ホーム > インタビュー&レポート > 「この夢をかなえに行く」 川崎鷹也からの過去最高の恩返し! 5月に迫った初の大阪城ホール&日本武道館公演を前に 運命の2日間に懸ける思いを語るインタビュー&動画コメント
その場所に見合ったアーティストになってから立ちたい
――ぴあ関西版WEBで初めてインタビューした5年前も、『魔法の絨毯』のブレイクに舞い上がらず、これから長く歌っていくためにどう生きていくのかという視座を持って、どっしり活動していた印象で。勢いのままに日本武道館や大阪城ホールに立たなかったところも、すごく川崎鷹也っぽいなと思いました。
「先輩方や周りの仲間からは、"え、まだやってなかったの?"と言われることが多かったんですけど、僕の中で日本武道館と大阪城ホールは、その場所に見合ったアーティストになってから立ちたいという思いがあって。実際にやると決まった時点では、"僕で大丈夫かな?"みたいな不安の方が大きかったかもしれないですけど、前回インタビューしていただいてから年月が流れ、スタッフも増え、その一人一人が僕の思いを僕と同じ熱量で感じてくれるようになって...それは僕にとっての大きな財産ですし、そういう仲間が増えたことで、だんだんと実感が湧いてきましたね」
――まるで勝算がなければチームも言い出さないでしょうし、川崎鷹也が日本武道館や大阪城ホールに立っている姿がイメージできたからこそ、実現させようと動いたわけで。きっとファンの方もそうでしょうし、もはや自分一人の人生ではない引力を感じますね。
「それこそ僕と近い世代だと優里くんやTani Yuukiくんもすでに武道館に立っていて、SNSを通じて"次は鷹也くんだね"みたいな声も届いて...いろんな人と出会って、たくさんステージに立たせてもらって、僕自身のスキルとマインドも少しずつ成長して、ようやくそうなれてきたのかなと思いますね。あとは、武道館と城ホールに集まったお客さんの顔を見て、いい曲が一曲でも書けたらいいなって」
――先日もtuki.さんの初ライブを武道館に見に行っていましたが、かなり刺激をもらえたんじゃないですか?
「tuki.ちゃんはLEDしかり照明しかりセットしかり構成・演出もすごくて、ジャンルは少し僕とは違いますが、かなり刺激をもらいました。そして、武道館公演が決まってからいろんなアーティストさんを武道館に見に行ったんですが、スキマスイッチさんのライブを見せていただいたときは、普段のお2人のまま舞台上に出てくるあの感じ...いつも通りのライブを武道館でもやっているのが逆にすごいなと衝撃を受けました。アーティストによって見せ方がそれぞれ違うので、あれもこれもいいなとは思うんですけど、僕の中で一貫しているのは、お客さんに寄り添う音楽であったり、何気ない日々にある幸せを、武道館や城ホールでも変わらずに伝えたいということですね」
――学生時代にお客さんとして武道館や城ホールに行ったことはあるんですか?
「高校1年生の頃に清水翔太さんのライブを友達と武道館に見に行ったことがあって、それが僕が見た人生初ライブだったと思います。それまでは音楽はCDで聴くもの、テレビで見るものだと思っていたんですけど、実際に生で聴いたときに、こんなにも全身で受け取るものなんだと初めて体感したんです。MCや表情も含めて、耳や目だけじゃなくて肌で感じて、すごく衝撃を受けたのを今でも覚えています。だから、僕がライブをやるようになってからも頭の片隅にそれがずっとあって..."すごい"とか"うまい"のレベルじゃない、息が止まるような感覚を清水翔太さんから受け取って、圧倒されたんですよ。僕のライブには、そもそもライブ自体見るのが初めてな人がたくさん来られるので、そういう人たちにあのとき僕が受けた感覚や衝撃を届けられたらと、ステージに立つたび常々思っていますね」
――大阪城ホールに関しては、何か思い入れはありますか?
