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「この日しか感じられないものを受け取ってもらえる特別な日にする」2ndフルアルバム『ミラクル』を引っ提げて、
全13箇所をまわる『沼。るミラクルツアー 』開催中
ファイナルを飾る大阪だけのワンマン、梅田クラブクアトロ迫る!
バウンダリー メンバー全員インタビュー

大阪発の3ピースロックバンド、バウンダリー。“君に効かせたいエナジーロック”を掲げて支持層を拡大している。7月にリリースした2nd フルアルバム『ミラクル』は弾けるようなポップさで推し活をテーマとしたリード曲『沼。』に始まり、切なさを優しさに昇華した初の失恋ソング、ネガティブな気持ちをポジティブに変換する爽快なロックチューンまで、バウンダリー色のロックンロールが詰まっている。今作を引っ提げて8月から展開されてきた全 13 箇所の『沼。るミラクルツアー 』もいよいよ大詰め。ぴあ関西版WEBでは、11月29日(土)に迫るファイナル、大阪・梅田クラブクアトロ でのワンマンライブを前にメンバー全員インタビュー。ツアー最終日を飾る大阪だけのワンマンにメンバー3人はどんな思いで挑むのか? 今回のツアーで得た幸せな手応え、アルバム『ミラクル』の制作エピソードなども含めて、現在の心境と意気込みを語り尽くす。

ツアーで初めて行く場所でも
実際に行かないとわからなかった幸せが


――8月に京都から全国ツアーがスタートして、11月29日に梅田クラブクアトロでツアーファイナルを迎えますね。ここまでやってきてどんなことを実感していますか。

中道ゆき(g&vo)「今回のツアーは全13箇所で、今までより多くまわってきて、いろんなところにいっぱい行ってきたんです。自分たちのツアーとしては初めて岡山とか出雲とかに行くことができて、待っててくれる人がいるっていうのが本当に嬉しかったです。行かないとわからなかった、その日だけの幸せがありました」

アオキ(b&cho)「今回は特にファイナルが梅田クラブクアトロで挑戦の場所なので。その11月29日(土)のファイナルに向けて、めちゃくちゃ遠い仙台とか新潟、福岡でも最終日のワンマンに来てもらえるようなライブをしようっていう意識がより一層強かったと思います」

――各地のライブでファンの方と話したりも?

アオキ「福岡で出会った女の子はネイルを今回のアルバムのジャケット柄にしてくれてて。ワンマンは正直悩んでるって言ってたんですけど、物販に来てくれて喋っていたら、"やっぱりワンマン行きたいな"って言ってくれて。やっぱりツアーじゃないと実際に話したりできないので、いろんな所を回ってよかったなって思います」

さくら(ds&cho)「全部言われてしまった...(苦笑)」。うーん...、アルバムを作って、そのアルバムを買ってくれた人が住んでる場所に行って、実際に聴いてくれた人に会えるっていうのがすごい嬉しかったし。その人たちの前で、実際にライブをやるっていうこともすごい嬉しかったですね。(中道)ゆきちゃんも言ってたんですけど、待ってくれてた感というか、すごい笑顔で"来てくれてありがとう"って言ってくれて。もう泣きそうになりましたね」

中道「来れて良かった!ってなったよね」

さくら「そう。頑張って来てよかったなって。北海道とかも。飛行機で行ったんですけど、直接そう言ってもらえた瞬間がとんでもなく嬉しかったよね。幸せやったね。(物販でも)待ってたぞ!っていう感じで、もう全部買うみたいな(笑)。金額とかじゃなくて、もうほんまに嬉しくて」

中道「あと、事前に通販でグッズを買ってくれてて、そのグッズを身につけて、ロンティー着て参加してくれた方がいたり。北海道ではファミリーで来てくれてる人もいて嬉しかったね」



2ndフルアルバム『ミラクル』は
いろんな生活シーンにお供できるアルバム


――7月に出た2ndフルアルバム『ミラクル』はすごく親近感が増すアルバムだなって。

中道「嬉しいです。自分自身もカッコよさを見せつけてやろうとか、驚かせてやろうっていうような気持ちよりも、みんなのいろんな気持ちとか、いろんな生活シーンにお供できるアルバムになれたんじゃないかなって。だから親しみが持てるって言ってくださるのはめちゃめちゃ嬉しいです」

