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新章突入のニューアルバムを携え
全公演異なるパフォーマンスのツアーへ

THE RAMPAGEの5人組派生ユニット・MA55IVE THE RAMPAGEが9月30日に3rdアルバム『DEPARTURE』を発表。同作は、昨年始動し今年6月に行われた日本武道館公演までの「MA55IVE UNION Project」を経て、新たな一歩を踏み出すための一枚となり、メンバーの進化とグループとしての新たな挑戦を象徴した内容になっているという。そんな最新作について、今回は神谷健太、浦川翔平、鈴木昂秀にインタビュー。リラックスしたトークで、ニューアルバムの背景はもちろん、ステージ上での意外な駆け引きまで語ってくれた。ライブでの爆笑エピソードをお見逃しなく。

――まず『DEPARTURE』の話の前に、多くのアーティストとコラボレーションを重ねた「MA55IVE UNION Project」と、6月10日の日本武道館公演について聞かせてください。

浦川「UNION ProjectでガラリとMA55IVE THE RAMPAGEの方向性や運命が変わりました。なんか......僕たち実は徳を積んでいるのではないかなと思うくらい(笑)。『MA55IVE BASE』(MCを務めた音楽番組)でアーティストの方とコラボが生まれて、そこからさらに話が膨らんで、日本武道館では(ゲストが)22組も参加するようなライブに発展するという。なにがあるかわからないなと。やりたいことを言っていたら言霊で実現できるのだなと自分たちに無限大の力を感じました」

鈴木「MA55IVE THE RAMPAGEはもともとメンバー共通でヒップホップやブラックミュージックが好きで、THE RAMPAGEのコアな部分を音楽として届けたいとそういう楽曲をリリースしてきたのですが、いろいろなアーティストの方とコラボするなかで、自分たちの軸はブレずに向かいたい方向に向かっていたのだなと改めて感じましたし、たくさんの方に自分たちの音楽性を広げていただいて、それを日本武道館で全部発揮できたと思います」

神谷「コラボは常に勉強の気持ちで、楽しさやワクワクもあったのです、ついていかないといけない!と一生懸命でした。周りも集中して夢中になっていたのですが、それが報われた瞬間が日本武道館公演でした。日本武道館では僕たちが主催で、僕たちが(ゲストを)引っ張っていかなければいけない。自分たちで初めてコラボした楽曲を引っ張ったというか。公演は1曲目からAK-69さんが出てくださって、その時は僕らと対面する状態(位置)だったので、初めて対等に音楽を届けられる立場になったと感じました」

――その経験を経て、次のフェーズに向けたアルバム『DEPARTURE』をリリース。この作品には7つの新曲が収録されています。

神谷「自分たち同士でフィーチャリングした楽曲があることがUNION Projectを経て一つ成長した点で、リード曲の『DEPARTURE』も以前のMA55IVE THE RAMPAGEとは違った音楽性だし、そのほかの曲もバラエティに富んでいるので、一人ひとりの成長が顕著に現れた部分じゃないかなと思います」

鈴木「メンバー内で2人とか3人で歌うっていうのをやりたいねとずっと話はしていました。でもそれはまだ1回目のツアーをやっている途中で、たくさんの方々とのコラボもあって、自分たちの幅を広げ、それが身になっている時期だったので、僕らにはやることがほかにあるので、今はタイミングじゃないよねと。でもUNION Projectが終わり、もうやってもいいのではないかなと」

――ではその収録曲について。まずは表題曲「DEPARTURE」。

浦川「NAOtheLAIZAさん、P-CHOさん、JAY'EDさんでOMWというユニットをやられてるのですが、そのNAOtheLAIZAさんがこの曲はMA55IVE THE RAMPAGEに合いそう!と、YAMASHOさんに送ってくださって、いつかMA55IVE THE RAMPAGEでやりたいなとYAMASHOさんが寝かせてた曲なんです。日本武道館が終わり、この曲を次の表題曲にしたいねとなりました。P-CHOさんもJAY'EDさんも日本武道館に出ていただいたので、そのような空気感も全部知ってらっしゃって、YAMASHOさんと一緒にスタジオでセッションしたりしながら制作されました)。"九段下からの帰り道 余韻に浸る暇なく次のスイッチ"(のリリック)とかは、実際の武道館のことだし、 "きっとこれから立つRolling Loud, Coachella"という歌詞が入っていたり、思いが込められていますね。日本武道館で本当に1stフェーズのピリオドを打って出発できるなと。軽快なサウンドもとても合っていると思います」

――L(LIKIYA)さんは、「DEPARTURE」のMVで置いていかれてます。

浦川「あ、車に乗るところ。ライブ中のMCもそうなのですが、隣に健太さんがいたら、もうLIKIYAさんいじりが止まんないですよ。LIKIYAさん最年長なのに、1番いじられる雰囲気があります。ライブ来てもらったらわかります。」

(神谷はすました表情)

――違うみたいです(笑)!?

