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“これからどんどん世界に羽ばたいていく”
デラックス×デラックスが結成10周年で示す、熱き勝利への想い
9月には初のNHK大阪ホールワンマンを開催!

輝夜朝蛾王(アサガオ/vo)、紅結芽水蓮(スイレン/g)、蜂乃寺鈴蘭(スズラン/b)、道頓堀桜(サクラ/ds)のバンドメンバーと、獅挐(シダ/sp、上手守備担当)、羅鷙(ラシ/sp、下手守備担当)、虎吼(コク/sp、dj、中央守備担当)のSPからなる、沖縄発の規格外パフォーマンス集団・デラックス X デラックス(以下、デラデラ)。一度観れば忘れることのできないビジュアル、昭和歌謡をルーツに創られる上質な楽曲、パワフルなパフォーマンスが魅力で、国内外の人々を虜にしながら爆進中だ。そんな彼らが今年の5月13日に結成10周年を迎え、現在は全国ツアー『10th ANNIVERSARY 「天晴れ!! 和気藹愛ツアー」』の真っ最中だ。2月から12月まで約1年をかけて計36公演にも及ぶ本ツアー。9月26日(土)には初めて大阪・NHK大阪ホールに立つ。今回はアサガオとシダに、近況をはじめ、シングル「ギギギギルティ」「キンレンカ」の制作秘話やNHK大阪ホールへの意気込みを聞いた。今回も初出しエピソードあり! アサガオが“第2の故郷”と呼ぶ大阪との信頼関係についても明らかになった。

トライアンドエラーを繰り返し、1歩ずつ階段を上がっている


――1年ぶりのインタビューですね。前回はバンドメンバー4人(アサガオ、スイレン、スズラン、サクラ)の総体重が540kgから555kgになったタイミングでしたが、今はお変わりなく?

アサガオ「はい。555が数字のキレがいいので」

――それをキープしようと?

アサガオ「大きくなるタイミングには何回か壁があるんですよね。今はそんなに増えていないので、多分キープ時期です」

――そして、SNSのフォロワーは右肩上がりで増えていて。先日YouTubeのチャンネル登録者数が20万人を突破しましたね。おめでとうございます!

シダ「ありがとうございます! 頑張りました」

――TikTokのフォロワーも42万人で(2026年7月現在)、10周年イヤー、ますます波に乗っている感じですか。

アサガオ「自分らでは1歩ずつ階段を上に進んでいる感じで、"ノリノリだぜ!"みたいな感じはあまりないですね」

シダ「一生懸命泳いでる感はあるよね(笑)」

アサガオ「精一杯平泳ぎしてる(笑)」

deradera260728-1.jpg7月20日(月・祝) SGC有明ホール公演より

――だけど、周囲の反応も大きく返ってくるようになったんじゃないですか。

アサガオ「個人的な感覚でいうと、ワンマンライブが多いので、いつも応援してくれる方々の声を、いつものようにありがたくたくさんいただく感じですね。最近は少しずつコラボも増えて、知ってくれてる方も多いんですけど、スタイルはあまり変わっていない気がします。でも初めて行った宮崎、大分、山口のライブハウスで200名超のお客さんが来てくれて、その半分以上が新規の方だったり。そういうことは今までなかったので、ちょっとずつ大きくなってる感じはします」

――地道な活動が実を結んでいるんですね。

アサガオ「そうなんですよ。トライアンドエラーで、いっぱい挑戦をしてきているので。"一気に全公演ソールドアウトしました!"ではなく、本当にちょっとずつ、確実にライブハウスも大きくなっています」

――デラデラの皆さんは、"ここまでにこれを達成しておきたい"という計画は立てられるんですか?

