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RIKU(THE RAMPAGE)、Dream Ami、May J.、MASHIHOが
実力派ダンサーたちとこの日限りのコラボを実現。
『TURNT UP OSAKA -DANCE&MUSIC-』レポート

7月12日(土)、13日(日)の2日間、大阪梅田・SkyシアターMBSにて、『TURNT UP OSAKA -DANCE&MUSIC-』が行われた。本イベントは、多様な大阪の文化芸術の魅力を国内外へ発信することを目的に、大阪府と大阪市が中心となって取り組む「大阪国際文化芸術プロジェクト」の一環で開催されるもの。中でも大阪はダンスの聖地ということで、「大阪のダンサーにスポットを当てた新しいライブイベントを作り出そう」と今年2月に新たに誕生した。COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで行われた初回は、人気アーティストと有名ダンサーのコラボレーション、世界で活躍する実力派ダンスチーム、ダンサーたちのハイスキルなパフォーマンスの連発で、会場に大熱狂を巻き起こした。まさにこのイベントでしか見ることのできない唯一無二のパフォーマンスは、今もしっかりと記憶に残っている。

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5ヶ月ぶり2回目の開催となった今回は、両日とも青々とした空に巨大な入道雲がそびえる夏らしい天気に恵まれた。会場には実に幅広い年代の老若男女のギャラリーたちが集結。MCの小林大河は「『TURNT UP OSAKA』は直訳すると"大阪をアゲていこう、盛り上げていこう!"という意味です。大阪、Are You Ready!?」とコール&レスポンスで盛り上げ、「『TURNT UP OSAKA』スタートです!」と勢いよく開会宣言した。



【PG】

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トップバッターを担ったのは、11〜14歳の男女からなる総勢14人のボーカル&ダンスカンパニー・PG。2024年の夏休み、TikTokに開設された「夏休みの自由研究をバズらせたい小中学生集団」から始まった彼らの歩みが映像で紹介されると、やがてカラフルな衣装に身を包んだメンバーがステージに登場。割れんばかりの歓声が会場を包み込んだ。最初に投下されたのはデビュー曲『WA・BI・SABI』。次々にスイッチするボーカルとラップ、フォーメーションを変えて繰り出されるダイナミックなダンスは完全にプロの技で、ただ圧倒される。

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さらに7月18日にリリースされる最新曲『BANABANA』を初披露。ラテンの雰囲気漂うアッパーなナンバーは、一度聴けば覚えてしまうキャッチーさ。あどけない笑顔や初々しいMCに癒されつつも、歌詞やサウンドからは世界を視野に入れていることが伝わってきて、彼らが次世代のダンスシーンを担う一員になるのは間違いないと感じた。

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【0ne∞ness】

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ダンスチームのトップバッターは、ジャンルやジェンダーを超えてダンスで平和を伝える0ne∞ness。2017年に『WOD世界大会』で優勝し、アメリカや中国などとの交流会でウェルカムパフォーマンスを披露した実力派だ。ボン・イヴェールの『Au Revoir』に乗せて、1人、また1人と順にピンスポに照らされるメンバー。インドの民族衣装・レヘンガにも似た衣装を身に纏った9人の姿があらわになると、MISIAの『フルール・ドゥ・ラ・パシオン』に乗せて、一気に身体性の高いダンスを繰り出していく。静から動へ、個から集団へと変化するステージングはもう圧巻。日本テレビ系アスリート応援ソングで、フランス語で「情熱の花たち」という意味を持つこの曲にぴったりの祝祭感とエネルギーが会場にサウンドスケープを描き出した。