浦川「いや、(Lが)ライブ中に少し噛んでしまったりすると、すぐ(神谷がいじる)!」

鈴木「LIKIYAさん(噛むことが)多いよね(笑)」

浦川「もう、健太さんがVARの審判としてね(笑)」

鈴木「すぐ言うよね(笑)」

浦川「前も初日ということもあり、そういう(噛みそうな)雰囲気の時があって、LIKIYAさんが締めのコメントで5回ぐらい噛み散らかすから、締まらなくて、みんなでコケて(笑)。おちゃめな最年長です」

――それでMVでも置いていかれてたんですね(笑)。

浦川「MVは監督が役を決めているので、それでいうと監督さんもいじっていることになりますね(笑)、その空気感がやはりMA55IVE THE RAMPAGE特有というか。THE RAMPAGEは人数が多くてそのような雰囲気は出ないので、5人という人数で関係性がとても見えるMVになって、コミカルな部分もたくさん出ています」

――さて、今度は今日来ていただいた3人をフィーチャリングした3曲について。まずは4曲目、神谷さんと鈴木さんの「FEVER feat. KENTA, TAKAHIDE」。

神谷「これはもう機械で声を固めてやろうという曲でしたね。あまり普段は使わないのですが、今回はバリバリにオートチューンを使いました。海外でいうThe Weekndとか、きれいな高めのキーの曲を作ろうとなりなるべくトラックの音を抜いてがんばりました。そして、最終的に昂秀が合うのではないかと思って昂秀と組みました」

鈴木「ありがとうございます!」

浦川「(芝居がかって)参加してみて昂秀さん、どうでした?」

神谷「(同様に)まさか3日前とかに言われてない?」

浦川「(大げさに)はっ! なんの話ですか、それ?」

――ん(笑)?

鈴木「この曲を歌うということを、レコーディング3日前にスタッフさんから知らされて......」

浦川「(再び大げさに)えー、スタッフさんから? 神谷さんが選んだのにっ!?」

鈴木「(スタッフに)健太さんから連絡来ていますか?と言われて、いや、来てないですと言ったら、一応、この曲は昂秀くんが歌うことになっていて......よろしくお願いします!と言われたのがレコーディングの3日前(笑)」

神谷「LINE見るタイプでしょ? 俺、eメールだから」

鈴木「俺のアドレス、知らないじゃないですか(笑)!3日前に知って、でもとてもいい曲で、ピッチ感も最初に聴いたデモとは変わっていて、それだけ時間をかけて健太さんに作っていただいたので、一緒に乗っかってやらせていただきました。シンプルにかっこよくて好きな曲です」

――そして5曲目の「ocean view feat. TAKAHIDE, SHOHEI」は鈴木さんと浦川さん。

鈴木「世界観的には少し明るい、音楽ジャンルで言うとハイパーポップ。最近J-ヒップホップの方たちがやっているテンポが速いスタイルです。そこに1周して、これ流行るんじゃない!?というジャークミュージックというのがあるのですが......」

浦川「おいしいですよね~」

鈴木「それはジャークチキン。今のは全然関係ないですよ(笑)。で、ジャークミュージックというスタイルがあって、下のドラムスとかを入れてみたり。いろいろなものを融合したのちにできました。でもまじめな感じにはしたくなかったので、少しファニーというか、おもしろみのある楽曲に仕上げました」

――たしかに少しパーティ的な感じがしました。

鈴木「曲としてキャッチーに......すごく聴き込んでというより、聴き流せる曲が作りたいなというのがありました。いい意味でサラッと聴き流せる仕上りになったかなと思います」

