ホーム > インタビュー&レポート > 「新しい何かと出会えることに今、改めてすごく積極的になれている」 全国6都市を巡るオールスタンディングのZeppツアー 「ReoNa ONE-MAN Live Tour 2025 “SQUAD JAM”」を開催 ReoNaインタビュー
シングル『GG』は"グランジ=叫び"をテーマに
すごく芯になることを最初に話し合った
――デビュー5周年を迎えた2024年はReoNaさんにとってどんな1年でしたか?
「前半は5thアニバーサリーツアーで走り抜けて、後半はアニメ『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインII』(以下、GGO)と一緒に新曲をたくさんお届けしました。1年通してライブもお歌のリリースもどっちも濃厚にあった年だったなと思います」
――昨年からリリースされてきた作品の中で、シングル『GG』は"グランジ"をテーマにしたインパクトが強いナンバーでした。
「"グランジ"というテーマに行き着くまでに、『ガンゲイル・オンライン』のプロデューサーさんたちとお話しさせていただく機会があって。『ガンゲイル・オンライン』という作品は、私がデビュー前に劇中アーティスト"神崎エルザ starring ReoNa"として、人生で初めてアニメに携わらせていただいた作品なんです。『GGO』という作品は『ソードアート・オンライン』作品の外伝みたいな、スピンオフみたいなアニメなんですけれど。その本筋となる『ソードアート・オンライン』という作品にも、ありがたいことにこの5年間、長く携わらせていただきました。その上で、改めて『GGO』が再開することになり、プロデューサーさんたちとお話をしたときに、"『ソードアート・オンライン』はエモーショナル、『ガンゲイル・オンライン』は熱さです"――という言葉をいただいて。それがすごく大きいヒントになって。その楽曲で表現できる熱さってなんだろうと思った時に、ひとつテーマとして、"グランジ=叫び"なんじゃないかというところにたどり着きました。ReoNaのお歌の中でひとつすごく大事にしてるのが、"聴いてくださる方、受け取ってくださる方に寄り添いたい"という思いなんです。だから、熱い思いを代わりに叫んであげる、思いの丈を一緒に叫ぶことも寄り添いの形の1つなんじゃないかと思って。 そんなものがひとつテーマに置かれて、『GG』の制作がスタートしました」
――グランジというと、1990年代に発生したグランジロックとか、その代表的なバンドであるニルヴァーナを連想しますが、ReoNaさんご自身はそういう存在に共感したり、親しみを覚えたことはありましたか。
「実は私、楽曲のジャンルみたいなところには元々そんなに詳しくなくって。今回グランジっていうテーマが出たところから、改めて楽曲のその言葉を紐解いてみると、グランジって言葉自体に"薄汚れた"というニュアンスがあったりして。そんなところにも共感を覚えましたね」
――そうなんですね。それはなぜですか。
「実は、ReoNaのセカンドアルバム『HUMAN』のジャケ写を撮影しに行ったのがゴミの山でして。実際に稼働してるスクラップ工場に行ったんですけど、そのゴミを美しく撮影するにはどうしたらいいんだろうって、チームで真剣に話し合いました。そもそも私は綺麗な背景よりも、どこか薄汚れたところの方が似合うねってスタッフに言われたりしてたので。グランジって言葉自体に共感性をすごく感じたんです。世の中って決して、綺麗なものだけじゃないのに、汚い感情だったり、汚い場所だったりとかに蓋をしてしまいがちだなと思うので。そういうありのままの部分だったりとか、汚い感情だって、生きてるからこそ生まれるものなので。心の代謝じゃないですけど、そんなものたちも表現して音楽にしていくっていうところにもすごく共感性があるなって。それで、改めてニルヴァーナを聴いてみたときに時代を超えて色褪せないものもすごくあるなと。自分と同世代の人の中にも彼に憧れている人がいたりして、そんな時代を超えて愛される音楽だなとも思います。実はギターもカート・コバーンが使ってたモデルと合わせてみたりとか、エフェクターを集めてみたりとかもしたんですけど、それはあくまで気が付く人が気付いてくれたらいいなっていうところで、まずはすごく芯になることを最初に話し合っていきました」
――なるほどね。それだけ本質を突いているからこそ強く惹きつけられるんですね。静かで美しい音楽を聞いて、心が浄化されることもあるんですけど、それとは真逆の歪んだギターやラウドで激しいロックサウンドに浄化されることもありますもんね。
「あると思います。それこそ、『ガンゲイル・オンライン』って、ゲームをテーマにしてるんですけど、日頃の自分とは違う自分になりきってゲームを楽しむ姿だったりとか、綺麗なものばっかりじゃなくて、絶対にぶっ殺してやるって言いながら、銃を撃ちまくって発散される思いもあるし、歌詞の中にもあるんですけど、<楽しんだもん勝ち>っていうところを詰め込めたらいいなって思いました」
――『GG』のMVの中でReoNaさんが弾いてるのがカート・コバーンモデルのギター?