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【よしたく×MIKU】

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続いては、POP歴22年で京都・関西を中心に数々のバトルコンテストシーンで活躍する傍ら、コンテンポラリーの舞台などにも出演しマルチに活動するよしたくと、アジアを中心に海外や世界規模の大会でも圧倒的な存在感と実績を誇るダンサー・MIKUの夢のコラボステージ。2人は身体の筋肉を弾く動きでリズム(ビート)を取り、力強さとしなやかさを兼ね備えた動きが特徴のPOP(POPPING)を披露。ロボットダンスのように細かく関節や手先を震わせて、どこか近未来的な雰囲気を醸し出してゆく。音楽のビートに合わせて、ソロはもちろん2人がシンクロするような動きは、あまりに繊細で会場をざわつかせた。人体という最小単位で、ここまで感性に訴えることができるのがダンスの魅力だと思わせてくれるステージだった。

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【Krow Fam】

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日本を代表するクランパーのBig Krowが率いる、中高生を中心とするクランプファミリー・Krow Famは、天井の照明装置を下ろすことでステージに緊迫感を作り出した。真っ赤な照明も相まってドキドキ感も高まっていく。Big KroW、LilKrowGirl KrowPrince Crowの4人が登場し、最初は滑らかなステップからソロパフォーマンスへ、やがてビートが加速すると、クランプ独特の激しい動きと感情表現を全身で放っていく。ギャングの抗争を思わせるようなスリリングなダンスに客席は思わず息を飲む。リアルな動きと迫力で最後までヒリヒリさせ、会場にすさまじい余韻とエネルギーを残したKrow Famだった。

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【Jasmine】

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赤木優香とmeiによる2人組JAZZダンスチーム・Jasmineは、アデルの『Remedy』に乗せて、優雅にのびのびとステージを舞った。揃いのシックなシアードレスを着て、ダイナミックに手足を伸ばして跳んだり回ったり、床でムーブしたり。そのしなやかさと力強さ、女性らしさは、観る者の心を勇気づけて浄化するような力がある。各々ソロでも活躍する2人が、"2人だからこそ"生み出す一体感は、本当に素晴らしかった。

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【Soma Nitta × TENKA振付作品】

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続いては、三浦大知やMISAMOなどのバックダンサーを担当し、企画演出など多角的な視点からダンスシーンを支えるSoma Nittaと、小学生の頃からバトルやコンテストで数多くの入賞を果たし、若手の注目株として活動する実力派ダンサー・TENKAによる振付作品を、総勢28名のダンサーがプレイ。MILLENNIUM PARADEの『Fly with me』と『Trepanation』の音楽、そしてビジョンに映したMVを効果的に使い、目まぐるしく変わる展開、ジャンルを織り交ぜたハイレベルなダンス、日本文化を感じる特徴的な衣装で独自の世界観へと導いていった。一糸乱れぬ振付の鮮やかさと大胆さは今も脳裏に焼きついて、まるで新しい発見を与えてくれたような気分になった。

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【Rikubouz】

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武術をベースとしたフリースタイルアクロバット「トリッキング」をバックボーンとするRikubouzは、DAY1はタンクトップ、DAY2はロンTと衣装を変えてステージに臨んだ。しっとりとしたアンビエントなピアノサウンドに乗せて静かにステージに現れると、シナリオがあるようでないような即興性の高いムーブで、コンテンポラリーダンスやフロアワークなどをミックスさせ、しなやかな体躯を動かしていく。"ダンスを見せよう"としているのではなく、彼の日常生活の延長にあるものを覗き見しているような、不思議な感覚。彼の身体表現を通して、自分にも何か問いかけられているようだった。

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【猪】

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紹介されるや否や、客席からすさまじい歓声が湧き上がったのは、JESSICA、YAN、SaYa、Oga、miZuKiからなる5人組フィメールチーム・猪。JESSICAは2月の『TURNT UP OSAKA』にも出演した、SNSで人気爆発中のダンサーだ。それぞれトップアーティストのバックダンサーやコレオグラファーとして活躍するメンバーゆえに、個々のスキルの高さが際立つキレキレのストリートダンスはもう圧巻。1人1人の見せ場を作りつつ、圧倒的なパワーで最高のエンタメとして会場を揺らしていた。

