ホーム > インタビュー&レポート > メンバーの個性が結実した待望の2ndアルバム 結成10周年のEasycomeがたどり着いた現在地
時間をかけてでも、自分たちが本当に好きで納得する作品を作ろう
――前作EP『レイドバック』のリリースが2020年7月なので、ほぼ5年ぶりの新作ですね。
コダマ(b)「僕らもびっくりしました(笑)」
――バンドのスタンスとして、マイペースに活動されているんだなと受け止めていますが、『レイドバック』以降はどう過ごされていましたか?
Johnny(ds)「ずっと制作してたよね」
落合(g)「制作してた」
――作詞作曲は全て落合さんですよね。
落合「はい、そうですね」
コダマ「今作のデモは『レイドバック』を出した年の終わりにはほぼあったのかな」
落合「アルバム曲は全部あった。5年の間に新しく作って入れた曲はないです」
――5年前に10曲が揃っていたんですね。
コダマ「鼻歌と弾き語りだけのものは他にもいっぱいあって。多分『レイドバック』が出て、コロナで活動ができなくなって、2020年末ぐらいからまた4人でぼちぼち曲を作っていこうとなった時に、いろいろあったデモの中から皆でアルバムに入れる曲を選びました」
――なるほど。
コダマ「僕らは全員"フルアルバムが好き"という、今の時代と逆行した趣味が共通であって。前作のEPは5曲やったから、"次は10曲のアルバムがいいよね"と制作が始まった感じですね。その時はまさか5年もかかるとは思ってなかった」
――2枚目のフルアルバム、どんな作品にしようと思っていましたか?
ちーかま「実は『レイドバック』は表向きは自主制作として出しているけど、初めて外部の方に入っていただいて、共同で制作したんです。でも自分たちがしたいことと、ディレクターさんの"こうした方がいいんじゃないか"を器用に組み合わせられなくて、結構苦戦した感覚があって。今作は、自由にやっていた『レイドバック』以前にもう1回戻ろうというか、"本当に自分たちが良いと思えるものを、時間をかけてでも作ろう"という感じで始まったと思います。『レイドバック』以前の作品も自分たちで作ってはいたけど、何となく"Easycomeってこういうバンドだから、皆こういう曲が気に入ってくれるかな"という意識が根底にあって。今回は自分たちのためにというか、後から自分が聴いた時、自分のしんどい時にお守りになるアルバムにしたいなという気持ちもありました」
――自分たちで好きなことにこだわって作る喜びが、改めてわかったような感じですか。
ちーかま「私は少なくともそうですね」
――皆さんめちゃくちゃ頷いてはる。
johnny「そんな話もしてたしね」
コダマ「皆で話した気がする。1年間『レイドバック』に向けてとりあえず作りましょうと言って、僕らからしたら最速のスピードで3ヶ月でEPを出して。リリースしたらコロナで活動がうまくいかなくて、もうええ歳やったし、その年の秋頃に"この先どうする?どこまで音楽続ける?"みたいな話をして。でも曲のデモもしっかりあるし、"好きなように作ってそこからまた考えよう"と言ってたら、ものすごいゆっくりになった(笑)」
――でもEasycomeにとっては、そのペースを守っていくのが1番大事なんでしょうね。
落合「気持ちは最速でやってたけどな」
全員「(笑)」
コダマ「僕ら、"ゆったりやろうや"みたいな感じでも全然なくて。勢いだけは止まらずに5年間活動はしてるんですよ。なぜ5年なのか」
ちーかま「こだわったところはこだわったよね」
コダマ「確かに。"早くアルバム出した方がいいんじゃない?"と周りに言われ始めた時点で、もう前作から2年ぐらい経ってて。『レイドバック』の経験もあって、例えあと1年リリースが伸びたとて、最終的に世に残るものやから、やっぱりこだわって納得のいくものにした方がいいよねというのが思ったよりも伸びて、それが続いた感じですね」
落合「そのせいで毎年"来年は出ますわ~"って」
――出る出る詐欺?