アサガオ「"ざっくり3年後くらいにこのぐらいの規模感にはなってたいよね"、みたいなハコでのイメージは割としますね」

――それを達成していってるところだと。

アサガオ「そうですね。予定通りのことがずっと起きてる感じです」

――初めてインタビューをさせてもらった上京1年目の時は、まだYouTubeの登録者数が10万人以下で、"今年中に10万人いきたいんですよ"とおっしゃっていたけど、しっかり達成しておられて、すごいなと。

アサガオ「イメージを達成するためにうちらも必死こいてるので、最低でもそこは達成する感じですかね。ほんとに事務所含め色んな方のサポートが手厚いので、逆に"ここまで用意してもらって達成しない道はない"という感じですね(笑)」

シダ「"できなかったらヤバい"ぐらい。達成して"いえーい!"じゃなくて、"よーしよし"(笑)」

アサガオ「"あぶねー!"とか(笑)。私たちはワンマンが多い分、自分らを見つめる戦いのスタイルなので、ほんとにメンバー同士で切磋琢磨していますね」



沖縄時代から変わらないメンバーの距離感、東京での交友関係


――メンバーさん同士で切磋琢磨しながら10年、しかも一緒に住みながら。それがチーム感に表れているんでしょうか。

アサガオ「ちょうど噛み合ってるんでしょうね」

シダ「一緒に住んだからこそ、進めてる感じはする」

アサガオ「共有が早くて濃いね。曲を作るにしても"すぐに集まってやろう"ができますし、一緒に過ごす時間が多いので、例えば"最近面白いと思っていること"みたいな世間話も含めて、共有がすごくできてる」

――移動もほぼ一緒ですよね。

アサガオ「そうですね。ツアーの時は7~8時間ぐらい車に乗って移動して、そのうちの6時間はしりとりするので」

――しりとりはまだ続いているんですね!

アサガオ「続いてます。最近は"四字熟語しりとり"をして」

シダ「四字熟語しりとりはサービスエリア3つぐらい跨ぎましたね。"漢字4つなら何でもいい"というルールにして(笑)」

deradera260728-2.jpg7月20日(月・祝) SGC有明ホール公演より

――誰も飽きないんですね。

アサガオ「人数が多いからですね。2人だったら飽きるかも」

シダ「誰かが続けると続けないといけなくなって、もう一巡となる(笑)」

アサガオ「それも苦じゃないんですよ。最初は後部座席の3人でやってたのが、徐々に広がって全員参加になる」

――すごい絆というか、仲が良いですね。

アサガオ「絆と言われればそうか(笑)。一緒にいすぎて、そんなに大層なものだと思わなかったな。特別が当たり前になるぐらいには一緒にいれるので、仲は良いですね」

――プライベートの時間を取りたくはならないですか?

シダ「そこはちゃんと取れてます」

アサガオ「うちらの良さは、お互いに踏み込みすぎないこと。1人1部屋ありますし、線引きがちゃんとできてるから、みんなで集まる時はちゃんと楽しいんだと思うんです。沖縄にいた時から、ルームシェアとはいえ距離感にメリハリがあるので」

――上京して3年ですが、横の繋がりは増えましたか?

アサガオ「私は今年、MUCCの逹瑯さんに"ビジュアル系ボーカル会"に呼んでもらったんですよ。私自身はビジュアル系のつもりはなかったんですけど、ビジュアル系の親戚として行って、そこで仲良くなったダウトのボーカルの幸樹さんとコラボしたり、私が学生の頃に聴いてたビジュアル系の先輩たちと遊ぶようになったり。アーティストの友達がやっと増えてきて、最低でも月イチで遊んでますかね」

――シダさんは?

シダ「私は全然。沖縄の後輩と遊んだりはありますけど、東京でまだ友達はできてないですね。知り合いはちょこちょこ増えてはいますが、連絡先だけ交換して、遊びには行けてない感じです」



中毒性抜群の爆発キラーパーティーチューン「ギギギギルティ」


――新曲の「ギギギギルティ」は爆発キラーパーティーチューンですね。

アサガオ「めちゃくちゃそうです(笑)。爆発してますね」

――"罪深きまでに食と恋を味わおう"という楽曲ですか。

アサガオ「まさに。「ギギギギルティ」というタイトルだけが先に私の中で生まれて、サクラちゃんに持っていって、"食と恋で罪の味という曲を作るから作って"と言って生まれた曲です」

――タイトルとイメージが先にあったんですね。

アサガオ「この曲自体、いろんなアレンジが加わって今の形になったんです。原型は去年の10月頃にはあって、仮レコーディングまで進んでたんですけど、アレンジや編成を色々変えたりで、10周年記念日の5月13日にリリースという形になりました」

――ライブでも披露されていたんですか?

