ニシムラさんとナイトウさんは、タイトルを初めて聞いたときにどう思われましたか?

ニシムラ「曲の方の"バイパスポップ"は、1年くらい前にレコーディングしてて。 で、その曲名が決まったくらいのころに、また(アルバム用に)5、6曲録ったんです。そのとき「真っ直ぐなポップではないよな」って思ってたら、凜太郎が「そのままアルバムにしちゃおうかな」って言ってて。めっちゃええやんって思いました。」

――ナイトウさんはいかがでしょう?

ナイトウ「わりと凜太郎は曲のタイトルについて悩みがちなんですけど、 『Bypass Pop』はいつもよりすんなり出てきた気がします。実際に悩んだ結果ではあるのかもしれないですけど、凜太郎がスッと「これで」って 出してきたタイトルだったんで、「ああ、もう腑に落ちてるのか」って思ったし、曲名の"バイパスポップ"も好きだったので、良いなと思いました。」

――『Bypass Pop』の楽曲は、雰囲気にけっこう一貫性があるなと感じていて。

古賀「むしろ、一貫性は持たせないようにしようとしてて。「めっちゃバラバラにしようかな」とか思ってたけど、実際できてしまったらまとまってたっていう感覚ですね。」

――踊れる感じの楽曲が集まっているなと。

古賀「「フロアが揺れるような楽曲」というところを常に意識して制作したというのはありました。」

ニシムラ「「ライブでやりたい曲」みたいな軸が、メンバーそれぞれの中にあるかもね。」

――いつごろのタイミングで、アルバム制作に踏み切ったんですか?

古賀「元々、アルバムを出そうというのが先にあって。1年半前に"ロックバイアス"って曲を出したんですけど、その曲ができたくらいからアルバムを作っていこうかなと動き始めました。」

――制作期間の話も訊いていこうと思うのですが、制作で最も苦労したことは何ですか?
 
古賀「「売れるものって何だろう?」って、多分バンドマンはみんな一回は考えると思うんですけど......。それを、頭のキャパがパンパンになるまで考えまくってたときが本当にしんどかった。 最終的に、それを全部無視して作ったって感じではあるんですけど。」

ナイトウ「スタジオで曲作りをしている段階で、明確に(制作の流れが)止まる時期があったんですよ。 3ヶ月くらい。曲はいっぱいあるけど、どれをレコーディングするかみたいなのがなかなか決まらなかったり。よく聞く「30曲作ったけど20曲ボツにしました」みたいな経験をしたことが今までなかったんですけど、今回のアルバム制作はわりとそれに近かったかも。」

古賀「みんなが知らん曲のデモ、いっぱいあると思います。俺が持ってるやつも、シンヤが持ってるやつも。アルバムという多くの曲を作るってこういうことなんだよっていう経験をさせてもらえました。」

――なるほど。せっかく作ったものを選ばないといけないっていう時点で難しいですもんね。 

古賀「選ぶ基準も難しくて、世間的に受けそうだからやりたいのか、自分がいいと思うからやりたいのかっていうところで葛藤はありましたね。」

――ニシムラさんは、何か特に大変だったなと思うことはありますか?

ニシムラ「曲自体はできるけど、これをよりいいものにしようってなったときですかね。凜太郎とか俺が作ったデモって、リフとかフレーズを繰り返すのが好きやからそういう曲がたくさんできていくけど、そういうのばかりが並んじゃうと飽きるっていうか。一曲の中でも何か展開を作るとか、そういう変化みたいなのを作らなあかんなぁみたいなことを思いながら、Cメロを入れてみたりギターソロを入れてみたりして。それがすぐ浮かぶときもあるし、「このCメロなんか違うな」みたいになるときもある。思いつかないときは、1ヶ月くらいみんなでスタジオの中で「どよーん」とするみたいな(笑)。 「なんかちゃうなぁ......」って話しながら。」

古賀「「何が足りひんねん?」とかね。」

ニシムラ「そうそう。結果的に今回はうまいことできたかなって感じはするけど、そこが難航した部分ですね。」

――続いて、制作期間で印象に残っている思い出があれば訊いていきたいと思うのですが、いかがでしょう?
 