ちーかま「2~3年はしてた(笑)」
――ライブではその都度できた曲を新曲として披露していたんですか?
ちーかま「ちょっとずつ出してました」
――では、進んでいることはちゃんとお客さんに伝わっていたんですね。
ちーかま「"またどうせ出ないんでしょ"と言われてたのが、"ほんまに出るんや"って逆にびっくりされました」
コダマ「お客さんも関わってくれる周りの方達も、正直よく待ってくれたなというか。どこにも所属してないインディーズバンドで、5年作品を出さず、企画も打たずだったのに、こうやってインタビューをしてもらって、応援もしてくれて、喜んでくれる」
johnny「ありがたいですね」
ミックス作業に時間をかけた分、最高の仕上がりに
――アルバムに先駆けて、2022年には『君が好き』『忘れない』、2023年には『寂しさをのせて』と、シングルが3曲リリースされましたが、最初に選ばれた10曲からまたシングル曲を選ばれたんですか?
ちーかま「10曲の中から"この曲がシングルがいいよね"って決めたというよりかは、シンプルにレコーディングして出来上がった順です」
コダマ「でも、どれをシングルにしたいかで早めた順番はあるかも」
ちーかま「『君が好き』と『忘れない』はできた順かな」
コダマ「『君が好き』は膨大な弾き語りの中から、まず1曲目はどれをやろうかと皆で選んで決まった気はする」
ちーかま「そうか。前すぎて忘れちゃった(笑)」
落合「ちょっとジャンルを新しくしたいという話で、面白い曲を1発目に出したいとなって『君が好き』にした覚えがあります」
――今までアルバムは先にジャケットがあって、タイトルは最後に決まるパターンだったそうですが、タイトルは今回も最後でした?
コダマ「確か最後です」
――タイトルの『Do you believe in magic?』は、ラヴィン・スプーンフルの同名曲を意識されたんですか?
ちーかま「私がタイトル案を出したんですけど、『Magic』(M-5)から連想して、ラヴィン・スプーンフルからとりました。原曲も好きやし、意味も良いなと思って。"君は魔法を信じるかい?"という意味に、Easycomeの明るいイメージや、アルバムを出す上での私たちの嬉しい気持ちが詰まってるんじゃないかなって」
――ジャケットができたのは?
コダマ「ジャケットは2年前の冬です(笑)。ジャケットを作ってくださったASOTAさんとOkamoto Ayaさんにも"いつ仕上がりますか?"と言われて、"この先ちょっとかかりそうで、待っててください"と言って、1年後に"何月に出ます"と」
――草原で馬が草を食べているところに6人の男女が踊っているビジュアルですが、デザイナーさんにはどうイメージを伝えたんですか?
johnny「旧グッゲンハイム邸のイベントにコラージュアーティストのASOTAさんが来られて、僕らのライブを観てくださって、"良いですね。僕こんなんやってるんで、よかったら"と作品を見せてくださって。すごく素敵で"やってもらいたいね"となって、配信シングル『寂しさをのせて』のジャケをASOTAさんにやっていただいたんです。その流れで今回もお願いしようと。ディレクターのAyaさんとのタッグで、どんな作業よりも早く、めちゃくちゃ良いものを作ってくれました。その時はラフミックスの音源や歌詞を送って聴いてもらいましたね」
コダマ「ミックスにこだわったので、仕上げる過程でかなりの時間をかけたんです。ミックスを東京の方にリモートで頼んだんですけど、お互いにリモートは初で、"こうしたいああしたい"を対面じゃなく文面でやり取りして。しかも僕らは各パートごとに、抽象的に要望を言うから(笑)」
落合「おかげで納得度はめっちゃ高いです。最高の仕上がりです」
ミックスが活きた『Magic』
――アルバムタイトルのキッカケにもなった『Magic』はリード曲で、サウンドも"魔法"と聞いてイメージするワクワク感があります。でも急に<僕が手にかけた>という不穏な歌詞が出てくるあたり、一筋縄ではいかない雰囲気もあり。落合さんは、歌詞には意味を込めないタイプなんでしたっけ?
