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ME:IのSHIZUKU、KOKONAが語る「自分」という存在
失いかけた自信を取り戻すことができた1年
初のアリーナツアーは「私たちの本当の始まり」

サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』から誕生した11人組のグローバルガールズグループ、ME:I。活動1年目となる2024年から『第75回NHK紅白歌合戦』に出場し、『第66回日本レコード大賞』新人賞も受賞するなど大活躍した。そんなME:Iの1ST ALBUM 『WHO I AM』が9月3日にリリースされる。同作には、デビュー曲「Click」や4月リリース曲「MUSE」など既存曲6曲を含む全11曲が収録される。さらに7月26日より初のアリーナツアー『2025 ME:I 1ST ARENA LIVE TOUR “THIS IS ME:I”』もスタート。関西では8月21日から23日に兵庫県のGLION ARENA KOBEで公演が開催される。そこで今回はメンバーのSHIZUKU、KOKONAにこの1年を振り返ってもらいながら、アルバムやアリーナツアーの見どころについて語ってもらった。

――メンバーにとっても、ファンにとっても待望の1ST ALBUM『WHO I AM』がいよいよリリースされますね。

SHIZUKU:それぞれの楽曲に魅力があります。ファンのみなさんが待ちに待ったようなテイストの曲も盛り込まれているので、期待して待っていて欲しいです。

KOKONA:タイトル曲『THIS IS ME:I』があらわしているのですが、『私は私』という自信にあふれた内容になっていると思います。聴いてくださるみなさんも、テンションが落ち込んだときに聴いていただくと、きっと自信を取り戻せると思います。私たちも『一緒にがんばっていこう』と背中を押すように歌っています。

――ちなみにこの1年の活動のなかで、お二人のアーティストとしての「自信」はどのように変容していきましたか。

SHIZUKU:私はオーディションのとき、歌うのが怖くなった時期がありました。オーディションでは、国民プロデューサーのみなさんのおかげで合格させていただきました。でも、ありがたさのなかには『信じられない』という気持ちもありました。現実と実力が追いついていないなかでデビューを迎え、そのギャップに悩んでいたんです。魅力や個性がいっぱいのメンバーばかりで、「自分にできることはなんだろう」とたくさん考えました。ですが、大きなステージをたくさん経験させていただくなかで、その経験が自信に変わっていきました。

――歌うことへプレッシャーは乗り越えられましたか。

SHIZUKU:今は心から楽しんで歌えるようになりました。ファンの皆さんの『良かったよ』という一言に救われることが何度もありました。あと、KOKONAにも助けられることばかりです。私は感情をあまり表に出さないですし、バレないようにしています。だけど彼女には絶対に気づかれます。

KOKONA:自分自身がもともと感情が出やすいタイプなので、まわりの人の繊細な気持ちの変化にも気づくが多いです。『もしかしたら今、しーちゃん(SHIZUKU)はこういう気持ちなんじゃないかな』と。自分がまわりに支えられている分、自分もそうやってみんなに声をかけていきたいなと思います。

――KOKONAさんは「自信」の部分はどうですか。

KOKONA:ダンス経験がなかったり、ステージに立ったこともなかったので、オーディションのときは目の前にある課題に食らいつくことで精いっぱいでした。ですがデビューしたら、見る人にとってはそういうバックグラウンドは関係ない。つまり『経験がない』というのは通用しません。まわりのメンバーと同じレベルでやっていけるかどうか、不安でした。デビュー当時はその葛藤もあって自信を失うことばかり。だからこそ『私は場慣れするしかない!』と思いました。『紅白歌合戦』『レコード大賞』などたくさんの大きなステージに立たせていただくことで、自信がついていきました。

――既発曲「MUSE」などを聴くと、1ST ALBUM 『WHO I AM』はそんな自分たちの現時点での「存在証明」がテーマになっている気がしました。

SHIZUKU:特にファンコンサートは、自分という存在を認めてもらえている気がすごくします。私たちの活動を見て『救われました』と涙を流してくださる方もいらっしゃるんです。同時に、そんなファンのみなさんの人生の1ページを背負っている責任も感じます。『ME:Iが自分の生きがいです』というファンの方の声を聞くと、生半可な気持ちで活動はできません。ME:Iとしていろんな思いを届けていくことへの使命感を自分なりに感じています。

KOKONA:たしかにファンコンサートでは、『このステージに立つことができて、そしてここまでがんばってきて、本当に良かった』と毎回思うことができます。そしてそこではファンのみなさんが、どんな私であっても『好き』とおっしゃってくださいます。幸せを感じますし、自分にとって生きがいとなっている場所。みなさんからパワーをもらい、『これからもがんばろう』と思えます。

――KOKONAさんは、YouTubeチャンネルの企画「ゆにっとVlog」でのRINONさんとのトークのなかで、自分が人生で誰かを推したことがないからこそ「人を推す気持ちが分からない」とおっしゃっていました。ファンのみなさんがKOKONAさんのことを推す気持ちもまだつかみきれていませんか。

