ホーム > インタビュー&レポート > 武道館ワンマンを経て新章の幕を開ける 自身最大級のホールツアーを開催中
――昨年11月に行われたデビュー5周年記念の日本武道館ワンマン公演が、3月18日に映像化されリリース。改めてデビューからの5年間を振り返ってみていかがですか?
「最近、デビューされる方のなかには1、2年目でガーン!と世の中に出ていってって感じの方もいると思うんです。僕もメンバーもスタッフも、デビュー1年目とかはそのつもりで......。でもコロナ禍でいっきにストップがかかる絶妙なタイミングだったんですよね。あと半年、1年違ってたらって。それで身動きできない1年目は、もう0年目みたいなイメージ。2年目で少しずつツアーができるようになって、2、3年目で0年目を取り返していくみたいな体感でした。そのなかで、GENICは自分たち発信で何かを進めていくことが多くて......今でもライブのセトリも演出もメンバーで考えたりしてるんですけど......そういう手作り感は楽しいんですけど、7人もいるから時には意見がぶつかったり。今振り返るとめっちゃいいことだと思うけど、当時は大変だったよねって」
――当時は焦りも感じたのでは?
「正直、僕はなかった。適当なだけなのかもしれないですけど(笑)。あったのは、なにをしたらいいんだろう?っていう不安ですかね。でも、メンバーは焦りがあったって言ってましたね。同じオーディションに参加してた人が違うグループで有名になったりしたので、負けてらんねえ!みたいな気持ちがあったっていうのは聞いたことがありますね」
――そういう時間が今の完成度の高いパフォーマンスにつながっているのかもしれませんね。でも、公式YouTubeやテレビ番組など、パフォーマンスを離れたフィールドでは親近感があります。いい意味でスターっぽくない(笑)。
「親近感はすごくあると思います。とくに男女混合のグループだし、年齢も若いので......って、グループ最年長の僕が言うのもなんですけど(笑)。とくに結成当初は10代が半分以上で、楽屋とかは共学の学校みたいな感じだったり。そこが親近感につながってんのかなと思います」
――西本さんは最年長でリーダー。いわば学級委員長ですね。
「ある意味そうですね。最初のころはそれも大変だったかもしれないです。自分が思うリーダー像があって、それにならなきゃ!ってちょっと無理してるところもあったかもしんないし、あと、みんなが思うリーダー像もある。それは6人それぞれだから、ある人にとってよかったことも、ほかの人にとっては......ってことも。そういうのをどうすればいいんだろう?って悩んでた時期はありましたね」
――リーダーとしてメンバー、そしてグループの成長を感じる点は?
「それぞれ人間として人生のステージを一歩一歩、歩んでいってる感じはしますね。もちろん、みんなから見たら僕もそうだと思いますけど。人の気持ちを考えられるというか......自分の目線だけじゃない部分。たとえば、あの子がこう言ってるのは、きっとこういう背景があったんだろうとか、そうやってくみ取ることができるようになったのは、昔と変わったかなと思いますね。以前は僕もそうでしたし、この業界の職業柄もあるかもしれないですけど、どうしても、自分が!自分が‼っていうのだったのが、俺らはワンチームだ! 敵じゃなくみんな味方だ‼っていう感じにどんどんなっていってる気がします」
――では、次に昨年の日本武道館公演の思い出も聞かせてください。
「僕は間違いなくベストライブだったなと思ってますね。一挙手一投足にそれは出てた気がします。もちろん1年間かけ、武道館ワンマンというところに向かってます!ってずっと言って準備してきていたんですけど、やっぱり一人ひとりが、せっかく武道館に立つならこういう自分で立ちたい!みたいな部分がより出てたなって、ほかのライブと比べても思うし、制作期間中にもそれはありました。みんなこれにかけてるっていうか、思いが詰まってるなっていう感覚......いいもの作ってる!っていう感じがありましたね。通常、ツアーでは(公演を重ねて)ちょっとずつ成長していってっていうところがあるけど、今回は1回限りの公演で、そういうわけにはいかないっていうのもあって、本当に特別な日だったなって思います」
――余談ですが、西本さんが体を鍛えたのは日本武道館公演のため?
「全然関係ないです(笑)。でも......そう言っといた方が......」
――......かっこいいかも?!
「じゃ、そういうことにしといてください。って、いうところまで書いてください(笑)」
――トークも上手(笑)。そういった対応力はどうやってつけるんですか?