落合「考えて歌詞を書いてはいるんですけど、意味はちょっと言いづらい性格なんです」
johnny「僕らも全く知らないんです。教えてくれないんで」
落合「答えられる範囲でって感じです」
――(笑)。『Magic』はイントロにビートルズを彷彿とさせるフレーズが入っていたり、鍵盤やアウトロのドラムの響き方、少し不穏なキーボードといった細かなギミックが面白かったです。サウンドはどんなふうにできていったんですか?
落合「ちょうどこの時、チューリップとかビートルズに影響を受けたアーティストを聴いてて、ギターはそこから引用しました。鍵盤もそんな感じでコダマくんに弾いてもらって」
コダマ「落合のイメージにあった曲をリファレンスにして、皆が"こうしよう"と言った、ある意味定番のリズムパターンを弾いた感じです」
――後半の展開はどう決まっていったんですか?
落合「ギターソロをちょっと変な感じで終わろうという思惑がありました」
コダマ「大体スタジオで決めて演奏したものを1つのデータにどんどん重ねてデモを作るんですけど、アウトロが決まってない時に落合が突然不思議なギターソロを入れてきました」
落合「確かにちょっと不穏にしました」
――すごく印象に残ります。
johnny「でも『Magic』はそれこそミックスの影響が大きいです。イントロのドラムは全然想定してなくて、返ってきた時に結構インパクトのあるものになってて、驚いたけど嬉しかったです」
――想定外の良い仕上がりだったと?
コダマ「そう。ドラムのリバーブ感はサプライズでした」
落合「"めっちゃ良いな"となりましたね」
落合が幼馴染の子どもへ言葉を綴った『いつか聴いたあの歌も』
――今回は王道J-POPと言えそうなほどメロディーの立った曲が多くて。懐かしさも感じるのは、今お話いただいたルーツの部分が出てきたのかもしれないですね。『いつか聴いたあの歌も』(M-7)は卒業ソングや合唱曲になってもいいのでは、という名曲感がありますね。
コダマ「昔から結構言われるよね。"合唱曲いけるよね"って」
落合「『いつか聴いたあの歌も』は僕もイチオシの曲です」
――本当に良い曲ですね。最後前向きな歌詞で終わるのも良いなと。
落合「ありがとうございます。僕の幼馴染に子どもができた時、めっちゃ嬉しかったんですよ。"人のことで嬉しくなれることあるんやな"と思って、"その子が大きくなってから聴いてくれたらいいな"と思って歌詞を考えたので、前向きでシンプルな歌詞になったのかなって」
コダマ・ちーかま・johnny「へえ~!」
ちーかま「良いこと聞きました」
――歌詞の意味を教えてくれないから(笑)。
落合「いつかその子に言ってあげようと思ってるので、これは言います(笑)。本当は生まれる前に曲にしてプレゼントしようと思ったんですけど、出るのがすごく遅くなったので、ずっと言えずに温めてきました」
――今いくつになったんですか?
落合「2~3歳です。だから"生誕おめでとう"の感じで贈ろうと思います」
――今作の制作過程において、前作から変化したことは何かありました?
