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「3つ数えたら仲間になってる」
EMNWが「ぱりら」で鳴らす、
自分らしく生きるためのパーティー

パンク、スカ、ヒップホップ、ラウドロックを自由に行き来し、“かわいい×狂暴”を掲げる2MCミクスチャー・ロック・デュオEMNW。FUJI ROCK FESTIVAL ’25「ROOKIE A GO-GO」への出演をはじめ、イギリスやインドネシアなど海外にも活動の場を広げ、2026年7月にはメジャーデビューを果たした。そんな彼女たちが、9月25日にメジャー第2弾デジタルシングル「ぱりら」をリリースした。プロデューサー・Kubotyが手掛けた本作は、Y2Kミクスチャー・ロックの熱量とJ-POPのキャッチーさが弾けるパーティーチューン。思わず声を上げたくなる明るさの中には、「自然体だっていいじゃない」という、自分らしく生きるためのメッセージも込められている。声も音楽的なバックグラウンドも異なるEmmaとMenuは、どのようにして“EMNWらしさ”を作ってきたのか。「ぱりら」の制作や2人にしかわからない感動、国内外へ広がる活動の中で見た景色、10月31日から始まる全国ツアーとファイナルのZepp Shinjuku、そしてその先に思い描く夢まで、飾らない言葉で語ってもらった。

違う声を持つ2人だからこそ、EMNWになる



――最初にお二人自身のことを少し聞きたいんですが、お互いの「ここがすごい」と思うところを紹介してもらえますか?

Emma「いっぱいあるんですけど、パフォーマンスの面でいうと、Menuはもともと持っている声がすごく素敵なんです。それに加えて、その声をどう使ったら魅力的に聞こえるかを、自分では無意識かもしれないけどわかっている。そういう表現力がすごいなと思います。」

Menu「うれしい(笑)。Emmaはすごく器用だなと思うことが多いです。レコーディングで「こういうふうに表現してみて」とディレクションされると、一発でできちゃうんですよ。第一印象ではすごくしっかりしていそうな人だと思っていたんですけど、意外とふわふわしているところもあって、こちらも自然体でいられます。」

――では、お互いの「ちょっと変かも」「面白いな」と思うところって何かありますか?

Emma「Menuは、急に変なことをしたりするんです。突然テンションが上がって、走りだしたり(笑)。それに、とにかくよく寝ます。移動中の車でもずっと寝ていて、みんながごはんを食べに行くときも、Menuだけ車に残って寝ていたりする。ごはんより睡眠、みたいな(笑)。」

Menu「Emmaも変ではあるんですけど、変の種類が違うんですよね(笑)。」

――そもそも、2人はどのように出会ったのですか?

Emma「EMNWはプロデューサーのKubotyさんが「女の子2人のユニットを作ろう」と考えたところから始まりました。私とKubotyさんはもともと知り合いで、声をかけてもらって「やりたいです」と参加することになって。もう1人をオーディションで探していたところにMenuが来てくれたんです。」

――それぞれ、どんな音楽を聴いて育ったのですか?

Menu「私はジャンルに関係なく、いろいろな音楽を聴いてきました。父が洋楽好きで、幼い頃から車の中で"洋楽ベスト100"みたいなものをずっと聴かされていたんです。ビヨンセやブラック・アイド・ピーズ、アデルなど、R&Bやポップスを中心に聴いていました。」

Emma「私も家族がすごく音楽好きで、その影響を受けています。小さい頃はゴスペルやミュージカル、クラシックをメインにやっていて、バンドを始めてからロックやポップスのコピーもたくさんやるようになりました。最近はジャズっぽいポップスやネオソウル、フュージョン、ファンクもよく聴いています。」

――音楽的なバックグラウンドの違う2人ですが、「この2人だからEMNWになっている」と感じるのはどんなときですか?

Menu「やっぱり、2人の声にそれぞれ違う特徴があることですね。その違いがEMNWの面白さや強さになっていると思います。」

Emma「私もそう思います。レコーディングで聞くと、改めて「面白いな」と思うことが多いです。声質は全然違うのに、2人ともテンションを上げて明るい声で歌うと一緒に聞こえる瞬間もある。そのバランスがEMNWらしさにつながっているなと思います。」



「普段はゆるっと、ライブでは激しく」"かわいい×狂暴"な2人



――EMNWのキャッチコピー"かわいい×狂暴"は、2人の二面性を表しているように感じます。自分達ではどう思っていますか?

