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”インフレの連続”を巻き起こすChevon、
キャリア最大規模のZeppワンマンツアーを前に、今の心境を語る

2025年5月31日のZepp Fukuokaを皮切りに、キャリア最大規模のZeppワンマンツアー“Chevon Zepp ONE MAN TOUR .25「DUA・RHYTHM」“を敢行するChevon。昨年はFNS歌謡祭での香取慎吾との共演をはじめ、加速度的にその名を轟かせている彼らに、かねてより親交の深いFM802 DJハタノユウスケがインタビュー。FM802で2024年12月度のヘビーローテーションとなった「銃電中」の制作秘話をはじめ、飛躍の年となった2024年の振り返りから、来たるワンマンツアーへの思いまで、余すところなく語ってもらった。

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僕らを見つけてくれたFM802でヘビーローテーションを取らずにどうするんじゃい!



ーーまずはFM802の人間として聞きたいのが、FM802 12月のヘビーローテーション「銃電中」についてで。大阪や関西の人間だったら、ヘビロテになりたいと結構言ってくれるんですけど、北海道のChevonが前々からヘビロテなりたいと言ってくれるのはなかなかないと思って。どうですか? Chevonにとってヘビーローテーションに対するイメージってどういったものなんですか?

谷絹 茉優(Vo.) 「それこそバンド始めるまでヘビーローテーションっていうものを知らないでラジオを聴いていた時に、日がなかけてくれるっていう。ラジオの力って、自分達も車とかで聴いていて、これ、そういえばいつかけてもずっと流れてるな、なんか気になるなってなって調べていたなと。それで地元北海道よりも先に、一番最初にラジオでかけて僕らを見つけてくれたFM802でヘビーローテーションを取らずにどうするんじゃい! そんな気持ちで絶対にFM802で取りたい! と思ってましたね。」

ーーそれこそ「銃電中」が完成する前から聴かせてもらってましたけど、この曲にかける思いというか、期間もだいぶかけて作ってましたよね?

谷絹 「確かにそうですね、最初は冥冥ツアーの追加公演で何か新しい曲を作ろうってなって、今ライヴのトリとかが固まってきちゃってるので、アップテンポで、それに代わるものを作るという思いで曲を作りましたね。」

ーー最初からその思いで曲を作るのって本当に難しいですよね。作ろうと思って狙って本当に曲を作っちゃうのがChevonの強さだと思います。あと演奏の難しさ! この曲が追加公演のBIGCATで初披露だったのもめちゃくちゃ嬉しかったし、同時に音源で聴いているのと比べてライヴでやったらこんなに難しいんやと思って。それはKtjmさんオオノさんはどうですか?

Ktjm(Gt.) 「感じまくりですね。あんまり今までやってこなかった様な弾き方だったりをしているので、自分の曲なのに自分の手グセではないというか。新しい自分、見つけちゃいましたね。」

全員 「甘栗みたいな笑」

Ktjm 「剥いちゃいました笑 一番新しくて一番難しい。」

ーーあっ、一番難しい?

オオノタツヤ(Ba.) 「他のバンドとご飯食べてても、「めっちゃ難しいことやってるやん」って言われたり。」

ーー同期の合わせ方も難しいのも、単純な演奏の難しさもあると思いますし。レコーディングでも苦戦しました?

Ktjm 「一番苦戦したんじゃないですかね。僕はギターを何音も何音も重ねて録るので、そこでめっちゃ時間かかりましたね。」

オオノ 「ギターソロ何回も録ったよね?」

Ktjm 「何回も録って。ギターの機材でワウっていうのがあるんですけど、音をうねらせるやつがあって。それは足でいじるんですけど、もう弾くので手一杯で。それが無理だってなって。ライヴまでに間に合わせるからって言って、ワウだけ人にやってもらって。」

ーーそれぐらい技術が難しいと。ライヴには間に合ったんですね。

Ktjm 「なんとか練習して。今考えたら、もっと練習してからレコーディングしろよって話なんですけど。」

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音と文字のギャップにこだわり抜いた「銃電中」



ーー次にタイトルに関して。「銃電中」ってタイトルは谷絹さんから口頭で聞いてたんですが、リリースされて初めて字で見て。ピストルの"銃"になったっていうところも、タイトルをどうやって決めたのか聞きたくて。

谷絹「これが全然決まらなくて!笑 ハマるものが全然なくてどうしようどうしようってなって。でも一番"充電充電充電充電中"っていうところが際立っていたので、あとから充電中って言ってる曲なんだっけ?ってなった時に充電中だよって言えるように。あとはタイトルを後から出す曲だったので、最初にスマホの充電中を頭に思い浮かばせておいて、実はピストルの方の銃だったというので、かっこいいなと思ってもらえたらとか考えながら、ギリギリまで悩んでましたね。」

ーーライヴで聴いた人からすれば充電中という言葉と字で見た時のギャップは狙ってたんですか?