「そうです、同じものです。実際にグランジっていうテーマをやるにあたって、ニルヴァーナをいろいろ見返したり聴き返したりしてて。その中で、『スメルズ・ライク・ティーンスピリット』の時にカート・コバーンが持ってるギターが(フェンダー・)ムスタングだったんですね。で、どうせだったらReoNaも(同じ)ムスタングを持とうと思って。 今回、色も塗り直してもらったんです。『ガンゲイル・オンライン』のキーになるカラーに」
――ギターはいつから弾いているんですか。
「ギターを本格的に始めるきっかけをもらったのも、この『ガンゲイル・オンライン』という作品で。デビューする前に、神崎エルザっていうキャラクターの歌唱役をやらせていただくところから、人生で初めて人前でギターを弾きながら歌いまして、それはアコギだったんですけど。そこから6年の時を経て、今回の『ガンゲイル・オンライン』との再会で、ここまで激しくエレキをかき鳴らしたのは今回が初めてなんです。5周年という節目を1つ経て、そこから新しく6年目の幕開けになるシングルでもあるので。新しいReoNaとして挑戦的なところで、今回かつてなく激しくロックできたんじゃないかなと思ってます。これでひとつまた新しいReoNaの見せ方みたいなのは増やしてもらえたのかなと。それこそ、これから5年ぶりのオールスタンディングツアーを控えてるんですけど、楽曲ってライブの中で育っていく側面もあると思うので。私自身もどうなってくんだろうと思いますし、ライブを受け取りに来てくださる方も楽しみにしていていただきたい曲ができましたね」
――今後も楽しみですね。
「そうですね。元々私は新しいことに果敢に挑戦できるタイプではなかったんですけど、この5年間の歩みでいろんなことに触れさせてもらったりとか、いろんな人と一緒に作ってきたからこそ、新しい何かと出会えることに、今改めてすごく積極的になれてるなと思います」
自分がその時感じたことを言葉にして
まさに独白に近いような言葉も書けた
――シングル『GG』には、『私たちの讃歌(うた)』(M-2)と『By myself』(M-4)という曲が収録されていて、『私たちの讃歌(うた)』はReoNaさんが作詞、『By myself』は作詞と編曲をしていますね。
「『By myself』(M-4)は作曲以外、作詞と編曲と、あと楽器のレコーディング含めて全て自身でやらせていただきました。楽曲ができてから、作詞をして。すごくシンプルなコード進行でメロディーが展開されていく楽曲だったので、ディレクターさんとスタッフと話してた時に、今回はReoNaが全部弾けるんじゃないかというお話になって。まさにこの楽曲もお歌との出会いでひとつ挑戦がありました。『By myself』、"全部自分で"っていうタイトルにもあるように、改めて1人ぼっちで、1人きりで作品を完結する良いきっかけをいただいたなと思っていて。初めてギターを持ってブースに入って、ストロークやアルペジオも全部自分でやらせてもらいました。実際に編曲していくところはスタッフと一緒に手探りだったんですけど、ひとつずつ重ねていきました」
――この曲ではエレキとアコギと両方を弾いているんですね。
「どっちも自分で弾いてます」
――シンガーソングライターのように歌詞も独白調ですね。
