ホーム > インタビュー&レポート > メジャーデビュー20周年を迎えニューアルバム『Frequency』完成 成熟と挑戦のハイブリッドな楽曲が新たな波形となって伝わってゆく 2027年にツアー~Thank You~開催
『haneto』(M-3)ができたことによって、
次はより和テイストの曲にチャレンジできるんじゃないかな
――ニューアルバム『Frequency』は、JO1の川西拓実さんや友成空さんといった次世代アーティストとのコラボ曲も収録されて、新たなチャレンジに満ちたアルバムとなっています。特に日本の祭りの要素を取り入れた友成空さんとのコラボ曲「haneto」が印象的です。これはどのように制作されたのですか?
Maynard(vo&g)「最初に日本の祭りシーンを熱くする曲を作りたいなっていうところからスタートしたんですが、僕たちにないスタイルの音楽作りで、完全な和テイストのJ-POPみたいな曲にチャレンジしてみたいなと思って。彼(友成空)の世界に僕たちが入る感じでオールプロデュースをお願いするという形にしました。今までは自分たちで作詞作曲プロデュースして、他のアーティストにMONKEY MAJIKワールドに入ってもらうというパターンが多かったので、こういうやり方はMONKEY MAJIKとしては初めてだと思います。この曲ができたことによって、次はより和テイストの曲にチャレンジできるんじゃないかなと思っています」
――タイトルの"haneto(跳人)"は、青森ねぶた祭でお囃子に合わせて飛び跳ねる踊り手のことだそうですが、青森はMONKEY MAJIKにとって原点の土地ですね。
Maynard「そうです。僕は3年間そこに住んでいました。僕たちMONKEY MAJIKは青森県で結成したバンドだし、僕もねぶた祭に跳人(はねと)として何度も参加したことがあります。(拠点としている)仙台の祭りももちろんあるんですけど、やっぱ東北の代表として、ねぶた祭が一番盛り上がるんじゃないかなと思ったんです」
――その「haneto」でコラボされた友成空さんは2002年生まれですが、世代を超えてMONKEY MAJIKの曲が聞き継がれていますね。
Maynard「嬉しいですね。3年ぐらい前に空くんが「空はまるで」をカバーしてくれてたし、JO1の川西くんには、"MONKEY MAJIKが好きです"という話を以前からたくさんしていただいてました。Blaiseから彼(川西拓実)はグループとしての活動もしてるけど、シンガーソングライターとして曲も作ってるんだっていう話を聞いて、何度かお会いする中で一緒にやろうという話になりました。こうして、今回コラボできて僕たちはすごく嬉しいです」
――川西拓実さんとのコラボ曲「Unstoppable」のMVでは、メンバーの皆さんも学生服を着て、学校の教室のような場所でとても楽しそうに演奏してる映像が印象的です。
Maynard「ありがとうございます。学ランを着たのは今回が初めてですね。すごい楽しかった。日本の制服はおしゃれですよね、日本に来たばかりの頃に、中学で(英語を)教えてたんですけど、学生たちが着ていた学ランを見て、なんかビートルズっぽいなって思いました。(自分達が)着ると、ああいう風に見えるのかなと思って(笑)。TAXは実際に(学生の頃)着てたんだよね?」
TAX(dr)「自分の学生時代は、刺繍をいっぱい入れて、自分用にカスタマイズして着てました。そういう学生時代を過ごしてたんで、懐かしい感じでしたね(笑)」
――川西さんもJO1の時とはまた違った表情で、素敵な兄貴たちとの共演を楽しんでいる様子が伝わってきました。
Maynard「(川西さんは)とてもクリエイティブな方だし、曲作りもすごいフレッシュで、一緒に音楽を作って、すごく楽しかったですね」
TAX「この前、茨城の『LuckyFes'26』のステージで共演する予定でしたが、いざ本番っていう時に中止になったので残念でしたけど。リハーサルをやって、このままステージに立ったらすごい盛り上がるだろうなって、ひしひしと感じてたので。またいつか必ずね、やれるチャンスがあったらやりたいなと思ってます」
TAX(DR)やDICK(B)の初プロデュース曲も収録
カラフルで新しいチャレンジがあるアルバムに
――そんな注目のコラボ曲も収録された15thアルバム『Frequency』がリリースされました。オープニング曲の「Happy」はタイトで疾走感があり、エフェクトをかけたようなざらついたボーカルも耳に残ります。
Maynard「あれはディストーションかけていて、サビもいつもと違う作り方でボーカルをいっぱい重ねてます。Aメロの部分をよりロックな感じにして、サビとのメリハリをつけたかったんです。「Happy」はドライブ中に聞いたりして、みんなのカッコイイBGMになればいいかなって思いながら作ってました。
この「Happy」と「See me」(M-4)は同時期に作っていて、自分のルーツにあるインディーロックとかオルタナティヴ・ロック系の曲になっているけど、他のメンバーは全然違うものを作ってたので、面白そうなアルバムになるなと(笑)」
――たしかに、曲によってかなりスタイルが違いますね。
Maynard「はい。本当にそれぞれ全然違うので、それが良かったです。最初の方に出来てたのが「The Boyz」(M-2)で、これはほんとにMONKEY MAJIKらしい曲。その後にコラボ曲もできてきて、すごくカラフルなアルバムになりました」
――今作にはTAXさんやDICKさんがプロデュースされた曲も収録されています。TAXさんがプロデュースされた「Objection」(M-10)はちょっと異質な曲としてラストに配置されてるなと思いました。これはどういうような思いで作られましたか?