――ロックンロールのスタンダード曲に近いような印象もあるし、それをすごくフレッシュな音として鳴らしてるなと。

中道「自分が曲を作ってるんですけど、根本にハードロックメタルが好きっていうのがありまして。洋楽の80年代の音楽大好きで、高校生の頃にすごくたくさん聴いてたので、その影響を受けたりしてるんですけど。それがちょっとだけスパイスみたいな感じで現れてたら嬉しいですね。それがギターのリフとかで感じ取っていただけたら嬉しいです」

――ちなみにその80年代のハードロック/メタルってどういうバンドをよく聴いてましたか。

中道「AC/DCとかブラック・サバスとかめちゃめちゃ聴いてました(笑)」

――それは最強ですね!

中道「最強ですよね。もうテンションが上がりますね。大好きです! 今回のアルバムはそんなスパイスもありつつ、ミドルとかバラードの曲も多く入れておりまして。曲によっては初めてアコースティックギターもちょっと混ぜたりしながら。自分たちの中で新しいサウンドも入れたり、ちょっと幅が広がったかなっていう実感があります。『こんなに』(M-8)は初めて失恋をテーマにした曲でして、初めてアレンジャーさんに入ってもらいました」

――ちなみに、9曲目の『もう、思い出』も失恋の曲ですね。

中道「そうなんです。『もう、思い出』も失恋ソングで。急に失恋ソングを2曲作ってアルバムに入れたんですけど。『こんなに』はメンバー同士で、歌詞について、今までで一番こだわって話しながら作りました。タイトルも悩みまして、『もう、思い出』っていう言葉が出てきてたんですけど。それをタイトルにしてしまうと、ちょっと説明しすぎかなという感じがしたので、使わなかったんです。なので、『もう、思い出』っていうタイトルからもう1曲作ろうって思いまして、『もう、思い出』という曲が生まれました。それで、『こんなに』と『もう思い出』が続いている曲になってます」

――今まで書いてなかった失恋の曲を初めて書いたというのは、なにか心境の変化があって?

中道「やっぱり、みんなの気持ちにリンクして聴いてほしいっていうのがありまして。皆さんどんな感じで失恋ソングを聴いてるかわからないですけど。個人的に、失恋ソングは悲しくなるだけやんかって思ってたんです。でも、めちゃめちゃ悲しい出来事があっても、めちゃめちゃ時間が経ってから、失恋ソングを聴いた時にそのことを思い出して、あんなことあったなって、あれがあったから今優しくなれてるのかなって思えたら、それって素敵やなって思いまして。なので、このタイミングで失恋ソングを書いてみようということになりました」


『たとえばロックンロール』(M-7)は
私たちのロック魂を一番出せた曲


――リード曲の『沼。』(M-1)からすごくフックが効いていて引き込まれました。この曲は推し活の歌ですね。

中道「そうなんです。大正解です。やったー! 嬉しいです。私は基本的にサビの頭から考えていくことが多かったんですけど。この曲はなぜかサビ直前のBメロのフレーズが先にあり、それを使いたいなっていうのがありまして。そこから膨らませていったところ、サビは<重なる視線、画面越し>、この歌詞で行きたいなっていうことになったんです。これで行くならやっぱり推しをテーマにしちゃおうって思いまして。で、とことん好きな推しがいる人に当てはめて楽しんでもらえるような曲になればいいなと思って書き始めたら、楽しく作ることができました。いつもは歌詞は手こずるんですけど」

――こういうタイプの曲は今までなかったのですか。

中道「そうですね。思いっきりこんなテーマで書くって決めることはなかったので」

アオキ「うん、びっくりしたね」

中道「この曲ができた時もちょっと愉快な曲できたからって、3人で集まってる時に聞いてもらったんですけど、反応良くて」

――タイトルから目を引きますね。

中道「私もタイトルつける時によく検索するんですけど、これはあまりなかったですねー。やっぱり唯一無二な曲にしたいので、『沼。』にさせていただきました」

――実際近くにいる誰かのことじゃなくて、画面越しの好きな相手に対するラブソングというか、すごく熱烈な思いを歌ってるなって。

中道「そうですね。それもありますし。自分の近くにいる人でも、その人の動画を見返してて、"素敵!"って思ったりする気持ちにも当てはめてもらえるかなとも思ったりしてます」

