ホーム > インタビュー&レポート > “ライブでのトランス状態を音源で体験させる” Acidclankが最新アルバム『In Dissolve』で追求したこと
揺るがない基盤の上でやりたい音楽をやるのがAcidclank
ーー2015年に活動を始められて、今年で10年になられるんですね。
「そうですね。Acidclankと名乗り始めて、なんやかんやで今年で10年ぐらいになりましたね」
ーー活動を始めた時から"常に得体の知れないものであろう"とされていましたが、そのスタンスは今も変わらずですか?
「シーンに溶け込むというよりかは、"自分のやりたい音楽を追求しているような存在"という感じですかね。うちが他のバンドと違うと自負しているのは、ライブの仕方をバンドセットとソロセットの2軸でやっていたり、色んなジャンルの曲もやっているところです。やりたいことをやっていたらそうなった、という感じですね」
ーーこれまで作品ごとに音楽性も変えてこられましたが、作品がひとつ完成した時は、どんなことを思われるんですか。
「リスナーの感想や反響を聞いて初めて"アルバムができたんだな"という実感はありますけど、できた段階では特に何も感じないかな。"やっとできたか"ぐらいですね」
ーー完成したら意識は次の作品に向かっていく?
「そうですね、"次は何しようかな"と考えてる段階でもありますし、次に向かう意識ですね」
ーーちなみに2024年4月にサプライズリリースされた前作のEP『TOXIC』で、"Acidclankがバンドではなく「Acid Pop」を表現するプロジェクトであること"の宣言をされたのは、どういう意図があったんですか?区切りをつけたかった?
「前作に関しては、"ポップさ"にテーマを置いて作ったEPなので、"Acid Pop"という書き方をしたんですけども、あれが節目というよりかは、EPとしてのテーマでポップさを作っただけで、特に今作に繋がるところはないんです。今作は違うテーマもあるので。やっぱり根底として、Acidclankはサイケデリックやトランスに基盤があるので、前作も今作も引き続き、そのテーマになぞって作っているイメージですね」
ーー2023年10月リリースのアルバム『Abduction』で"日常からの離脱"をテーマにリスナーの意識を"拉致"し、『TOXIC』で"中毒"にさせて、今作『In Dissolve』で"トランスの追体験"をさせる、というふうに、最近の作品テーマには一連のストーリー性があると感じ取りましたが、今のお話をうかがうに、そこは意図されてないということですよね。
「ああ〜、確かにストーリーっぽく見えますね。結果的にそうなっただけなんですけど、Acidclankの根底のテーマのサイケデリックやトランスになぞっているので、ストーリーっぽくなるのは確かにそうなのかなとは思いますね」
ーー昨年5月には、『TOXIC』の後に1stアルバム『Inner』(2015年セルフリリース)に収録の『Candy』をリアレンジされて、原点のシューゲイズに戻った瞬間もありました。なぜ再録しようと思われたんですか。
「今のAcidclankはテクノのイメージを持つ人が多いんですけども、Acidclankを始めた初期の頃は、シューゲイズやマッドチェスターの要素をかなり取り入れていたので、そういうところの原点に戻ろうかなというので、あのタイミングで『Candy』をリリースしました」
ーー原点に戻ろうと思われたキッカケがあったんですか?
「元々Acidclankは大阪で僕1人で始めたプロジェクトで、ここ2年ぐらいで鎌倉に引っ越して、今は東京メインで活動してるんですけども、色んな転機もあったので"一旦ここで立ち戻ってみようかな"という気持ちでリリースしました」
ーーその次のシングル『MOMENT』(2024年8月)に関してはいかがですか?MPC GIRL USAGIさんとコライトされた1曲ですね。
「MPC GIRL USAGIさんは、Acidclankのバンドセットで2年ぐらいMPCをやってくれてる方で、USAGIさんの方から話があって"1回共作してみようよ"というところで作った曲ですね。ああいうコラボは今までしたことがなかったので、サポートもしてくれてるし、やってみようかなという感じでした」
ーー刺激や発見はありましたか?