「すごく赤裸々だなって思います。自分がその時感じたことをなるべく言葉にしておきたいなと思って。そんなメモ書きだったりとか、SNSに投稿してる<こえにっき>というものがあったりするんですけど、 そんなある種日記みたいなものの中から、今の自分が考えてることと、10代の時の自分が考えてたこととかも今回引っ張り出してきて。時系列はバラバラなんですけど、どれも自分が思ってはいたけど、なかなか人にアウトプットできなくて、日記っていうところで完結させてた思いを、改めて読み返すと、全く違う人が綴った言葉を新鮮に今読んでるみたいな気持ちになったりして。 そんな中で、今の自分も共感できるところがある言葉たちを自分が作詞で出すからこそ、まさに独白に近いような言葉も書けたなと思います」
――<さみしいよ>と孤独感を吐露し、<孤独を歌おう、ひとりぼっちだからせめて歌おう>というリリックが心に響きます。
「映画とか小説とか音楽とか、その言葉がいろいろ置かれるところで、言語化できなかった自分の思いを代わりに言語化してくれてるものに出会えるのって、すごく力になるなと思っていて。そんなお歌ができたらいいな、誰かのわかるそれだ!っていうところに行けたらいいなっていう気持ちはすごくあります」
――言語化って、自分の中の気持ちを取り出してみることですもんね。
「はい。それを誰かが言語化してくれてるだけで、自分だけじゃないんだって気持ちになれたりとか、自分の気持ちに答えをもらったりするなと思ったので」
――こういう楽曲はこれからも少しずつ発表されていきますか?
「そうですね。まずは作詞に携われる機会が今後も増えていったらいいなってすごく思ってます。それはこれからも挑戦し続けていきたいところですね」
――『私たちの讃歌(うた)』は10分を超える壮大なナンバーで、すごく聴きごたえがありますね。レコーディングは大変でしたか?
「そうですね。歌を全部録り切るのに2日間かかりました。ボーカルRec.を最初から2日に分けるっていうのは今回初めてだったんですけど。そもそもこれは『ソードアート・オンライン』のゲーム10周年を記念する楽曲でもあり、主題歌になっているゲーム『ソードアート・オンライン フラクチュアード デイドリーム』自体が、今までその作品に出てきたキャラクターたちが敵味方関係なく集結するような物語で、なおかつプレイヤーたちも何人かの人がひとところに集って敵を倒すゲームなので、それにのっとってReoNaの『ソードアート・オンライン』作品に関わらせてもらった今までのクリエイターさんたちを大招集しまして。かつてなくクレジットも長い楽曲になったんです。そんな皆さんに各々、メロディーを持ち寄ってもらったり、フレーズを持ち寄ってもらったりして、それをひとつの楽曲として大集結させたからこそ、10分40秒っていう長さのお歌に自然となっていきました。ある種プログレロック的な楽曲になりました」
『Oh UnHappy Day』では
クラップしながらゴスペルっぽく歌う楽曲に挑戦
――『GG』はいろんな意味で聞き応えのある10枚目のシングルになりましたね。さらに、12月25日には6年ぶりのミニアルバム『ELZA2』もリリースされました。
「これは神崎エルザ starring ReoNaという名義で、劇中アーティストの歌唱役として今回リリースさせていただいてるので、ReoNaとは別アーティストという形で。 この神崎エルザっていうキャラクターはReoNaがデビューする前に初めてアニメに携わらせていただいたきっかけをくれた存在で。なおかつアニメの二期も6年越しっていうところで、 この神崎エルザっていう存在にみんなが再会してくれる大事な機会だったんです。ReoNaはデビューしてから5年、6年と歩みを進めてますけど、神崎エルザの時間はあそこで止まって、ここでまた新しく動き出すので、当時を思い出すというか、 あえて進化させない部分みたいなのが今回テーマの1つでもあったのかなと思っていて。特に歌唱に関しては全力で振り返りました」
――6年前の声を?
