ホーム > インタビュー&レポート > あいみょん、HY、レミオロメン、BE:FIRST、 マカロニえんぴつ、Bialystocks、DISH//が刻んだ奇跡の時間。 ニューカマーのOddRe:、Furui Rihoも登場 『MEET THE WORLD BEAT 2026』レポート
1週間前まで雨予報で天気が危ぶまれていたが、直前に曇り予報に変わったこの日。多くの人の願いが通じたのか、最後まで雨は降らずに推移した。ほどよい気温と曇り空の下、会場の万博記念公園 もみじ川芝生広場には、朝から大勢の人が集まった。
『MTWB』は長らく1ステージで行われてきたが、今年は久々の2ステージ制。メインの「Prime Stage」とサブの「Rise-Up Stage」が設置された。ステージ装飾やオフィシャルグッズには、画家のChai Sunsetが手がけたカラフルなキービジュアルがあしらわれ、まさに会場全体に花が咲いたような、明るい雰囲気が漂っていた。
また今年は、メインステージのある「Front Area」から見て、もみじ川を挟んだ向こう側に「Feelin′Area」を新設。前方のLEDビジョンと生音でライブを楽しめるというもので、エリア内にはオフィシャルグッズや飲食ブース、仮設トイレもあり、オーディエンスはレジャーシートを敷いてゆったりと過ごしつつも、ライブ中は「Front Area」に負けないほどの歓声を上げたりと、存分にライブを盛り上げ楽しんでいた。
協賛企業ブースもお楽しみ。J:COMやスペースシャワーTVは、SNSをフォロー&投稿で今流行りのプクプクシールやオリジナルグッズをもらうことができたり、HORIBAは先着でステッカーをプレゼントしたり、tabiwaはガラポン抽選会を用意したりと、それぞれにお得で楽しいキャンペーンを実施していた。
そしてマクセルは、「WRITE THE WORLD BEAT by Maxell」と題して各アーティストへメッセージを書き込めるボードを設置。夕方頃に見に行ってみると、色とりどりのペンで書かれた愛のあるメッセージがびっしり。1枚では足りず、複数枚に及んでいるアーティストもみられた。
いよいよ開演の時。ステージにはFM802 DJの中島ヒロトと高樹リサが登場、2人で元気に「『MEET THE WORLD BEAT 2026』スタートです!」と元気に開幕宣言!
【DISH//】

「Prime Stage」のトップバッターを飾ったDISH//は、幕開けにピッタリの「No.1」で気持ち良く疾走。矢部昌暉(gt)、橘柊生(dj/key)、泉大智(ds)の繰り出すロックサウンドに乗って、北村匠海(vo.gt)の歌声が新緑の万博記念公園に突き抜けていく。『MTWB』のFES GAME SHIRTを着た北村は「初めまして! 聞いたところによると、フェスが初めての人が結構いるらしい。ゆっくりやりましょうね、自由に楽しんでください!」と述べて「HAPPY」へ。真っ直ぐで力強いナンバーに牽引されて手を上げる観客に届くように、北村は「あなたが少しでも幸せになれば!」と全力で叫び、会場の熱を引き上げた。

ドラマ 『刑事、ふりだしに戻る』の主題歌で、最新アルバム『aRange』に収録の「ヒーロー」を堂々と響かせると、中盤でさらに会場を巻き込んでいく。北村はハンドマイクでステージの端まで走り、「皆様の力を貸してください!」とお祭り感満載のコール&レスポンスで一体感を増幅。北村が法螺貝を吹いたのを合図に「プランA」を勢いよく叩き込み、中毒性のあるサウンドに直球の歌詞を乗せた応援歌「エール」へ。北村は「毎日お疲れ様です! 今日くらいはパーッと元気にやっちゃいましょう!」と叫び、見事に会場をひとつにした。

北村が「今日はあいみょんもいれば、マカロニえんぴつもいる。縁のある曲をできれば」と述べると、察した客席から拍手が贈られる。あいみょんが作詞作曲を手がけた「猫」をゆったりと美しく歌い届け、マカロニえんぴつのはっとりと北村が共作した「沈丁花」を冒頭のアカペラから情感豊かに披露した。どちらもDISH//の代表曲であり名曲だ。そんな2曲を共に第一線を走る仲間が作り上げたこと、素晴らしきクリエイティブの融合にこちらも感謝したくなった。

