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「なんじゃこりゃ、と言ってほしい」Galileo Galileiが
『Rise of The Man』に託す、“第一章”の終わり

2027年に結成20周年を迎えるGalileo Galileiが、10月28日に6曲入りのEP『Rise of The Man』をリリースする。前回の“Naked Hero”ツアーを経て、自分たちの“完成形”へと続く道が見え始めたという彼らは、これまでの歩みを“第一章”として終え、次の章へ進むことを決めた。第一章を綺麗に締めくくるのではなく、あえて「台無しにする」ために生まれた本作には、現在の彼らの赤裸々な感情と衝動が刻まれている。EP制作の背景やメンバーに起きた変化、11月14日に大阪・なんばHatchで開催される“Rise of The Man” Tour 2026について、Vo/Gt:尾崎雄貴、Dr:尾崎和樹、Gt:岩井郁人、Ba:岡崎真輝、Gt:DAIKIに話を聞いた。

第一章の終わらせ方を、ちゃんと考えなきゃいけない



――今回のEP『Rise of The Man』は、どのようなところから制作が始まったのでしょうか?

尾崎(雄)「前回の"Naked Hero"ツアーを経た頃から、バンドのフェーズがガラッと変わり始めた感覚があったんです。メンバーとも、「活動休止を経てGalileo Galileiをもう一度始めたけど、これから何をしたいのか、どうなりたいのか。それぞれがなぜ音楽をやって、なぜステージに立っているのかを、もう一度考えよう」という話をたくさんしていました。その中で、これまでずっと分からなかったGalileo Galileiの完成形が、なんとなく見え始めたんです。それなら、ここまでの僕らを"第一章"として一度きちんと終わらせて、次の第二章に進みたいということになって。」

――"Naked Hero"ツアーで感じた変化が、第一章と第二章の境目を意識するきっかけになったんですね。

尾崎(雄)「そうですね。僕らはもともとライブをたくさん回るバンドではないし、今もそうです。その分、ひとつのツアーやライブに向けるエネルギーや、そこで起きることがバンドにとってものすごく重要なんです。"Naked Hero"は、僕らにとってひとつの分岐点だったと思います。これまでライブで演劇をやったり朗読を入れたり、いろいろな表現に挑戦してきて、一言で言うと僕らってとっ散らかってたんですよ。そのとっ散らかりを含めて、自分たちがそこに意味を持たせて、僕らの音楽を好きな人が楽しんでくれるならそれでいい。自分たちで言うと皮肉に聞こえるかもしれないけど、「道化でいいや」という感覚が芽生えたのも"Naked Hero"ツアーでした。」

――それまで"未完成"だと感じていた自分たちを、とっ散らかった部分も含めて受け入れられるようになった......?

尾崎(雄)「そうだと思います。20年近くやってきたGalileo Galileiの完成形が何なのか、それまでは真っ暗闇でした。でも今は、完成形そのものというより、完成までの道が見えてきたという感覚です。今までは、地平線までずっと道が続いていて、何も見えなかったんです。でも初めてその先に何かが見えた。それはもしかしたら崖かもしれないし、それが本当に終着点なのかは、まだ分かりません。それでも、その先が見えてきた今だからこそ、ここまでを第一章として一度区切り、その先を第二章として始めたいと思ったんです。ただ、「ここから第二章です」と言うだけではなく、Galileo Galileiを好きでいてくれる人たちと一緒に第一章を終わらせたいと思った。それでまずツアーをやろうと考えました。」

――なるほど、第一章をファンと一緒に終える場として、まず"Rise of The Man"というツアーを構想したんですね。

尾崎(雄)「そうです。『Rise of The Man』という言葉も、最初はツアータイトルとして思いついたんです。そのツアーで何を見せるのかを考えて、そこへ向けた作品として今回のEPを作りました。」

――『Rise of The Man』というタイトルには、どのような意味を込めたのでしょうか?

尾崎(雄)「僕はずっと、孤独感を大事にして音楽を作ってきました。一人ではなくても一人で、闇の中にずっといるような感覚を歌ってきた。それが音楽を続けることで少しずつ晴れて、ようやく夜明けが訪れそうな感覚があるんです。そこから『Rise of The Man』というタイトルを思いつきました。僕は自分たちのライブ映像をあまり見ないんですけど、それもGalileo Galileiがどんな形や色をしているのか、見ないようにしていたからなのかもしれません。真っ暗で見えなかったし、未知だったからこそ楽しかった部分もある。でも20周年を迎える頃には、バンドも僕ら一人ひとりも、「こんな姿だったんだ」と見えてくる気がしているんです。今はまだ見えていないけど、もうすぐ見える。その瞬間をファンと共有したい。「やっと自分たちで自分たちの姿を見られるから、みんなも見てくれ」という思いがあります。」



"恥ずかしい"が減って、"カッコいい"が増えた



――では今作は、過去作と比べてどんな作品になりましたか?

