ホーム > インタビュー&レポート > “起爆剤みたいな何かを起こしたい” TOOBOEの内に宿る、クリエイティブへの野心
ベストな形で楽曲を世に出すため、自身の進化のため、常に模索する
ーー9月でTOOBOEとしての活動を始めて丸4年になりますが、お忙しくされていますか?
「全然忙しくはないです。めっちゃ忙しい月とそうじゃない月があるので、休みはいっぱいあって、ちょくちょく旅行もするぐらいには元気です」
ーーお休みがあるのは良いことです! でも制作ペースがすごく早いですよね。インディーズの頃から毎年6枚ずつリリースされていて。
「2022年と2023年はTOOBOEのことを知ってもらいたかったので、めっちゃ頑張っていっぱい曲を出したんですけど、今年は1曲ずつちゃんと当てていこうかなという感じで、のんびりやってます」
ーー今年1月には、メジャーとしては1枚目でキャリア2枚目のアルバム『Stupid dog』をリリースされました。
「『心臓』からのシングルが全部入っているので、2年ぐらいかけて、リリースした曲としなかった曲をパズルして作りました。コンペじゃないんですけど、"こういうのどう?"とお話がきて、作ったけど使わなかった曲もあって。そういう曲はタイアップがつく、つかないによらず、どうしたら1番良い形で出せるのかなと常に考えています。シングルも、既発シングルと次のシングル、その次のバランスを見ながら何をリリースするか決めていますね。アップテンポが続くと飽きちゃうし、バラード続きも然り。色々考えながら作曲をしてます。『Stupid dog』もそうで、アルバム基準で曲を12~13曲用意するけど、例えばここからの人生で良い曲が生まれるかもしれないじゃないですか。もし良い曲が生まれたら、ロケット鉛筆みたいに比較的弱い曲を抜いて入れ替える作業で、アルバムのリリース時期が来たらそこで完成します。だからどの曲がアルバムに入るかは、出す時期までやってみないとわからないですね」
ーーなるほど、面白いですね。
「実は今もそれと似たことをしてます。まだリリース時期も曲数も決まってないんですけど、次のアルバムは『Stupid dog』とは全然違うものにしたいなと思っていて。それこそ編曲を人に任せたり、やったことのないテーマやジャンルを入れたりしようかと。そういう意味では進化というか、新しいことをしたいなと思ってますね」
"脱『心臓』・脱『錠剤』"、新しいTOOBOEのイメージをつけたい
ーー改めてメジャーデビューからの2年半を振り返ってみると、早かったですか?
「早かったですね。毎年7~8月になると"今年も半分終わった"と皆言うじゃないですか。その度に"俺は何も成し遂げられてねえな"と思うんですよ。でも考えたら今年はアルバムも出したし、ツアーもやってはいる。だけど、もうちょい起爆剤みたいな何かは起こしたいですよね。バズは性質的にあまり向いてないので、もう少しちゃんと評価されたいというか。『心臓』でメジャーデビューしてMVがガーッと有名になって、そのご縁かもしれないですけど、アニメ『チェンソーマン』という注目タイトルの一部に携わったところまでは順調と捉えていいんですけど、それ以降ですよね。未だにライブでのキラーチューンが『錠剤』だったり、TV番組で披露してほしいと言われるのも『錠剤』で。それを脱却したいとずっと思っていて。脱『心臓』・脱『錠剤』で、新しいヒット曲ないし、新しいイメージをつけたいですね」
ーー『心臓』も『錠剤』も、代表曲ができたというところでは受け止めていらっしゃるんですよね。
「そうですね。ただメジャー2年目で、まだスキルや経験は成長過程というか、伸びてる途中だと思うので。未だに『心臓』や『錠剤』は聴き直すと"もう少しこうできたな"と考えちゃうんです。皆さんが"『心臓』『錠剤』がヒットしてます。良い曲です"と言ってくれてありがたいんですけど、"いや、もうちょいできます"とずっと思ってるんですよ。もう少し胸を張れるような曲を出したいんです」
ーー今年6月にリリースされた『痛いの痛いの飛んでいけ』は、MVが1,270万回以上再生(取材時点)されていますが、その点は?
「『心臓』とも『錠剤』とも違うテンポ感の曲で、ちゃんと伸びる曲ができたのはすげえありがたいですね。今年はそれでやっと1つ、何とか爪跡を残したかなという感じです。『心臓』と『錠剤』はライブの中盤・後半に入れてるんですけど、最近『痛いの痛いの飛んでいけ』をセトリの前半に持ってきてて。前半にも有名な曲があるのは、単純にやる側も見る側もテンションの上げ下げをコントロールしやすくて、助かりますね」
ーー過去のインタビューで"現場力をつけたい"とおっしゃっていましたが、ライブも意識して曲を作っておられるんですか?
「そうですね。ただタイアップはまた違って、例えば今年の頭に出したNURO 光のWEB CMソング『光』は、30秒のCM尺なのでそこで盛り上がるようにしますし、『錠剤』は1分半のEDなのでその尺で作るんですけど、最近出した『きれぇごと』はドラマの主題歌で本編映像から流れるというお話だったので、長めに好きなことをやってます。『きれぇごと』は、ライブでも"ここがこうだったら盛り上がるよね"というのは結構考えながら作りました」
ーーライブはお好きなんですか?