「僕が初めて大阪に来た、前回インタビューしていただいた'21年のキャンペーンのとき、大阪城公園駅で降りて、城ホールまでの道のりを今でもお世話になっているイベンターさんと一緒に歩いたんです。あの頃は自分がそこでやる未来なんて想像もしていなかったんですけど、"いつか鷹也さんが城ホールのステージに立ったとき、お客さんはこの道を歩きます。この景色を忘れないでください。一緒に城ホールを目指しましょう"と言ってくださって」
――めちゃめちゃいい話じゃないですか! 素晴らしいですね。
「だから、武道館も一つの夢ではあるんですけど、城ホールは僕だけじゃなくてスタッフ全員の思い入れがすごくある場所で、そこに向けてずっと頑張ってきたんです。これまでもいろんな会場でやらせていただきましたけど、こと城ホールに関しては、この夢をかなえに行く、取りに行く気持ちなので、貪欲にチャレンジしたいと思っています」
僕らはステージの上で生きている
――5年前のインタビューでは、「僕は18歳からコロナが始まるまで、何があっても月3〜4本はステージに立ち続けてきたんですけど、本当にライブのたびに、その30分間のステージを(日本)武道館だと思って歌ってきたんですよ。だいたいお客さんは2人とかで共演者の方が全然多かったんですけど(笑)。でも、自分なりに"この状態で武道館に立っても大丈夫" と思えるライブをやり続けたからこそ、いろんな方が認めてくれて、ようやくそのスタート地点に足を踏み入れられた」と言っていて、すごい伏線回収だなと思いました。ちゃんとたどり着いたぞと。
「チームが変わったり、新しい人に出会ったり、2人目の子どもが生まれたり、本当に濃密で目まぐるしい5年間を過ごしてきましたけど、30分のライブを2~3人の前でやっていた頃とスタンスは全く変わっていないんです。僕は苦しい時代が長かったので、お金を払ってライブに来てくれる人たちの大切さをよく分かっているつもりだし、もっと言うと、お客さんやリスナーってすごくシビアで耳も肥えているので、ライブが良くなかったらもう来ないんです。だから手は抜けないし、お金以上のギフトを与えられるようになりたいとずっと思ってきたので」
――音楽を始めたのが決して早くはなかったこと、苦しい時代が長かったこと、守るべき家族があること...川崎鷹也の場合は、それが全てシンガーソングライターとしての背骨=個性や深みになっている。自分なりのスタンスがあれば、どんな状況からでも挑戦できる証明でもありますね。
「僕は何事も続けるよりやめる方が難しいと思っていて、音楽をやめる勇気がなかったのが正直なところでもあるんですけど、とにかくひたむきに、真剣にやってきたんですよ。その先に武道館と城ホールが待っていたので、"いつか報われる"じゃないですけど、それは自分の子どもにも、今苦しんでいるたくさんのミュージシャンにも伝え続けていきたいですし、何より僕が僕自身に言い聞かせてきたことなんですよね」
――ここまで話を聞いてくると、『川崎鷹也 追加公演2026 「まだ夢の中 -大阪城ホール&日本武道館-」』の開催を発表したとき、Instagramに"過去最高の恩返しだ"とポストしたのもうなずけます。
「僕は自分の親や家族、地元の仲間たちもそうですし、お世話になった人、本気で応援してくれる人たちがあまりにも多くて。でも、僕はまだ夢の中にいるような感覚と言いますか、全然慣れないし、ふわふわしているし、テレビ局に行っても"あ、テレビで見た人だ"と思ってしまう(笑)。その夢から覚めて現実になるのがこの2つの会場だったらいいなという思いですね。僕らはステージの上で生きているので」
――間違いなく音楽人生の節目になる2日間ですね。かつての川崎鷹也が、武道館で見たライブで人生が変わったように、誰かのきっかけの日になるかもしれない。いい日になるように願っています!
Text by 奥"ボウイ"昌史
ライター奥"ボウイ"昌史さんからのオススメ!
「ブレイク直後に全国を飛び回っていた前回のインタビューから5年後に、こんな話が聞けるようになるとは...。当時、YouTubeの再生回数が2500万回だった『魔法の絨毯』のMVも、今では何と1億1000万回! 毎回思うんですが、武道館は刹那な人気でも記念でやれちゃうことがありますが、城ホールはそうじゃない。関西でこの規模のワンマンができるようになってこそ真の実力者であり、だからこそ、城ホールで見るライブはどのジャンルもいいんですよね。今や川崎鷹也も間違いなくその一人で。僕個人的には、GWにはすでに東京で仕事が入ってしまっていたのですが、彼に今回の一連の話を聞いて、急きょ城ホールのライブに間に合うよう無理やり大阪に戻ってくることにしました。川崎鷹也のライブじゃないと受け取れない感情が、時間を掛けてたどり着いた城ホールだから押し寄せる感動が、絶対にそこにあると思ったから。ここまで読んでくれたあなたなら、きっとそれがもう目に浮かぶはず」
(2026年3月27日更新)
Digital Single New!
『オリーブ』
4月17日(金)発売
ワーナーミュージック・ジャパン
<収録曲>
01. オリーブ
02. 90℃
かわさき・たかや…’95年生まれ、栃木県出身。一度聴いたら忘れられないハスキーな歌声と美しいビブラート、癖になるメロディラインが魅力。’18年にアルバム『I believe in you』でシンガーソングライターとして本格的に音楽活動を開始。’20年にSNSで『魔法の絨毯』(’18)が話題となり、同曲のストリーミング累計は現在4億回再生を突破している。’21年にメジャー初となるアルバム『カレンダー』をリリース。’23年には俳優業もスタートさせ、映画『魔女の香水』やNHK夜ドラ『褒めるひと褒められるひと』に出演。’26年4月17日(金)には新曲『オリーブ』を配信リリース。同年5月8日(金)には大阪・大阪城ホール、29日(金)には東京・日本武道館で初のワンマンライブを開催する。
川崎鷹也 オフィシャルサイト
https://kawasaki-takaya.com/
『川崎鷹也 追加公演2026
「まだ夢の中
-大阪城ホール&日本武道館-」』
チケット発売中
※販売期間中はインターネット販売のみ。チケットの発券は5月1日(金)10:00以降となります。
▼5月8日(金)18:30
大阪城ホール
全席指定8800円
キョードーインフォメーション■0570(200)888
※未就学児童は入場不可。
【東京公演】
Thank you, Sold Out!!
▼5月29日(金)18:30
日本武道館
全席指定8800円
サンライズプロモーション■0570(00)3337
※未就学児童は入場不可。