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「楽曲の延長線上にライブがあるということを強く意識している」
全世界でストリーミング総再生数が1,7億回を超える
グローバルアーティスト

Who-ya Extended インタビュー

2019年のメジャーデビュー以降、これまでに数々の話題となったTVアニメのテーマ曲を歌い、現在ストリーミングの再生数は全世界で 1,7億回を超えるWho-ya Extended。「SUMMER SONIC」「Animelo Summer Live」「リスアニ! LIVE」など大型フェスにも出演する他、 海外でのライブも10都市を越える。そんな大注目のWho-ya Extendedのボーカリスト、Who-yaがぴあ関西版WEBに初登場。世界を股にかけるグローバルアーティストとしてどのような意識で活動しているのか。最新シングル『CRY OUT CRY OVER』、イケメン戦国-永縁- feat. Who-yaとしてリリースされたシングル『FL4SH B4CK(フラッシュバック)』の制作エピソードと共にお届け。

自分の中にあるものを世界に向けて叫んでいく!
という意味を込めた『CRY OUT CRY OVER』



――Who-yaさんはグローバルアーティストとして活躍されていますが、海外には年間どれくらい行ってますか。

「今年はまだドイツだけなんですけど、今年で3回目ですね。昨年は上海、香港、インドネシア、マレーシア、ドイツ、イギリス、スペインと、7回行きました。初めて行く国も多かったんですが、めちゃめちゃ楽しかったですね」

――海外でのライブで感じることは?

「どの国でもみんな(Who-ya Extendedの)曲を知ってくれているので、海外の方が街中でも話しかけられます。たぶん(Who-ya Extendedが出演する)イベントに参加する予定の人とかですかね。"あなたがWho-yaさんですか?"って。ライブの盛り上がりで実感することもあるけど、ライブ以外でも声をかけられると、知ってくれてるんだと実感できて嬉しいですね」

――Who-ya Extendedはクリエイターズニットですが、メンバーは楽曲毎に変わるのですか?

「そうですね。でもメンバーを総入れ替えということではなくて、中心的なメンバーは複数いまして。楽曲やライブによって変わります。例えば自分が1人で出るライブもあるし、ギターと2人で出るイベントもあります。ワンマンではフルバンドでやったりします。そういう感じでライブや楽曲単位で考えてますね」

――TVアニメ『陰陽廻天 Re:バース』のOP曲となった『CRY OUT CRY OVER』は主人公の時空爆走系ヤンキー、業平猛が活躍するストーリーをイメージして?

「そうですね。この主人公のタケル(業平猛)ってすごくまっすぐなんですよ。とにかく、自分のやりたいことをやるんだっていう気持ち1本で爆走していくので。自分たちの生きてる世界に置き換えてみても。やっぱしんどい時もあるし、大変な時もあるし、もうどうしたらいいかわかんない瞬間ってたぶんたくさんあると思うんですけど。自分もけっこう気持ちを閉じ込めてしまう時もあるので、自分の中にあるものをちゃんと世界に向けて叫んでいくというか。そういう意味で、『CRY OUT CRY OVER』っていう曲にしました」

――Who-yaさんは割と自分の中にため込んじゃうタイプですか。

「いや、この数年でためないようになりましたね。やっぱ最初のアルバム作ってる時くらいから、コロナ禍になったので。ライブすることや新作のリリースも難しいってなった時はけっこう絶望してました。それを経て自分たちは活動を続けられてるので、あの時しんどかったなで終わらせたくないっていう思いが原動力になって今の活動につながっています」





言葉の壁を超えて、
みんなで歌って叫べるような曲にしていきたい。



――『CRY OUT CRY OVER』はライブ映えしそうなパワフルなロックサウンドです。

「この曲もそうですが、楽曲の延長線上にライブがあるということをここ数年強く思ってて。ライブで初めて曲が完成するようにしたいということを念頭に作っています。楽曲は聴くものなんだけど、ライブっていう空間で、お客さんと一緒に共有してはじめて真の姿になるじゃないですけど、99パーセントから100になるっていう感じの楽曲にしたかったので、こういうバンドサウンドでロックな感じにしたかったっていうのはあります」

――すでにライブでも披露されているんですね。

「そうですね。直近ではドイツで2回ライブがあったんですけど、どっちも最後にやってすごく盛り上がりましたね。イントロからコーラスが入って、メロディーの中でも何回か出てくるので。言語の壁を超えて、みんなで歌って叫べるような曲にしていきたいなと。(コロナ禍を経て)通常通りのライブができるようになってからのこの数年の方が、そういう曲にしたいっていう意識が高まってきたかもしれないですね」

――イントロから掻き立てられるし、ライブの盛り上がりが想像できる曲ですよね。全体的にデジタルロックの要素が入っていて。

「そうですね。僕らの今まで出してきた作品から大きく外れたくはないので。デジタルロックっていう言葉が合ってるのかわかんないんですけど、自分は元々すごいロック好きで、その中でもデジタルな音色っていうのを楽曲にずっと入れてきました。この曲にも今までやってきたことの延長線上のひとつとしてそういう要素を入れてますね」

――そんなWho-yaさんがボーカリストとして意識されてることは? 

