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「ラブレターを届ける気持ちで、一番近くで僕を感じられるように」
シングル『懸想歌』と同名ツアーが開始
これまでで最大キャパのライブに挑む、れんインタビュー

この春、大学を卒業した22歳のシンガーソングライター、れん。昨年、『淡色の幸せ』でメジャーデビューを果たし、国内のみならず、杭州・上海・ソウル・台北の海外4都市でも単独ライブツアーを敢行。今年は1月に4thデジタルシングル『懸想歌』を、5月20日には5thシングル『bubble days』と新曲を続々とリリースし、「れん ONEMAN LIVE TOUR 2026 -懸想歌-」が5月23日からスタート。6月21日(日)にはなんばHatchでライブが開催される。今回ぴあ関西版WEBでは、れんにインタビューを実施。曲作りやライブについて、これまで抱えてきた不安や焦りも包み隠さず語り、現在の心境を率直に明かしてくれた。

本当に思っていることを一番赤裸々に書いたのが歌詞だと思う


――今年になって半年足らずのうちに、4thデジタルシングル『懸想歌』、5thデジタルシングル『bubble days』とコンスタントにニューシングルがリリースされています。新曲は、常に作っているのですか?

「常にではないですけど、作りたいタイミングに作っていて、この2年間ぐらいに作った曲をブラッシュアップしていくっていうのが多いですね」

――5月20日にリリースされた最新曲『bubble days』はいつ頃作られた曲ですか?

「これは先々月ぐらいに急ピッチで作った楽曲です」

――軽快でバウンシーな要素もあるライブ向けの曲ですね。

「そうですね。ライブ向けというか、結構明るいサウンドにすることは意識したんですけど、僕自身がその当時感じてたネガティブな感情というか、拭いきれないやるせない感情を昇華するための楽曲だったので、歌詞は結構ブルーなんです。自分に言い聞かせるような楽曲になっていて、こういうことを言ってくれたらいいよなっていうことを書きました」

――今までの曲もそんなふうに書いていたのですか?

「曲によってですけど、『赤』とか『ゆらせ』のような応援ソング的な曲は、けっこう自分自身に言ってもらいたいじゃないですけど、"自分が誰かに応援されるとしたらこういう曲とか歌詞だったらいいな"とか、漠然と考えながら作ることはありますね。恋愛ソング系は別にそんな意識してないですね」

――その『bubble days』を作っていた時期のやるせない感情というのはどこから生まれてきたものだったのですか?

「レーベルに入ってから、関わってくる人の数も増えましたし。いい意味で注目されてきた期間に、自分は何ができたかって言われたら、そんなに大した功績も残せてないし...、もっといろんな方面で頑張らなきゃいけないなっていう焦りがあって...。そういったものが、不安とか焦りに繋がっていったという感じですかね...」

――そういうナイーブな心情も素直に話せるところが、れんさんの魅力なのではと思います。

「ありがとうございます。こういうインタビューでは赤裸々に語った方がいいですよね」

――今年の春に大学を卒業されて、心境の変化などはありましたか?

「今までは学生だったので、たぶん僕自身も甘えてたところもあると思うんですけど。もう大学生っていうブランディングじゃなくなったので、音楽シーンのトップで活躍されてるプロのミュージシャンと同じ土俵でやるしかない。音楽するしかないなっていう気持ちです」

――これまでにまわりからのプレッシャーを感じたりも?

「自分自身も年を重ねていくたびに焦りとか、不安とかあったりするんですけど、それは大学を卒業するというタイミングで露骨に感じましたね」

――この『bubble days』自体が明るい曲調なので、そんなに不安な気持ちをご自身が抱いてたというのが意外な気もしまして。リスナーやファンを意識して、そこに手を差し伸べて、寄り添いたいっていう気持ちで作られたのかなと思ってたんですけども...。

「もう自分の曲って言ってもいいくらい、自分の心を写した曲です」

――この曲ができて、れんさん自身の心境は変化しましたか?

「今日さえ耐えれば、明日はまた何かいいことが起きるかもしれないし、そんなバッドデイがずっと続くわけじゃないよなって思いながら書いてたんですけど。実際、作ってから2ヶ月ぐらい経って、本当にそうだなっていうか、明日は明日の自分に任せて、ポジティブに考えられるようになってきたのかなと思いますね。今はツアーが始まったので、ライブに来てくれたみんなの顔を見て、やっぱ音楽は素晴らしいし、ありがたいなと。だから応援してくれている人たちのためにも、自分が書く曲は嘘をつきたくないですね。自分が思っていること一番赤裸々に書いたのが歌詞だと思うので...」

――今は曲作りも意欲的に楽しめるモードに?