尾崎(雄)「より赤裸々になってると思いますし、歌詞もよりパーソナルになっています。僕は、直接的に自分の気持ちを書くことを"便所の落書き"と呼んでて(笑)、便所の落書きは嫌いだし、恥ずかしいから絶対にやらないんです。だから自分の経験や感情を別の物語に書き換えてきました。ファンタジーが好きなのも、現実に起きたことを別の言葉や世界へ変換して、伝えやすくするところに魅力を感じているからです。でも今回は、直接的にすべてを書いたわけではないにしろ、本当は出したくなくて後ろ手に隠していたものをドン!と出した感覚があります。「僕はそうじゃないです」と振る舞って隠してきたものを出す。それは僕だけではなく、レコーディングやツアーの準備を通して、メンバー全員から感じていることです。みんな吹っ切れて素になってきてる感じがある。」

――そうなったのは何かきっかけがあったんですか? 

尾崎(雄)「年齢を重ねたっていうのもありますけど、DAIKI君が入ったことは大きいですね。DAIKI君って見た目オシャですけど、多分このメンバーの中で一番童心を持っている。「もう年齢も年齢だし、大人にならなきゃ」と思っていたGalileo Galileiに入ってきて、「いや、俺らはそうじゃないじゃん」と教えてくれている感じがするんです。以前は「この言葉や表現は恥ずかしい」と考えて、恥ずかしいことはしない、カッコいいと思うことだけをやるという消去法で選んでいた。でも、最近は「恥ずかしい」の範囲がどんどん狭くなって、"かっこいい"の範囲が広くなってきていると感じます。」

――他の皆さんの心境も変わってきているんですか?

岩井「もともと僕は、人前で自分たちの曲を披露して、「こんな俺ら、カッコいいんだぜ」と見せること自体が恥ずかしかったんですよ。だから以前はステージに立ってから、殻を破るか破らないかという選択があった。でも今は、もう殻が破れた状態でステージに立っているような感覚です。DAIKI君が加わり、ギタリストが二人になったことも大きかったです。DAIKI君とは、人間性も弾くギターの音色も違うから、明確なコントラストが生まれる。その違いによって、みんなの中にいて自分が見ようとしなかった僕自身の姿が、逆に照らされて浮かび上がってきたんです。」

――じゃあそういった変化が今のGalileo Galileiを形作っているんですね。

岩井「いろいろな出来事が、さまざまな方向から、僕らが共有している「Galileo Galileiとは何なのか」という問いに集約していく。それが今は面白いし、その感覚を言葉にしたものが『Rise of The Man』なのかなと、僕は解釈しています。」



第一章を"台無しにすること"を作品にしたかった



――今回のEPでは、全6曲を通して、リスナーにどんな作品として受け取ってほしいですか。

尾崎(雄)「第一章の締めくくりである今回のEPでやりたかったのは、"爆発オチ"なんです。どんな紆余曲折があっても、最後に全部爆発させればエンターテインメントになる、みたいな。20年かけて積み上げたものをガシャーンと壊したいわけではなくて、"台無し"にしてやりたくて、どう台無しにするかをすごく考えていました。台無しにすること自体を作品にしたかった。」

――積み上げてきたものを台無しにする必要があると考えたのは、なぜでしょうか?

尾崎(雄)「「20周年なので、ここから第二章です」と宣言するだけなら簡単じゃないですか。でも自分たち自身が「ああ、本当に第二章が始まっちゃったね」と納得できなければ、ファンにも伝わらないと思う。その状況を起こすために、一度台無しにする必要があると思ったんです。」

――綺麗に締めくくるという方法は考えなかったんですか?

尾崎(雄)「たしかにそういう方法もありますけど、第一章を綺麗に締めくくるのは自分たちらしくないと思ったんです。「青い栞」や「夏空」のような、青くて青春感のある楽曲のイメージだけを見ている人には、僕らがしっちゃかめっちゃかなバンドだとは思われていないかもしれない。でもファンは知っているはずなんです。僕らは裏切る側、壊す側で、「どこへ行っちゃうの?」「Galileo、どこへ向かっているの?」と思いながら、ずっと追いかけてくれている。」

――じゃあ収録曲も、これまでの作品とは違う世界観にあるんでしょうか?