【レミオロメン】

デビュー年の2003年、2007年に続き、19年ぶりに『ミザワビ』に登場したのは、昨年約14年間に及ぶ活動休止期間から復活を果たしたレミオロメン。総立ちのオーディエンスに迎えられた藤巻亮太(vo.gt)、前田啓介(ba)、神宮司治(ds)は、FM802 2003年5月度ヘビーローテーション曲でインディーズ時代の1stシングル「雨上がり」でライブをスタート。藤巻の不変の歌声、サビでは誰もが口ずさんでしまう最高のメロディーが遠くまで響き渡る。神宮司のスティックカウントから「南風」が聴こえると、すぐさまクラップが発生。観客は朗らかなサウンドに手を左右に振って呼応する。のっけから名曲の連投で、会場は多幸感に包まれた。

藤巻は「だいぶ長いこと、バンドとしてはお休みをいただいておりまして。お久しぶりの方、初めましての方も多いのではないかと思います。こんにちは、レミオロメンです! FM802の皆さん、呼んでくださってありがとうございます!」と挨拶。初めて『ミザワビ』のサブステージに出演した2003年のことを回顧して、「次にやるのはその時やった曲。当時はスマホもSNSもない。それでも人と繋がりたいという気持ちや、人と人との繋がりを大事に思う想いは、時代を超えて普遍的なものがあると思います」と優しく伝え、メジャー1stシングル「電話」を23年越しに歌い上げた。「もっと盛り上がっていけたらと思います。騒げ〜!(藤巻)」とギアを上げた「スタンドバイミー」はサポートキーボード・皆川真人の軽やかな鍵盤も心地良く、子どもも楽しそうに踊っていた。

ラスト2曲はお待ちかねの「粉雪」と「3月9日」。約20年前のリリースから世代を超えて歌い継がれ、多くの人々の人生に刻まれているであろう曲たちに、観客はそれぞれ想いを馳せて聴き入っていた。色褪せない全6曲を全力で歌い上げた3人は、充実の表情でステージを後にした。

【Bialystocks】

FM802 DJの加藤真樹子と土井コマキが「今からこのアーティストのライブを初体験できる人が羨ましい!」と声を揃えたのは、『ミザワビ』初出演のBialystocks。甫木元空 (vo) は現在『MUSIC FREAKS』(毎週日曜22:00~24:00、隔週でDJを担当)のDJをつとめている。彼らのライブはとにかく"百聞は一見にしかず"の一言に尽きる。「音源の余白の部分に込められたものが一気に放出される、心震える時間」という加藤と土井の言葉を、観客はすぐさま実感することとなった。

お馴染みのサポートメンバーである朝田拓馬(gt)、越智俊介(ba)、小山田和正(ds)、オオノリュータロー(bvs)を迎えた6人編成でステージに立つと、甫木元はいきなりロングトーンを響かせ、1曲目の「雨宿り」から圧倒的なボーカルスキルを提示する。そこから広がる繊細で透き通る歌声、サウンドスケープはうっとりするほど。菊池剛(key)の指先から奏でられる鍵盤、コーラスワークも極上だ。続く「コーラ・バナナ・ミュージック」は各パートの凄みのあるプレイに脱帽した。

開放的な空の下、風が吹き抜ける中で聴く「差し色」と「言伝」は、細胞が喜ぶ尊さ。座ったりゆらゆら揺れたり、観客も自由に音に身を浸す。連続する転調とハイトーンロングトーンが良い意味で規格外の「灯台」を経て、ラストスパートは芸術的なアレンジと節回しにノックアウトされた「Over Now」、甫木元の歌声が楽器隊にユニゾンするように重なり、オルタナティブなアンサンブルを作り上げた「I Don't Have a Pen」、フェイクと楽器隊がせめぎ合って分厚さを見せた「Upon You」と、ライブ定番曲を連続で投下して終了した。生だからこその真価を発揮して、初見の人の心にもしっかりと存在感を残したBialystocksだった。