Emma「自分たちで言うのもあれなんですけど、かなりドンピシャだと思います(笑)。私たちをひと言で表す言葉としてぴったりですし、いろいろな面を見せていくという意味でも合っている。普段は結構ゆるっとしているけど、ライブではすごく激しかったり、いろいろなところにギャップがある2人なので。」

――ファッションやビジュアルでも海外のムードを意識しているという2人ですが、「ぱりら」にも、アヴリル・ラヴィーンを思わせる2000年代初頭の洋楽ポップパンクや、90年代末から続くミクスチャーロックの空気を感じます。GUCCIMAZEによるアートワークも含めて、EMNWの"かわいい×狂暴"が音とビジュアルの両方に表れた曲だと思いました。最初に聴いたとき、どんな印象を受けましたか?

Menu「「めちゃくちゃ好き。早くライブでやりたい!」と思いました。掛け声がたくさん入った曲って私たちはあまり持っていなかったんです。でもこの曲は「ここはお客さんが一緒に声を出すところだな」とすぐにわかって、お客さんと一体になっているステージが想像できました。」



「3つ数えたら仲間になってる」――「ぱりら」が作る一体感



――新曲「ぱりら」は、リリース前に一度だけライブで披露しているそうですね。

Menu「花冷え。さんのツアー初日にツーマンで出演させていただいたときに、初めて披露しました。温かいお客さんだったこともあって、初披露とは思えないくらい盛り上がりましたね。初めて聴く人でもすぐにつかめる曲なんだと思います。」

――「ぱりら」というタイトルには、どんな意味があるのでしょうか?

Emma「英語の"Party Loud"を歌の中で「ぱりら、ぱりら」と発音しているところから、ひらがなで「ぱりら」というタイトルになりました。言葉どおり「楽しく騒ごうぜ!」という曲です。「3つ数えたら仲間になってる」という歌詞もあって、本当に3つ数えたら友達になれる、すぐに仲間になっていけるよね、という思いがメインにあります。前半には「自分らしく生きていこう」というメッセージも詰まっています。」

――この曲の歌詞の中で、今の2人に特に重なると感じるフレーズはありますか?

Emma「2番に「2人しか知らないこの感動」という歌詞があるんですけど、本当にそのとおりだと思える思い出がたくさんあります。2人で歩いてきた過程もそうですし、これから一緒に進んでいくうえでも、すごく刺さる、大事にしたいフレーズです。」

Menu「私も同じところを思い浮かべていました。今までの曲は、2人のことを内側から見つめるような歌詞があまりなかったんです。勢いで盛り上げる、前へ行こう、というパワーを持つ曲が多かったので。「ぱりら」のこの部分では、少し内側へ気持ちを向けられるところがいいなと思います。」

――そうした、2人の歩みを内側から見つめるような言葉が生まれたことには、Kubotyさんと一緒に活動を重ねてきた時間も影響しているのでしょうか?

Menu「そう思います。一緒に活動を続ける中で、私たちに対する解像度も高まってきて、こういう歌詞を入れようってなってくれたんじゃないかなと思います。」

――後半には「アンチにも送るLOVE」という言葉もありますよね。印象的なフレーズですが、どんな気持ちで歌っていますか?

Menu「聴く人が求める曲や歌詞って、その人の生活や状況によって変わると思うんです。あるとき私たちの曲が当てはまらなかったとしても、これから出す曲がその人に刺さる瞬間が来るかもしれない。私たちが、そういう瞬間を作れたらいいなと思っています。そういう意味での「アンチにも送るLOVE」ですね。」

――今いるファンだけでなく、これから出会う人にも開かれている言葉なんですね。では、これからライブを重ねる中で、「ぱりら」をどんな曲に育てたいですか?

Emma「本当に一体感を作れる曲だと思っているので、何も考えずに楽しんでいる時間がずっと続くような曲になればいいですね。声を出すところで、みんなが「わーっ!」と言ってくれたらうれしいです。」

――ところで、今回のレコーディングは、どんな雰囲気で進んだのでしょうか?