ニシムラ「"めんどくせー"って曲があるんですけど、 それが2年くらい前に俺がギターとベースドラムだけ入れてたやつを、凜太郎に「メロディー考えて」って送って。そのときに送ったのって、2分半のうち2分くらいギターソロみたいな曲で(笑)。 今思い出したら「なんて曲作ってんねん」って思うけど。それを、2年越しくらいに凜太郎がメロディ入れてきたんですよ。」

古賀「(送られてきてから)全くノータッチだったやつを(笑)」

ニシムラ「そのサビのメロディとかAメロを聴いたときに、なんとなく展開が浮かんできて。「じゃあここをサビにして、次2番作ってアウトロ作ろう」みたいなのがパーっと浮かんだんですよ。凜太郎 のメロディも思ってた以上にすごくハマってるし、俺は思いつかんかったことやったし。凜太郎のメロディーが入ったことですぐ完成したイメージがある曲ですね。それが(制作期間の)最後の方やったから、特に印象深いです。」

――ひと足先にアルバム聴かせていただいたんですけど、"めんどくせー"がめちゃくちゃいいなと思っていたので、裏話が聞けて嬉しいです!さらに言わせてもらうと、"INU"も大好きで。

古賀「"INU"も"めんどくせー"もシンヤがデモを作ってきて、俺がメロディーを入れるっていう感じで完成しました。」

ニシムラ「"INU"を作ったときは、凜太郎から急に「ギターのスラップを入れたこういう系の曲ください」って、AIに言うみたいな発注されて(笑)」

古賀「(笑)」

ニシムラ「「作ってみます」って送って(笑)」

ナイトウ「"INU"に関しては、思い出というかリリースまでに一つ印象的な流れがあって。ギタースラップをする曲ができたんですけど、練習やライブでやってるうちにシンヤさんが「もうギタースラップいい」みたいな感じでやめようとすることが何回かあったんですよ。そのたびに、他のメンバーと今サポートしてくれてるドラムとの3人で、「絶対良いから!」って説得し続けて、なんとかリリースすることまでできた。」

ニシムラ「背中を押されてよかった。ギタースラップをやめようとした理由は、ライブでやるってなったときのイメージがあまり湧かなくて。やってる人も少ないし、やったときにフロアがどんな反応になるんかなって、ちょっと不安になったんです。最近はライブでずっとやってるけど、お客さんも「かっこいい」って言ってくれるから良かったなと今は思います。」

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古賀「思い出なあ......。制作期間中、一回病みましたね。「アルバムなんてヤバいな」と思って。それと並行してバンドの普段のライブ活動とかがあって。お客さんが増えていくとかめちゃくちゃでかいフェスに出るとかがないと、停滞してる感じもあるし。でも曲は考え続けないといけない。 バンドとしてどんどん駆け上がっていくための曲なのか、結成当初やりたかったことをやるための曲なのか......みたいなところで、「これ今何やってんねん」ってめっちゃ思いましたね。」

――制作期間としては、大体1年くらいでしょうか?
 
ニシムラ「大体1年半くらいやけど、多分ほんまに曲作ってる期間って4ヶ月とかちゃう?」

古賀「凝縮するとそうやな。」

ニシムラ「曲作ろうっていうタイミングが、制作期間1年半のあいだに3、4回あって。2か月くらいで3、4曲できて、また曲を作らない期間があって、みたいな。」

古賀「曲を制作しながらアルバムを録っていったんです。1年半かけて、2、3曲ずつ録っていく感じ。その期間の途中で、俺がボイトレ(ボイストレーニング)に通い始めて。だから、最初の方に録った音源と最後の方に録った音源とで、声の出し方が違うと思います。」

――そうなんですね!アルバムはレコーディングした順番で曲が並んでいるとも限らないでしょうし、聴き分けてみないとですね。

古賀「バラバラになってるんで(笑)」

――ちなみに、聴き分けるコツってありますか? 