【OddRe:】

「Rise-Up Stage」の1番手に登場したのは、OddRe:。サウンドチェックでAirA(vo)の歌声が会場後方まで真っ直ぐに突き刺さると、会場はロックでエッジーな空気に一変。そんな彼らのライブは、AirAがウクレレを手にした「shiori」で柔らかく開始した。野外の昼間というシチュエーションを意識してのことだろうか、続くナンバーも5月1日にリリースされたミドルチューン「睡る君」。"電波に乗って会いに行く"という夜のイメージの楽曲だが、少し切ないメロディーが野外にもよく似合う。強風に揺れる木のうごめきが、輪郭がクリアなAirAの歌声と力強いサウンドにリンクしているようで素敵だった。

人の多さに感動していたSOI ANFIVER(gt.comp.trackmaker)が「『MTWB』盛り上げていきますんで、皆さん今日は最後までよろしくお願いします!」と挨拶し、AirAが「皆さん手上げれますか?」と気合い十分に投下したのは、FM802 2025年12月度のヘビーローテーション曲「東京ゴッドストリートボーイズ」。ユウキ サダ(ba.vo)とサポートのエノマサフミ(ds)の安定感抜群のリズムに合わせ、見渡す限りの人がプチョヘンザ。新人らしからぬどっしりとした佇まいでガンガン揺らす。楽しそうに演奏する3人は、ライブハウスとはまた違う魅力を見せて、輝きを放っていた。AirAとサダのツインボーカルが唯一無二の「ai my me」で、見事なハイトーンボーカルをお見舞いすると、最後はギアを急上昇! とびきりロックに「FEVER TIME」を叩き込んだ。20分で色々な表情を見せたOddRe:。今後の進化が楽しみになる渾身のライブだった。

【BE:FIRST】

続いては、『MTWB』初出演のBE:FIRST。ポーン、ポーン、というピアノ音から静かにグループロゴが表示されると、黄色い歓声の中でSOTA、SHUNTO、MANATO、RYUHEI、JUNON、LEOがスタンバイ。1曲目は「GRIT」。観客の集中力も高まる中、センターのSHUNTOがゆっくりと動き出し、生バンドの演奏に支えられて、6人がスイッチしながらクールにラップを叩き込む。重心を低く取ってシンクロするダンスからのソロパートは、すさまじい熱狂を生み出した。続く「Secret Garden」は先ほどの強さとは反対に、歌声は柔らかく伸びやかでステップは軽い印象だ。JUNONの高音とLEOやSHUNTOの低音の対比が美しく、静と動でいえば"静"寄りのナンバーだと思うが、曲が進むにつれて個々の存在感が際立っていったのはさすが。世界基準のパフォーマンスにぐいぐい惹き込まれていく。

鋭いドラムフィルからSHUNTOが「What's up Osakaー!」と叫び、「今日オレたちだけ毛並みが違うと思うけど、オレらなりに最高の音楽を届けたい。それぞれ好きなように音楽を聴いて楽しんでいってください!」と勢いを増して「Brave Generation」を解き放つ。メンバーはステージいっぱいに広がって盛り上げ、SOTAが「Make Some Noise Osaka! 僕たち、呼んでもらったからには踊らせて帰らないと許されないんですけど、ついてきてくれますか!」と叫び、「Boom Boom Back」で会場全体を揺らす。

MANATOは「大阪の街の雰囲気や人の良さにいつもパワーをもらっていて。第2の地元ぐらい(大阪に)来てるので、今日も皆さんと一緒に大きなパワー作ってもいいですか!」と心の距離を近づけ、「Don't Wake Me Up」で美声を響かせる。ホーンが入った「夢中」でハピネスな空気に包み込むと、Jackson 5の「I Want You Back」のリメイクカバーを明るく披露。最後は"生涯BE:FIRSTであること"を高らかに宣言する「BE:FIRST ALL DAY」で堂々と締め括った。ステージをはけるまで計算しつくされたパフォーマンスには思わず息を呑んだ。

