ホーム > インタビュー&レポート > 「春らしいセットリストでいろんな要素を詰め込んで」 ギターやウクレレの弾き語り、ダンスコーナーまで ヒット曲の数々をバンドセットで華やかに! 「Yoko Oginome☆Spring Fes! 2026」開催
ギターやウクレレを演るようになって
バンドの楽しさを感じている
――昨年11月に『ダンシング・ヒーロー』がリリース40周年を迎えられました。同曲は2017年に大阪府立登美丘高校ダンス部のダンスパフォーマンスで使用されて再ブームとなり大きな話題を振りまきました。
「『ダンシング・ヒーロー』は多くの皆さんに知っていただいた曲で、私の人生の中でもすごく大きなターニングポイントになった曲です。登美丘高校さんが世間に振りまいてくれたダンスブームで、本当にラッキーなことに自分の娘の世代の方たちにも知っていただくことができました。またそれとは別のところで盆踊りでも『ダンシング・ヒーロー』が使われるようになり、最初は東海地区のみだったのが全国的な広がりをみせていて、日本のあちこちで盛り上がってると聞いております。そういうチャンスをいただいて、自分ももっともっと頑張ろうと思う今日この頃です」
――今後新たに挑戦したい音楽のジャンルはなにかありますか?
「私はたまたま代表作がユーロビートのダンスをイメージさせる楽曲だったりするので、年齢を重ねるごとに大人のダンスミュージックも作り続けていきたいなとは思ってます。もしかしたらその中でちょっとカントリーっぽいものがあったり、ロックっぽいのがあったりするかもしれないです」
――今でもアイドルのイメージが強い方もいらっしゃるかもしれませんが、ご自身でもオリジナル曲を作られたり、ギターやウクレレなどの楽器を弾いていらっしゃいます。
「私は本当に歌うことが好きな子供時代を過ごしましたので、アイドルを目指したというよりは、歌手になりたいと思って音楽業界に入ったのですが、当時はアイドル全盛期だったんです。自分の中では、アイドルってどういうことだろう...って探りながら10代を過ごしましたが、20代になってからは色々な人との出会いが増えて、自分を見つめ直す機会も増えました。その頃から作詞作曲も少しずつやってはいたのですが、30代になって、人生の大きな転機を迎え、結婚、そして子供を授かって自分のライフスタイルを築き上げてきました。子育てというのは終わりがないので、ずっと続いてきましたが、デビュー25周年あたりに、またレーベルの方からお声掛けいただいてレコーディングをするようになり、ワンマンのライブも再び本格的に始めたのが2014年のデビュー30周年の頃です。それまでも休業していたわけではなくて、家庭を優先しながらぼちぼちと続けさせていただいて現在に至るという感じなんですが」
――そもそも音楽的にはどんなところから影響を受けてきたのですか?
「私は4人兄弟の末っ子で、6歳上の女優の慶子の上にもうひとり音楽が好きな姉がいまして、ものすごく影響を受けたんです。音楽との最初の出会いはビートルズで、初めて行ったライブはビリー・ジョエルの日本武道館でした。そのライブでミュージシャンの方たちの掛け合いだったり、音の遊び方みたいなのを目の当たりして強烈な思い出が残りました」
――荻野目さんはインスタの方でも楽器の写真をバックに、<音楽がより楽しくなった><頑張ろう>というようなコメントを掲載されています。楽器を演奏するときはどんなところに魅力を感じていますか?
「自分1人じゃなくて、音楽ってみんなで作り上げるもので、そこを出していけるのが楽しいし、ギターやウクレレをやるようになってバンドの楽しさを感じています。サザンの関口和之さんとウクレレバンドを組ませてもらってまして。私が一番新入りなんですけど、バンドって楽しいんだなって(笑)。若い時は、その頃自分にいただいた作品を披露することで精一杯だったんですけど、自分ででも作品を手がけるようになって、アレンジのことやミュージシャンの方たちとのやりとりも全部自分でやっていますので。ここはもうちょっと楽器のソロを作ろうかとか、それぞれのミュージシャンの素晴らしい面ももっとライブで出していきたいなと思ったりしながらやっています。以前だったら、"今日の歌はいまいちだったな..."とか、いちいち落ち込んでたりしてたんですけど、今はみんなで作り上げてる感じがするので、ハプニングがあってもそれはそれで楽しいし、お客さんも楽しんでくださるっていうところに魅力を感じていたいなって」
――楽器は何歳頃からやっていたのですか?