Emma「Kubotyさんはずっとテンションが高くて、「行けー!」「叫べ!」みたいな感じ(笑)。でもピリピリはしていなくて、レコーディング自体が"ぱりら"という感じでした。」

Menu「こちらが曲を聴いてどう感じるかを大事にしてくださっていたと思います。最初の頃は、レコーディングで「もっとテンションを高く!」と何度も言われて、「まだ上げるの?」と思うくらいだったんです(笑)。最近は、Kubotyさんが求めるテンションを一発目から自然に出せるようになってきました。私たちの声の"おいしいところ"も、チーム全体で「ここだよね」と共有できている。ずっと一緒に作ってきた中で、言葉にしなくても目指す形が合うようになってきた気がします。」

――今後、EMNWで挑戦してみたい音楽はありますか?

Emma「たくさんあります。レゲエっぽいものにも挑戦してみたいですね。曲の途中で急にレゲエのパートが入るような展開も面白いなと思っていて。」

Menu「やってみたいです。」

Emma「私はシンフォニックメタルっぽいものもやってみたい。この2つはずっと言っています。」

Menu「まだ採用されていないですけど(笑)。」

Emma「やりたいことは、カジュアルに言うだけ言っています(笑)。」





「見るもの全部が新鮮」国内外で広がるEMNWの景色



――この1〜2年で、FUJI ROCKへの出演やUKツアー・インドネシアでのフェスなど、国内外へ活動が大きく広がっていますね。たくさんの経験を重ねる中で、自分自身が変わったなと感じる出来事はありましたか?

Menu「海外へたくさん行かせてもらうようになってから、自分自身がすごく変化したなって思っています。普通に活動していたら、なかなか与えられない経験だと思うので、まず感謝の気持ちを強く持つようになりました。海外公演は日本でのライブとはお客さんの反応の仕方も違って、新しい景色を見ることができました。その感覚を忘れないようにしたいです。」

Emma「私は先輩たちのライブを観て、自分の中の感覚が大きく変わったことが何度もあります。自分たちのライブでも「次はこうしよう」と少しずつ積み重ねていますが、私はもともとミクスチャーロックやラウドロックをたくさん通ってきたわけではないので、見るものすべてが新鮮なんです。一流の方たちのライブを間近で観ると、お客さんの持っていき方も含めて、学ぶことが本当に多い。身近な場所で見せてもらうことで、自分も変わってきたと思います。」

――海外のステージではEMNWを初めて観る人もきっと多いのかなと思います。そんな中で「自分たちの音楽が届いた」と感じる瞬間はありましたか?

Emma「特に海外のフェスでは、私たちを知らない方もいるので、最初はお互いに少し探り合っているような空気があります。でもライブの後半になるにつれて、お客さんがどんどん前のめりになってくる。それはステージからも伝わってきます。」

Menu「日本のお客さんは、ライブをしっかり観て、目に焼き付けようとしてくれる方が多い印象があります。海外にもそういう方はいるんですけど、体を動かして「自分が楽しむために来た」という人が多い。観ている私たちも楽しいですし、テンションが上がりますね。」

――海外での活動が、思いがけない形でさらに広がった出来事はありましたか?

Emma「台湾でのライブで披露したLIMP BIZKITの「Rollin'」の動画が、TikTokで少しバズったんです。そしたら、なんとFred Durst本人からリアクションがあったんです。」

Menu「本人がコメントをしてくれて、Instagramのストーリーズでもシェアしてくださって、DMまで送ってくれたんです。でも最初は絶対に偽物だと思いました(笑)。」

Emma「まさか反応してもらえるとは思っていなかったので、みんなで「えー!」って(笑)。でも、初めて披露したときの動画が届いたのはうれしかったです。本当に楽しんでくれたのかなと思います。」



「一つひとつ心をつかんで、最後はZeppへ」



――10月31日から、全国9都市を巡るツアーが始まります。今、一番楽しみにしていることはなんですか?