谷絹「そうですね。歌詞の中の伝えたいことはピストルの方の""の方が核になっていたので、歌詞を見たときに、""っていうものが大事なんだと思ってもらえるように。冥冥の歌詞にも銃が出てくるので、ツアーの中でつながりを持たせるためにも、""っていう言葉がキーワードだったので、そこに焦点が当たるようにしましたね。」

ーーあとは音のはめ方も今回も気持ちよくて。"絶賛逃げ出したい気持ちを"っていうワードを早口ではめていくっていうところは、すごくこだわりを感じたんですけど、音を先に作って、どうはめるかって考えたんですか?

谷絹"気持ちを充電充電〜"っていうフレーズが先にできて、そのアタマで何をしたら気持ちいいかっていうので考えましたね。」

ーー凄いな、素ではめていくアーティストってあんまり聴いたことないな、ほんまラッパーというか、そういう作り方というか。

谷絹「そうですね、あとはそこから意味が通るように言葉を考えて言って。気持ちが充電されるっていうのはどういうことかを考えていきましたね。普通に読んでてもリズムのある歌詞を心がけていて、それが今回もうまくいった感じですね。あとはラップも好きで。リズムに気持ちよく言葉をはめていく、しかも意味も通っている部分ってラップから来ていますね。」

ーー演奏面、サウンドにおいては、今回編曲が村山☆潤さんで。彼に参加していただいてどうでしたか?

谷絹「今までバウンドサウンドにこだわって、3人で編曲まで全部やるっていう方向できたから、自分達以外の音がしっかり入ることで、勉強になることが多かったですね。今回ピアノの音色も入れているということもあり、重厚感も違いました。自分達ができない楽器が入ってくるのは編曲してくれる方の力だなって。」



香取慎吾とのコラボという"衝撃"



ーー今年香取慎吾さんとコラボがありましたが、逆にそこで何か得られたものを還元しているとか、これから還元していこうとかってありますか?

谷絹「パフォーマンスとライヴに関しては、貰うものも驚くことも多すぎて。やっぱり感覚として、我々は非日常としてステージに挑んでいるんですけど、あの人はステージ上も日常なんですよね。10代からずっとやっていらっしゃるから。その感覚の違いをまざまざと見せつけられて。ここまで3年やってきて、こんなにまだ強烈な"初めまして"があるのかと。制作に関しては最後のパートで無茶を言ってテンポが落ちて歌うところをつけさせてもらったりしたことで、もっと変なこととか、無茶したいなということとか今回で学べたのかなと。今後の曲がもっといい意味でキモくなるかもしれないです。」

ーー逆にChevonホストでフィーチャリングを迎えたりとかも?

谷絹「やってみたいけど今は自分達でできることがあるので、それがなくなってから考えたいですね。フィーチャリングよりも、好きな人を呼んでトリビュートアルバムはやってみたいです。誰に歌ってもらおう〜!めっちゃ楽しみ!」



インフレの連続を巻き起こしていくChevonの"第二章"



ーーRADIO CRAZYの公開収録でもお伺いしましたが、これからChevonは第二章に入っていくと。どこまでが第一章で、どこからが第二章なのかお伺いしてもいいですか?

谷絹「第一章っていうのはChevonとして名刺を配っている期間。バンドをやっています、こういう音楽をやっていますという。第二章からは、Chevonというジャンルを、音楽を確立していきたいなという期間ですね。

ーーこれから第二章に入っていく中で、Zeppのワンマンツアーも発表になっていると。僕とChevonが出会ってすぐの段階でもZeppは憧れの場所と言ってましたし、大阪は一番キャパシティが大きいということでとても楽しみなんですが、Zeppはもう第二章に入っている?

谷絹Zeppが第二章の第一歩ですね。意識から変えていかないと負けてしまう会場だと思うので。」

ーーKtjmさんからしたらZeppはどういう位置付けですか?

Ktjm 「今まで以上に物理的な距離もあるし、お客さんが寂しくならないようにどうステージを演出するか、これから考えていきたいですね。」

ーーオオノさんはどうですか?

オオノ 「ライヴハウスより誤魔化せない会場だと思うので、よりステージングが重要になってくるのかなと思っていますね。」

ーー構想とかは決まってるんですか?

谷絹「ふんわりですが、やりたいことは箇条書きしていってますね。あと今回も冥冥ツアーのように、Zeppで映えるようなテーマ曲を作る予定です。」

ーー確かにファンからしたら、ツアーのたびに曲を作ってくれたらファンとしてもめちゃめちゃ嬉しいですし、少し離れていたファンもまた行こうって思いますから、めちゃめちゃいいと思います。最後2025年の抱負について。Chevon2025年はヤバいから! と常々言ってますが、オオノさんからお伺いしてもいいですか?

オオノ 「まだ言えることが少ないんですけど、本当に楽しみにしておいてもらって後悔はないと思います。」

ーーKtjmさんは?

Ktjm 「まだまだChevonはお茶の間に浸透していないので、もっともっと多くの人に聴いてもらって、しかも他のアーティストとは違うということを見せつけていきたいですね。」

ーー谷絹さんは?