尾崎(雄)「そうですね。僕がGalileo Galileiで描いてきた世界には、裏側でつながっている物語があるんです。「この曲の登場人物は、実はあの曲の登場人物と友達で」と、僕の中で勝手につながっている。でも今回のEPは、そのサーガから少し独立したものだと思っています。まだ終結していない物語をぶち切って、別のものをぶち込んで終わらせる。それを第一章の終わり方にしたかった。」

――なるほど。長く聴いてきたファンにとっても、意外な作品になりそうですね。

尾崎(雄)「「なんじゃこりゃ」と言ってほしいですね(笑)。」



音楽を通して、みんなに語りかけてみたかった



――表題曲「Rise of The Man」では、語りに近い日本語ラップが印象的でした。なぜ、歌うのではなく語ることを選んだのでしょうか?

尾崎(雄)「実はデビューしてしばらくは、歌そのものを評価されることってあまりなかったんです。そこから「GGは歌がいいよね、歌詞がいいよね」と言ってもらえるようになった頃、「あ、じゃあ僕はステージで喋ればいいんだ」と思ったんですよ。僕の歌詞って、僕が喋りたいことだから。もちろん音楽やメロディに乗せるけど、意識としては、みんなの前に立って「俺の話を聞いてくれ」と伝える感覚をつかんだんです。そしたら「お前らさ」と語りかけることを、もっと強くやってみたくなった。それで今回は、語りに近いラップで喋ってみようと思いました。」

――「光の中にはなんにもない」は、どのようなところから生まれた曲なのでしょうか?

尾崎(雄)「僕はずっと、孤独感を大事にして音楽を作ってきました。一人ではなくても、一人で闇の中にずっといるような感覚を歌ってきた。それは自分自身がそう感じているからで、音楽をやることで自分の周りにある暗さや怖さ、寒さがなくなればいいと思っていました。でも闇について歌うためには、光についても歌わなければいけない。そして最近、その闇を抜けた先にあるのは、もしかしたら真っ白な光なのかもしれないと考えるようになった。でも、真っ白な光の中では、結局何も見えない。その意味では、光も闇と同じなんですよね。そんな感覚から生まれた曲です。」

――一般的には希望を象徴することの多い"光"も、眩しすぎると自分や周囲が見えなくなってしまう。

尾崎(雄)「そうですね。この曲の主人公は、何かを一方的に好きになる気持ちに陶酔して、自分の中にあるトロフィーをずっと磨いているような状態なんです。ナルシシズムに近いものもあって、「君が好きだ」という自分の気持ち自体に酔っている。好きな対象があまりにも眩しくなったことで、その光の中で自分自身の輪郭まで見えなくなって、混乱しているんです。」

――サビで繰り返される「なんにもない」という言葉からも、その混乱が伝わってきます。

尾崎(雄)「この曲はもともと、DAIKI君が札幌のわんわんスタジオに来て、一緒に作った曲が原型です。最初はもう少しアメリカンポップなロックで、ボーカルもラジオボイスっぽい、少しスクール感のある曲でした。そこからみんなで仕上げていく中で、「なんにもない」という言葉を繰り返す部分を思いついたんです。僕は楽曲の中で答えを出すのが好きじゃないし、なるべく出さないようにしています。「愛とはこういうものだ」とか、「僕らが悩んでいることへの答えはこれだ」とか、僕には用意できないと思うんです。聴く人は僕ではないから。この曲も、書きながら主人公の混乱した感情をどんどん出していった結果、やっぱり答えはなかった。でも音楽の面白さは、聴いた人が自分で答えを見つけて、「こういうことなんじゃないか」と僕に教えてくれることなんですよ。僕自身は問いかけているつもりすらなくて、ただひとつのお話を作っている。その受け取られ方を知るのが楽しいです。」

――ミックスは、近年の楽曲に続き牧野英司さんが担当しています。牧野さんが加わることで、どんな化学反応が生まれていますか?

尾崎(雄)「牧野さんはBUMP OF CHICKENなども手がけていますけど、僕らにとっては本当に"親の声より聴いたんじゃないか"というくらい慣れ親しんだ音なんです。僕が大好きなくるりも手がけていて、僕らの好きなものが全部入っている。」

岩井「僕らはソングライターでありバンドマンなので、レコーディングでもエッジを利かせて、イケイケ押せ押せで、音をモリモリにしがちなんです。そこを牧野さんの、シルクのように包み込む優しさがまとめてくれる。でも、その中にはRadiohead的な"変態さ"もある。その二つがうまく調和したときに、「何なんだ、これは」という音になるんです。」

尾崎(雄)「そう、そういえば、岩井君が牧野さんのInstagramをフォローしたら、投稿にRadioheadの「Nice Dream」がたくさん使われていることに気づいて。それと自分たちのミックスを聴き比べて、「なるほど、『Nice Dream』が軸なんだ」と勝手に解釈しました。」

岩井「僕らが勝手に言ってるだけで、答え合わせはしてないですけどね。それするのは野暮なので。絶対に野暮(笑)。」



今を切り取りたいから、どんどん新しい曲ができてしまう



――楽曲制作のやり方やペースは、どんな感じなのですか?