アサガオ「ライブは今回の『天晴れ!! 和気藹愛ツアー』から初出しでやってます」

――サウンド面はとにかくパワフルで中毒性があって、90's風のシンセが印象的ですね。

シダ「そうそう、ユーロビートっぽい感じの」

deradera260728-3.jpg7月20日(月・祝) SGC有明ホール公演より

――サウンドに平成感があるから、ダンスもパラパラなんですか?

アサガオ「「ギギギギルティ」は元々パラパラをやるために生まれてるんです。今まで幾度となくパラパラ曲を作り出そうとして、デモを作って仮歌まで歌ったけど、人前に出すほどにはいかないみたいな曲がいくつかあって。今回満を持して完成させました」

――なるほど。

アサガオ「SNSでみんなに使ってもらえる楽曲を作りたかったし、今は平成リバイバルが流行ってるけど、うちらも平成世代なので、そういうのもやりたくて。今までは"パラパラに挑戦"みたいな感じだったんですけど、何かパーツが足りなかったんですよ。それが多分ワードや作曲技術、コレオグラフの技術だった。やっと10年目にして追いついて、形になったと思います」

――実際の振付はどうでしたか?

シダ「"パラパラしたいね"という話はずっとしていたので、初めて振付を全編パラパラにしました。これまでサビだけパラパラとか、パラパラっぽい動きをつけるとかはあったんですけど、全部パラパラにするのは結構大変でしたね」

アサガオ「"パラパラを踊るんだったらこのテンポじゃないと踊れない"とか、決まりがあって」

シダ「今の音源がギリギリのテンポなんです。速いスピードでもパラパラは踊れるけど、"お客さんが見て踊る"となると、ある程度ゆっくりのスピードがよくて。それとバンドサウンドの気持ち良い速さをマッチさせるというので、結構葛藤しました」

アサガオ「"パラパラはキメが少なかったり、リズムが一定の方が踊りやすい"とか。パラパラを踊るための視点で、サウンドも決めていきましたね」



デラデラが作った、"新しい令和のパラパラ"。ぜひSNSで踊ってみて


――おふたりは当時、パラパラを踊っておられましたか?

アサガオ「私たち、ギリギリなんですよ」

シダ「パラパラって第4世代ぐらいまであるじゃないですか。私たちは第3世代の時に小学生なんですよ。長州小力さんでもう1回ブームがきて、『SMAP x SMAP』で木村拓哉さんが「NIGHT OF FIRE」を踊っていた頃じゃないかな」

――80年代後半〜90年はじめのバブル時代が第1世代、クラブやディスコでパラパラが流行ったのが第2世代で、その後バラエティをキッカケにお茶の間にパラパラが進出してブームになった時ですね。

アサガオ「今回パラパラをやるとなって、歴史から勉強してね」

シダ「そう。パラパラの中にもavexさんが出したオフィシャルの振付や、関西だけでうまれたインディーズの振り、ルーティーンの動きが違うもの、色んなスタイルがあって」

アサガオ「クラブによっても振りが違ったらしいです」

シダ「同じ曲でもCパターンぐらいまで振付があって。振付をする上である程度の自由はあるけど、"パラパラならこれは守った方がいいよね、手はこうじゃないといけないよ"と説明をしてくれてる方もいて」

アサガオ「"これがパラパラたる所以"的な動きがあるんだけど、これがまた難しい」

シダ「まず研究から始めて、少しずつ当てはめてできたのが「ギギギギルティ」の振付です」

deradera260728-4.jpg7月20日(月・祝) SGC有明ホール公演より

――今回の振付は、言うなれば"何パラ"ですか?