「いやでも、僕らも毎回驚きながらですよ。あいつがこんなことするんだ!とか。たとえば(西澤)呈はバラエティ番組で初めてクリーム砲を受けて最後は"ジョーカーです!"みたいな感じになって。わ、呈ってこんなことできるんだ!みたいな。スイッチが入ったらやるタイプではありましたけど、どっちかというと振り切るっていうよりは、こちょこちょやって......っていうイメージだったんで、その爆発力にはちょっとびっくりしましたね」
――なるほど。話を脱線させてすみません。日本武道館公演に話題を戻しますが、映像化もされたので一番の見どころを教えてください。
「本当にピンポイントになっちゃうんですけど、アコースティックバージョンでやった『まわりみち』のラストのサビ。呈が弾くピアノの周りにみんなが集まって、顔を見合わせて歌ってる。あそこが僕的ハイライトですね。この武道館公演にいたるまでのみんなの思いがあふれてる気がします。みんなニコニコして、いい顔で歌ってんなって。しかも呈がピアノを弾いて、その音の中でっていうのも相まって、すごくいい瞬間だった。リハの時はちょっと泣きそうになったりもして、それくらい感極まった瞬間だったと思います。逆に本番はちょっと冷静だったんですけどね(笑)」
――そんな最高到達点を更新したライブを経て、今年4月からはホールツアー「GENIC LIVE TOUR 2026 -TIMES-」を開催。かなり詳細な物語をコンセプトとするツアーだそうですね。
「僕らも今(取材時はツアー開始前)はまだちょっと曖昧なんですけど(笑)、こういうツアーは初めてです。これは、こういうのをやったらおもしろいんじゃない?ってアイデアをいただいて、やってみましょう!ってなった感じですね。いったいどうなるかわかんないですし......俺は今(囚人服風の衣装を指して)これです(笑)。なぜこうなっているのか? なぜ捕まっているのか? 捕まっているのに、なぜここにいるのか(笑)?」
――たしかに(笑)。メンバーの反応は?
「このつなぎ(衣装)、意外と着るのが大変なんですけど、みんな文句を言わず抵抗することもなくスッと着てるから、そういう意味では乗り気なのかも(笑)」
――実際はどんなライブに?
「ある意味、正解があるというか、補助線がしっかり引かれてるものになると思うんで、作品作りという面がより強くなりそうな気はしてますね。世界観、大事です。キーワードです」
――ちなみに、コンセプトとなる物語でGENICはアニメやゲームの主人公のような設定ですね。
「そうなんですよ。正直言うと、ちょっと笑っちゃうじゃないですか(笑)。だから、おもしろがってほしいなって。急になにやっちゃってんの?!って言いながら来てほしいなっていう気持ちです」
――では最後に、ぴあ関西版WEBを読んでいる方にメッセージを。
「関西では『GENIC hour』(読売テレビで3月まで放送されていた冠番組)もやらせていただいていたので、GENICを見たことある、聴いたことあるっていう方も増えてきたかなと。なので、ぜひ今度のツアーで生のGENICを味わってほしいです。しっかりしたコンセプトがあるツアーなんですけど、さっき話したみたいに気軽におもしろがって、なんか変なことやってんな~って感じで遊びに来てください。やっぱりライブは生き物だし、盤には収まりきらないものもあると思ってるんで、その空間だけにあるものをぜひ感じていただきたいです」
Text by 服田昌子
(2026年5月19日更新)
振り幅の広いパフォーマンスで国内外から熱い注目を集める男女7人組ダンス&ボーカルグループ。メンバーは増子敦貴、西澤呈、雨宮翔、西本茉生、金谷鞠杏、小池竜暉、宇井優良梨の7人。avexのDNAを継承する新グループ育成プロジェクト「a-genic PROJECT」を経て2020年にデビューし、2024年リリースの3rdアルバム『N_G』はオリコンデイリー1位を獲得。2025年11月には初の日本武道館公演を成功させるなど、破竹の勢いで躍進を続けている。
▼5月29日(金) 19:00/30日(土) 17:00
神戸国際会館こくさいホール
全席指定-9900円
※3歳以上よりチケット必要。3歳未満のお子様はひざ上鑑賞の場合のみ入場無料(ただし、お席が必要な場合は有料となります。)。開場・開演時刻は変更になる場合がございます。随時オフィシャルホームページでご案内いたしますので、詳しくはオフィシャルホームページをご確認ください。理由の如何を問わず、チケット購入後のキャンセル・変更・払い戻しは一切出来ません。あらかじめご了承ください。
[問]キョードーインフォメーション■0570-200-888
【宮城公演】
▼6月7日(日) 仙台サンプラザホール
【埼玉公演】
▼6月14日(日) 大宮ソニックシティ 大ホール
【神奈川公演】
▼7月4日(土) パシフィコ横浜 国立大ホール
【福島公演】
▼8月22日(土) /30日(日) けんしん郡山文化センター 大ホール
【東京公演】
▼8月29日(土) SGC HALL ARIAKE
▼5月30日(土) 13:00
神戸国際会館こくさいホール
全席指定-5000円
※3歳以上よりチケット必要。3歳未満のお子様はひざ上鑑賞の場合のみ入場無料。ただし、お席が必要な場合は有料となります。
[問]キョードーインフォメーション■0570-200-888
Web Site
https://avex.jp/genic/
Instagram
https://www.instagram.com/genic_staff/
TikTok
https://www.tiktok.com/@genic_official