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最新曲『アイノウタ』の次は、
“宇宙船に乗って、新たな出会いを見つけに行く”
今秋リリースのEPとツアーに迫る

2020年に発表した『Myra』から現在まで、ストリーミング1億再生超えの楽曲を5曲生み出してきたTani Yuuki。デビュー5周年を迎えた昨年には、初の日本武道館公演を成功させるなど、ライブアーティストとしても着実にスケールアップを続けている。10月14日には新たなコンセプトEP『SPACE RENDEZVOUS』がリリースされ、11月からは全国7都市のホールと関西・関東のアリーナへと続く『Tani Yuuki Live Tour 26-27 “SPACE RENDEZVOUS”』の開催も決定している。今回ぴあ関西版WEBでは、6月にリリースされたシングル『アイノウタ』と制作中のニューEP、さらにその後のツアー展開についてインタビュー。新作のコンセプトや音楽的な挑戦など、制作の背景を意欲的に語ってくれた。

『アイノウタ』は、いつか結婚する時が来たら、
その時に歌っていたい曲



――6月19日にリリースされた『アイノウタ』は一時の恋愛感情というより、もっと長い年月をかけて大切に愛を育んでいくようなラブソングですね。この曲はどのようなきっかけで生まれた曲ですか?

「今年28になるんですけども、周りの同級生は結婚したり、子供ができたりするようになってきましたが、自分はまだ結婚もしていないので、結婚するってどういう気持ちなんだろうなというようなことも考えるようになってきたんです。それこそ、自分の父や母だったり、おじいちゃんおばあちゃんも、お互いに連れ添っているわけですけれど、どういう感情でいるんだろうな...とか、想像するところはあって。自分もそういう思いをいつか抱く日が来るのだろうかとか...、そういうことを考えながら作った楽曲です。それこそ、いつか(自分が)結婚する時が来たりとかするならば、その時に歌っていたい曲だなと思います」

――たしかに、ウエディングソングのようにも聞こえます。

「僕もウエディングソングになってくれたらいいなと思っています。"結婚式で使いたいです"とか言ってくださるファンの方もいますし、ミュージックビデオも出会いから老夫婦になるまでを描いています。僕自身、久々のラブソングのような気もしていて。こういう曲を待っていただいている方もいらっしゃるとは思うので、"お待たせしました"みたいなところもあります」

――バックにクワイアが似合うようなゴスペル的な要素も感じました。

「そうですね。コーラスはすごく重ねています。制作の時に賛美歌のようなイメージがあったのかもしれないです。幸せな曲になればいいなと思って作りました」

――タイトルをカタカナ表記にしたわけは?

「『アイノウタ』は男性から女性へ向けてのラブソングなのですが、その昔"カタカナは男言葉"と言われた時代があったというのを知って、そんなことも考えながらタイトルを考えました」

――当初から恋愛ソングというのは、Taniさんにとって大切なテーマのひとつなんですよね?

「そうですね。僕にとって、音楽って自分の気持ちを吐露する一個のツールとして始まってるんですけど。恋愛面も曲にしてきたので、やっぱりそれも大事な1個のピースではあるかなと思っていますが、(ラブソングを作る)頻度はちょっと減ったような気はします。年齢を重ねていくと、何に比重を置くのか、そのバランス感覚みたいなものが変わってきてるのかなと思います」




もっともっと活動の幅を広げて
次は宇宙を旅しながら新たな出会いを見つけに行く



――10月には、ニューEP『SPACE RENDEZVOUS』がリリースされるということですが、"ある少年が描く宇宙計画"を軸にしたコンセプト作品になるとのことで。

「はい、新しい出会いを求めて宇宙を冒険する少年の物語です。今まさに制作中で、5曲入りのEPになります。今回はツアーを見据えて楽曲制作も行なったのですが、『HOMETOWN』のツアーは汽車に乗って、『航海士』のツアーは船に乗って全国のみなさんに会いに行くというコンセプトでした。これまでも乗り物に乗って、陸を経て海に出て行ったので、次は宇宙に飛び出していく。去年、武道館を終えて、ひとつ目標としていたものにたどり着いたんですけど、その先にやりたいことはまだまだたくさんあって。まだ出会っていないファンの方たちとか、行ったことのない土地だったりとか、経験したことのないライブ会場だったりとか、まだまだたくさん叶えていきたい夢があります。もっともっと活動の幅を広げてい行けたらという意味合いも込めて、次のツアーは宇宙船に乗って、みんなで宇宙を旅しながら新たな出会いを見つけに行こうというテーマになっています」

――インスパイア源はなにかありましたか?