KOKONA:正直なところ、まだ疑問でいっぱいです(笑)。11人のメンバーのなかでどうして私なんだろう、と思うこともあります。ただファンのみなさんは、きっと私の成長過程を楽しみにしてくださっている気がします。ですので、その期待にしっかりと応えていき、いろんな自分を見せていきたい。そのなかで『あ、もしかするとみなさんはこういう自分を好きでいてくれているんだ』と、"推す"という気持ちが分かればいいなって。

――一方、SHIZUKUさんはやりたいことをたくさん見つけられていますよね。ファンのみなさんもそういうSHIZUKUさんの活動を推しているのではないかなって。水彩画がお好きだったり、4月3日放送『プレバト!! 2時間SP』(MBS・TBS系)でヘアフラワーアートに挑戦したり。SHIZUKUさんは芸術面での活躍も期待されています。

SHIZUKU:私のモットーは『我が道を行く』なんです。KOKONAとは逆に私は、憧れの人やロールモデルがいて、そういう推しの存在が生きがいになっています。自分の理想像が強くあります。その分、根が頑固で、誰になにを言われてもなかなか揺るがない性格でもあります。ただ、自分が思い描くものをとことん追求していくのが楽しいので、アートにもすごく興味があります。

――SUZUさんとの「ゆにっとVlog」で手相占いへ行って、感情線が2本あることも判明していましたね。「アイドル活動にプラスしてなにかをすると良い」という風にアドバイスを受けていました。あらためてSHIZUKUさんは芸術家肌なんだな、と。

SHIZUKU:デビューしたばかりの頃は目の前のことに必死で、自分の時間が作れませんでした。だけどようやく、少しずつ心に余裕が持てるようになり、趣味の時間も大切にできるようになってきたんです。スケッチブックを持ち歩くのが習慣になり、時間があれば絵を描いています。自分の感性を忘れず大切に育みたいですし、それをいずれ芸能活動にも生かしていきたいです。

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――そんなお二人のパーソナリティとアーティスト性を実感できるのが、初のアリーナツアー『2025 ME:I 1ST ARENA LIVE TOUR "THIS IS ME:I"』ではないでしょうか。

SHIZUKU:デビューから1年が経ち、私たちの成長をお届けできるステージになると思います。それとともに、アリーナツアー実現という夢が叶い、ようやく、アーティストとしてのステージに立つことができた気がしています。これからもどんどんパワーアップしていきたいですし、そのスタートラインとなるアリーナツアーの、1分、1秒を見逃さないでほしいです。

KOKONA821日から23日には兵庫県のGLION ARENA KOBEでもコンサートをさせていただきます。三重県出身の私にとって、関西は身近な場所。以前、大阪でファンコンサートを開催させていただいたときも、関西ならではの熱気が伝わってきました。きっとアリーナツアーはさらに盛り上がるんじゃないかなと思います。みなさんに負けないくらい私たちも声を出します。そして、しーちゃん(SHIZUKU)が言ったようにこのツアーが私たちの本当の始まりだと思います。『もう一度、ME:Iを見たい』という方をたくさん増やし、いずれドームツアーを実現させたい。大きな夢を掲げながら、がんばっていきます。

Text by 田辺ユウキ




(2025年7月25日更新)


Check

Movie

Release

1ST ALBUM『WHO I AM』

2025年9月3日(水)発売

通常盤(CD ONLY)
3300円(税込) / YRCS-95132

《収録曲》
01. THIS IS ME:I
02. Royal Energy
03. キラキラ
04. Fan Letter
05. Summer Magic
06. Click
07. Hi-Five
08. Sweetie
09. MUSE
10. Ready Go
11. Million Stars (English Ver.)

 

3RD SINGLE「MUSE」

発売中

通常盤(CD ONLY)
1400円(税込) / YRCS-90264

《収録曲》
01. MUSE
02. Ready Go
03. Million Stars
04. Affogato

Live

©LAPONE GIRLS

「2025 ME:I 1ST ARENA LIVE TOUR "THIS IS ME:I"」

【長野公演】
▼7月26日(土)・27日(日) ビッグハット
【北海道公演】
▼8月2日(土)・3日(日) 真駒内セキスイハイムアイスアリーナ
【愛知公演】
▼8月10日(日)・11日(月・祝) ポートメッセなごや 第1展示館
【神奈川公演】
▼8月16日(土)・17日(日) Kアリーナ横浜

PICK UP!!

【兵庫公演】

▼8月21日(木)・22日(金) 18:30/23日(土) 16:00
GLION ARENA KOBE
指定席-12100円
着席指定席-12100円(立見不可)
※【着席指定席】は小さなお子様、ご年配のお客様、ファミリー、その他ライブを着席してご覧になりたいという皆様の為にご用意させていただく、「着席指定」でのお席です。こちらのお席では公演中は立ち上がってのご鑑賞は出来ません。
※3歳以上は有料。3歳未満は入場不可。
[問]キョードーインフォメーション■0570-200-888

【広島公演】
▼8月30日(土)・31日(日) 広島グリーンアリーナ

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