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【JAM】

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関西を拠点にストリートダンスと音楽を深く探求し続ける4人組・JAMは、ブラザーズ・ジョンソンのソウルフルな『Stomp!』に乗せてファンキーにダンスをプレイ。爆音で流れる80'sミュージック、オールドスクールなファッション、4人が一列で踏むステップやグルーヴィな躍動感に高揚して、自然に身体が動き出してしまう。もちろん会場からはクラップが発生。終始ノリノリのパフォーマンスで魅了してくれた。

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【Xll After Ours】

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パリオリンピックに4位入賞したShigekix、Tsukki、Raion、Y-HI、RAM、NANOHA、AYANEからなるXll After Oursは、これからの日本のブレイキンシーンを牽引する新世代CREW。白トップスと黒パンツで合わせた7人は、ソロをはじめ3:3や4人とフォーメーションを変えつつ、大技を続々と披露。より力強く激しくなる技と高速ヘッドスピンにオーディエンスは大喝采! パーカッシブなニーナ・シモンの『Funkier Than A Mosquito's Tweeter』に曲が変わると、男女ペアでのダンスも取り入れてしなやかさと力強さを表現した。まさにあっという間の体感時間。客席からは大きな拍手が贈られた。

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【GOOD FOOT】

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DAY2には、チームメンバーには2024年パリ五輪で金メダルを獲得したAMIも所属するブレイキンチーム・GOOD FOOTが登場。2022年には歴史あるブレイキンバトル『Freestyle Session Japan』で優勝、2010年に「世界を目指す」という目標を掲げて結成された彼らだが、今は名実共に日本を代表するチームに成長した。ミステリアスな楽曲に合わせてステージに現れた5人は、軽くステップを踏んでから、次々にアクロバティックな技を繰り出していく。ジョーダンやパワームーブ、2人での組み技など、目の前で連発される大技をなんなくやってのけるが、素人目にもレベルの高さはよくわかる。オリンピックメダリストの実力もしかと提示した、熱き5分間だった。

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【May J.】

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『TURNT UP OSAKA』の目玉は、なんといってもアーティスト x ダンサーの特別なコラボレーションだ。DAY1に登場、デビュー19周年目を迎えたばかりのMay J.は「『TURNT UP OSAKA』盛り上がる準備できてますかー!」と叫び、『Gold』を伸びやかに歌い上げる。続く『Burn』では、猪のメンバーでもあり、インフルエンサー・午前0時のプリンセスのメンバーでもあるJESSICAが登場! 「JESSICA ON STAGE,COME ON!」と呼び込まれると途端に大歓声が湧き上がった。一気に熱量が宿ったステージで踊るJESSICAはファビュラスでセクシーでカッコ良く、May J.は心から楽しそうに歌声を響かせ、そんな2人の空気感に客席も酔いしれる。JESSICAと再会を喜び合ったMay J.は「こうしてダンサーがメインで出演するイベントはあまりないと思う。私もみんなとステージに上がれることができてとても嬉しい」と興奮気味に語っていた。

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May J.の代表曲でもある映画『アナと雪の女王』の日本版主題歌『Let It Go』を英語で響かせると、シームレスに『リトルマーメイド』の劇中歌『Under The Sea』へ。すると、勢いよく登場したとびきりキュートなアリエル姉妹に歓声が上がる。扮するのはヨハイセン。メンバーのいとひは12歳、杏と奏は10歳ながら、日本最大級のキッズダンスコンテストで小学生日本一に輝き、今年6月には『ゴットタレント エスパーニャ』に出演したという超実力派。海の中を軽やかに跳び回る3人の姿は本当に愛らしく、客席は多幸感に包まれた。

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「みんなも一緒に踊ってほしい!」と振付をレクチャーした『Spread Love』で一体感を作り出すと、ラストチューン『Garden』へ。この曲では名だたるアーティストのバックダンサーやCM出演を果たし、世界的にも活躍するダンサー・WAON率いるWAON CREWがストリートダンスでパワフルに躍動。May J.は「最後まで楽しんでください! I love you!」と投げキッス連発でテンション高く愛を伝え、ステージを去った。