尾崎(雄)「"Naked Hero"ツアーの前くらいから、来年の第二章に向けた大きな作品を作り始めていて、すでに「どうするんだ」というくらいたくさん、歌詞まで入った曲があるんです。ただ、僕らの場合は曲ができてからが長いんですよ。どの曲をどうするかを考えている間にも、今を切り取りたいから、どんどん新しい曲ができてしまう。今回だって、札幌に帰ったらまたすぐ曲を書き始めると思います。」

――ライブやツアーを終えた後も、あまり間を置かずに制作へ戻るのでしょうか?

尾崎(雄)「そうです。ツアーが終わったから音楽から離れて一休みする、みたいなことは基本ないですね。ライブをした直後って、自分たちの曲を聴く人がどんな顔をしていて、どんなふうに受け取ってくれるのかという記憶が新しい。その状態が、一番いい曲を作れる気がします。ライブでお客さんに会い、僕の話や音楽を聞いてもらうと、「見てくれている人がいるんだ」「一人じゃないんだ」と安心してスタジオへ帰れるし、曲を書きたくなるんですよね。」

――ライブで得たものを持ち帰り、その熱が残っているうちに曲へ変えていく。それがGalileo Galileiの制作スタイルでもあるんですね。

尾崎(雄)「そうだと思います。それこそ、EP収録曲の「花火」は、この取材の1週間ほど前に書いた曲です。大阪で出演したイベントのリハーサル中に曲が上がってきて、「ごめん、ちょっとこれをみんなでやりたい。めっちゃいいと思うから」と、その場でガッと仕上げました。」

――すごい瞬発力で制作を進めているんですね。

尾崎(雄)「そうなんですよ。スタジオを持っているからというのも大きいですが、思いついたことをパッとやって、そのままの勢いでどんどん形にしていきます。自分の楽器じゃない楽器でやってみたりもします。収録曲の「UREI」とかもそうで、もともと岩井君がドラムを叩いて作った曲なんです。僕と和樹がスタジオの下の階で別の作業をしていたら、上からダダダダダダダッと、ものすごく激しいドラムが聞こえてきて。「また何かふざけてるな」と思っていたら、「デモできたよ」と渡されたんです。」

岡崎「DAIKI君が東京からわんわんスタジオに来たとき、最初はお蔵入りになっていた曲をリアレンジする予定だったんです。でも、せっかく集まっているなら新しい曲を作ろうとなった。和樹さんがいなかったから岩井君が何も言わずにドラムを叩き始めて、DAIKI君は爆笑しながらiPhoneで撮影していました。」

岩井「変拍子で拍子の取り方も不思議だったから、「雄貴、歌を入れられないんじゃないかな」と、ちょっと意地悪な気持ちで作っていました(笑)。」

尾崎(雄)「これ最初のタイトルは何だっけ?」

岩井「ガレージおにぎり」。

――なぜ「ガレージおにぎり」だったんですか(笑)。

岩井「DAIKIさんがガレージでおにぎりを食べていたからです。デモのファイル名も、ちゃんと「ガレージおにぎり」にしました(笑)。」

――それが最終的に「UREI」になったんですね(笑)ちなみに岩井さんが叩いたドラムは、最終的な音源にも使われているんですか?

尾崎(雄)「そのまま使った部分もあります(笑)。イントロかな?和樹も録り直そうとしたんですけど、岩井君のグルーヴがどうしても再現できなかったんです。」

尾崎(和)「ドラムは身体の作りもノリに関係するし、岩井君は腕が長いので、振り上げてから落ちるまでのスピードも違う。イントロのタムをドッタドッタと転がすような感じが出なくて、結局、岩井君が最初に叩いたものをそのまま使いました。」

岩井「しかも僕、それが自分のドラムだと気づいていなかったんですよ(笑)。牧野さんへ送る前のファイルを確認しながら、「ああ、いいドラムだな。やっぱりドラマーが叩くと俺とは違うな」と思っていたら、自分が叩いたものでした(笑)。」