シダ「普通のパラパラと、テクパラっぽいところも入ってきます」

アサガオ「"テクパラ"っていうのは?」

シダ「テクノポップ。男性が速いスピードで踊るイメージ。パラパラ自体は女性的な柔らかい動きが多い感じらしいです」

――MVでは、SPの3人が華麗に踊っておられますね。

アサガオ「"これぞパラパラ"を見せつけようと思って。多分ちゃんとオリジナリティがあるこの難易度のパラパラって、今ないんですよ。だからパラパラを本格的に踊りたがってる若い子たちにいかがかなと思って(笑)。"新しい令和のパラパラあるよ"って」

――1番のこだわりポイントは?

シダ「<ギルティ>なので、至るところにばってんポーズが入ってきます。だからばってんを意識して踊ってもらえたら嬉しいです」

――ライブではお客さんも踊ってらっしゃいます?

シダ「結構踊ってますね。この間の山口と広島はパラパラのソロを完璧に踊れている人たちがいて、思わず笑っちゃいました」



10周年をテーマに、自分たちのルーツと沖縄感を詰め込んだ「キンレンカ」


――6月にリリースされた最新曲「キンレンカ」も、「ギギギギルティ」とはまた違う雰囲気のキラーチューンです。

アサガオ「「キンレンカ」は"10周年"がテーマです。ツアーのテーマ曲でもあるし、10周年のテーマ曲でもある。歌詞もそういう部分を反映して、"これから世界に羽ばたいていくぞ"的な意味も含めつつ、メンバーのシンボルが散りばめられています」

――サウンドは三線と笛が入り、琉球ロックの世界観が完全にできていますね。

アサガオ「そうなんですよ。元々<ハイヤー イーヤーササー>の掛け声は入っていたんですけど、きいやま商店のリョーサさんに三線と指笛をやってもらって、より沖縄っぽい雰囲気の祭囃子になりました。リョーサさんは三線を三味線みたいに早弾きで弾いてくれたんですけど、本来三線はあんなに早く複数の音が鳴る楽器じゃないんです。でも早弾きすることで元々の和風ロックと馴染みが良くなって、お祭り感が出て派手になった。うちらの沖縄のルーツもリョーサさんがすごくカッコ良くアレンジしてくれました」

deradera260728-5.jpg7月20日(月・祝) SGC有明ホール公演より

――最初は"10周年のテーマの曲を作ろう"から始まったんですか?

アサガオ「そうですね。今まわっている『天晴れ!! 和気藹愛ツアー』は10周年と和風がテーマなんです。うちらの1番のルーツは昭和歌謡やアニメソング、邦ロック。日本の音楽全部が我々の血となり肉となり音楽になっているので、そういう要素と沖縄感をぎゅぎゅっと詰め込んだ1曲を作ろうというので、「キンレンカ」を作りました」

――タイトルはどう決まったんですか?

アサガオ「基本的には曲先で後に歌詞をつけるので、サビの頭の5文字がちゃんと目立つようにしようと思って、5文字の花をめちゃくちゃ調べて。そしたらいくつか出てきた中で"キンレンカ"があって、花言葉を調べたら"勝利"だったんですよ。それで"カッコよ!"と思ってつけました」

――勝利の花なんですね。

アサガオ「やっぱり勝ちたいなと思って。あと、キンレンカは原産国が南米のブラジルやチリなんですけど、私の母方の祖父が戦後にブラジルに移住している時期があって。出稼ぎで農業をしに行ったんですけど、農業だけじゃ稼げなくて、土地の売買をして大金を稼いで帰ってくるという伝説のような逸話を持ってて。だから母方の実家ではめちゃくちゃブラジル料理が出てくるんですよ。私自身ブラジルがルーツにあるなと思っていたし、世界進出した時に日本の裏側のブラジルまで轟かせたいし、実際にブラジルまで行きたいし、"これからどんどん世界に羽ばたいていくよ"という意味を歌詞に込めています」



「キンレンカ」の歌詞に読み解く、シンボルや想い


――<手と手を握って 繋いだ七つ星>はメンバーさん7人のことだろうと思いながら聴いていました。

アサガオ「それもありますし、色んな要素があります。今日話すかなと思って、他では話してないです」

――え、ありがとうございます! ぜひお願いしたいです!!