TAX「実は初めて作曲したので、どうやって作っていいかわかんないな...なんて思いながら作りました(笑)。僕は小さい頃、ちょっとクラシックピアノをやってたので、そのクラシックの練習曲に好きなフレーズがあって。せっかくだからそのフレーズを分解して組み直してみようかなと。それプラス、エレクトロっぽい感じで仕上げたいなっていうところから作っていきました。メロディーってどこまでも膨らませられそうだなって気がしたんですけど、そう考えていくとすごく難しくて。ギリギリまでかかってメロディーを仕上げて、歌詞を2日とか3日ぐらいで仕上げました。最初はまったく違うテーマで作ってたんですけど、最終的には、自分で身近で感じてるようなことを書いた方が素直に書けるなと思って、自由に書いてみました」
――なるほど。TAXさんが普段感じてることが歌詞になったんですね。"Objection=異議"というタイトルですが、今の世の中に対する違和感みたいなものがリアルに伝わってきました。近年は国内外の情勢が不安定で、ちょっと異議申し立てしたいような状況ですよね。
TAX「よくよく考えてみると、いつの時代もそうなんですけどね。それを、(歌詞として)ひとつちゃんと形に残しておくことも大事かなと思って。それで、(自身が作詞作曲した)初めての曲はこれでっていう感じでありました」
――Maynardさんは「Objection」を聴いてどう思いましたか。
Maynard「すごくいい感じにアルバムが締めれるなと思って、めちゃカッコイイ曲なんだけど、ちょっとびっくりしました。(TAXは)割と僕と同じような音楽を聴いてて、オルタナティブロックだったり、インディーロックが好きなんですけど、エレクトロニカもけっこう好きで、YMOとか大好きなんです。それで、「Objection」のデモが来て、ああ、そっちか~と思って。僕も一時期、ハウスミュージックとかエレクトロニックミュージックのソロプロジェクトをやってたこともあったので、Maynardが歌うんだったら、こういう感じなのかなって、そこを狙ってたんじゃないかなと。だから、すっごい歌いやすくて気持ちよかったです。ただ、サビが今までない感じの面白いメロディーになっていて、ユニークでキャッチーで、そこはすごいチャレンジでしたね」
TAX「僕もMaynardだったらこういう風に歌うだろうなって。いつものMaynardっぽく歌われるよりも、今までやったことがないような違った一面を作れたらいいなって思って。で、MONKEYらしさもあるけど、ちょっとだけはみ出してるみたいな、そういうのがあった方がインパクトには繋がるかなって思って作りました」
――タイトルの『Frequency』は"周波数"という意味もありますが、これは何を表してるんですか。
Maynard「タイトル案はいくつかメンバーで出し合っていたんですよね。そんな中、アルバムジャケットデザインがわりと早い段階でできていたのですが、このカラフルで波形みたいな絵から想像しても、"Frequency"(以下、フリークエンシー)が一番はまったんです。いろんなフリークエンシーが入ってるアルバムなので」
TAX「そうだね、コラボレーションしたアーティストの方とか、いろんな思いっていうものが、ファンの人とかたくさんの人に伝わっていくような、そういう意味も込めて、フリークエンシー=周波数っていうものがタイトルになればフィットするねって、みんなで決めました」
――20周年の記念作となった15枚目となる今作は、MONKEY MAJIKにとってはどんな1枚になったと思いますか。
TAX「本当にちょうど区切りのいい感じの、記念すべき作品に仕上がったんじゃないかな。僕にとっても、大きな新しいチャレンジもあったし、初期の頃の「空はまるで」っていう曲を通じて、友成空くんや川西(拓実)くんが僕らに興味を持ってくれて。まさか一緒に作品作りにチャレンジできるなんてことは思いもよらなかったんですけど、本当にあの時あの曲を一生懸命作って良かったし。今回のアルバムのタイトルのごとく、(その音の周波数が)彼らにも届いてたんだなって。またこのアルバムが若い人からご年配の方まで、たくさんの人たちに届いて、僕らの音楽が生活の一部になってもらえたら嬉しいなっていう風に思います」
メジャーデビューアルバム『thank you』から始まり、
20周年のツアータイトルも"Thank You"
――来年に控えているアニバーサリーツアーに向けてイメージしていることは?
Maynard「ツアータイトルが"Thank You"で、メジャーデビューアルバムも『thank you』だったんですけど、あのアルバムを作った時に、20年後にこういう風に話すようになるとは考えてもいなかった。そんな20年前を振り返って、MONKEY MAJIKの過去、現在、未来が盛り込まれた20周年らしいツアーにしたいですね。どんなセットリストにするか調整中ですが、皆さんにMONKEY MAJIKの20年間を感じさせられるようなライブにはなると思います」
――大阪でのライブは、どういう印象がありますか?