「全体のテーマ観としては『星の王子様』です。チームスタッフと一緒に考えたのですが、物語には心境とリンクするところも多く、めちゃくちゃいいなと思いました。今回のEPは全5曲で、太陽系の惑星をテーマにした曲が入っています。地球を出発して、月や火星をテーマにした楽曲が入っているんですけど、天体はまだまだあるので、それをもっともっと時間をかけて広げていきたいなと思っています。僕自身の活動としても武道館がゴールだとは思ってなくて、発展している途中なので。それこそ新しい宇宙への一歩を、子供が無邪気に夢に描いた空想、妄想の世界をノートに落書きしたみたいな感じで、『星の王子様』の世界観に寄せて落とし込めると、テーマとしてすごく合うのではないかと思っています」

――その発想がユニークですね。どんな曲が聴けるのか楽しみです。

「楽曲としては、地球の曲が『エブリ・デブリ』という曲です。月の曲が『ムーンウォーカー』という曲で、火星の曲が『エイリアンズ』という曲なんですけど、それプラス2曲、宇宙を彷彿とさせるようなテーマで作っている楽曲が入っています」

――すごくロマンを感じます。以前から宇宙には興味があったのですか?

「お父さんが宇宙系のお話がすごい好きなんです。雑誌の『ムー』とか買っていて、僕も子供の時からそういうのが面白くて、ロマンがあるなって思っていました。宇宙関連の特集番組とかを、子供の頃から見ていたのもあると思います」

――そうなんですね。EPに収録された新曲の曲調はどんな感じですか?

「『エブリ・デブリ』という地球の曲は、まさにこれから宇宙の旅をする門出にピッタリな祝祭感のある楽曲になっています。この曲はカントリー調で、今までのTani Yuuki感が感じ取れるんですけども、『ムーンウォーカー』はちょっと新しいなって思ってもらえる楽曲なんじゃないかな。(1969年に)初めて月面着陸した(ニール・)アームストロングさんとかのイメージが強いので、月をテーマにすると新たな挑戦みたいな意味合いが出て来て、楽曲的にもちょっと新しいトライをしています」

――それはスペーシーでエレクトロな感じでしょうか? 

「音で言うとそんなにスペーシーじゃない曲もあるんですけど、そこに込めたテーマとしては入っている5曲全てにスペーシーなところはあります」

――ちなみに、『エイリアンズ』は?

「『エイリアンズ』も結構エレクトロな楽曲でBPMもちょい速めですが、みんなで歌える箇所もあります。僕は学生の頃、ボカロ文脈も通ってきていて、そういう曲も大好きなので、この曲はボカロPの方にアレンジに入っていただきました。今までも、レフティーモンスターP名義で楽曲制作しているRyo'Lefty'Miyataさんは『航海士』などでご一緒していますが、レフティーさん以外のボカロPさんは初で、ちょっと新しい風を吹き込んでいただいています。ファンの人にもきっと楽しんでもらえる楽曲たちだと思います」

――歌詞はどんな感じに仕上がっていますか?

「惑星の曲にラブソングはないんですけど、宇宙がテーマになっているその他2曲の方にはラブソングが入っています。地球の曲を『エブリ・デブリ』というタイトルにした理由は、宇宙ゴミのことを"スペースデブリ"ということから、毎日生きていく中で出てくるゴミのようなものを、曲で消化できる楽曲になってほしいという思いからつけました。これは地球の曲っていうのもあって、かなり日常のことを歌っている楽曲です。なんやかんやあるけど、僕らだったらどこまででも行けるっていう感じで。『ムーンウォーカー』もそうですけど、この曲も誰かを鼓舞している応援歌かもしれないです」

――日常的に困難なことにぶつかったり、ちょっとくじけそうになってる人に向けて背中を押すような曲?

「そうですね、『エブリ・デブリ』はそういうような楽曲になっているのではないかなと思います。そういうことあるよねって共感してもらえるところもある楽曲なのではないかなと思います」



ツアーはメンバー一新して、フルバンド編成で



――そんなニューEP『SPACE RENDEZVOUS』を提げて、11月からツアーが始まり、来年は初のアリーナ公演も控えています。

「そうですね。間違いなく次のステージへ向かうための挑戦になると思うので。そこにたどり着けるように頑張りたいなと思っています」

――ツアーに向けて思い描いていることは?

「ツアーにもこのEPのコンセプトを持ち込んで、宇宙を表現できたらいいなと思っています。新たなチームを迎えて、宇宙船に乗り込んでくれる人たちが今までよりももっともっと増えているので、演出もより良いものにすべく"ゼロ"から作り上げていますし、ライブの流れとかもより楽しんでもらえるように色々模索しています。そういうコンセプトはもちろん大事なんですけど、僕のライブの良さってなんだろうなって思うと、みんなで歌える場所がある、温かいライブな気がしているので。そこもちゃんと大事にしつつ、EPの世界観、楽曲の世界観をより楽しんでもらえるようなライブが作れたらなと思っています」

――次のEPの新曲の中にも、ライブで皆さんでシンガロングできるシーンもあるのですか?

「『エイリアンズ』という曲の中に、"ワレワレハ(宇宙人だ)"っていう(笑)コーラスがあるんですけど、そことかはみんなで歌えるなと思ったりしていて。『エブリ・デブリ』も鼻歌みたいに歌っている箇所があって。『おかえり』という楽曲が最後にみんなでシンガロングできる楽曲になっているんですけど、『エブリ・デブリ』に関してはそこを代わりに背負えるような楽曲になってくれたのではないかなと、個人的には感じています」

――バンド編成はどうなりますか?