浦川「僕はChaki Zuluさんという有名なプロデューサーの方と一緒にできたのもうれしかったですね。曲の頭にはChaki Zuluさんのサウンドクレジットも入っています。最初に聴いた時は、しんみり歌って、そのあとに早口でラップしたり。で、また少ししんみりしてサビへ行ったりと高低差が激しいので大変だなって思ったのですが、Chaki Zuluさん節も入りつつ、歌い慣れてきたらとても楽しい楽曲でした。昂秀とはFENNEL(eスポーツチーム『FENNEL』とLDHのブランド『*p(R)ojectR®』が行ったコラボレーションイベント)ですでに一緒に楽曲をやっていたので、自分のクセもわかってくれていたので、ラップも歌詞もノリもいろいろな部分で引っかかり(共鳴する点)がありましたね。先ほど昂秀が言ったようにコミカルな部分も組み込まれていて聴けば聴くほど......スルメのように味わい深い......なんならマヨネーズとカラシなんて付けちゃったりも。どうしようかしら? 七味も合うわね!という感じなので、ぜひたくさん聴いてください(笑)」

――はい(笑)。今"高低差が激しい"とありましたが、聴く側としてはスルッと聴くことができた印象です。

浦川「このアルバムの中だと一番なにも考えずに......(聴ける)。歌詞に深いストーリーや意味があるかと言われたらそうでもない。でも、言葉遊びが巧みに入っているから気にして聴いてもおもしろいです。聴き流すなら海沿いとかハイウェイとかのドライブとかいいのではないですかね」

――では6曲目の「Count Your Blessings feat. SHOHEI, KENTA, YAMASHO」についても。これはアルバム中でアクセントになる曲ですね。

浦川「だいぶスローテンポ。UNION Projectの時、自分のソロ曲としてTERIYAKI BOYZ®のWISEさんと『Time 2 Get Up feat. WISE, SHOHEI』という曲をやりました。これがファンのみなさんと一体となって手を振るようなゆるい感じで、MA55IVE THE RAMPAGEにもそのような楽曲が欲しいなと思って作りました。それで会議の時にWiz KhalifaとかSnoop Doggとか、西海岸系のゆったりしたチームソングを作ろうということになりました。プロデューサーは決めず、コンペで曲を集めて聴いて、一体感を持って育つ曲になるようにこの楽曲に決めました。歌詞の方向性はもともとあった歌詞から少し『DEPARTURE』に合うように変えてもらって、曲が合いそうな神谷さんとYAMASHOさんの95年(生まれ)AB型ツインズに頼んで......」

(神谷は無表情)

浦川「ちょっと嫌だったっぽいっすね~(笑)」

神谷「チッ......うれしいです」

全員「(笑)」

浦川「チッのあとのうれしい......ちょっとあやしい(笑)。でも、歌のやわらかさや、アニメのエンディングの夕暮れの絵......ポチポチ歩いているような......あの感じのテンションのエモさが欲しかったので、YAMASHOさんのラップとかメロディとか、エモい演出ができて、これまであまり一緒にやってこなかったお二人と作れて、とてもいい仕上がりになりました」

神谷「この曲はライブでファンのみなさんと育てていく曲だと思ってるので、これから一緒になって楽しめればと思います」

――歌詞もほどよく前向きでみんなで楽しむのにぴったり。

浦川「肯定感が上がるようなね。背中をちょんとこう(つっつく)、強引にじゃなくてそっと押してあげる系」

――それでは最後に『DEPARTURE』を掲げた「MA55IVE THE RAMPAGE 3rd LIVE TOUR 2026 "M5V" ~DEPARTURE~」のことを。すでに初日を終えられましたが、いかがでしたか?

神谷「楽しかったですね」

鈴木「はやかったね」

浦川「一瞬でしたね」

神谷「ちゃんと時間は経っているんだけどね」

――前回のツアーとの違いは?

神谷「初めてほとんど踊ってないので......」

浦川「99.9%。マスク(の捕集効率)みたいに100%とは言えないので99.9%(笑)」

――その理由は(笑)?

神谷「ステージの広さもなんですけど、今回はバンドを入れていて、ダンスダンス!という感じではないため、ダンスはしない方がいいのではないかって。したくないのではなくてしない方がいいという」

――自由度の高いライブになりますね。

神谷「ある程度はどこに行ったら次どこへ行くかみたいな......」

鈴木「......共通の空気感みたいな」

神谷「......のがあるなかで、ここどけよ!と思ったり(笑)。いや、なかなかセンター行きたがらないんでね」

浦川「そうね。みんな逆にセンターに行きたがらないです」

神谷「センター、空いてる」

浦川「よくわからないことに、ここ見せ時です。どうぞ!と譲っても、(譲られたメンバーがセンターに)行かないうちに戻るとかある。ここは絶対あなたがセンターですよ!と思いながら動くのですが、来てくれない(笑)」

鈴木「わかるわかる! 健太さん、来てくれない時あるもん。マジで(笑)!」

浦川「(神谷が)かかり上げる(見せ場の)とこなのに、え、そっち!?となって、俺も落ち着かない人みたいになって、もとの場所に戻ってとか(笑)。そのやり取りは見ていたらおもしろいかも」

――会場ごとに違うライブになりそうです。

浦川「まったく違いますね。立ち位置のリハしてないです。出る時にLIKIYAさんが真ん中というのだけ(決まっている)」

――しかし、そもそもセンターに行きたがらないのはなぜ?