古賀「基本的に、発声練習ばかりしていて。 低い声ってどうしても聞こえにくくなっちゃうと思うんですけど、その低い声も前に出るような声の出し方が少しずつできるようになってきてるとかがあるんですよ。」

ニシムラ「聞いてて思い出したんですけど、レコーディングの時に凜太郎が歌を録るってなって、「メロディと歌詞は変わらずやけど、歌い方は何個かあるよな」みたいな話になって。いつも通り歌った後に、俺とナイトウが「なんかもの足りひんわ」「なんかもっと癖強い感じで歌ってや」って言ったら、めちゃくちゃ曲にハマる感じのボーカルになって。その後も、「いや、もっとクセ欲しいな」「もっとクセ出してええで」みたいな感じのことをずっと言い続けた(笑)」

古賀「言ってた(笑)。だから、後半に録った曲の方が癖は強いです。」

――これも御三方それぞれに訊いていきたいんですけど、今回のアルバムの中での推し曲を教えていただきたくて。 

古賀「1曲目にしているくらいなんで、"カタにハマる"はまず聴いてほしいかも。タイトルで気になって聴いてもらうのがいちばんいいですけどね。」

ナイトウ「僕は、"ほーみたい"が推し曲ではあるかも。同期みたいなバンドサウンド以外の音を入れるっていうのを、今まであまりやってこなかったので。ジャンルで言ったら何なんやろ?」

古賀「何なんやろね。」

ナイトウ「でもなんか全然違うといえば違うんですけど。僕は、1975っていう海外のバンドがめちゃくちゃ好きで。 このバンドもダンスっぽい曲がいっぱいあるんですけど、"ほーみたい"はなんかそれにちょっと近い......。単純に、自分のいちばん好きなジャンルに近い。」

古賀「メンバーに、思わぬ響き方をしてますね。 日本でいうとDOPING PANDAとか、少し前の世代のロキノンの中の、ダンスロックバンドみたいな感じをけっこう意識してて。で、実際の曲自体はラップっぽいこともしてて、新しい感じに見せようとはしたんです。でも、"ほーみたい"はマジで他に例えようがあまりなくて。それこそ、色々なものが詰まった曲っていう感じなんです。」

ナイトウ「自分が("ほーみたい"を)好きな理由をあんまり言語化できなかったけど、そういうところが好きなのかもです。」

――色々なジャンルがブレンドされている分フックがいっぱいあるから、聴く人の好きな音楽やルーツによって感じ方が違うっていう。色々な味がする曲ということですね。 

古賀「2000年代ダンスロックバンドとか、tofubeatsとかみたいなちょっとポップな感じの音楽......それと、今最前線で活躍してるような邦ロックみたいなものも、もちろん型としてあるんで。 多分みんな全然(人によって捉え方が)違う気がする。」

――ニシムラさんあったりしますか?推し曲最初に聴いて欲しい曲とか。
 
ニシムラ「俺は"バイパスポップ"ですかね。中学生や高校生時代を思い出すような、懐かしい感覚があって。それと、mogariの「素」な感じがするというか、3人とも特にまっすぐに好きな曲かなと思います。」

――曲名はカタカナ表記で"バイパスポップ"ですけど、アルバム名は英語で『Bypass Pop』ですよね。細かいところですが、これって何か意図はありますか?

古賀「結構もうそのままなんですけど、アルバムは英語のタイトルが良かったんですよ。 曲の方はカタカナで元々あったんですけど、アルバムは英語表記がいいからってこうなった感じです。」

ニシムラ「よく考えたら、レッチリって『Californication』ってアルバムにはちゃんと "Californication"って曲があって、『By the Way』ってアルバムには"By the Way"って曲があるし......。俺、初めてめっちゃ音楽聴いたのレッチリやから、曲名がアルバム名になるって当然のように思い込んでた時期があったけど、最近そういうのってみんなあんまりやってないよな。そういう意味でも、懐かしくてめっちゃええタイトルやなと思います。」



"INU"探しの真相



――次は、"INU"の MV のアイデアが面白いなと思っていたのでぜひ訊いてみたいんですけど......。 お散歩中のワンちゃんに協力してもらうというのは、どなたのアイデアでしょう?