アサガオ「メンバーのシンボルには生き物や植物、惑星の名前が入っているんですけど、タイトルを花の名前にしたのも、うちらに花のモチーフもあるから。歌詞で言うと、まず<繭の中から見てた 憧れの夢見鳥>の<繭>にアサガオの"蛾"が入っていて、<夢見鳥>は"蝶々"という意味なので、"蝶に憧れている蛾"のニュアンスで、"本物になりたい、美しいものになりたい"という、憧れみたいな私の幼少期的な要素が入りつつ。次の<凛々>が鈴の音でスズランの"鈴"、<陽炎>がトンボの別名なので、サクラちゃんの"道頓堀"の"トンボ"、<月華>もサクラちゃんの要素なんですけど、シンプルに好きな言葉なので入れてます」

――おお~。

アサガオ「そして、<虎に翼>の<虎>がコク、<翼>がラシの要素。<虎に翼>は"鬼に金棒"という意味で、"強いだけじゃなくて弱さを見せることがあなたの最大の強さだよ"というメッセージが入っていたり。あとは<銀のゼンマイ>の<ゼンマイ>がシダ植物で、<手と手を握って 繋いだ七つ星>がナナホシテントウになっているとか、そういう感じです」

deradera260728-6.jpg7月20日(月・祝) SGC有明ホール公演より

――毎度結び付けがすごいですね。

アサガオ「ミスリードも合わせつつ、"これを軸にこのワードを入れよう"というところから、意味が合うように歌詞を組み立てています。直接受け取ってもらっていい歌詞なんですけど、"そういう遊びもありますよ"と」

――シダさんは、アサガオさんの意図を知った上で振付されるんですか?

シダ「歌詞に沿った振付にも見えるけど、実は音先行で作っていて。Aメロでは鈴の音が"シャンシャン"と鳴ってストップ的な感じで入ってくるので、それに合わせてわざと止まってみたり、能の古典的な部分を彷彿とさせるように静の動きが入っていたり。逆にBメロからは祭囃子のようにどんどんギアが上がって速くなっていくので、よさこいや阿波踊り、いろんな日本の踊りがミックスされたお祭りっぽい動きを入れてます。サビは当初から扇子を振ることが決まっていたのと、みんなで扇子を触れたらめでたいかなという感じで作りましたね」

――MVの後半はアクロバティックな動きをされていますね。

シダ「あれはライブでもやりますね。歌詞を聴いても楽しいし、一緒に踊っても楽しいし、観られても面白い。だからライブでは華やかですよ。みんながグッズの扇子を振ってくれるので、タオル回しとはまた別の様相になりますね」

――MVはツッコミどころもありつつ面白かったです。お寺が舞台で、最後に涅槃仏のようなアサガオさんが出てくるのがツボでした。

アサガオ「面白いですよね。<虎に翼>の時に私から翼が生えるんですけど、翼が思ったより小さい。綺麗なんですけど"飛べるかー"って(笑)。私がでかいだけなんですけど(笑)」

シダ「忍者が出てきたり、"世界がイメージする日本"という感じでとても良いですよね。しっちゃかめっちゃで(笑)」

アサガオ「監督がすごく良くて「キンレンカ」にピッタリ。この曲は私がデラデラ史上1番気に入ってる曲。この曲を1番ブラジルでやりたい。ブラジルワンマンの最後をこれで締めたいですね」



沖縄でしかやらないことがあるように、大阪でしかやらないことが明確にちゃんとある


――「キンレンカ」でボーカルのこだわりはありました?

アサガオ「これまでのツアーで柔らかい歌い方を手に入れて、最近は荒々しいだけじゃない表現をしていたんですけど、「キンレンカ」のAメロとBメロは、低音をきかせた歌い方を取り入れています。10周年という部分で、"昔、こういう声をよく出してたな"という表現を散りばめているんですよ。サビは柔らかくも激しく歌っています」

――10年間のボーカルスキルが詰め込まれているんですね。シダさんは今まで振付した曲の中で1番のお気に入りは?