神谷「なんだろうね。なんか......」

鈴木「......行きたくはない。なんか」

浦川「イヤでもないけど、そのあとにMCがあるとして、その直前のパートの最後がセンターだと、もしかして俺がMCを仕切んなきゃいけないのかな?って」

鈴木「そこにいるとMCでなにかしら背負わされるっていう(笑)」

浦川「でもだいたいYAMASHOさんが切り出してくれて真ん中になるのですが、真ん中にいると一瞬だけこう(仕切りの責任を感じて)......純粋な気持ちで歌えないっていう」

――なるほど。

神谷「でも1回例外があったよね。真ん中のお立ち台で、翔平が歌い上げるいいところがあって、そこは照明も真ん中に当ててもらうようにお願いしていて、それまでは自由なんだけどそこだけは本当に決めていて......」

鈴木「......前回のツアーでね(笑)」

神谷「で、そうやって決めていたのですが、本番、見たら昂秀がそこに立っていて(笑)」

全員「(笑)」

神谷「照明が昂秀に当たっていて。でも昂秀、なにも歌ってなくて、横の暗闇で翔平が熱唱していて(笑)」

浦川「お? あ!ってなって(笑)」

神谷「あれ、びっくりした(笑)」

浦川「あれはいいの出たね(笑)! 俺も早く気づけばよかったけど、もう間に合わなくて」

鈴木「全然気づいてなくて。僕、そういえばここだった?と思ったら、もう光っていて(笑)」

全員「(笑)」

鈴木「気づいたら隣の闇で翔平さんが熱唱してた(笑)」

浦川「暗いけどやる。やり切るしかない(笑)」

神谷「そんなこともありました(笑)」

――おもしろ過ぎです(笑)。

神谷「今回のツアーでも見られるかもしれないです(笑)」

浦川「関西、これから先にめちゃくちゃライブありますからね。ツアーは10月2日(金)が京都で、10月3日(土)が滋賀です。名古屋なら10月14日(水)にリリパも。ぜひ見に来てください」

Text by 服田昌子




(2026年10月19日更新)


Movie

Release

ALBUM『DEPARTURE』

[CD+DVD]
RZCD-67681/B~C/13200円(税込)
・スマプラフォト封入

[CD+Blu-ray Disc]
RZCD-67682/B~C/13200円(税込)

[CD ONLY]
RZCD-67683/3000円(税込)

[CD]
01. DEPARTURE
02. The Cage
03. Rearview feat. L, YAMASHO
04. FEVER feat. KENTA, TAKAHIDE
05. ocean view feat. TAKAHIDE, SHOHEI
06. Count Your Blessings feat. SHOHEI, KENTA, YAMASHO
07. REPLAY
全7曲収録

[DVD / Blu-ray]
・MA55IVE UNION at 日本武道館
・MA55IVE UNION at 日本武道館 DOCUNEMTARY
・DEPARTURE (MUSIC VIDEO)
・DEPARTURE (MUSIC VIDEO MAKING MOVIE)

Profile

THE RAMPAGEのパフォーマーであるL、神谷健太、YAMASHO、浦川翔平、鈴木昂秀の5人によって2020年に結成された、“マイクを握るパフォーマー”という新たなスタイルのヒップホップユニット。デビュー曲「Determined」をはじめ、映画『HiGH&LOW THE WORST X』劇中歌「RIDE OR DIE」、アニメ『喧嘩独学』オープニングテーマ「Wild Boy」、鈴木昂秀主演映画『ただ、あなたを理解したい』主題歌「ガーベラ」など、数々の楽曲を発表。2025年には異なる才能との融合をテーマにした「MA55IVE UNION Project」を始動させ、2nd Album『EMPIRE CODE』をリリース。同アルバムを携えた全国ツアーを経て、2026年6月には初の日本武道館公演『MA55IVE UNION at 日本武道館』を成功させた。そして2026年9月30日には、3rd Album『DEPARTURE』をリリース。同作を携えた『MA55IVE THE RAMPAGE 3rd LIVE TOUR 2026 "M5V" ~DEPARTURE~』を開催し、新たなフェーズへと踏み出す。


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