【マカロニえんぴつ】

夕暮れ時、2021年以来2度目の『ミザワビ』登場となったマカロニえんぴつ。はっとり(vo.gt)は2020年10月〜2021年9月の1年間『MUSIC FREAKS』でDJをつとめており、FM802とも親交が深い。ビートルズの「Hey Bulldog」をSEに雰囲気を高めると、はっとりが「大阪ー!!」と叫び、「いつか何もない世界で」をパワフルに届ける。ライブの勢いを後押しするかのように、ずっと曇っていた空に太陽の光が差し込み、ステージが明るく照らされた。自然の照明を浴びて、田辺由明(gt.cho)のギターが天高くわなないた「忘レナ唄」もロックにキマる。

はっとりは「こんにちはー! 暑くなってまいりました。さっきぐらいがちょうどよかったです」と眩しそうに目を細めた。前回彼らが出演した『ミザワビ』は2021年、コロナ禍のため無観客で大阪城ホールからの配信となった。しかもその時は高野賢也(ba.cho)が腹痛による検査入院のため、急遽欠席に。つまりフルメンバーでの『ミザワビ』出演は「実質初です!」とはっとり。「楽しみにしてきたぞー!」と叫び「あなたの力が必要なんです。むしろ引っ張っていってくれますでしょうか?」と、マカロッカー(ファンの呼称)をはじめとする観客に呼びかけて、「MUSIC」へ。

続き「悲しみはバスに乗って」をエモーショナルに放つと、長谷川大喜(key.cho)の鍵盤が軽快な「ハートロッカー」を全力投球! さらに「おいおい、そんなもんか?いけんの?無理ならやめとくけど!?(はっとり)」と焚き付けてパンキッシュに「ワンドリンク別」へとなだれ込み、「最低限の生活には洗濯機と君と802!」との言葉から「洗濯機と君とラヂオ」を投下。怒涛の展開に観客は手を上げて躍動! 後方エリアでは、肩車された子どもたちがおおはしゃぎでノリまくっていた。ワンマンさながらの熱気を作り出すと、はっとりは「今日出会えたことを抱きしめながら進んでいけたらと思います。この優しい波が僕らには静かな海に見えました」と述べて、「静かな海」を大切そうに歌い上げた。

【Furui Riho】

「Rise-Up Stage」のトリはFurui Riho。再び曇天が広がりだした万博記念公園。しかし彼女がステージに現れると、まるで花が咲いたように、あるいは太陽が輝きを放つようにその場の空気が明るくなった。トレードマークの赤髪とライムグリーンのトップスが鮮やかだ。彼女のプロデューサーをつとめるknoak(gt)、友田ジュン(key)をバンドメンバーに迎え、Furuiは笑顔で「『MTWB』〜! よろしくお願いします! みんなで歌っていきましょう!」と挨拶し、意気揚々と「ハードモード」をドロップ。大きくステージを動き回り、伸びやかに歌声を飛ばしていく。ゴスペルにルーツのある彼女が放つ歌声、全身から溢れるパワーが本当にあたたかい。MCでは先日までFM802の番組『EVENING TAP』(毎週月〜木18:00〜21:00)内で担当していたコーナー「Furui Riho日和」に触れ、「大好きなスタッフの人たちがいて、今日ここに来れてすごく嬉しい。皆さんにも会えて本当に嬉しいです!」と感謝を述べた。

「夕暮れに合うかも」と言葉を添えて、ゆったり優しく披露されたのは、映画『死神バーバー』の主題歌で、死生観や命、愛への想いを込めた「太陽になれたら」。続き「皆さんコンプレックスあります?私はあるんですよね。でもそういう自分も抱きしめたいと思ってこの曲を歌います」と、自身の妹さんに向けて書いた「LOA」を優しく奏でていった。華やかなR&Bサウンドと慈愛に満ちた歌詞が心に沁みる。最後はFM802 2025年7月度ヘビーローテーションの「Hello」で明るくフィニッシュ。観客も共に身体を揺らし、幸せな時を共有していった。