「武道館の後のファンクラブツアーまで、5年ほど一緒にやっていたサポートメンバーの方々と一緒に走ってきたんですが、今回テーマに掲げているように新しい音を求めて、心機一転新たなメンバー編成でツアーに臨みます。音楽的にも音的にも新しくお魅せできるものがあるので楽しみにしていてほしいです」

――来年のアリーナ公演(関西ではGLION ARENA KOBE)に向けてはどんな思いがありますか。
 
「(昨年の)武道館もですけど、アリーナも別にゴールではないので、通過点とは思いつつ、でも、ワンマンライブとしてはもちろん初めてアリーナでやるので。まずはいいものを見せられるように、みんなで作り込んでいけたらいいなと思っています。それぞれの会場を有効的に使ってできるステージになるようにしたいです」

――EPのコンセプトが宇宙ということで、ツアーもどんな演出になるんだろうと、想像が膨らみます。

「宇宙空間をどう表現できるかなと、アリーナはアリーナでできることをもっと増やして、より良いものが見せられたらという感じでいます。5周年の武道館も皆さんに来ていただいて、大変良いライブができたと思っていますし、ニューEPも、そして新しいツアーの演出や構成も楽しみにしてもらいつつ、みんなにワクワクしてもらえたらと、それが本望なので。ここから皆さんと新たな冒険の旅に出発できたらと思っていますので、まだ見ぬ景色を一緒に見にいきましょう。ぜひともよろしくお願いします」

Text by エイミー野中




(2026年8月21日更新)


Release

Digital Single「アイノウタ」

配信中

配信リンクはこちら

EP『SPACE RENDEZVOUS』

2026年10月14日(水)発売

FC限定盤(CD+Blu-ray Disc)
KSC8-24~25/7590円(税込)

※完全生産限定盤
※CD:全5曲収録
※Blu-ray:『谷勇輝アワー 歌っていいとも! ファンクラブツアー2026』@恵比寿 LIQUIDROOM ライブ映像 全6曲収録予定
※Tani Yuukiオフィシャルファンクラブ「谷乃湯 〜たにのゆ〜」会員限定商品となります。

通常盤(CD Only)
KSCL-3678/2200円(税込)

《収録曲》
01. エブリ・デブリ
02. サテライトブルー
03. ムーンウォーカー
04. エイリアンズ
05. コールドスリープ

予約サイトまとめはこちら

Profile

タニ・ユウキ…1998年11月9日生まれ、神奈川県・茅ヶ崎出身。27歳。 TikTokやYouTubeを中心に2015年8月から活動をスタート。 作詞作曲、編曲、サウンドメイクを自身で行ない、ギ ターのみならず ピアノも弾くことが できる、マルチアーティスト。 2020年5月、TikTokやYouTubeへ投稿した「Myra」が ティーンから多くの支持を集め、その配信音源はストリーミング 再生累計が 1億再生を突破。5thシング ル「W/X/Y」はリリース6ヵ月後にSNSでブレイクし、各サブ スクチャート首位を獲得する大ヒット楽曲へ成長。自身2曲目のストリーミング 再生累計1億回超えを果たし、 「W/X/Y」は2022年年間ランキング を席巻するほか第64回『輝く!日本レコード 大賞』では新人賞を受賞。現在の総再生回数は8億再生を突破した。さらに、 「もう一度」 、 「おかえり」 「愛言葉」もストリーミング 再生累計が 1億再生を突破。 「もう一度」は2億再生を超え、1億再生突破楽曲は5曲となった。2025年は活動開始5周年を記念したアニバーサリーイヤーを迎え、2025年12月15日(月)に はキャリア初となる日本武道館でのライブ を開催。2026年6月19日、26thシングル『アイノウタ』をリリース。10月14日には新作EP『SPACE RENDEZVOUS』のリリースが決定している。このEPを携えて、11月からは全国7都市のホールと関西・関東のアリーナを巡る『Tani Yuuki Live Tour 26-27 “SPACE RENDEZVOUS”』の開催も決定。比類なき歌声で日常に在る恋愛の思い悩みを独特の語感で紡ぎ出す、SNSもテレビも行き来するハイブ リッドなシンガー・ソング ライター。


Live

全国ツアー『Tani Yuuki Live Tour 26-27 "SPACE RENDEZVOUS"』

【愛知公演】
▼11月7日(土) 愛知県芸術劇場大ホール
【新潟公演】
▼11月23日(月・祝) 新潟県民会館 大ホール
【香川公演】
▼11月28日(土) サンポートホール高松 大ホール
【北海道公演】
▼12月4日(金) カナモトホール(札幌市民ホール)
【広島公演】
▼12月19日(土) 広島文化学園HBGホール
【福岡公演】
▼12月26日(土) 福岡サンパレス
【宮城公演】
▼2027年1月9日(土) 東京エレクトロンホール宮城
【兵庫公演】
▼2027年2月23日(火・祝) GLION ARENA KOBE
【神奈川公演】
▼2027年3月22日(月・祝) ぴあアリーナMM


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