「僕、基本的に曲作りは1人でやってるので、他のトラックメーカーさんのエッセンスを取り入れるのは『MOMENT』が初めてで、色んな発見もあったし刺激になりましたね。今後は繋がりも増えてきたので、そういう活動もしていこうかなと思ってます」
1曲目から通して聴くことで、よりトランスを体感できる
ーー最新アルバム『In Dissolve』は"トランス状態の追体験"がテーマで、自身と周囲との"境界線の溶ける体験"を表現したということですが、まずそのテーマを設定された理由をお聞きしてもいいですか。
「今回トランスをテーマにした理由は、元々Acidclankの根底にあるサイケデリックやトランスを1回見つめ直したというか。やっぱり僕はサイケデリックやトランスみたいな自分の意識をどこかに連れていくような音楽が好きで、自分のやりたい音楽だったので、今回のアルバムでそこをテーマに絞ってみようかなと思った次第です」
ーー全8曲を1曲目から通して聴くことで、体験がより濃く感じられる構成になっているのでしょうか。
「本当にそうです。今回はアナログでLPでも出すので。LPはA面・B面があって、今回は8曲入りで、4曲・4曲でA面・B面でわけてるんですけど、A面の流れはシームレスに同じBPMで繋げているので、通して聴くところにこだわって作ったアルバムですね」
ーー1曲目の『Enigma』から4曲目の『Radiance』は、本当に気持ち良く思考力をなくさせてもらえる4曲です。『Enigma』にはインドネシアの伝統芸能であるガムランの音が入っていますが、Moriさんが演奏されたんですか?
「あれはガムランの録音音源とかもあるんですけど、基本的にはライブでも使ってるモジュラーシンセという、色んな線が繋がったシンセを使って作った音になりますね」
ーーそんなこともできるんですね。
「そうなんですよ。モジュラーシンセは意外に"シンセサイザー"というイメージからは離れて、物理モデリングだったり、リゾネーターというモジュールがあるので、金属が振動するような音を出すことができるんです。『Enigma』はアコースティックな曲に見えて、実は結構電子音がいっぱい鳴ってる曲で、だからこそ一定のリズムでずっと鳴っているし、ミニマル感がより出てるのかなと思いますね」
ーー後半で"ファーッ"と入る歌声も、Moriさんが歌っていらっしゃる?
「あれはサンプルかな」
ーーてっきり奏者の方にお願いしているのだと思いました。何でも表現できるんですね。『Enigma』から2曲目の『Hide Your Navel』にいくタイミングも絶妙に気持ち良くて。
「今回は特に通しで聴いた時の違和感のなさにこだわったので、そういうところを含めて聴いてほしいかな」
"コントロールのできなさ"が、モジュラーシンセの魅力
ーー『Hide Your Navel』はモジュラーシンセも多用しているとXで呟いておられましたが、どんなふうに作っていかれたんですか?
「この曲はできるだけ呪文的というか呪詛的というか、トライバルな曲にしようかなと最初から思っていたので、ミニマルなガムランのリズムに対してミニマルなメロディーを乗せていく方法で作った曲です」
ーー1曲目と2曲目はセットで考えていたんですか。
「そうですね。作る段階から、1曲目と2曲目はこういう流れで繋げようと思っていました」
ーーこだわりはどういうところにありますか。
「2曲目のこだわりは、やっぱり後ろで鳴ってるガムラン。すごくアコースティックっぽく聴こえるけど、実際はミニマルテクノの曲という。そこはこだわりがあります」
ーーMoriさんは、いつ頃からモジュラーシンセを制作に取り入れるようになったんですか?
「使い出したのがちょうどパンデミックの時です。元々フォー・テットがDJの脇にモジュラーシンセを置いて制作してる風景を動画で見ていて興味はあったんですけど、実際に手を出し始めたのは3〜4年前ですね」
ーーモジュラーシンセを触り始めた頃と今では、できることも広がりましたか?