――なるほど、いろんな意味で共感する人多そうですね。そんな1曲目の『沼。』からこのアルバム自体が沼となってハマっていきそうな内容です。7曲目の『たとえばロックンロール』はどんなふうにできましたか。

中道「『たとえばロックンロール』はサビに<またとない瞬間>っていう言葉を入れているんですけど。ライブってやっぱりその瞬間にしか出ない音だったり、照明と合わさった感じや言葉やったり、すごくたまらん瞬間があると思うんですよね。その瞬間をいっぱい作っていきたいなっていう気持ちがあって、そんなことをちょっとサビに入れたりしまして。なので、私たち自身のライブに対する思いだったり、バンドのことを一番歌った曲かもしれないです。あんまり具体的には書いてないけど、歌詞に出てくる<君>っていうのは音楽のこと?って言ってもらったことがありまして。(ロックンロールを)擬人化してるというか、確かにそういうふうに受け取ってもらってもいいし」

――これはロックンロールに対する愛情を感じる曲なんですけれども。バウンダリーというバンドの軸となってる要素だから?

中道「そうですね。この曲が1番まっすぐにというか、私たちのロック魂みたいなものを1番出せた曲かなと思ってます」

――なるほどね。アオキさんとサクラさんはこの曲はどういう風に受け取ってますか。

アオキ「個人的に、すごくライブ映えする曲やなって。後半で一緒に歌ってほしいフレーズがあって。やっぱり音源だけじゃ完成できない魅力があって、ライブで演奏したり聴いてもらったりした時に一番魅力が光る曲なんかなって思いながら演奏してて。この前の東京公演はツアーした中で、『たとえばロックンロール』を歌ってくれてるみんなの声が一番聞こえてきたので、やっぱりこの曲は歌ってもらって魅力を発揮するんやわって実感したことをめっちゃ覚えてますね」

――確かにね、 私も今頭の中に流れてます! この曲が。

メンバー全員「わーい(笑)」

アオキ「ライブでほんまに光る曲やから。やっぱりやりがいもあるしで。そういう面で思い入れがありますね。だから(ツアーファイナルの)梅田クラブクアトロこそ、1番大きい声になるように目指したいです!」

――ライブアンセムになりそうですね。さくらさんはどうですか。

さくら「我々の大好きなみんなの曲だなと。音楽に向けてっていうのも一応あると思うんですけど。やっぱり応援してくれる人たちに、ちょっとでも目を離してほしくないっていう我々の気持ちもあるし、ライブ中もこの曲やってたら1番カッコイイんちゃうかなって思える自信作みたいな、(自分達も)自信が出る感じがすごいあります。ほんで、途中でみんなが歌ってくれると、さらに上を向けるなって思える曲ですね」

――一緒に歌ってたらちょっと泣きそうになる曲かもしれませんね。

アオキ「ほんまにそれです」

さくら「やっぱりライブの曲ですね」

中道「ぜひ歌ってほしい曲よね。落ちサビのところも最初は別の形を想定してたんですけど、レコーディングの時に急遽...、ね、さくちゃん」

さくら「そう。最初は落ちサビの部分はこうしようって決めていったんですけど、なんかしっくりこなくて。サビの部分でちょっとずつ上がっていって、最後の大サビに向けて、ボーンみたいな、その静かな部分からの盛り上がり方が、もうちょっと行けるんちゃう?みたいなことになって、ドラムを抜いて、もう歌だけにしたんです。ドラムを録ってたんですけど、消されたんです(苦笑)」

中道「そういうのは、なかなかないですよね(笑)。ドラム録ってたのに消したんです。歌だけにして。なので、よりみんなで歌いたい部分になった」

さくら「他の友達のバンドマンとかにも、"ドラム消すって、めっちゃ斬新やな"って言われました」

――そんな『たとえばロックンロール』が今回ツアーで、"みんなの曲"と実感できるようになったのですね。

中道「そうですね、直近の東京(※渋谷Spotify O-Crest)が1番大きい声をもらったので、(みんなに)どんどん、どんどん歌ってほしい曲です」

さくら「声しか聞こえないんで、めちゃくちゃエモいです」

中道「楽器が鳴ってないところは会場が声だけになるので」



『輝く』(M-10)のサビは観てくれてるみんなも
一番輝ける瞬間であったらいいなと思いながら歌う


――『輝く』(M-10)はアルバムのラストに相応しい曲だなって。

中道「そうですね。『たとえばロックンロール』もそうですが、バウンダリーはこんな感じみたいな武器にできる、ちょっとアップテンポでライブでも核になれるような曲をもう1曲作りたいなっていうところから始まって。それで、歌詞も1番私らしい曲になったなと思ってるんですけど、けっこう落ち込むことがあると、ネガティブに考えてしまうことがよくありまして。もし同じように弱気になって挫けそうな人がいたら、その倒れそうなところを支えられるような歌になりたいなという曲ですね」