シダ「難しいですね。全部好きなんですけど、「キンレンカ」は渾身の出来なんじゃないかな」

アサガオ「ちなみに1番好きなのは?私から先言う?」

シダ「何で(笑)」

アサガオ「私は「セクシー★ダイナマイト」のサビの<巨大>のところ。背伸びで表現しててめっちゃ笑いました。縦なんだ(笑)」

シダ「<巨大>をどうやって表すか考えたら、自分のコンプレックスの身長だと思って。アサガオは大きいからむかつくんですよ。"ちっちゃいと思ってんなよ、コラ"となりながら踊ってますね」

アサガオ「思ってないよ(笑)」

シダ「私が1番好きなのは「ブラックキャット・スウィング」かな。ダンサーの方に"<夜に溶け合うだけ>の<溶け合う>で天を仰いで夜を全部おさめた上で、もう1回溶かす動きが良いですね"と言われて。ちゃんと意図が伝わって嬉しかった」

アサガオ「あれじゃないの?「イケズなやつさ」」

シダ「「イケズ」は面白いけど、私たちの悪ふざけがいっぱい入ってる」

アサガオ「「イケズなやつさ」は最後のキメが長いんですけど、その音を全部ハメてダンスを作ってほしいとリクエストして。散々ポーズをした後、最後の"ダダダダ"の直前は直立なんですよ(笑)」

シダ「"急に棒立ちする私たち"を絶対入れてほしいって」

アサガオ「最後のキメはライブだと30秒ぐらい停止してます」

deradera260728-7.jpg7月20日(月・祝) SGC有明ホール公演より

――そんなに。

シダ「はい、変な空気になります(笑)」

アサガオ「で、だんだんお客さんがメンバーの名前を呼ぶようになったんですよ。お客さんが"長いだろ"って空気を出したらやめてます(笑)」

シダ「アサガオが"センキュー"って言わないと、私たちずっとそのまま。PAさんや照明さんが1番困る」

アサガオ「その間逆光なので、PAさんからはうちらの顔も見えないという(笑)。そしてお客さんは、それを見て"カッコ良い!"となるんですよね」

シダ「ほんとはストレートに爆笑してほしいんですよ。でもみんな"キャー!"って(笑)」

アサガオ「誰も"長い、早くやれ!"と怒ったりしない。本来ならツッコみそうじゃないですか。うちらのキャラクターも10年やらないと理解してもらえないというか、誰もついてこれてない。それも面白いんですよね(笑)」

――次のライブでは「イケズなやつさ」に注目しておきます(笑)。

アサガオ「私がこの演出が好きすぎて、いつも「イケズ」をツアーで入れるんですよ」

――9月のNHKホールでは?

アサガオ「まだセットリストを組んでないですけど、大きい会場でやりがちです。でっかい会場のすごい照明で、たくさんの人を待たせるという(笑)」

――お客さんは待たせられているとは思ってないでしょうね。

アサガオ「そういう意味では演出の1個ですよ。私の面白いが詰まっています」

――改めて、9月26日(土)にはNHKホール大阪でワンマンライブが行われます。大阪でのホール公演は最大規模ですが、意気込みはいかがですか?

アサガオ「みんなに"大きいよ。すごいよ"と言われるからドキドキしてます」

シダ「プレッシャーをちゃんと感じてます」

アサガオ「でもさっきの「イケズ」じゃないですけど、大阪のライブでは毎回私がやりたい演出を結構ぶつけてて。"どうにも終わらない"と称して「どうにもとまらない」を2回やったり。しかも1曲分終わったら転調してどんどん高くなっていく。他は、アンコールでみんなが楽器を準備する時に「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」が始まったら、みんな楽器を置いて前方で一列になって踊るとか。関西の人たちは私たちがやりたいことをやってもついてきてくれる熱量を持ってるし、私たちのノリに合わせる対応力がすごくあるので、いつも甘えて好き放題やってます」

――大阪だけでやっている演出もあるんですか?