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【Dream Ami】

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DAY1のトリをつとめたのは、大阪・箕面出身のDream Ami。トロピカルなワンピース姿で笑顔でステージに現れると『トライ・エヴリシング』からライブスタート。客席とコミュニケーションを取りつつ丁寧に歌声を響かせると、総立ちの会場はクラップでひとつに。Amiはオーディエンスのレスポンスの良さに「めっちゃノリ良いやん。さすが大阪!」と喜び、「私も素晴らしいダンサーの皆さんとステージをお届けできたらなと思います。そういう意味でも今日はすごく新鮮で新しいステージになるんじゃないかな」と述べて、E-girlsの『Follow Me』をDream Amiバージョンで披露。これにはファンも歓喜! オリジナルよりもBPMを落とした可愛らしい雰囲気で、可憐な歌声を響かせる。

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さらにEXPG STUDIOに通うキッズダンサーと『Highschool Love』『E.G summer RIDER』とE-girlsメドレーを元気にプレイした。ソロになってからこの2曲をステージで披露するのは初めてということで、歌い終えたAmiは「懐かしかった!」と破顔した。

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『はやく逢いたい』では、E-girlsやAmiの振付も担当するCHALIとコラボレーション。Amiは「CHALIさんと出会って10年ぐらい経つけど、一緒にステージに立つのは7〜8年ぶり。でも"先週も会ってた?"ぐらい、息も合ってて楽しかったです」と実感を口にし「次に歌う曲は私のソロの定番曲だけど、今まで振り付けをしたことがなかったので、すごく新鮮」とワクワクした様子で楽曲へ。大好きな人に逢いたいというピュアな恋心を、2人の振りや視線を交えながら感情豊かに表現した。

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ラストはキムラモトコがプロデュースする女性ダンスチーム・Yes!Problem!から、8名のダンサーがジョイン。ポップな『Change my life』を、さらに爽やかに華やかに染め上げた。ファンにとってはもちろんだが、きっとこの日はAmiにとっても良いライブになったのではないだろうか。

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【MASHIHO】

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DAY2に登場したのは、2020年にK-POPボーイズグループ・TREASUREのメンバーとしてデビューしたのち、2024年にソロアーティストとして活動を再開したMASHIHO。待ってましたとばかりに客席にはペンライトが灯る。照明の落とされたステージに花歩、Chailee Yu、Yuka SaitoMAYU KOMORIの4人の女性ダンサーが現れると、聴こえてきたのは『Be mine』。ため息が出るほど美しいハイトーンボーカルが会場を満たし、4人のしなやかで妖艶なダンスが雰囲気を醸成する。

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続く『Dance with me』は、アクロバットが強みで多くのトップアーティストのサポートを担当するMori Minamiと、HipHop、R&B、Poppinなどあらゆるジャンルのダンスで独自のスタイルを確立しているZiLが振付を担当。シャツとネクタイ姿の総勢16名のダンサーはクールにキレのあるダンスを投下。歌いながら自然にダンスにジョインするMASHIHOの姿からは、彼の圧倒的なダンススキルが垣間見えた。曲を終えて「初めてこんなに大人数で自分の曲をやった」というMASHIHOは、後ろに控えていたダンサーに突如感想を求める場面も。「楽しかったです」という初々しい答えに会場の空気が和んでいた。

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『ULTRA VIOLET』のリード曲『UV』の途中からは、男女2人のダンサーとともに楽曲の世界を押し広げていく。ソロ初シングル『Just the 2 of Us』ではMASHIHOも歌いながら滑らかに右へ左へと踊り、『ただいま』ではダンサー2人と客席に降りるサービスも! 最後は手を左右に振ってひとつに。甘く伸びやかな歌声と高いダンススキルはもちろん、楽しいトークでも盛り上げたMASHIHOだった。

