ホーム > インタビュー&レポート > “『恋の中央線』はMATSURIの新境地” 昭和歌謡から令和のトンチキソングに通じる 新曲の中毒性と制作秘話に迫る
個性豊かなメンバー6人
絆や友情がより増していってる
――昨年のデビュー以降、精力的に活動されてきた中で、グループとしてどんな変化がありましたか?
小野寺「メンバー6人でいろんなことを一緒に乗り越えていく中で、絆や友情がより増していってると思います。僕らは歌手であり、それ以外にもタレントや俳優として、マルチな活動をしているので、一人一人がより自分の個性を磨いていこうという気持ちが強くなりました。僕はMCを担当していて、テレビのクイズ番組や情報番組に出させていただく機会があるので、日頃から音楽以外のことも勉強もするようにしています。今年は世界遺産検定1級を取得しました。それがきっかけでテレビに出る機会も増えているので、自分で考えて行動してきたことで、きちんと結果を出せているなとすごく実感してます」
――松岡さんはいかがですか?
松岡「僕はこのメンバーの中で誰よりも先に演技というものにチャレンジしてきて、今年はドラマにも出させていただきました。俳優活動をやっていく中で、自分自身も成長できた部分もあり、僕の道はこれだなと思えるようになりました。朗読劇にも3度ほど出させていただきまして。それまでは演技しながら泣いたことがなかったんですけど、その時は自然と役に入り込んで、涙がぼろぼろぼろぼろ出てきたんです。それを見たお客さんや、(この取材時に)横にいる小野寺も本当に絶賛してくれました。それで、これが僕の生きる道のひとつなのかなって...。自分自身で気づいたっていうよりは、周りの人がそう気づかせてくれました」
――松岡さんはプロフィールの趣味の欄に占いと書かれてましたが、ご自身で何か占いをされたりは?
松岡「自分で何か占いができるわけではないんですけど、占いに行くのが好きなので、いろんな占いをしてもらって、いいことだけ信じてポジティブに生きてます(笑)」
――ちなみにどんなことを占ってもらいますか?
松岡「MATSURIの活動の中で、自分はどうしていくべきかとか、これから何をやったらいいのかなと。僕は演技やりたいなって思ってるんですけど、ある占い師の人に、前世はヨーロッパのミュージカル女優で、女性の曲とかめちゃくちゃ合うよって言われました」
――その占い師さんは松岡さんがどこか女性的な感性も持ってらっしゃるのを感じとったのかもしれません。それは歌の表現力にも通じるものがありますよね。
松岡「そうですね。その占いをしてもらってから演技とか歌にもより自信がつきました」
――小野寺さんが歌の面で自信を持っているのはどんなところですか?
小野寺「僕はそんなに歌は得意じゃないんですけど、顔がけっこう中性的で声がハスキーなので、ギャップがあるねっていわれるんです。メンバーの中で一番低い声が出るので、それを活かしてコーラスの時もチームに貢献できてたらいいなっていう風に思いながら活動してます」
――確かに小野寺さんと松岡さんも違うし、メンバー6人それぞれが個性豊かですね。
小野寺「そうですね、そこはMATSURIとして大きな強みなのかなって。それが各自の仕事に表れてきています」
電車をテーマに男女の恋愛模様を描く
『恋の中央線』のサビは情熱的な歌唱
――10月14日リリースのニューシングル『恋の中央線』は、MATSURIらしい昭和歌謡的な雰囲気に令和的なポップ感が強まって、歌詞にもフックがあり、一度耳にすれば忘れられないナンバーとなっています。
小野寺「今までの1stシングル、2ndシングルは昭和歌謡というかムード歌謡ど真ん中でしたが、今回はちょっとポップなイメージというか、世間で今流行ってるトンチキソングっぽい感じですね。電車がテーマになってるようで、歌詞の世界観を紐解いていくと、男女の恋模様が描かれていて、意味深ですごく面白く表現されているなっていう風に感じています。そういった意味で僕たちにとっても新境地なので、これをきっかけに飛躍していきたいなと思っています」
――そもそもMATSURIは秋元康さんのプロデュースですが、今回の『恋の中央線』は秋元さんの作詞作曲ではないんですね。
小野寺「そうなんです。秋元康先生がプロデュースするグループとしては初めて、表題曲(『恋の中央線』)に秋元先生が作詞に携わっていません。秋元先生は、"本当に素晴らしい楽曲と出会ってしまったので、僕の手を入れてしまうとこの世界観が崩れてしまう"とおっしゃられていて。それだけ秋元先生が惚れ込んだ1曲なので、僕らも今まで以上に気合を入れてレコーディングしました」
――歌うときに難しかったところや、ここを聴いてほしいというポイントは?