「はい。6年前の自分の声を聞き返して、本当にたくさんの方に受け取ってもらったミニアルバムだったので、それを愛してくださった人、出会ってくださった人に、またエルザに会えたって気持ちになってもらうにはどうしたらいいんだろうと思って、すごく当時の自分の歌い方や声を聞き返して臨みました」
――ReoNaさん自身として歌う時と、神崎エルザとして歌う時は歌唱法も変えているんですね。
「当時は歌うことに必死で、歌い分けるとかっていうことも何も考えられなくて。ただ、自分が持てる力のベストを出すためにはどうしたらいいんだろうって考えて、できたのが6年前の神崎エルザで。今の自分はちょっと歌い分けられる余裕があるんじゃないかと思っていた私もいたんですが、いざブースに入ってみると、神崎エルザはすごく意地悪で、結局最後は今持てる力で全力を出すしかなかったんですけど、でもそんな中で、使い分けるじゃないけど神崎エルザの声ってなんだろう、神崎エルザの歌ってなんだろうっていうのは立ち返ろうとした部分ですね。最終的にはもう本当に1曲1曲、その時出せるベストで歌うしかなかったんです」
――ReoNaさんとして歌う時とは何が違うんでしょう?
「なんでしょうね。私だけじゃなく、作ってる人全員がこれは神崎エルザだと思って作っているので、そこにひとつ見えざる力みたいなものもある気がして。この神崎エルザっていう存在を全員が実在する人間として扱っていて。 エルザだったらどうするんだろう。エルザだったらどういう言葉だろう。エルザだったらこれってこうするかなってみんなが考えながら作ってるので、そこでひとつ宿るエルザらしさみたいなものはあるなぁと思います」
――このミニアルバムではクラシックの曲がモチーフになってますね。
「クラシックが散りばめられてたり、パーツとして入ってるっていうのも、神崎エルザたらしめてるひとつの要素ではあると思っていて。そのキャラクターとしての生い立ちみたいなところにも関わってきますし、今回もすごく効果的に楽曲と掛け算できてるんじゃないかなと思うんですけど。例えば、『Oh UnHappy Day』(M-1)はヘンデルの『水上の音楽』がモチーフとして入ってるんですけど、今回この『ガンゲイル・オンライン』っていうアニメの第二期の話が、どんどんどんどん水際が迫ってきて、島がどんどんどんどん小さくなって、最終的に船の上でゲームの中の銃撃戦が繰り広げられるんです。そんな船の上で、水上で戦う彼女たちに寄り添う楽曲として、『水上の音楽』っていうモチーフが浮かんできたりだとか、クリエイターさんごとに、いろんな巧妙な意図が込められてるんじゃないかなと思います」
――ちなみに歌詞も物語とリンクしているんですか?