Maynard「大阪はインディーズ時代から、なんでこんなにも盛り上がるのっていうくらいパワーをもらっていてびっくりします。特別ですね、大好きです(笑)」
TAX「大阪は本当にMONKEYを大きくしてくれた街で、ラジオのパワープレイもしてもらって、僕らのことを応援してくれたので。ライブにもリスナーの方がたくさん来られて、聞いたことがないぐらい大きい声で歌ってくれて。本当にお客さんに届いてるんだなっていうのを実感できたのが、仙台以外では大阪が初めてでしたね」
――最後にファンの皆様に向けてメッセージをお願いします。
TAX「15枚目のアルバム『Frequency』が皆さんの毎日の糧になれたら嬉しいなと思っています。この作品を楽しんでいただいて、来年のメジャー20周年アニバーサリーツアー~Thank You~で皆様に感謝の気持ちを届けたいなと思ってるので、ぜひまたライブ会場でお会いしましょう」
Maynard「皆さんのおかげで、メジャーデビューして20年間過ごせました。これからも感謝の気持ちを込めて、たくさんライブをやって行きたいなと思っています。これからもよろしくお願いします」
Text by エイミー野中
(2026年9月16日更新)
発売&配信中
CD + Blu-ray:9900円(税込)/RZCB-87214B
CD:3850円(税込)/RZCB-87215
[CD]
01. Happy
02. The Boyz
03. haneto / MONKEY MAJIK x 友成空
04. See me
05. Microphone
06. Holiday
07. Unstoppable / MONKEY MAJIK x 川西拓実 (JO1)
08. Anytime
09. Deja-Vu
10. Objection
[Blu-ray]
MONKEY MAJIK 25th Anniversary at Kanadevia Hall 2025.4.5
01. Change (feat. 吉田兄弟)
02. Tokyo lights
03. A.I. am Human
04. Around The World
05. turn
06. 5.30
07. tired
08. fly
09. Amazing
10. 空はまるで
11. Headlight
12. ただ、ありがとう
13. Running In The Dark
14. Borderline
15. Bitten By You
16. HYLMN
17. XYZ
18. アイシテル
19. Golden Road
20. Together
21. 虹色の魚
22. Fall Back
23. rise
24. Save the last dance
25. SAKURA
26. Delicious
27. ウマーベラス (feat. サンドウィッチマン)
28. FOREVER
-Bonus Video-
MONKEY MAJIK x 川西拓実 (JO1)「Unstoppable」Music Video
配信リンクはこちら
もんきーまじっく…フロントマンのカナダ人兄弟・Maynard(Vo&Gt)とBlaise(Vo&Gt)、日本人のリズム隊・TAX(Dr)とDICK(Ba) からなる宮城県在住の4ピースハイブリッドロック・バンド。2006年1stシングル「fly」をリリース。2ndシングルの「Around The World」はフジテレビ系ドラマ「西遊記」の主題歌として爆発的なヒットを記録し、その後CMソングに「空はまるで」が起用されアーティスト性を確立した。数多くのCMソングやドラマ・映画主題歌を手がけ、さらにはアーティストとのコラボレーションや楽曲提供も行う。2011年には「東北観光親善大使」に任命され、また同年に東日本大震災復興支援プロジェクト「SEND 愛」を主催、チャリティーライブやオークションを実施、その後も東北復興支援に向けた活動を継続。また、アジア・北米などのワールドツアーなど海外活動も行っている。今年2026年にメジャーデビュー20周年を迎え、来年年明けにはメジャー20周年を記念した全国ツアーも開催予定。
【宮城公演】
▼2027年1月16日(土) SENDAI GIGS
▼2027年1月24日(日) 17:00
Zepp Namba(OSAKA)
指定席-9000円(ドリンク代別途要)
※就学児以上有料。就学児未満のお子様は保護者の膝上鑑賞可。3歳以下入場不可。観覧場所の高さを上げる等の機材、場所はございません。13歳未満のお子様は保護者の同伴が必要となります。危険・迷惑行為禁止。客席を含む会場の映像・写真が公開されることがあります、予めご了承ください。必ずご来場いただく方のお名前でご購入をお願いいたします。その他、ご注意事項はチケット購入時にご確認ください。車椅子でご来場の方は、事前に公演問い合わせ先へご連絡ください。
[問]キョードーインフォメーション■0570-200-888
【北海道公演】
▼2027年1月30日(土) Zepp Sapporo
【福岡公演】
▼2027年2月6日(土) Zepp Fukuoka
【愛知公演】
▼2027年2月14日(日) Zepp Nagoya
【東京公演】
▼2027年2月21日(日) Zepp DiverCity(TOKYO)
Web Site
https://www.monkeymajik.com/
Instagram
https://www.instagram.com/monkeymajik_official/
YouTube
https://www.youtube.com/user/MONKEYMAJIKOFFICIAL