Menu「「ぱりら」はもちろん、ツアー中にも新曲をリリースする予定なので、新しい曲を披露できることが楽しみです。」

Emma「前回のツアーでは3バンド、日によっては5バンドで出演することも多かったんですけど、今回は全公演がツーマンです。2バンドだからこそ作れる空気や、ぶつかり合いがあると思うので、そこで新しい何かが生まれたらいいなと思っています。初めて対バンする方がほとんどで、SNSで見ていた方もいるので、一緒にできるのが楽しみです。」

――ファイナルは、EMNWにとって最大規模となるZepp Shinjuku公演ですね。

Menu「Zepp Shinjukuはすごく大きいので、もちろん不安な気持ちもあります。でも、まずはそこまでの8公演で一つひとつお客さんの心をつかんで、最後のZepp Shinjukuへ持っていけたらと思っています。」

――2人にとって、Zeppはどんな場所ですか?

Menu「音楽を始めたばかりの頃に、「Zeppに出られるアーティストになって、初めて音楽で食べていけるようになる」と言われたことがあるんです(笑)。だからZepp Shinjuku公演が決まったときは、「これを続けられたら、音楽でやっていけるんだ」と思っています(笑)。」

Emma「そう、ふたりで「これを続けられるように頑張ろう!」って話もしました。憧れの場所ですし、Zeppには2人ともライブをたくさん観に行っているので、自分たちがそこに立てることがすごくうれしいです。」

――そのステージから、どんな景色を見たいですか?

Menu「一緒に歌って、踊って、楽しんでくれる人がいっぱいいたらいいですね。」

――Zepp Shinjukuのさらに先には、どんな夢を描いていますか?

Emma「大きな目標として、ずっと「Coachellaに出たい」と言っています。ビッグドリームではあるんですけど、EMNWを始めた頃からKubotyさんと「フェスに出ることを目標にしよう」と話していたんです。日本も、日本のライブハウスも大好きですけど、日本のフェスだけでなく、海外のフェスにも出たい。その中でも、Coachellaは大きな夢ですね。」

――最後に、「ぱりら」を聴く人と、ツアーへ遊びに来る人へメッセージをお願いします。

Emma「メジャー第2弾デジタルシングル「ぱりら」を、ぜひたくさん聴いてもらえたらうれしいです。ライブで一緒に歌ったり、声を上げたりするところもたくさんあるので、曲を聴いて、ライブで一緒に楽しみたいです。今回が2周目の全国ツアーということで、私たちもすごく気合いが入っています。EMNWをまだ観たことがない方も、ずいぶん前に観たという方も、今のEMNWはかなりパワーアップしていると思うので、ぜひ遊びに来てください。」

Menu「「ぱりら」は、自分らしく生きようというメッセージが込められた曲です。生き方に悩んでいる人や、何か新しいことを始めようとしている人には、特にたくさん聴いてほしい。曲自体もポップで、いろいろな要素が入った面白い曲ですし、ライブもすごく楽しいと思います。ぜひツアーに遊びに来てください。待っています!」

Text by フジサワメグリ




(2026年10月28日更新)


Release

メジャー2ndシングル「ぱりら」

配信リンクはこちら

Profile

横浜出身のEmmaと、沖縄出身のMenuによる2MCミクスチャー・ロック・デュオ。パンク、スカ、ヒップホップ、ラウドロックのメロディが交差するサウンドを武器に、国内外でライブ活動を展開するEMNW、「SUMMER SONIC 2026」や「VIVA LA ROCK 2026」など、夏を代表する大型音楽フェスへの出演でも注目を集め、 SNS総フォロワー数は20万人を突破。 2026年7月にメジャーデビューを果たし、9月25日には2nd Digital Single「ぱりら」をリリース。10月からは全国ツアーの開催も決定しており、ツアーファイナルは12月3日、東京・Zepp Shinjukuで開催。 100万再生超えのバイラル動画や、Rollin’公式カバーに対するFred Durst本人からのリアクションなど、国内外で話題を拡大している

Live

『EMNW To KAMASU “LOVING TO GET US BY” TOUR 2026』

【新潟公演】
▼10月31日(土) CLUB RIVERST
【宮城公演】
▼11月1日(日) 仙台ROCKATERIA
【北海道公演】
▼11月3日(火) SPiCE
【香川公演】
▼11月13日(金) DIME
【大阪公演】
▼11月15日(日) Yogibo HOLY MOUNTAIN
【愛知公演】
▼11月20日(金) ell.FITS ALL
【福岡公演】
▼11月22日(日) 福岡Queblick
【広島公演】
▼11月23日(月) SIX ONE Live STAR
【東京公演】
▼12月3日(木) Zepp Shinjuku


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