【HY】

FM802 DJの深町絵里、板東さえか、豊田穂乃花が「久しぶりに『MTWB』に帰ってきてくれました! はいさーい!」とバトンを渡したのは、2018年ぶりの出演となるHY。沖縄節満載のSEで登場した新里英之(vo.gt)、仲宗根泉(key.vo)、名嘉俊(ds)、許田信介(ba)。新里は「1曲目は感謝の気持ちを込めて。初めての皆さんは心をオープンにして! ビビッときたら溢れる想いを声に出して、一緒に楽しんでいこう!」と導き、FM802でもたくさん流れた「AM11:00」をプレイ。サビはもちろん、「Feelin′Area」の観客も全員で手を左右に振る。懐かしくもあたたかなメロディーライン、そらで歌えるほど記憶に刻まれた歌詞を噛み締める。「大好きだよ、大阪!」という新里に呼応して、お互いに愛を交換しあう。同名タイトルのアニメのOPテーマでもある「きのこいぬ」では、サビでは<いーぬ、いぬ、いぬ、きのこいぬ>とダンス! まさに大人も子どもも一瞬で巻き込まれていった。

新里は「皆さんのおかげで今年26年目を迎えることができました!」と嬉しそうに述べる。現在も沖縄在住の彼らは「大阪の人はみんなすごい元気さね」と、大阪のお客さんがMC中にツッコミをバンバン飛ばすことから「ちょっと苦手だなと思ってたけど、26年も経つとそれが愛情なんだなってわかってきたわけ」と述べる。4人の大阪愛と笑いにあふれたMCで和気藹々と盛り上げた後は、仲宗根の歌声が美しいラブバラード「366日(Official Duet ver.)」でしっとりと満たしていく。

そして「恋をして揺れ動く気持ちを歌にしました」と最新曲「Swing Swing Heart」を披露すると、平成ヒットソング「モノクロ」を経て、「この歌から始まりました! 風を集めて飛び上がろう!」とFM802 2002年5月度のヘビーローテーション「ホワイトビーチ」でピースフルにライブを終了。見渡す限りの人々がジャンプで染まる様子はもう圧巻。最新のHYの魂もしっかりと提示した、最高の時間だった。

【あいみょん】

大トリは今年11月にデビュー10周年を迎えるあいみょん。『MTWB』には2019年以来、3度目の出演となる。FM802 DJの大抜卓人はあいみょんとFM802の歩みを振り返り、「おめでとうとおかえりの気持ちで、最後のアーティスト締め括りましょう!」と高揚感を醸成した。qurosawa(gt)、八橋義幸(gt)、井嶋啓介(ba)、横山祐介(ds/wacci)、山本健太(key)の盤石のバンドメンバーとステージに立ったあいみょん(vo.gt)は、アコギを手にして「ビーナスベルト」を柔らかくもポップに、力強く紡いでいく。<夕方に語りかける鳥のように>という歌詞が暮れゆく空にぴったりだ。

あいみょんは「『MTWB』お久しぶりです! 最後までよろしくお願いしまーす!」と明るく叫び、女子のふわふわした恋心を歌った「ラッキーカラー」へ。タンバリンを叩きながらステージの端まで走り、AIM(ファンの呼称)に手を振ったり目を合わせてコミュニケーションを取る。クリアな歌声がすとんと届いてきた「ハルノヒ」を最後の1音まで丁寧に奏でると、ここからは少しオトナの雰囲気に。ピンクや赤の照明がぎらぎらと光り、ファンキーでグルーヴィーな「愛を伝えたいだとか」を披露。さらに毒っ気の強いアッパーチューン「貴方解剖純愛歌〜死ね〜」で大盛り上がり。声を張って飛ばすグッドメロディーとかき鳴らすアコギ、推進力のあるアンサンブルが本当に気持ち良く、会場はたちまちクラップでひとつになった。

イントロで歓声が上がったのは、昨年ストリーミング再生が8億回を突破した「マリーゴールド」。オーディエンスは左右に手を振りながら瞳を輝かせてステージを見つめ、名曲を生で浴びる喜びを、五感全てで享受していた。
「『MTWB』ありがとうございました! 久しぶりに来られて嬉しいですし、こんなにたくさんの人の前で歌えて幸せです!」と述べて、最後は「裸の心」を丁寧に歌い上げる。恋する切なさと強さを閉じ込めたような柔らかく瑞々しい歌声は、心のひだを震わせる。こんなに贅沢な時間があっていいのだろうかと思うほど、充実の40分。インディーズ時代の楽曲から最新曲まで、彼女の歴史をギュッと詰め込んだ選曲で、聴く者全てを魅了した。「またねー! 楽しかった♪」と手を振りステージを去った彼女に、鳴り止まない拍手と歓声が贈られた。