小野寺「やっぱり駅名って、正直その土地に馴染みがないとあまりピンと来ないと思うんですよね。例えば、一番の最後に<きっと夜更けの日野から八王子>っていうフレーズがありまして。"八王子"はわかっても、"日野"ってもしかしたら聴き取れなくて、駅名と捉えられない可能性もあるので。そういったところは、"日野"をしっかり立てるような歌唱法に全員がトライしています」
――松岡さんはいかがですか?
松岡「そもそもこんなに駅名が羅列してる歌って、今まで存在してたのかなって(笑)。だから、レコーディングでも感情を込めて歌うっていうのがちょっと難しかったですね。東京以外の人はわからない駅も多分いっぱいあると思うんですけど、さっき小野寺が言ってたように、駅名がちゃんと聞き取れるように言葉を立てるというのはすごく意識して、そこはみんなでしっかり話し合ってからレコーディングしました」
小野寺「レコーディングの時に、前半を歌っている松岡が、"駅員さんが駅名をアナウンスするようなニュアンスで、あまり抑揚をつけたりしすぎずに、まっすぐな気持ちで歌っている"って言ってたんです。それがこのコンセプトにあった歌唱法で非常に素晴らしいなと思いました」
松岡「<東京 神田 御茶ノ水>っていう最初の部分を歌う時に、あんまり自分の癖を入れすぎると聞き取りにくいかなと思って、駅員さんをイメージして、一回無心で歌ってみたんですよ。そしたら、そのテイクが使われました」
――歌詞は中央線の停車駅を巡りながら、恋のロマンスを絡めていて。中央線の"中央"と"チュー(キス)"をかけてるのかなと(笑)
小野寺「元々デモの時が、"中央線 中央線 チュッチュ!トレイン"みたいな感じだったので、そのニュアンスは感じとっていて。基本的には男女の恋愛模様が描かれてるので、サビは情熱的な歌唱にした方がいいよねっていうのは、メンバー全員で共有されてます」
松岡「僕も最初デモ音源を聴いた時の"チュッチュ"っていうのはめっちゃ頭に残ってたんで、そういう意味だろうなと思って、<Choo-Oh~>というフレーズを歌う時はそういう表情をしながら歌ってます(笑)」
――とはいえ、あんまりいやらしくならないように、爽やかさも大事にされてるんですかね?
松岡「そうですね。でも、けっこう腰を振ってるダンスもあるので(笑)。セクシーさの表現は多少ありますね」
――それはライブパフォーマンスにおいても?
松岡「そうですね。一見、セクシーさは見えないかもしれないですけど、ところどころポイントでちょっと大人っぽい感じの振りや表情があったりします」
全員のボーカルの良さを感じてもらえる
カップリングの『ライライライ』
――カップリング曲の『ライライライ』はサンバ風の曲調で、この曲も自然と踊り出したくなる楽しいナンバーですね。
小野寺「"ライライライ"、"アイアイアイ"っていうフレーズが出てくるサビは6回あって、メンバー1人1人が担当しているので、そこはけっこう聞きどころなんじゃないかな。MATSURIは全員がメインボーカルを取れるグループなので、その良さをすごく感じてもらえる一曲になっています」
松岡「元々『ライライライ』が表題曲だったのですが、その後にカップリング曲として出来た『恋の中央線』を聴いた秋元先生が、"表題曲はこっちのほうが良い"、という風に推されて。『恋の中央線』がメインになり、カップリングが『ライライライ』になったんです。サビの部分はTikTokとかでも一緒に踊ってくれそうなダンスを僕と小野寺で考えたし、『ライライライ』も『恋の中央線』と同じぐらいの熱量をかけて制作をさせていただきました」
――歌詞にもちょっと大胆なフレーズもあって(笑)
松岡「<一度抱かれてみないかい?><今夜だけで構わない>とか、今時こんな歌詞があるんだ!っていうくらい(笑)衝撃でしたね。本当に昭和の時代の歌詞みたいで、ここはすごく個性が出てるなって」
――そういうところは、リアルに昭和歌謡を聞いてきた世代のツボにきそうだし、平成・令和世代の若い方は新鮮に聞こえるかもしれないですね。
松岡「そうですね。もう本当にストレート過ぎていいなって思いました」
Zepp Osaka Baysideでは
ふだんのホールとは雰囲気も変わる
そういうところも楽しんで
――今後はどのようなところにもっとアピールしていきたいと思っていますか?