落合「自分の聴いてきた音楽を制作で出せるようになりました。『忘れない』で、ジョニやん(johnny)がアレンジのリファレンスにBUMP OF CHICKENを持ってきてくれて。僕はバンプからバンドにハマったけど、ルーツを今まであまり出さないようにやってたんです。ちょっとカッコつけて、"自分の最近の流行りだけを出したい"という気持ちが強かったけど、バンプめっちゃ良いなとなって。そこからはどの曲もフラットに"自分の聴いてきた全音楽人生から引っ張り出せたな"みたいな感覚があります」
ちーかま「『忘れない』が1番アレンジが血迷ってたので、johnnyさんにめっちゃ感謝してます」
johnny「落合がパンクバージョンにすると言って、ベースもエイトビートでいくしかないみたいな。落合はバンプが好きやから、そこで納得してくれましたね」
落合「自分でゆっくり歌ってみたら、めっちゃ良いメロディーだと思って。それでちょっとゆっくりのドラムパターンを探して良くなりました」
テクニックではなくピュアな気持ちで、"自分の歌"を歌いたい ――ちーかまさんは今作、歌唱面で意識したことはありました?
ちーかま「私、自分の曲も他の人の曲もあまり聴いてこなかったんですけど、今作を1~2曲レコーディングした頃に、2nd ミニアルバム『お天気でした』(2017年)に入ってる『つつじ』をお散歩中にふと聴いて、"めっちゃ良いじゃん"と思ったんですよ。落合にも"めっちゃ良いね!"ってLINEしたのを覚えていて。だんだん歌は上手くなったけど、1stフルアルバム『Easycome』(2019年7月)も『レイドバック』も、変にテクっちゃって。『つつじ』みたいに何も考えず、ピュアに歌ってた歌の方が良いなと思って。今回は"バンド始めたての時の自分の歌をもう1回歌いたいな"という気持ちで歌ってます」
――初心に戻る感覚ですか?
ちーかま「そうですね。表現力がどうのというよりかは、ストレートに歌ったり、"自分が好きな自分の歌"を思って歌ってます。もちろん曲によって歌い方や感情は変えてるんですけど、前は自分的に人が変わるぐらい変えていて。それが表現力と思っていたけど、今回は"芯はブラさずいこう"という感じです」
――そっちの方がやりやすかったり、楽しかったり?
ちーかま「やってる感覚がどうというよりかは、後で聴いた時に満足度が高いなと思って。テクニックに走ると、無理してカッコつけてるというか、聴いてて"私じゃない人"が歌ってる気持ちになるので。このアルバムは自分のために歌いたいという想いもあって。時間が経って『つつじ』を聴いて"自分の歌めっちゃ良いな"と思えたのは、飾ってない感じなのかなという気付きがありました」
――歌っている時ではなく聴いた時に"自分の歌だ"と思うんですね。音源とライブはまた違いますか?
ちーかま「歌い方は違うけど、レコーディングとライブは似た感覚かもしれないですね。元々私はうわーっと歌い上げるスタイルからスタートして。でもEasycomeはそういう感じじゃないからセーブしていたけど、だんだん自分が気持ち良く歌う状態に重きを置くようになって。それこそ1stアルバムの時はそういう感じで歌ってたんです。私全然ライブを録音しないし、振り返らないし見ないんですけど、たまにSNSで上げてくれてるライブ映像を見たら、"自己満の歌やな"とすごく思って。"歌ってたら気持ち良いけど、お客さんはこの私の歌を求めてないかもな"と思って。ライブに来てる人は私のピュアな歌を聴きたいだろうから、最近は結構抑えてます」
――抑えることでフラストレーションは溜まらないですか。
ちーかま「抑えるというか、声の出し方。ほんと微妙なところなので、フラストレーションは全然溜まらないです」
それぞれが自分らしさを出せた集大成
――では改めてどんな1枚になったかをお聞きしたいです。johnnyさんは加入して2枚目のアルバムですね。
johnny「1stアルバムの時は僕も自分の流行りをすごく追求してて、それを再現するぐらいの勢いで結構こだわってたんですけど、『レイドバック』の後からは、本当に自分の好きな音楽のドラムの良いところを膨らませたいと思って。歌モノ、ロック、バラード、色んなジャンルをドラムで見た時に1番面白いところだけを膨らます気持ちでやったので、それはうまく散りばめられたかなと。前作に比べると、ドラムの音が結構変わってると思います。あくまで楽曲優先でドラムも楽しく。やってることはシンプルなんですけど、曲が面白くなるように最小限の感じでやれたかなと思ってますね」
――力んでない感じがいいですね。1番好きなドラムはどの曲ですか?