――ほかのメンバーも、担当楽器にとらわれず制作に関わっているのでしょうか。

尾崎(雄)「岡崎君もギターや鍵盤を弾いたり、僕らがアイデアを出している後ろでシンセのフレーズを考えたり、サンプルを探したりしてくれます。みんなが、そのとき必要なことを自然にやっているんです。ただ、DAIKI君は一番"ギタリスト"ですね。本当にギター一本を持ってきて、「俺はギターを弾きに来ているんだから、ギターしか弾かねえ」というオーラを感じる(笑)。だから僕も「ごめん、アコギも弾いて」とは言えないです。」

DAIKI「でも俺、今回のレコーディングで衝撃を受けたんですよ。自分ではギターを弾いているときが一番生き生きしていると思っていたけど、ラップをやっているときが一番生き生きしていて。」

尾崎(雄)「そうだ、今回ラップもやったんですよ。「GGチームソング」を作って、それがEPのとある場所に入っています。」

――ラップが(笑)?

尾崎(雄)「はい。DAIKI君はヒップホップにすごく詳しいんです。普段は制作でメンバーに強く指示を出したり、「こうした方がいい」と言ったりすることはほとんどないけど、遊びで「ラップをやろうぜ」と言った瞬間、急に一番真面目になって、口数も増えたんです。「ここはドラムをミュートして」「ここはダブルだから、歌を録って」と、完全にディレクター、ヒップホッププロデューサーになっていました(笑)。ふざけて始めた曲なのに、すごくカッコよくなりましたね。」

岩井「EPのどこに入っているかは、聴いてのお楽しみということで(笑)。」



大阪を越えた後、バンドが強くなる



――11月から"Rise of The Man" Tour 2026が始まります。どんなライブになりそうですか。

尾崎(雄)「EPの完成に合わせて、セットリストも決まりました。僕はツアーを、必ず一本の作品だと思って作っています。今回は、第一章をどう終わらせるかというEPのテーマともつながったライブになる。その意味では、すでに過去最高になる未来が見えています。完成したらヤバいぞ、と思っています。」

――11月14日には、大阪・なんばHatchで公演があります。大阪の街や観客にはどんな印象がありますか。

尾崎(雄)「昔から関西の人には可愛がってもらうことが多くて、優しいんですよ。僕は前から、道民と関西人は相性がいいと思っています。北海道のラジオ局にも関西から来た人がいたりして、不思議なつながりをずっと感じています。ただ、大阪のお客さんは難しいです。ヒリつきます(笑)。盛り上がるかどうかという意味ではなくて、一筋縄では「いい」と思ってくれない感じがあるんですよ。」

――厳しいんですね(笑)。

尾崎(雄)「でも、そうなるとメンバー全員が締まるんです。演奏も立ち方も変わる。「大阪前」と「大阪後」があって、大阪を越えた後にバンドが強くなることもある。自分たちでも「大阪のライブ、めっちゃ良かったよね」「やり切ったね」と感じることが多いです。大阪の人たちは、僕らから何かを引き出そうとしているのかな。駆け引きがうまいんですよ(笑)。今回も大阪を越えて、もっと強くなれたらと思っています。あと、たこ焼きが大好きなので、それは必ず食べます。」

――最後に、EPとツアーを楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。

尾崎(雄)「僕が知っている中では、ここ最近リリースされた音源や作品の中で、一番いいと思っています。聴け、聴いてくれ。絶対聴いてくれよな、っていう......アニメの番宣みたいですけど(笑)。ツアーに関しても、Galileo Galileiの第一章の見納めなので、絶対に来てくれないと困る。みんなに第一章を終わらせるところを見てもらわないと、僕らも次へ行けない。それくらい自信があります。ぜひライブにきてください!」

Text by フジサワメグリ




(2026年10月 5日更新)


Release

New EP『Rise of The Man』

2026年10月28日(水) 配信開始

Pre-add, Pre-save予約リンクはこちら

Live

Galileo Galilei Tour 2026 " Rise of The Man "

【北海道公演】
▼11月3日(火・祝) ペニーレーン24
【宮城公演】
▼11月10日(火) 仙台 darwin

PICK UP!!

【大阪公演】

▼11月14日(土) 18:00
なんばHatch
1階スタンディング-6500円(整理番号付、ドリンク代別途要)
2階指定席-7000円(ドリンク代別途要)
※小学生以上は有料。
※2階指定席はチケットお持ちの方のみになります。
[問]GREENS■06-6882-1224

【愛知公演】
▼11月15日(日) 名古屋ReNY limited
【福岡公演】
▼11月18日(水) DRUM Be-1
【広島公演】
▼11月20日(金) LIVE VANQUISH
【東京公演】
▼11月22日(日) Zepp Haneda(TOKYO)

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