「リンクしてるところもすごくあります。『Oh UnHappy Day』はアニメの最終話で特殊エンディングとして使用されてる楽曲で、"ついてない日も歌って笑ってやり過ごそうぜ。そんな日だってあるじゃん"っていう感じの楽曲なんですけど、この<UnHappy>という言葉自体、私がReoNaとして、ずっと大切にし続けてきたキーワードのひとつなんです。そんな言葉を今回、作品に寄り添うキーワードとして、神崎エルザに重ねさせてもらいました。歌詞に関しては、ハヤシケイさんが制作してくださってるんですけど、ついてないっていう部分だったりとか、ひねくれた部分だったりとか、かっこいい言葉の中にちょっと皮肉が詰まってたりとかする神崎エルザらしさを歌詞にしてくださっています。今までのReoNaの楽曲でもたくさんご一緒してきてるクリエイターさんなんですけど、エルザの時は心なしか筆が早いような気がしてて。彼自身の思う鬱屈とした気持ちだったりとか、歌詞にしたい気持ちだったりとかを、この神崎エルザと重ねて紡いでくださってるんじゃないかなって思います」
――『Oh UnHappy Day』を聴いて、ReoNaさんもカバーしていたダニエル・パウターさんの『Bad Day』を思い出しました。
「ああ、それはすごく嬉しいお話です。神崎エルザももしかしたら『Bad Day』を聴いたんじゃないかなとか、そんなついてない日にこういうお歌があるからこそ、ま いっかじゃないけど、そう思えるようなお歌であったらいいなと思います。今までいろんなコーラスが入った楽曲をやってきてるんですけど、こういうクラップしながらゴスペルっぽく歌う楽曲もひとつ挑戦というか、新しい扉でもあります」
"SQUAD JAM"という言葉を掲げて
全国6都市をまわるツアーへ
――2025年も早々に『Runaway』『Debris』と新曲がリリースされました。
「まず年が明けて最初にリリースさせていただいた『Runaway』はずっと長く携わらせていただいてるアークナイツというゲームの5周年をお祝いする楽曲なんです。このアークナイツっていう作品の世界観自体がすごく退廃的だったり、ディストピアじゃないですけど、抗いようのない苦しみだったりとか、そんな絶望がはびこる世界の中で、ほんの一筋の希望を抱いて、それでも抗って生きてる物語で。ゲームリリース1周年記念からずっとご一緒させていただいてる作品の5年の節目っていうところでお話をいただけたのがすごく光栄でしたし、今回その5周年イベントが年頭に開催されたんですけど、"With You"、<あなたと>っていうイベントテーマだったので、その"With You"という言葉にも重なるような5年の道のりを経て、まだまだあなたとこれから歩んでく道のりに寄り添う歌になればいいなって」
――『Debris』のほうは?
「『Debris』はこれからいろんなライブシーンだったりとか、いろんな局面で紡ぎ続けるお歌がまたひとつできたんじゃないかなと。『Runaway』も『Debris』も『GG』も、5年という節目を経て、6年目に入ったReoNaに、1曲1曲が新しい幕開けをくれてるような気がして。どこか爽やかで切ない夏を感じさせるような『Runaway』もそうなんですけど、絶望系アニソンシンガーっていう言葉を5年間掲げて活動してきて、誰かの絶望に寄り添う歌を歌いたいっていうのことをすごく大切にしながら歩んできた先で、また、その絶望への寄り添い方みたいなところだったりとか、まさにその鬱屈とした思い、燻ってる思いだったりとか、切実な思いを言葉や楽曲にして、それが誰かにまた寄り添う形になってくれたらと、その道を歩いていきながら、また新しい幕開けをもらってるなって思いますね」
――"絶望系"をやめるわけではなく?
「その道の先に、まだまだ分岐点じゃないですけど、すごくグラデーションだと思っていて、ちっちゃい絶望から深いものまですごく様々ある中で、そうやって絶望に向き合い続けて歩んできたからこそ、こんなお歌たちができたんだなって改めて思います」
――3月1日から、Zepp Namba(OSAKA)を皮切りに、ReoNa ONE-MAN Live Tour 2025 "SQUAD JAM"が開催されます。これはどのようなツアーになりますか。