「だいぶ。始めた時はもうすごい数のモジュールを買ってましたからね。単純に持ってるモジュールが増えるとやれることも増えるんですけど、買った当時は自分のやりたいことが定まってなくて。最近ライブでもモジュラーシンセをかなり使うようになって、やりたいことが定まってきたので、自然に制作やライブに取り入れるようになりました」
ーーサウンドはすごく練り込まれていると思いますが。
「曲の組み立て方は、バンドの曲というよりかは多分テクノやハウスみたいなエレクトロミュージックに近いのかなと思ってて。今回は特に色んなループを作って、それをどんどん重ねていって、抜き挿しをしながら曲の展開を作っています」
ーーモジュラーシンセを触っていて、1番喜びを感じるのはどんな瞬間ですか。
「もうなんかね、自分の予想してない音が出る時があるんですよ。ケーブル1本挿す場所を変えるだけで劇的に音が変わるので、コントロールできない部分にモジュラーシンセの魅力があると思ってます」
ーー『Hide Your Navel』の制作中に、そういう瞬間はありましたか?
「例えばガムランの後ろで鳴っているリズムは、自分が打ち込んだというよりかは、モジュラーシンセで自動生成したものを抜き挿しして作っているので、僕の意図しないところで生まれたリズム。そういうものを曲に取り入れられるのがかなり面白いですね」
ーー歌詞はトラックと同時ですか?
「歌詞は最後に歌を入れる時にバッと作るんですけども、いつも具体的な歌詞というよりかは、聴き手が色んなことを想像できるような歌詞にしようと思ってて。今回の<へそを隠せ>という歌詞も、ちょっと不穏な感じがすると思うんですけど、好きに受け取ってもらっていいですね」
バンドサウンドでありながら、ミニマルなトランスミュージックである『Hallucination』
ーー3曲目の『Hallucination』は構成が印象的ですね。前半は反復性のあるサウンドが鳴っていて、途中から4つ打ちビートが入り、ボーカルが入り、アウトロからシームレスに4曲目の『Radiance』に繋がっていく。メロディーもキャッチーで気持ち良かったです。
「ありがとうございます」
ーーここも3曲目から4曲目の流れを意識されたんですか。
「制作を始めた時に、大体1・2曲目と3・4曲目の流れを構想していました。『Hallucination』も『Hide Your Navel』と同じように、聴いてて気持ち良くなれるように特に意識した曲です」
ーーサウンド面でこだわった点はありますか。
「『Hallucination』だと、イントロからミュートギターが左右でぽこぽこ鳴っていて、そういうところはバンドサウンドなんですけど、やっぱりミニマルなトランスミュージック感がある。そういう曲を作ろうという意識で作ってますね。あと自分が最初に触り始めた楽器がギターなので、ギターは自然に取り入れちゃいますね」
ーー歌詞で韻が踏まれていることも相まって、よりトランス状態に入りやすいのかなと感じました。言葉選びも意識されていますか?
「今作では曲によって英語詞と日本語詞が混在してるんですけど、日本語の響きは全然英語と違うんです。日本語は母音がはっきりしていたり、英語は子音や母音の数が多かったり。言語によってメロディーの組み立て方が違います。日本語は結構メロディアスになるのかな。そういう使い分けはしてる気がします。『Hallucination』が日本語なのもそういう訳なので」
ーー歌詞がMoriさんの口から出てきた時に、日本語だったか英語だったかで言語が決まるんですよね。
「そうですね。歌を入れた時に自然に口ずさんでいるフレーズが英語か日本語かというだけで決まります」
ーー前半4曲でもかなり瞑想状態へと導いていきますね。ライブでは思考力がなくなるのが瞑想状態になることかなと思いますが、音源でも似た感覚になるといいますか。
「今作はそれを狙ってます。特にライブだと、大音量で聴いて頭がぼーっとしてくる瞬間がある人はあると思うんですけど、そういうところをリスナーに体験してほしいなという気持ちで作ったアルバムです」
ーーライブに行けば否応なしにそういう体験になると思いますが、音源でも体験してほしいと。
「ライブに来た方がかなりわかりやすいかなと思うので、本当のところはライブに来てほしいんですけど」
ーー制作中にMoriさんご自身がトランス状態になったりもされるんですか。
「そういう感覚はあります。作ってても気持ち良い瞬間がやっぱりあって、今回はそういうところを切り取って、うまいこと曲にしてアルバムにまとめる作業だったのかなと思います」
ーー制作する時は冷静な目線も必要だと思いますが、プレイヤーとしてのMoriさんと制作者としてのMoriさんの顔の出し方は、どんな具合ですか?