「そうですね。2ヶ月前とかは、もう全然何も書きたくなかったし、何もしたくなくて、その時に書いた曲が『bubble days』だったんですけど。今は楽しめてやれてるかなと思います」

――これからどんな曲ができてきそうですか?

「もう何曲かできてるんですけど。れんらしさもありつつ、本当にオールジャンルに挑戦していきたいと思ってるんで。今年は似たり寄ったりの曲はリリースされないと思います。けっこうアダルトなメロとか歌詞が入った楽曲も今作ってるので、そういうのもリリースしたいなと思ってます」

――ライブを意識して曲調の幅を広げていこうっていうような思いも?

「そうですね。ライブでやって楽しそうだなっていうメロは、最近意識してきてるかなと思います」



今回はバンドメンバーも総入れ替えして
今までとは全く違うライブアレンジで届ける


――これまでのライブ経験を経て、ライブに向かうときの意識の変化って何かありますか?

「そうですね、初期の頃はライブしたいとか、あんまりなくて...、ただやらされてたに近い状態で。もちろんライブをやってる時はすごい楽しかったんですけどね(笑)。自分自身が表現者としての自覚が足りなかったというか、独りよがりのようなものだったんですけど、今はお客さん巻き込んで、一緒にその空間を作り上げていくっていうモチベーションでやれてるのが一番大きいのかなと思います」

――そういう風に気持ちが変化したきっかけは何かあったのですか?

「これはもう経験値でしかないのかなって思うんですけど。本当に、ライブなんて誰かに教わってできるものではないので。今まで積み重ねてきたいろんなイベントとかフェスとか、ワンマンライブもそうですし、そういった経験が今活きてきてるのかなと思いますね」

――ライブの時はお客さんからどんなことが伝わってきますか?

「自分が思っている以上に僕の音楽をちゃんと愛してくれている人たちがいっぱいいるんだなって感じます。(ライブで)会わないと、やっぱ熱量とかわからないこともあるので、今後もライブは定期的にやっていきたいですし。やっぱサブスクとか、SNSだけでは測れないものを体験できるので。それは僕もファンの方も双方が体験できる場所だなと思うので。ライブは大切にしていきたいですね。だんだんモチベーションがそういうマインドになってきました」

――ちなみに、れんさん自身が思い描いているライブの理想像というのは?

「ライブは本当に各々の楽しみ方で楽しんでもらえたらいいですね。僕のライブは決まり事も何もないです。マジで平和なので、楽しんでもらえればいいかなと思いますね。踊ってくれても、一緒に歌ってくれてもいいですし」

――どんなステージを目指してますか?

「ライブはギター/ベース/ドラム/ピアノのフルバンドで、今回のツアーからバンドメンバーは総入れ替えしているので、今までとは全く違うライブアレンジで届けている楽曲もたくさんあります。今までのライブに来てくれた方が聴いても新鮮なライブになるように意識してやってます」

――ライブでは、『bubble days』もアレンジが変わったりするんでしょうか?

「そうですね、けっこうライブアレンジがされているサウンドになるので、原曲を聴いている人でも新鮮な気持ちで聴けると思いますし、歌唱はもちろん生なので、抑揚とかその日のテンション感とかでぜんぜん違った聞こえ方になると思います」

――それはとても楽しみですね。初日の名古屋はどんな感触でしたか?

「僕自身もそうですけど、周りで見てくれているスタッフが、"今回すごい良かったよ!""ライブ感がすごい増してたよ"って言ってくれることが増えました。セトリもそうですし、僕のパフォーマンスとか、バンドメンバーのサウンド感もそうだと思うんですけど、すごいライブの生のグルーヴが感じられたっていうことが一番良かったのかなと思います。僕自身というよりは、見てくれている人がそう感じているなら正解だったのかなと思います」

――ライブ感を出すためにれんさん自身が意識してること、お客さんと一緒に楽しめるように心がけてるようなことは?

「みんなを巻き込むっていうことですかね。独りよがりな歌じゃなくて、みんなに届ける姿勢というか、表現者としてちゃんとパフォーマンスすることはすごく意識してます」

――MCはどうですか?

「僕は、その時思ったこととか、感謝の気持ちとか、ライブの中でアドリブに近い感じで喋ってます。でもちゃんと届けたい思いはもっと明確に言った方がいいのかもしれませんね」

――例えば、ステージで歌う新曲が生まれた、背景を話したりは?