古賀「グラフィックデザインや映像制作をやっている、今崎ソラっていう人のアイデアです。その人と「このアルバムを出すために、映像とかジャケットとか面白そうなやつを一緒に考えよう」って色々考えてて。"INU"をシングルで出すって決まったタイミングで、「じゃあ、歌詞に出てくるワンちゃんを全部自力で探しに行きましょう」みたいなこと言われて(笑)」

――番組になりそう。
 
古賀「ほんまに。長居公園とか大阪城公園とかでワンちゃんと散歩中の人たちに声をかけ、「え!?何ですか?」って言われて......を繰り返す作業。」

――メンバー皆さんで探しに行かれたんですか?

古賀「行ったの俺だけです(笑)。で、いちばん動いてくれたのがその今崎ソラっていう映像監督と彼の嫁さん。2人で5日間くらい探してくれました。 俺は、大阪城公園の撮影に参加して。 首からラミネートした紙を提げて「ワンちゃんを撮らせてください」みたいな。めっちゃ怪しいんですけどね......(笑)。大阪城公園の噴水があって、緑の人工芝みたいな所にワンちゃんが5、6匹一緒に来て。めっちゃ嬉しいけど、「どのワンちゃんからいく......?」「この1匹いった後に他の人に声をかけに行くのはちょっと気まずいな......」とか迷ったんです。」

――確かに。「うちの子、声かけられなかった......」って思われちゃうかもなってなりますもんね。

古賀「でも、監督は既に4日間やってきたのもあってめっちゃ慣れてて。「こういうときは、まず手前のワンちゃんに声をかけて、奥のワンちゃん連れている人たちに『こういうのを撮ってんねや』って感じで見せといて、そのあとで声かけましょうよ」って言ってもらって(笑)。その通りに進んでいきましたね。」

――歌詞に「サモエド ハスキー ダックス 柴」とか色々な犬種が出てきますけど、それに合わせて探さなきゃいけないっていうのもきっと大変でしたよね。

古賀「そう。」

ニシムラ「(MVには)猫もおるしな(笑)」

古賀「犬も猫もおる(笑)。一瞬ずつ犬が映るところで、大体の犬は実際の年齢が「〇〇ちゃん‪×歳」って書いてあるんですけど、歌詞ではけっこう珍しい犬の名前とか出してるんで、そこはもう「映像素材のため年齢不詳」って書いてるんですよ(笑)。ブラバンソンとか。」



ツアーについて



――次はリリースツアーについて喋ろうかなと思うんですけど、まず会場について。京都はlivehouse nano、東京は下北沢SHELTER、大阪は心斎橋Pangea。この3会場に決めた理由を教えてください。
 
古賀「京都でいちばんお世話になっているライブハウスがnanoで。京都のバンドともたくさん出会ったし、店長のモグラさんのことも好きだし。SHELTERは、まだ出演したことがないんですけど、僕は何回も遊びに行っていて。東京でライブがあるタイミングでSHELTERも行くみたいなことをしていたのもあって、憧れで決めました。」

――具体的に、SHELTERで観たどのバンドに憧れて「自分たちもここでやりたい!」と思いましたか?

古賀「大阪の先輩、愛はズボーンがSHELTERでワンマンやってたのを観に行って「いいな」って思いました。」

――身近な先輩バンドがきっかけの一つになるって素敵ですね。続いて、Pangeaですが......mogariの皆さんにとっては、拠点ですよね。

古賀「一番出てるくらいです。」

ニシムラ「Pangeaが関わる全てのフェスに出させてもらってます(笑)」

古賀「Pangeaは、拠点にしている僕らから見ても独特なカラーを持っているライブハウスだと思ってます。Pangeaの店長 / スタッフはもちろん、よく出演してるバンドマンの先輩や後輩も尖った人が多いけど誰も諦めてない。そんなところが好きでツアーファイナルはPangeaしかないなと決めました。」

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――次は出演者について。まず、京都編のFATE BOX、Akane Streaking Crowd、THE HAMIDA SHE'Sから訊いてもいいでしょうか?