「小学生の時にエレクトーンをやってまして、ギターに関しては20代から始めたたんですけど、1回挫折しました(苦笑)。ウクレレは子育てを始めてから手にするようになったので足掛け17、8年なんですけど、ただ毎日じゃなくて、子育ての合間にたまに弾いてたっていう感じで。そのウクレレを弾けるようになった頃にもう1回ギターやってみようと思って再開しました。中学生、高校生の頃からやってる方とは全然違うと思うんだけど、大人になってやる楽しさもすごいあるので。私のライブを見てウクレレ始めましたって言ってくださる方もいらっしゃるし、そういう音楽の輪が広がったらいいなっていう思いもありますね」
ライブのセットリストは
SNSでファンとのやりとりから浮かぶことも
――ライブについてはどんな思いがありますか?
「今、私の仕事においてライブが1番のやりがいを感じております。ライブというのは生物なので、出来上がった音源とは全く違った喜びが実感できて、どういう方たちが聞いてくださってるのか、私たちアーティストにとっても目の当たりにできる唯一の場所なので、ものすごく大切に思っています。ひとつひとつやるごとに、来てよかったなって思ってくださったお客様が次の場所にも来てくださって。同世代の方が多いのですが、自分の住んでいない場所にも駆けつけてくださる方が増えていて、それがとても嬉しいでね」
――歌って踊るパワフルなこのステージを続けるために、ふだんの生活の中で意識していることは?
「子供もいますし、若い時に比べると体型はそれなりに変わってますが(笑)、体重はほぼ変わっていなくて。特にストイックな生活してるわけじゃないんですけど、ライブが終わった後にどんなに疲れてても、お腹が空くと体が欲してるものを食べたくなるので。それが海藻入りのスープだったり、野菜が多い具だくさんの煮込み料理だったりして。私、疲れてるのになんでこんなに料理してるんだろうって、思うんだけど(笑)、その方が体が喜ぶ感じがして。特別な料理をするわけじゃないんですけど、ちゃんと栄養があるものや旬の食材を意識して作っています」
――3月6日になんばHatchで『Yoko Oginome☆Spring Fes! 2026』が開催されます。今回はどのようなステージになりますか?
「バンドはギター、ベース、ドラム、キーボードでこれまでと同じメンバーです。毎回歌っている代表曲はもちろん、春らしいセットリストを考えています。近年はその場で簡単なダンスをレクチャーして、会場にいらっしゃる皆さんと一緒に踊るというシーンを繰り広げたりしております。私自身もそのへんがとても楽しみです」
――ライブでやる曲はどんなふうに決めているのですか?
「SNSのXとインスタでファンの方とのやりとりして、これ歌ってみようかなっていう曲が浮かんできたりします」
――最後に公演を楽しみにしている皆さまにメッセージをお願いします。
「今回、なんばHatchさんでは初めてライブをやらせていただきます。毎回、ライブっていうのは一期一会だと思ってますので、会場に足を運んでいただけたら嬉しいですし、今の荻野目を堪能していただけるように私も精一杯いろんな要素を詰め込んでいきたいと思います。ぜひ楽しみにしていてください」
Text by エイミー野中
(2026年3月 5日更新)
配信中
01. PrivateDancer
02. あんバターコッペパン
03. Blue
04. 宝石~愛のうた~
05. ニックネーム
06. 知らない場所
07. 明と暗
08. Race
09. 虫のつぶやき(Acousticver.)
配信リンクはこちら
おぎのめようこ…1984年にデビューして以来、42枚のシングルと29枚のアルバム(ベスト盤を含む)を発表。シングル『ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)』『六本木純情派』など、数々の大ヒットを放つ。2017年に『ダンシング・ヒーロー』がリバイバルヒット。2023年には初めて自身が全曲を作詞作曲&セルフプロデュースしたアルバム『Bug in a Dress』をアナログレコードでリリース。80年代アイドル・ブームを経て、今なお多くのリスナーを魅了し続け、ライブも精力的に行っている。
▼3月6日(金) 18:30
なんばHatch
全席指定-7900円(ドリンク代別途要)
※未就学児童は入場不可。
[問]キョードーインフォメーション■0570-200-888