「今回の『CRY OUT CRY OVER』は、"ザ・盛り上がる!バキバキのライブ曲"って感じなんですけど、カップリングの『夏華日』は季節を切り取って歌ったミドルテンポの曲なので、歌い方も全然変えてるし、その楽曲に一番合う感じで歌うようにレコーディングでは心がけています」

――たしかにリスナーの心に沁みてくるような曲です。『夏華日』は完全な未発表曲ですか。

「そうですね、裏テーマとしては日本の和っぽい要素を取り入れたいなと思ったんです。今まで季節の曲は作ったことなかったので、このタイミングで夏の曲を1回作ってみようかなと思って作りました。新しいチャレンジでもあるし、良い存在になってくれたんじゃないかなって今思います」

――また、イケメン戦国-永縁- feat. Who-ya として、ニューシングル『FL4SH B4CK(フラッシュバック)』が8月31日にリリースされました。

「イケメン戦国というゲームアプリがありまして、これはその10周年記念の新主題歌ということで、自分がフューチャリングで参加させていただきました。バトルアプリではないんですけど、設定が戦国時代なので、楽曲や歌の面でもそういう戦いに向かうアドレナリンが出るような感じを封じ込められたんじゃないかなと思ってます」

――ライブの方では、10月に開催される『FM802 MINAMI WHEEL2025』にも出演されますね。この時は『CRY OUT CRY OVER』や『夏華日』なども披露されますか?

「もちろんやります。7曲くらいはやると思いますが、その他にどんな曲をやるかは当日のお楽しみに。ライブハウスでお待ちしてます!」

――お話しをお聞きしていて、すごくライブに向かう意識が高まっているように感じました。

「そうですね。やっぱライブは生きてるっていう感じがするのですごく好きです。Who-ya Extendedは曲とかライブによってどんどん変わっていく存在なので、今後の活動にもぜひ期待していただきたいです」

――Who-ya Extendedとしてどんなパフォーマンスで魅せてくれるのかとても楽しみですね。今日はありがとうございました!

Text by エイミー野中




(2025年10月10日更新)


Check

Release

「CRY OUT CRY OVER」

1430円(税込)/ VVCL-2761

01. CRY OUT CRY OVER
02. 夏華日
03. CRY OUT CRY OVER (Instrumental)
04. CRY OUT CRY OVER (TV Size)

Profile

ふーやえくすてんでっど…ボーカル・Who-ya を中心としたクリエイターズユニット。2019 年 11 月に TV アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス 3」OP テーマ「Q- vism」でメジャーデビュー。「Q-vism」はリリース直後から日本の iTunes 総合チャート、Amazon デジタルチャートで 1 位を獲得し、 音楽ファン、アニメファンから絶大な支持を獲得し、日本国内のみならず、海外でも高い評価を獲得。2021 年 1 月、TV アニメ「呪術廻戦」OP テーマとして「VIVID VICE」をリリース。 現在ストリーミングの再生数は全世界で 1,3 億回再生を超える。「SUMMER SONIC」「Animelo Summer Live」「リスアニ! LIVE」など大型フェスにも出演する他、 これまでに 10 都市を越える海外でのライブも行うグローバルアーティスト。2025年5月14日、『Aufheben』(TV アニメ 「ばいばい、アース」 第2シーズン OPテーマ)CDリリース。7月3日、『CRY OUT CRY OVER』(TVアニメ『陰陽廻天 Re:バース』OPテーマ)デジタルリリース。8月27日、ニューシングル『CRY OUT CRY OVER』CDリリース。8月31日、イケメン戦国-永縁- feat. Who-yaとしてニューシングル『FL4SH B4CK(フラッシュバック)』リリース。

Live

「Who-ya Extended LIVE TOUR “LosT PiEcE”」

【大阪公演】
▼2026年2月7日(土)RUIDO
【東京公演】
▼2026年2月21日(土)キネマ倶楽部


「FM802 MINAMI WHEEL 2025」

▼10月11日(土)~13日(月・祝)
ANIMA/AtlantiQs/BEYOND/BIGCAT/BRONZE/CLAPPER/club JOULE/club vijon/CONPASS/DROP/FANJ twice/FootRock&BEERS/hills パン工場/JANUS/OSAKA MUSE/OSAKA RUIDO/Pangea/soma/SUNHALL/VARON/なんば Hatch(11 日・12 日のみ)

出演アーティスト・タイムテーブルは、こちら
※Who-ya Extendedは11日(土)に出演予定

SATURDAY/SUNDAY /MONDAY PASS -5000円(全会場共通・各日1日券)
PREMIUM PASS -4000円
なんばHatch限定PASS-4000円

チケット情報はこちら


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