古賀「実は、2025年1月のFATE BOXのツアーとほぼ全く同じメンツで。 ULTRA CUBだけ解散しちゃったけど、「同じメンツで今度はnanoで」っていう裏テーマを構えたところがあって。 実際、あの日からこの1年間でどんどん仲良くなっていったっていう、伏線回収みたいな一日ですね。」

ニシムラ「京都でツアーに呼びたい人を集めたら自然とそうなっちゃうよね。」

――兄弟対決みたいな感じになりそうで、楽しみですね!次は東京の対バン、ルサンチマンとomeme tentenについてお願いします。

古賀「ルサンチマンは、俺が今mogariとしてバンドをやる前からめちゃくちゃ目立ってるバンドで、ずっとカッコいいことやってる。 で、いつかは絶対(対バンを)やるだろうなと思ってたんですけど、なかなかできなくて。「アルバムリリースのタイミングやし!」と思い切って誘ったらOKをしてくれたっていう。」

――そして、omeme tentenはいかがでしょう。オメテンは東京拠点のバンドですが、Pangeaにもよく出演しているバンドですよね。

古賀「そう、最初は住田(Pangeaスタッフ 住田悠真さん)の提案だったんです。聴いてみたら、「めっちゃいいな」と思って。この前もセカラン(LIVE SQUARE 2nd LINE)にツアーで来ていたので観に行きました。東京で活動してる同世代で、これだけいい歌を歌えるバンドが出てくれるのはめっちゃ嬉しいなって思います。」

ニシムラ「オメテンとかルサンチマンとかって、やっぱり「Bypass Pop」って感じやからね。」

古賀「オメテンの"クリーミー呪って"って曲。あれすごすぎて......。ライブで観たときも、ダントツで鳥肌立ちましたね。」

――お互いに違うところはありつつ、何か通ずるものがありそうな感じですよね。続いて、大阪はまだ未解禁ですが......。どのようなバンドに依頼中なんですか?

古賀「大阪は信頼しているライブハウスでのツアーファイナルになるので、音楽も人柄も信頼できるバンドに出演をお願いしています。初のフルアルバムのリリースを締めくくる1日にするべく、全力を尽くす所存です!」

インタビュー・文/竹内咲良




(2026年10月27日更新)


Release

Album『Bypass Pop』

配信中
Format: Digital
Label: FRIENDSHIP.

[TrackList]
01. カタにハマる
02. ほーみたい
03. ロックバイアス
04. INU
05. yup!
06. めんどくせー
07. 何様
08. バイパスポップ
09. 日々不調気味洗浄中
10. 青すぎるブルー
11. marine park.

配信リンクはこちら

Live

mogari 1st Full Album「Bypass Pop」Release Party

PICK UP!!

【京都公演】

▼11月21日(土) 18:00
Live House nano
前売-3000円(整理番号付、ドリンク代別途要)
[出演]mogari/FATE BOX/Akane Streaking Crowd/THE HAMIDA SHE’S
[問]mogari.jpn@gmail.com

【東京公演】

▼12月17日(木) 19:00
下北沢SHELTER
前売-3500円(整理番号付、ドリンク代別途要)
学割-3000円(整理番号付、ドリンク代別途要)
[出演]mogari/ルサンチマン/omeme tenten
[問]mogari.jpn@gmail.com

PICK UP!!

【大阪公演】

▼2027年1月16日(土) 18:30
LIVE HOUSE Pangea
前売-3500円(整理番号付、ドリンク代別途要)
学割-3000円(整理番号付、ドリンク代別途要)
[出演]mogari
[問]mogari.jpn@gmail.com

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