「おっしゃる通り、制作となったらある程度客観的というか、冷静に曲を組み立てないといけないので、そういう部分はあると思いますね。逆に言えば、ライブとかはほんとに演奏してる身ではあるんですけど、自分でも没入している感覚になるので、制作とライブではかなりテンション的に違うと思います」
ーー1曲出来上がって、聴いてみて自分も高まれる状態になったら、これはバッチリだという手応えを感じるわけですか。
「そうです、そうです」
インプロヴィゼーションライブのエッセンスを楽曲に導入
ーーアルバム後半、5曲目の『Mantra』からはよりトランスが加速していく展開になっていますね。
「A面が同じBPMでずっとシームレスに続ける展開だったので、B面では動きをつけようという組み立て方をしました。例えばドラムンベースやドリームポップも入っていたり。そこの揺さぶりは、アルバムを通して絶対に毎回入れたいなとは思っているので、今回もうまくいきました」
ーー『Mantra』でアコギっぽく聴こえる音も、モジュラーシンセで作られたんですか?
「アコギは多分アコギで、後ろでポコポコ鳴ってるのはモジュラーシンセです。この曲は作るのが難しかった曲。トライバルやダブっぽい要素も入れてるので、結構難産だった気がします」
ーー難しかったのは、どういうところで?
「色んなループを重ねる作り方をするんですけど、ダブっぽいループだったり、トライバルっぽいループが結構最初からあったので、どうやって曲として組み立てようかなと最後まで迷いました。"どういう曲になるんやろうな"というイメージが最後までつかずに、この形になりました。曲によってはすぐゴールが見えるんですけど、『Mantra』は試行錯誤しました」
ーー作るのにどれぐらいかかったんですか。
「どれぐらいかな。最後の方に仕上げた曲ではあるんですけど、曲自体は結構前からあって。多分2ヶ月ぐらいだらだら作って、最後に仕上げにかかった曲ですね」
ーーいつも1曲を大体どのぐらいで作られることが多いですか。
「曲によってまちまちです。今回のアルバムに関しても、デモというかループというか、結構作り貯めてた土台が僕の中にあって、そこから曲を組み立てる作業自体を、ひと月、長くてふた月とか、そういうスパンでやってました」
ーー気持ち良い曲ですね。不思議な歌詞も好きです。
「自分でも結構良い曲になったかなとは思います。完全に韻だけをなぞってる歌詞なんですけど、どちらかというと意味があるというよりはほぼなくて。それもリスナーに委ねようかなという歌詞です」
ーーそこから6曲目の『Remember Me』へ。ドラムンベースとドリームポップの要素が入った浮遊感のある楽曲で、1番恍惚となれますね。
「良かったです」
ーー『Remember Me』がピークで、7曲目の『Out Of View』で現実にパッと戻るような感覚がありました。
「確かに『Remember Me』ぐらいでピークに持っていって、そこからどんどん着地していくようなイメージの構成で作りましたね」
ーー『Remember Me』はどのように作っていかれたんですか。
「これはドラムンベースをメインに作り込んだ曲です。Acidclankのライブ形態にソロセットとバンドセットがあって、ソロセットの方に割と寄せた曲なんです。ソロセットは結構モジュラーシンセが主体で、ドラムンベースやIDMのテクノを基調とした即興演奏みたいなライブをするんですけど、アルバムにエッセンスとしてそういう要素を取り入れようかなと思って作った曲ですね」
ーーソロセットとバンドセットでは、意識としては別物みたいな感覚なんですか?
「全く別です。そもそもソロの時は音源の曲をほとんどやらなくて、その場で曲の構成を作って即興でやることが多いんです。ほとんど別アーティストぐらいの感じでやってますね」
ーー今回はソロ的な曲も音源として入れてみようと。
「そうです。やっぱりソロセットとバンドセットも、表現したいことの基本にはサイケデリックやトランスがあるのかなと思って、今回アルバムの中にも入れました」
Acidclankはライブを観て初めてわかってもらえる。だからぜひライブに来てほしい
ーー『Out Of View』はバンド的な楽曲ですね。
「そうですね。『Out Of View』はルーツ的にはUSインディーというか。例えばビーチ・フォッシルズとか、ああいう系統のサーフロックもすごく好きで、アルペジオ同士が絡まる瞬間に気持ち良さを感じるので、今回のアルバムのテーマにも沿ってるかなと思って取り入れた曲です」
ーーギターは生音ですか?