johnny「僕は『夢のつづき』です。これが録れた時めっちゃ嬉しくて。1番のサビにいく時、景色が変わるようなドラムをパッと思いついて、うまく曲の中でシーンが変わる展開をドラムで初めて表現できたんです。しかも1曲目になって良かった(笑)。その良い思い出も込みで好きです。あとはEasycomeを聴いてくれる人や、"いつできるの?"と連絡してくれた人たちに恩返ししたい気持ちがあるので、それも伝わってたらいいな」
――落合さんはどんな1枚ができたと思いますか?
落合「さっきも言ったんですけど、"全年代の自分"から制作できたと思うので、Easycome総集編になったと思います。ちょうど10周年で集大成感があって。作り方もできた曲も、本当に満足です」
――音楽家としての落合さんの全てを詰め込めたと。お気に入りの曲はどれですか。
落合「『いつか聴いたあの歌も』です」
――良いですね。ちーかまさんはお気に入りの曲は?
ちーかま「私は『忘れない』です。できた時に"好きだな"と思った曲です」
――コダマさんは?
コダマ「バンド全体で言うと、1stアルバムまでは純粋に"楽しいなー"でやってたのが、前作でそれぞれ将来について考えて、珍しくシリアスになった時期があって。その後"やれることを続けられるだけ続けたらいいよね"みたいな空気感になってから、環境にありがたみを感じたというか。"働きながらでも一生懸命皆で音楽を作って、ベースラインを考えて弾けるって、めっちゃ幸せやな"と思いながらやっていました。僕らも曲を作る時はちゃんと揉めたりするんですけど、それも楽しみというか。制作中はずっと楽しかったですね。ベースは自分のエゴとのせめぎ合い。でも今回は1番バランス良く弾けたので、自分的には成長を感じる部分もあるかな」
――アルバム全体を通してバランス良く弾けた?
コダマ「サビはどの曲もそうですね。僕的にはEasycomeではフィルやソロみたいなことは全然しないのに、他の楽器が目立ってる時に限っていろいろ弾いてたりして。それが今回はサビは割とどっしり弾けてる。シンプルめが多いけど、『Magic』のBメロは自分的に面白いし、『忘れない』のCメロも『寂しさをのせて』のAメロもそう。『寂しさをのせて』はどうやって弾くかめっちゃ迷ったけど、個性が出たかなと。それこそ聴いてきた音楽の好みでも、自分らしくやれた気がします」
――コンポーザーの落合さん以外の、皆さんのルーツが入った1枚でもあるんですね。
コダマ「元々皆好みが似てるんです。1stアルバムの時は"USロックや70'sの音楽が良いよね"ってわあわあして。今回は落合にリファレンスを聞いたけど、"皆でこれを目指しましょう"みたいなことはあまりなく、各々でルーツや自分らしさを出せました。活動10年の中で出してる曲は少ないけど、自由な環境で好きにやってるから、そういう意味では今のところは集大成な感じがします」
――そして5月24日(土)には心斎橋Live HouseANIMAでワンマンライブが行われます。ANIMAはホームみたいなハコですか?