「そういうのを話した方が絶対いいなと思いますね...これからしゃべります!」

――れんさんは等身大の思いを素直にお話してくださる方だなと感じました。きっとファンの方もそういうれんさんがお好きなんじゃないかなと思うんですけど、伝わってると思います?

「いや、それはわかんないですけど、伝わってたらいいなと思います!」

――今回のワンマンライブツアー2026は、"-懸想歌-"というタイトルで、1月にリリースされたシングル『懸想歌』と同名です。懸想って、相手のことを強く思っているという意味の言葉ですよね。そういう気持ちをライブでも表現したいという思いも込めて?

「そうですね。『懸想歌』という曲は、ドラマ(※『透明な夜に駆ける君と、目に見えない恋をした。』)の主題歌になった曲で。"懸想文"というのは江戸時代ではラブレターみたいなものだったらしくて、それを元に"懸想歌"にしました。ライブというのは本当に僕の願いを歌に込めてするものだと思うので。それくらい、もう本当にラブレターを届ける感覚の近さでライブを届けられるっていうことから、ツアータイトルにもぴったりなものだなと思ってつけました」

――今回のツアーはどんなライブになりそうですか?

「今回、今までで一番大きい会場ですけど、一番近くで僕を感じられるようなツアーにしたいっていうコンセプトでやっているので、初めて客降りをさせてもらって、フロアに下ります」

――え、そうなんですね! それは初めてですか?

「はい。今までで一番広い会場になったけど、(自分との)近さはもう一生変わらないですし、僕は音楽を届け続けるので、それを生で受け取ってほしいです」

――れんさんのライブに初めて行ってみたいと思っている方に向けては?

「今回のツアーは初めて来るという方もすごい多いし、僕のライブは1人で来る方も多いので何の心配もなく遊びに来てほしいです。何より今回のツアーのコンセプトでもある、"ラブレターを届ける気持ちの近さ"、距離感でれんを感じられるライブツアーになってると思うので、ぜひ僕を生で体感してほしいなと思いますね」

――今後の活動もより活発化していきそうですね。

「そうですね。去年よりもたくさん届けられるものが多いんじゃないかな。コンスタントにリリースしていくので楽しみにしていてください」

Text by エイミー野中




(2026年6月16日更新)


Profile

れん…2003年6月25日生まれのシンガーソングライター。SNS総フォロワー数は150万人、ストリーミング総再生回数は1.3億回を突破。一度聴いたら忘れられない、強さと優しさを帯びた唯一無二の歌声を持つ。「誰かにそっと寄りそう」というテーマのもとに紡ぎだされるそのメロディーと切ない歌詞の世界観は、若い世代を筆頭に聴く人全てを魅了し続けている。2021年9月に自身初となるオリジナル楽曲「嫌いになれない」を配信リリース。以降も積極的に楽曲リリースを重ね、同年リリースした「最低」「空っぽ」 が、各サブスクリプションサービスにてバイラルヒットを現在も記録中。Spotifyが躍進を期待するネクストブレイクアーティスト企画「RADAR: EarlyNoise2023」に選出。2024年11月には全国7都市での初ライブツアー「れん ONEMAN LIVE TOUR 2024 -Dulcet-」を開催。ファイナルとなる東京・Zepp Shinjuku公演を含む全公演をソールドアウトさせた。2025年4月17日、メジャーデビューシングル『淡色の幸せ』リリース。同年、全国8都市にて「れん ONEMAN LIVE TOUR 2025-Molt-」さらに杭州・上海・ソウル・台北の海外4都市でもワンマンライブツアーを開催。2026年1月28日、メジャー4thデジタルシングル『懸想歌』リリース。5月20日、メジャー5thデジタルシングル『bubble days』リリース。5月23日から『れん ONEMAN LIVE TOUR 2026 -懸想歌-』開催。

れん オフィシャルサイト
https://www.ren0625.com/


Live

れん ONEMAN LIVE TOUR 2026
-懸想歌-

Pick Up!!

【大阪公演】

チケット発売中 Pコード:326-979
▼6月21日(日) 17:00
なんばHatch
指定席-6500円(ドリンク代別途要)
※未就学児童は入場不可。
※客席を含む会場内の映像・写真が公開されることがありますので予めご了承ください。
※録音・録画機材(携帯電話)の使用禁止。
※販売期間中はインターネット販売のみ。1人4枚まで。チケットの発券は、6/18(木)朝10:00以降となります。
[問]キョードーインフォメーション■0570-200-888

【東京公演】
▼7月20日(月・祝) Zepp DiverCity(TOKYO)

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