――確かにそうですよね。

中道「歌詞ではけっこうネガティブが炸裂してしまってるんですけど、"それでも輝けるぜ!私たちはきっと!"っていうのを歌いました」

――ちなみに、中道さん自身が弱気になってる時に書いた曲?

中道「そうです。でも、サビはライブで歌ってる時も、見てくれてるみんなも1番輝ける瞬間であったらいいなと思いながら歌ってます」

――ライブをしてない時って、"ライブにお客さん来てくれるのかな?"とか、"自分たちの曲をちゃんと聴いてくれてるのかな?"って、不安になったりしますか。

中道「はい。なりますね~(苦笑)。スタジオでも集まってる時も、けっこう弱気なことをちょっと言っちゃったりもしてね...」

――それはメンバー同士で?

中道「はい、3人で。なんですけど、やっぱりライブでステージから見えるみんなの顔やったり、歌ってくれてるところだったりを目にすると、ここに立っててよかった思うし、見てくれてる人もそう思ってほしい。お互いにそう思える空間を作れたらなと思ってます」

――アオキさんとサクラさん、いかがですか。

さくら「この曲の出だしが、ゆきちゃんやな~って感じでしたね。ネガティブって言ってるけど、ほんまに」

中道「自信を持ってないタイプなので...。スタジオとかでも結構そんな感じになったりするんですけど...」

さくら「めっちゃ、泣きそうになる曲ですね。この曲で3人で輝きたいです」

――歌い終わったら、めっちゃ力が湧いてくる曲ですよね。

アオキ「アルバムの中で考えると、やっぱり1曲目の『沼。』とかは、推し活してる人とか、好きな人がリアルにいる人とか、そういう「人」に当てはめて聴いてもらえたらな、という曲で。1曲目から9曲目までいろんなところに対象を分散させてたけど、最後の10曲目の『輝く』はもう全部、バウンダリーの全てで終わるというか。新しく録った4曲の中でも、より私たちに当てた曲。今のバウンダリーっていう感じがすごく出るというか。新しい4曲は、『沼。』と『カレンダー』と『もう思い出』と『輝く』なんですけど、推し活に向けた『沼。』、失恋に当てはめた『こんなに』と『もう思い出』、で、最後の『輝く』は自分たちに戻ってきてる感じ。10曲目で今の自分たちにフォーカスがボーンて当たった感じがして、アルバムの最後の曲になってよかったなって思うし、これが今の私たちですって言える曲になってますね」

さくら「めっちゃいいね!」

――このアルバムの曲順そのままでライブもできそうですね。

アオキ「嬉しい! (セトリ)はちょこちょこ変えてますけど」

中道「順番もみんなで悩んだけど。確かに。最後でぎゅっと"バウンダリーです!輝こうぜ!"で終われてるので、めちゃめちゃ納得のいくアルバムになったなって」



みんなに鳴り物を持ってきてもらって
『音楽よ』でパワーアップした大合唱バージョンを


――そんなバウンダリーがこれから目指すのは?

中道「このアルバムを作って、みんなで目指すところっていうのは、今はツアーファイナルのワンマンでして。去年の11月に、同じ梅田クラブクアトロで私たちの主催イベント(『DARY DAY SPECIAL』~viva!! QUATTRO~)をした時は好きなバンドに出てもらって、全5バンドで開催したんですけど、それから1年。今回は私たちだけということで、挑戦の日になってます。ちょっとでも多くの人に見てもらいたいし、良いライブにして集大成みたいな日にしたいので、まずはそこを成功させるっていうところを3人で目標にしてます」

――梅田クラブクアトロのステージはバンドで出演したときにどんな印象でしたか。

アオキ「横に広いので、3ピースやと外から見た時にちょっとコンパクトに見えすぎてしまうステージかもなって思って。パフォーマンス面ではしっかり動き回ろうって思ってました」