谷絹2024年、第一章を締めくくる追加公演の一番最後の会場がZeppだったということで。第二章の中ではそこでツアーをすると。最初ボスで出てきていたキャラクターが普通のキャラのモブとして出てきて、ボスがもっと強くなるっていうインフレの連続を起こしていくのがドラゴンボールしかり、フロムゲーしかり常だと思うんです。それでいうと、うちら2026年が見えてますんで、それくらいのテンポでやっていきます。」

ーーZeppは小さかったなくらいに言われるくらいの構想で。

谷絹「キャパ足りないよ!ってずっと言われるようなバンドでいたいですね。」

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インタビュー:ハタノユウスケ(FM802 DJ)
編集協力:伊藤博明



(2025年3月 7日更新)


Check

Release

「銃電中」

配信中

配信リンクはこちら

Live

Chevon Zepp ONE MAN TOUR .25「DUA・RHYTHM」

【福岡公演】※SOLD OUT
▼5月31日(土) Zepp Fukuoka
【北海道公演】※SOLD OUT
▼6月8日(日) Zepp Sapporo

PICK UP!!

【大阪公演】※SOLD OUT

▼6月15日(日) 17:00
Zepp Osaka Bayside
1Fスタンディング-5800円(ドリンク代別途要)
2F指定席-5800円(ドリンク代別途要)
2F立見-5800円(ドリンク代別途要)
※未就学児入場不可。小学生以上チケット必要。
[問]キョードーインフォメーション■0570-200-888

【愛知公演】※SOLD OUT
▼6月21日(土) Zepp Nagoya
【東京公演】※SOLD OUT
▼6月22日(日) Zepp DiverCity

PICK UP!!

【大阪公演】

※追加公演
▼6月27日(金) 19:00
Zepp Osaka Bayside
1Fスタンディング-5800円(ドリンク代別途要)
2F指定席-5800円(ドリンク代別途要)
※未就学児入場不可。小学生以上チケット必要。
[問]キョードーインフォメーション■0570-200-888

【東京公演】
※追加公演
▼6月30日(月) Zepp Haneda(TOKYO)

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「RADIO∞INFINITY 15th Anniversary pre. 電波無限祭~15の夜~」

【大阪公演】
▼3月24日(月)・25日(火) 14:30
なんばHatch
【1day】1Fスタンディング-6900円(整理番号付、ドリンク代別途要)
【1day】2F指定席-8500円(ドリンク代別途要)
アフター6 1Fスタンディング-4500円(18:00以降入場可、整理番号付、ドリンク代別途要)
【2days】1Fスタンディング-12000円(整理番号付、各日ドリンク代別途要)

[司会]飯室大吾/樋口大喜/ハタノユウスケ

[24日(月)出演]コレサワ/CLAN QUEEN/SHE’S/Czecho No Republic/TRACK15/TALTOオールスターズ(SAKANAMON/はっとり、長谷川大喜/いちろー、せんせい、おいたん) [オープニングアクト]猫背のネイビーセゾン(INFINITY TIME OA)

[25日(火)出演]キュウソネコカミ/四星球/Chevon/ハンブレッダーズ/ドラマチックアラスカと大吾のなかまたち(大吾のなかまたち:GIMA☆KENTA(愛はズボーン)/コザック前田(ガガガSP)/森良太(Brian the Sun/YOWLL)/米田貴紀(夜の本気ダンス))/電波無限大 [オープニングアクト]Blue Mash(INFINITY TIME OA)

※Chevonは25日(火)出演予定
※未就学児童は入場不可。小学生以上は有料。

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「MAIZURU PLAYBACK FES.2025」

【京都公演】
▼4月19日(土)・20日(日) 11:00
MAIZURU P.B. Harbor Park
1DAYチケット-11000円 小学生・中学生チケット1DAY-5500円 2DAYチケット-20000円 小学生・中学生チケット2DAY-11000円 1DAY 舞鶴市民割チケット-10000円(住所の分かる身分証必要) 舞鶴市民割(小・中学生)1DAY-5000円(住所の分かる身分証必要) 2DAY 舞鶴市民割チケット-19000円(住所の分かる身分証必要) 舞鶴市民割(小・中学生)2DAY-10000円(住所の分かる身分証必要)

[19日(土)出演]THE YELLOW MONKEY/UVERworld/川崎鷹也/C&K/シンガーズハイ/GENERATIONS from EXILE TRIBE/ベリーグッドマン/MAZZEL/yutori/他
[20日(日)出演]Awich/UVERworld/梅田サイファー/Chevon/TOOBOE/Furui Riho/三浦大知/他

※Chevonは20日(日)出演予定

※雨天決行・荒天中止。
※小学生以上チケット必要(小学生は保護者同伴のみ入場可能)。未就学児入場無料(保護者同伴のみ入場可能)。
※チケットはリストバンドと交換しての入場となります。
※当日はイベントガイドラインに従っての運営となります。詳しくは公式WEBにてアナウンスいたします。
※出演者の変更・キャンセルによるチケットの払い戻しは行えませんので、あらかじめご了承の上お買い求めください。
[問]キョードーインフォメーション■0570-200-888

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