ちーかま「(ライブハウスオーナーの)吉條さんがホームです。それこそ皆が1番ズーンとなってた時、吉條さんは誰もいないPangeaに私たちを呼び出して励ましてくれて。今回のインタビューも吉條さんが繋いでくださったからだし、本当に感謝です。ワンマンもお客さん何人来るんだろうとか怖いですけど、ライブに来てくれる人にも本当に感謝。いつも応援してくれる人がいるから頑張れたので、ほんまに感謝してライブします」
コダマ「ライブは絶対良い感じになる気がしてます。フロントマンのちーかまはボーカルとして間違いないし、ステージングもほんまに上手ですけど、僕らバンドとして自信がない時期もあって。1stアルバムを出した時はタワレコメンにもなって、いろんな業界の方が観に来てくださったんですけど、とある方に飲み屋で"Easycomeって音源を聴く限り、もっと上手くないとダメなバンドですよね"と言われたこともありました。でも経験値なのか年齢なのかわからんけど、自分らで"良いよね"と思えるようになってきた」
ちーかま「ちょっと言いたいこと思い出しました。いいですか」
――どうぞ。
ちーかま「私めっちゃ沈んだ時、ライブも頑張れなかったんです。でも本当にメンバーに救われて。johnnyさんはドラム歴も長いけど、自分でドラムを見直して鍛練しようとしてて。私が"自分でもう1回頑張ろう"と思えない時に、近くでjohnnyさんが頑張ってくれてるのを見て尊敬しました」
――素敵ですね。過去のインタビューで、johnnyさんの加入を機に皆さんが音楽を掘るようになって曲作りに活かされたとおっしゃっていましたし、johnnyさんはバンドの空気を良いふうに変える存在なんですね。
johnny「そうなんかな?」
落合「アニキの一面が出た(笑)」
johnny「ライブを重ねて、どんどん皆が変わってきてるのを感じてて。特にちーかまの歌で表現の幅がすごく広がっていくのを感じたので、"それなら他の楽器もそこについていかないと"と思って、音から変えようとドラムを習いに行きました」
ちーかま「あとコダマさんも自分からコーラスをやろうとしてくれて。私たち、音源ではコーラス入れすぎくらい入れてるのに、ライブでコーラスが全然なかったんですよ」
コダマ「女性キーだし、ライブでは難しいんですよ」
ちーかま「私も皆が歌うと思ってコーラスを作ってなかったけど、最近はコダマさんがやろうとしてくれるので、ライブでコダマさんが歌う機会もめちゃめちゃ増えると思うんです。だからライブは今が1番良いと思ってます」
Text by ERI KUBOTA
(2025年4月24日更新)
Album『Do you believe in magic?』
発売中 3300円(税込)
ESCM-0004
《収録曲》
01. 夢のつづき
02. 忘れない
03. 君が好き
04. 寂しさをのせて
05. Magic
06. know it all
07. いつか聴いたあの歌も
08. プラネット
09. 霞空
10. understand
2015年8月大学のサークル仲間と組んだバンドからメンバーチェンジ、改名を経て「Easycome」を結成。大阪・南堀江knaveで初ライブ開催。1stミニアルバム「風の便りをおしえて」(2016.9)を会場限定販売と一部の店舗での販売開始。ドラムが就職のため脱退(2017.3)。 以降、vo・gの“ふたりEasycome”とサポートドラマーを加えたバンド活動を継続。そんな中、2ndミニアルバム「お天気でした」(2017.8)をリリース。2018年12月サポートドラマーとして参加していたDr.johnnyが正式メンバー加入し、1stアルバムのレコーディングがスタート。2019年7月に1stアルバム「Easycome」をリリースしタワレコメンにも選出される。そして初ツアーを全国5ヵ所で開催。東京・名古屋・大阪・徳島はSOLD OUT。初のワンマンライブ大阪(2019.12)、東京(2020.2)もSOLD OUT。2020年7月15日E.P.「レイドバック」をリリース。2025年4月2日には、満を持して2nd Full Album『Do you believe in magic?』をリリース。
Easycome 公式サイト
https://easycome-band.jimdofree.com/
【大阪公演】
チケット発売中 Pコード:293-380
▼5月24日(土) 18:00
Live House Anima
オールスタンディング-3500円(整理番号付、ドリンク代別途要)
※販売期間中は1人1公演4枚まで。
[問]Live House Anima■06-4708-8603