「はい。僕が弾いています」
ーーいつも作品にはオマージュを入れていらっしゃいますが、今作は?
「今回も結構入れてますね。僕がトランス音楽で目指してるところで1番気持ち良いなと思ってるのが、アシュラというドイツのバンドのギタリスト、マニュエル・ゲッチングの『Inventions for Electric Guitar』というアルバムなんです。ミュートギターというか、ギター1本をテープレコーダーでどんどん重ねて、人力トランスというか1人トランスみたいなことをしてるアルバムがあるんですけど、例えば『Hallucination』のイントロは、もろそれを意識してたり。"気付いてもらえる人には気付いてもらえたら嬉しいな"というレベルのオマージュを所々に入れています」
ーーラストの8曲目『Grounding』は、息遣いや炎の音のような環境音が入っています。トランスから現実に戻ってきて、地上に足をつける感覚になりますね。
「やっぱりアルバムって最後まで聴いてほしいじゃないですか。だから最後の曲も耳障りの良い曲にしたいなという気持ちで入れました。この曲は環境系のエレクトロミュージック......アーティストで言うとマウント・キンビーあたりの、ちょっと変なテクノを目指して作った曲ですね。そういう意味でも環境系テクノが最後にできて良かったですし、結構気に入ってる曲ではあります」
ーー改めて今作はどんな1枚になりましたか?
「毎回テーマは決めてるんですけど、その中でも結構コンセプトに沿ったアルバムになったと思ってるので、冒頭でも言いましたが、ぜひ通しでイチから最後まで聴いてほしいです。あとこの音源を通して、最終的にはライブに来てほしい。普通は結構逆かもしれないですけど、やっぱり音源で表現できる範囲って絞られてるなと思ってて。Acidclankはライブを観て初めてわかってもらえるので、ライブに来てほしいですね」
ーー3月7日(金)には東京・CIRCUS Tokyoでリリースパーティーが行われますが、2月25日(火)の心斎橋PangeaでLinen Friscoのリリースパーティー『Linen Frisco "natura" release party』にも出演されます。
「東京はバンドセットとソロセットの2ステージでやります。Pangeaはソロセットなんですけど、表現したいことはバンドセットと同じなので来てほしいですね」
ーー今後、地元大阪でのアルバムリリースライブも期待していいのでしょうか。
「まだ決まってないんですけど、ぜひやりたいなと思ってます。ツアーをやるなら、あわよくばバンドもソロもどっちもやりたいですね。ソロは僕1人いたら全然できるので、できるように調整していこうかなと思ってます」
Text by ERI KUBOTA
(2025年2月25日更新)
CD
2750円(税込) / PCD-25459
LP
4400円(税込) / PLP-7534
【収録曲】
01. Enigma
02. Hide Your Navel
03. Hallucination
04. Radiance
05. Mantra
06. Remember Me
07. Out Of View
08. Grounding
配信リンクはこちら
Acidclank(アシッドクランク)…トラックメイカー・シンガーソングライターであるYota Moriによるソロプロジェクト。 シューゲイザー、クラウトロック、サイケデリック、アシッドハウス、マッドチェスター、ドリームポップにインスパイアされたサウンドで、その活動形態やジャンルを流動的に変化させる。 2021年、2022年には国内最大級のフェス「FUJI ROCK FESTIVAL」にバンドセットとして出演。 2022年のRED MARQUEEステージでのパフォーマンスでは、日本人離れした音楽性・高い演奏力で大きな話題を呼んだ。 2023年からは活動拠点を大阪から東京に移し、サポートメンバーに元NUMBER GIRLの中尾憲太郎氏がベースとして参加するなど、各著名アーティスト達から支持されつつ精力的にライブ活動・リリースを行っている。 また、モジュラーシンセサイザー奏者としての一面も持ち、2023年には国内最大のモジュラーシンセ見本市であるTFoMにソロセットで出演するなど、クラブ、バンドのシーンに関わらず多岐にわたる活動を行う。