【アンコールセッション】
あいみょんのライブが終わると、FM802 DJの中島ヒロトが登場。中島は「皆さんまだ盛り上がれますか?「Feelin′Area」から「Front Area」までウェーブできたらご褒美をあげましょう!」と提案。壮大なウェーブは見事にもみじ川を超え、折り返して再び「Feelin′Area」に戻る。会場にいる全員がひとつになると中島は「感動! みんなが素晴らしいウェーブを見せてくれたので、もうちょっとやります?」と毎年恒例のアンコールセッションへ。なお、この日58歳の誕生日当日だった中島は、同じく誕生日当日だったBE:FIRSTのJUNONと裏でお祝いをしてもらったと報告していた。

揃いのFES GAME SHIRTを着用し、再び呼び込まれた出演アーティストとFM802 DJsで披露したのは、FM802 2017年8月度ヘビーローテーションにも選ばれた、あいみょんの「君はロックを聴かない」。出演者が順番にボーカルをリレーしていく様はあまりにも豪華でスペシャル。間奏でDISH//の北村が思わず「(キーが)高すぎるー!」と叫ぶと、あいみょんが「ごめーん!」と返す場面もあり、2人の仲の良さと関係性がうかがえた。クラップとあいみょんの歌声のみになった落ちサビを経て、ラスサビはオーディエンスも手を左右に振りながら一緒にシンガロング。あいみょんは7月に阪神甲子園球場で10周年記念ライブを行う。そんなアニバーサリーに『MTWB』に帰ってきてくれた、この特別な時間を決して忘れることはできないだろう。

今年も大団円で終了した『MEET THE WORLD BEAT 2026』。この日の模様はスペースシャワーTVにて8月13日(木)22:00~25:00にアンコール放送される。ぜひ感動の瞬間をもう一度味わおう。
Text by 久保田 瑛理
写真提供:FM802/撮影:田浦ボン・
(2026年7月15日更新)
●DISH//
01. No.1
02. HAPPY
03. ヒーロー
04. プランA
05. エール
06. 猫
07. 沈丁花
●レミオロメン
01. 雨上がり
02. 南風
03. 電話
04. スタンドバイミー
05. 粉雪
06. 3月9日
●Bialystocks
01. 雨宿り
02. コーラ・バナナ・ミュージック
03. 差し色
04. 言伝
05. 灯台
06. Over Now
07. I Don’t Have a Pen
08. Upon You
●OddRe:
01. shiori
02. 睡る君
03. 東京ゴッドストリートボーイズ
04. ai my me
05. FEVER TIME
●BE:FIRST
01. GRIT
02. Secret Garden
03. Brave Generation
04. Boom Boom Back
05. Mainstream
06. Don’t Wake Me Up
07. 夢中
08. I Want You Back
09. BE:FIRST ALL DAY
●マカロニえんぴつ
01. いつか何もない世界で
02. 忘レナ唄
03. MUSIC
04. 悲しみはバスに乗って
05. ハートロッカー
06. ワンドリンク別
07. 洗濯機と君とラヂオ
08. 静かな海
●Furui Riho
01. ハードモード
02. 太陽になれたら
03. LOA
04. Hello
●HY
01. AM11:00
02. きのこいぬ
03. 366日(Official Duet ver.)
04. Swing Swing Heart
05. モノクロ
06. ホワイトビーチ
●あいみょん
01. ビーナスベルト
02. ラッキーカラー
03. ハルノヒ
04. 愛を伝えたいだとか
05. 貴方解剖純愛歌〜死ね〜
06. マリーゴールド
07. 裸の心
アンコールセッション
01. 君はロックを聴かない
全出演アーティスト放送!
放送日時(リピート):8月13日(木)22:00~25:00
※2026年6月に放送した番組のアンコール放送です。
https://tv.spaceshower.jp/p/00089689/