「本当に久しぶりのオールスタンディングのZeppツアー。"SQUAD JAM"という言葉を掲げて全国6都市をまわらせていただくんですけど、ニューリリースもたくさんありましたし、セットリストは本当に悩んでも悩んでも悩みきれないぐらいで。そんな中から、チーム一同でどうやったら楽しんでもらえるだろう、何が1番いい形なんだろうっていうのをすごく模索しながら準備しています。もう本当に直前の直前までチームReoNaは悩み続けるので、なんならツアーが始まってからも変わったりするぐらい、より良いことが思いついたらすぐ変えちゃうので、もしかしたら今想定してる形からまた変わっていくかもしれないんですけど。リリースしたものの、実はまだこの楽曲、ライブであんまり披露できてないなっていう歌もあったりとかもしますし、とはいえ、"SQUAD JAM"だからこの歌やりたいよねっていうものもありますし。本当に模索中というか。本当に何がベストなのかをまだまだ頭をひねって悩みながら作ってる最中です」
――最後にファンの皆様に向けてメッセージをお願いします。
「5thアニバーサリーを経て、まず1本目のツアーになりますし、なおかつ久々のオールスタンディングツアー、そして6都市をまわる全国ツアーとなります。5thアニバーサリーでもご一緒してきたメンバーで、本当に厚みのあるフルバンドです。"SQUAD JAM"という言葉からもいろいろな期待をしてくださってる方がたくさんいると思うので、そんな皆さんが想像するものだったり期待するものだったりとかに寄り添い、応えられるようなライブは一体どんなものなんだろうっていうのを、私だけじゃなくチームみんなで悩みながら作っているので、ぜひ会場で見届けていただけたら嬉しいなと思います。きっとみんな『ガンゲイル・オンライン』好きだよね――っていうところからつけてるので、まだ見てない方は『ガンゲイル・オンライン』も見ていただきたいですし、エルザも受け取っていただきたいです。その果てでこのライブと出会っていただけたら嬉しいです」
Text by エイミー野中
(2025年2月14日更新)
ReoNa…絶望系アニソンシンガー。2018年4月アニメ「ソードアート・オンライン オルタナティブガンゲイル・オンライン」にて劇中歌アーティスト・神崎エルザの歌唱役にてプレデビュー。2023年3月には自身初の日本武道館ワンマンライブ「ReoNa ONE-MAN Concert 2023“ピルグリム” at日本武道館 ~3.6 day 逃げて逢おうね~」をSOLD OUT。2024年5月より5周年アニバーサリーツアー『ReoNa 5th Anniversary Concert Tour“ハロー、アンハッピー”』を全国9都市11公演に加え、台北・香港・上海を含む初のジャパン・アジアツアーを完走。2024年10月放送のアニメ「SAO オルタナティブ ガンゲイル・オンラインⅡ」のOPテーマ「GG」を担当。 11月20日、シングル『GG』リリース。12月25日、約6年ぶり、神崎エルザ starring ReoNa ミニアルバム『ELZA2』リリース。2025年1月11日、新曲「Runaway」(ランナウェイ)配信。1月16日、新曲「Debris」(デブリ)配信。3月1日(土)Zepp Namba(OSAKA)から全国6都市を巡るオールスタンディングのZeppツアー、ReoNa ONE-MAN Live Tour 2025 “SQUAD JAM”開催。
ReoNa オフィシャルサイト
https://www.reona-reona.com/
チケット発売中 Pコード:291-161
▼3月1日(土) 18:00
Zepp Namba(OSAKA)
1Fスタンディング-7700円(整理番号付、ドリンク代別途要)
2F指定席-8250円(ドリンク代別途要)
※未就学児童は入場不可。6歳以上は有料。客席を含む会場内の映像・写真が公開されることがあります。公演中止・延期の場合を除き、お客様のご事情による払い戻しはできません。
※販売期間中はインターネット(PC・スマートフォン)のみでの販売。1人2枚まで。チケット発券は2/22(土)15:00以降より可能となります。
[問]夢番地■06-6341-3525
【愛知公演】
▼3月2日(日) Zepp Nagoya
【福岡公演】
▼3月9日(日) Zepp Fukuoka
【東京公演】
▼3月16日(日) Zepp Haneda(TOKYO)
【北海道公演】
▼3月20日(木) Zepp Sapporo
【神奈川公演】
▼3月29日(土)・30日(日) KT Zepp Yokohama
『オダイバ!!超次元音楽祭 フユフェス2025』
▼2月23日(日) ぴあアリーナMM
SawanoHiroyuki[nZk] 10th Anniversary LIVE “A=Z”
▼5月31日(土) パシフィコ横浜 国立大ホール