中道「クアトロに立つとお客さんの顔が全部見えるっていう印象があります。(フロアに)段差もあったりして。後ろまで綺麗にみんなの顔が見えるっていうところも好きなところです。ね、さくちゃん。結構見えるよね、みんなの顔が」

さくら「ドラムはちょっと後ろにあるんで、ちょっとわからないけど(苦笑)、クアトロはもう別格っていうか。楽屋もめちゃくちゃ綺麗です。さすがやなって思います」

――梅田クラブクアトロはフロアからもステージが見やすいですし、出てきたアーティストもすごいかっこよく見えるステージです。

中道「素敵なところですよね。そうそう、大好きです!」

――今回は、ツアーファイナルとしての特別な演出とか、特別なセトリになるんですか。

中道「はい。ねりねり練ってまして。アルバムの新しい曲とかももちろんなんですけど、すごく久しぶりの曲だったりとか。"あの曲やらないんですか?"って言ってくれてたような曲をやっちゃおうと思ってるので、喜んでもらえたらいいな。何年振りみたいな感じのアルバム曲とかも混ぜて、良いものにしようとしてます」

――それはファンの方からしたらめちゃくちゃ嬉しいですよね。

アオキ「"みんなで大合奏イベント"も普通のライブでやらないことなんですけど。今回もクアトロで大合奏イベントをやると、この前発表しました。前回のアルバム『あしあと』の中の『音楽よ』っていう曲に<音楽よ僕たちを強く強く繋いでいて>っていう歌詞があるんですけど。後半の部分で楽器が全部消えてみんなで手拍子しながら歌う部分があって。普段のライブハウスは手拍子と歌で完成するんですけど、ワンマンライブは来てくれる人たちに、音が鳴るものを何か持ってきてって呼びかけてて。前回のワンマンライブでも言ってたんですけど、その時は鈴やったり、カスタネットやったり、(阪神の)応援グッズにあるような野球のメガホンとか」

中道「大阪なんで、やっぱ阪神グッズ率高かったんですよ(笑)」

アオキ「そういうのを持ってきてもらって合奏したのが楽しかったので。ワンマンしかできひんことやなって。今回のクアトロはよりパワーアップした大合奏バージョンになると思うので、どんなものを持ってきてくれるのか楽しみですね」

中道「楽しみやね」

さくら「大阪以外の人もぜひ来てほしい!」

――では最後に、改めて梅田クラブクアトロでのツアーファイナルに向けて、一言お願いします。

中道「梅田クラブクアトロはバウンダリーの挑戦の場所です。ワンマンは大阪でしかまだやったことがないので遠方の方には申し訳ないんですけど、私たちの渾身の1日、この日しか感じられないものを受け取ってもらえる特別な日にするので、ぜひ来てほしいです!」

――バウンダリーの挑戦が目撃できる最高のライブを楽しみにしてます!

Text by エイミー野中




(2025年11月19日更新)


Check

Release

2nd Full Album『ミラクル』
発売中 3300円(税込)
LDTR-1006 

《収録曲》
01. 沼。
02. カレンダー
03. エナジー
04. 三月の風
05. いちいについて
06. ハシレ
07. たとえばロックンロール
08. こんなに
09. もう、思い出
10. 輝く

Profile

バウンダリー…アオキ(b&cho)/さくら(dr&cho)/中道ゆき(g&vo)
大阪の3人組ロックバンド。"君に効かせたいエナジーロック"。ポップさと真っ直ぐな感情が交錯する楽曲と、パワフルな音で包み込むようなライブが魅力。7月23日に2nd フルアルバム『ミラクル』をリリース。8月5日から全 13 箇所をまわる 『沼。るミラクルツアー 』開催。ファイナルは 11月29日(土)大阪・梅田 クラブクアトロでのワンマンライブとなる。

バウンダリー オフィシャルサイト
https://boundarydary.jimdofree.com/


Live

バウンダリー 2nd Full Album
『ミラクル』Release Tour
「沼。るミラクルツアー」Tour Final

【大阪公演】
チケット発売中 Pコード:301-266
▼11月29日(土) 18:30
梅田クラブクアトロ
スタンディング-3500円(整理番号付、ドリンク代別途要)
※販売期間中はインターネットのみで販売。
[問]GREENS■06-6882-1224

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