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【RIKU(THE RAMPAGE)】

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2日間の大トリはTHE RAMPAGEのRIKU。普段グループでボーカルを担当している彼だが、パフォーマーと遜色ないダンススキルの持ち主。この日は「ダンスと音楽の本気コラボ」というイベントのテーマに基づき、ソロシンガーとして新たな試みにトライした。大歓声と多くのペンライトの光に迎えられたRIKUは、まずオリジナルソング『I'll be your (k)night』を情緒豊かに歌い上げる。MCでは「ソロシンガーとして外部イベントに出演したことはあまりない」として「僕の歌手としての表現をギュギュッと詰め込んできました」と意気込んだ。「色んなカバー曲も持ってきました」との言葉通り、ここからはカバー曲をメインに披露。Tani Yuukiの『W/X/Y』では、ダンス&ボーカルユニット・RADIO FISHのShow-heyとMASATOとコラボ。踊りながら歌ってもブレない美声と、切なくも繊細でパワフルなダンスで魅了した。

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続けて事務所の大先輩・EXILEの『Everything』を、RIKUも卒業生でもあるLDHが運営するスクールのEXPGダンサーと一緒に披露、LDHイズムを伝えていく。世代を超えて愛されるナンバーに客席はクラップで応え、最高の一体感を作り出した。RIKUは「皆さんがあったかすぎてやりやすい! 僕、大阪地元なんちゃうかな」と関西弁を交えてお茶目な笑顔を見せる。

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そして「準備します。お待ちください」と突如靴と靴下、さらにジャケットを脱いで臨戦態勢に。何が起こるのかと期待が高まる。披露されたのはRIKU自身が敬愛する三浦大知の『Two Hearts』。この曲はオーディションでRIKUが歌った楽曲であり、客前で歌うのは今回が初めて。そしてJAZZにブレイキンなど、他ジャンルの要素を取り入れて唯一無二の表現力を生み出すダンサー・EKOとのコラボ曲。JAZZを踊りながら歌うという難しい表現に挑むということで、かなりの気合いが入っていた。パフォーマンスは素晴らしく、全身を使って伸びやかに踊るEKOとパワフルに美声を響かせるRIKUの迫力に釘付けになった。落ちサビでは2人とも舞うようにダンス。RIKUはフェイクも取り入れながら見事にJAZZダンスを踊りあげ、楽曲の世界観を美しく表現した。この日限りのパフォーマンスになるのが勿体ないと本人たちも漏らすほどの完成度の高さ。踊り終えた2人には大きな拍手が贈られた。

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惜しまれつつも最後の曲へ。RIKUはEXILE SHOKICHIの楽曲『青の日々』をピアノの弾き語りでカバー、先輩への愛とボーカリストとしての実力を存分に提示した。MCの小林から感想を聞かれたRIKUは充実した表情で「こんな素敵な場所にお招きいただき光栄です。LDHに所属して10年ですけど、業界ではまだまだ若輩者。もっと多角的な表現ができるアーティストになっていけるようにこれからも精進していきたいと思います」と謙虚に答え、お茶目にポーズをキメてステージを後にした。

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こうして2回目の開催となった『TURNT UP OSAKA -DANCE&MUSIC-』も大盛況で幕を閉じた。小林は「3回、4回と続けていきたい」と語っていたが、日頃ダンスに触れている人もそうでない人もダンスの魅力と可能性に気付くことができる、本当に特別で重要な位置付けのイベントだと思う。ぜひ次回の開催を楽しみにしていよう。




(2025年7月22日更新)


Check

Set List

●PG
01. WA・BI・SA・BI
02. BANABANA

●May J.
01. Gold
02. Burn
03. Let It Go
04. Under The Sea
05. Spread Love
06. Garden

●Dream Ami
01. トライ・エヴリシング
02. Follow Me -Dream Ami ver.-
03. Highschool Love
04. E.G summer RIDER
05. はやく逢いたい
06. Change my life

●MASHIHO
01. Be mine
02. Dance with me
03. UV
04. Just the 2 of Us
05. ただいま

●RIKU(THE RAMPAGE)
01. I'll be your (k)night
02. W/X/Y(Tani Yuukiカバー)
03. Everything(EXILEカバー)
04. Two Hearts(三浦大知カバー)
05. 青の日々(EXILE SHOKICHIカバー)

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