小野寺「本当にどの世代でも、40代以上の方は"懐かしいな"って思ってもらっても嬉しいし、10代から30代の方には、"あ、こんな曲もあったんだ"、"こんな曲を知って嬉しい"って思ってもらえるような感情を与えていけたら、我々が昭和歌謡を歌っている意義はあるのかなと」
松岡「けっこう親子で聴いてくれる人が多くて。お母さんが最初にハマって、その後に娘さんもハマってくれるとか、逆のパターンもあるんですけど、これからもいろんな親子をいっぱい虜にしていきます(笑)」
――MATSURI旋風はさらに広がっていきそうです。では最後に大阪公演に向けて意気込みをきかせてください。
松岡「ステージでは僕たちの6人の仲のいい姿や絆を表現していて、そこが見どころです。僕たちはライブが本当に一番好きで、何より僕たちが一番楽しんでるので、その楽しんでる姿を観て、みなさんにより元気になってもらえたらって思います」
小野寺「今回のツアーは僕が演出と構成を担当しています。10都市20公演で何度でも観たくなるようなライブにするというのを念頭に置いて作ってるので、その土地その土地でしか観れない曲だったり演出があります。大阪も大阪ならではのステージになるように、より一層ブラッシュアップしていきたいなと思っています。
基本的に昭和歌謡とか、僕たちのファンの方はライブハウスに足を運ぶことがあまりないかもしれないので、この機会にZeppのようなライブハウスの空気感というものを感じていただきたいなと思います。普段やっているホールとは雰囲気や音響も変わると思うので、そういうところも楽しんでほしいですね」
Text by エイミー野中
(2026年10月27日更新)
発売&配信中
【CD+DVD】
AVCD-61783/B/2200円(税込)
初回封入特典:トレーディングカードA(全7種中1種ランダム封入)
◆収録内容
<CD>
01. 恋の中央線
02. ライ ライ ライ
03. 天秤座の男
<DVD>
01. 恋の中央線 Music Video
02. 恋の中央線 Behind the Scenes
【CD only】
AVCD-61784/1200円(税込)
初回封入特典:トレーディングカードB(全7種中1種ランダム封入)
◆収録内容
<CD>
01. 恋の中央線
02. ライ ライ ライ
03. お嫁サンバ
ご購入・配信リンクはこちら
MATSURI…小野寺 翼、鈴木 渉、橋爪健二、松岡 卓弥、柳田優樹、渡辺 真からなる6人組。秋元康プロデュースで「昭和歌謡・昭和ポップスを現代に」というコンセプトで誕生。時代を象徴して大衆に愛されている歌があふれていた昭和の時代!昭和歌謡を令和の時代にリバイバルさせ、日本を元気にさせるべく実施された「夢をあきらめるな!オーディション」で、3000人以上の中から勝ち取った個性的なメンバーが揃っている。
【群馬公演】
▼10月23日(金) 13:30/17:30
高崎市文化会館
▼11月6日(金) 14:30/18:30
Zepp Osaka Bayside
一般指定席-7700円 着席指定席-7700円(公演中は必ず着席していただくお席です)
※3歳以上有料。3歳未満のお子様でもお席が必要な場合はチケットをお買い求めください。
※開場・開演時間は変更になる可能性がありますので、ご注意下さい。
[問]キョードーインフォメーション■0570-200-888
【福島公演】
▼11月23日(月・祝) 13:30/17:30
喜多方プラザ文化センター 大ホール
【福岡公演】
▼11月29日(日) 13:30/17:30
福岡国際会議場 メインホール
【東京公演】
▼12月6日(日) 13:30/17:30
Zepp DiverCity(TOKYO)
公式サイト
https://show-wa-matsuri.com/
公式Instagram
https://www.instagram.com/matsuri_6_official/
YouTube
https://www.youtube.com/@MATSURI6-