アサガオ「この2つは大阪でしかやってないです(笑)。大阪以外だと怖くてできない」

――嬉しいですね。

アサガオ「私が勝手に大阪を"第2の故郷"と呼んでるので。沖縄でしかやらないことがあるように、大阪でしかやらないことが明確にちゃんとあって。うちらが初めて地元以外のお祭りに出たのが、大阪の『豊中まつり2019』で、バンドとして初めて何千人の前でライブをしたんですよ。その時は出番がトリ前だったのにアンコールが起きて、なぜか「異邦人」をやって。我々の「異邦人」のカバーは縦ノリなので、みんなジャンプして(笑)。その後、『豊中まつり』のスタッフさんがワンマンライブに遊びに来てくれたりもして、初めて沖縄以外で手応えを感じた場所が大阪でした。ご飯も美味しいですし、そういうのも含めて"第2の故郷"と言い張ってます」

deradera260728-8.jpg7月20日(月・祝) SGC有明ホール公演より

――嬉しいです。NHKホールの演出も期待しております。

アサガオ「やりたい演出はたくさんあるんですけど、できるかどうかですね。例えば"どうにも始まらない"があるとか。「どうにもとまらない」はイントロからそのままアウトロに繋げられるんですよ」

シダ「曲はしようよ(笑)」

――お客さんから"始まらんのかーい!"とツッコミが入りそうです(笑)。

アサガオ「そうなんですよ。ツッコミがお客さん側になるので、ツッコめる人たちじゃないとできないんです」

シダ「ツッコミがないと急に照れちゃう。"あ、滑った。えへへ"となっちゃうんで(笑)」

――"しっかりツッコんで"と記事で伝えておきましょう!

アサガオシダ「よろしくお願いします(笑)」

Text by 久保田瑛理
Photo by QB(ライブ写真)




(2026年7月29日更新)


Movie

Release

Single『キンレンカ』配信リリース中
《収録曲》
1. キンレンカ

Single『ギギギギルティ』配信リリース中
《収録曲》
1. ギギギギルティ

Profile

沖縄発の規格外パフォーマンス集団。2023年から拠点を東京に移し、全国各地で精力的に活動中! 昭和歌謡をルーツとし、総体重555kgから繰り出される大迫力の演奏とキレッキレのダンスで彩るダイナミックなステージが魅力! 胃もたれ必至のパフォーマンスはあなた自身の五感で!!

デラックス×デラックス オフィシャルサイト
https://www.deradera.club/


Live

デラックス×デラックス
「和気藹愛ツアー 第二幕」

【熊本公演】
▼8月22日(土) 熊本B.9 V2
【福岡公演】
▼8月23日(日) DRUM LOGOS
【鳥取公演】
▼9月12日(土) 米子laughs
【岡山公演】
▼9月13日(日) CRAZYMAMA KINGDOM
【茨城公演】
▼9月19日(土) 水戸ライトハウス

Pick Up!!

【大阪公演】

チケット発売中 Pコード:330-870
▼9月26日(土) 17:30
NHK大阪ホール
指定席-5500円
※未就学児童は入場不可。
※販売期間中はインターネットのみでの販売。1人4枚まで。チケット引換えは9/19(土)朝10:00以降より可能となります。
[問]夢番地■06-6341-3525

【高知公演】
▼11月14日(土) 高知X-pt.
【香川公演】
▼11月15日(日) 高松MONSTER
【愛知公演】
▼11月22日(日) 名古屋ReNY limited

Pick Up!!

【滋賀公演】

チケット発売中 Pコード:329-619
▼11月23日(月・祝) 17:30
U★STONE
スタンディング-4800円(整理番号付、ドリンク代別途要)
※未就学児入場不可。
※販売期間中は1人4枚まで。
[問]株式会社 ウドー音楽事務所 大阪支社■06-6341-4506

【沖縄公演】
▼12月12日(土) 沖縄コンベンションセンター 劇場棟

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