「いやいや、全然好きじゃないです。緊張するしすぐ間違えるし、色々大変ですね。でも今年3月にやったツアー『和やかな支配』辺りでやっと"楽しいのかもしれない"ぐらいの気付きはありました。メジャーデビューする前は1stライブしかやったことなかったし、"ちゃんと声出るかな"というレベルでの心配事がいっぱいあって。さすがに今はその日の声の調子はわかるようになりましたし、声が出ないなりにやれることもあるとわかってきました。その上で、例えば『心臓』はもう何回もライブでやって身体に入ってるので、"1個上のアレンジをしてみようかな"とか、"曲のここ伸ばしてソロ入れてみよう"とか、"イントロ変えよう"とやるようになったのは、本当に『和やかな支配』ツアーから。それが結果的にライブをコーディネートすることに繋がりました。元々僕は作り手なので、ライブに対するそういう楽しさはありますね」
ーー6月に対バン(フレデリックpresents『UMIMOYASU 2024 -WAVE-』)されたフレデリックもライブパフォーマンス力がありますが、刺激を受けたりされました?
「作曲されてるベースの康司(三原)さんとはラジオ特番『教えて!TOOBOE先生SP~TOOBOEと三原康司の世界一やさしい作曲講座~(9月20日(金) 午後9時30分~10時30分 文化放送にて放送)』を録ったんですけど、対バンの日のライブはもちろんすごかったですし、年間100本くらいライブをされている場数のすごさも見れました。ボーカルの健司(三原)さんとは、打ち上げで歌についてめちゃくちゃ長く話せました。『UMIMOYASU 2024 -WAVE-』には、フレデリックよりもキャリアが下の人が6組ぐらい出ていたんですけど、その中に選ばれたということはフレデリックの視界の中に入ったということで、それがすごく嬉しくて。フレデリックは、僕自身いちリスナーとしてずっと好きで。フレデリックのセンスが間違ってなかったということにしたいので、めっちゃ頑張る。それはリスナーにも言えることで、例えばクラスで自分しかTOOBOEを聴いてないという子がいたら、そいつが間違ってなかったことにしたいので、めっちゃ頑張りたいというモチベです」
ーーそれはアーティストとしての使命みたいなものですか?
「そうですね。それがライブ方面のモチベで、創作はもう少し弱ってる人を救いたい的なモチベもあります」
ーー元々怒りが制作の根源にあって、インディーズではそれを曲にしてきたけれどやり切って、メジャー以降は今おっしゃられたように弱っている人を救いたいという気持ちで曲を作り続けておられるんですか?
「大元はそれで変わらない気がします。タイアップの話が来たら、マインドがタイアップ元に寄っていく時期もあるんですけど、大元はやっぱり何かに支配されているというか、支配されてなくても"なんか自分って孤独"という人に"めっちゃ気持ちわかるよ"と言いたい。自分の精神の根っこがそれなので、そういう曲を作らざるを得ない感じはしますね」
ーーお話を聞いていると、johnさんは向上心が高いんですね。
「俺が持っているのは、向上心というよりも反発心なんです。自分より実力のない人が上にいるのが、すげえ嫌なんですよ(笑)。ただ今僕が大手を振るっても"お前の方が数字ないじゃん"と言われるのが嫌で。"だったら数字でも何でも影響力をつけてちゃんと言わなきゃな"という、意味のわからない反骨精神でずっと音楽をやってます」
タイアップでありながら、言いたいことが言えた『きれぇごと』
ーー最新シングル『きれぇごと』は、今お話いただいた流れで言うと、MBSドラマ特区『愛人転生 ―サレ妻は死んだ後に復讐する―』のEDテーマなので、マインド的にはそちらに寄っている曲になるんでしょうか。
「そうですね。でもこの曲はすごくタイミングが良くて。タイアップや提供曲はお題をもらって作ることが多いんですけど、『きれぇごと』はそういうのを開放して自由にやってみようかなと手をつけた曲だったんですよ。社会的な生きづらさや呼吸のしづらさは、僕も生きる中でずっとあるので、そういうものを1回発散するような曲をちゃんと作りたくて。親ガチャや環境、配られた手札の弱い強いを汲んで、そこからギリギリいいところまで持っていく作業が、僕は人生単位で好きなんです。"そういうのをもっとやるしかないんだぞ"という曲を書いていたら、ドラマのお話をいただきまして。自分が亡くなった後に旦那さんの愛人に転生するという内容で、偶然にも"生まれながらにして変えられない"というテーマが近かったので、そこからドラマの内容にも少し合わせて『きれぇごと』を作ってます」
ーーでは、書きたいことが書けた曲とも言えるんですね。
「言い方はあれですけど、ノンタイアップで作ったぐらい、ラフではあります。言いたいことが言えて良かったですね」
ーー『往生際の意味を知れ!』然り、タイアップに復讐系が多いですね。
「多いんですよ(笑)。でもほんとにありがたいですよね」
ーーそういうイメージがあるんでしょうか?
「自分よりランクが上の人に何か物申したいという僕のマインドが、原作と近いんでしょうね」
ーー2番のサビの<美しい花に生まれ損なったの>は主人公・千里の悔しさが滲み出ていますね。ご自身的には歌詞で"特にこれを言いたかった"とか、"ここを聴いてほしい"というフレーズはありますか?
「2番サビのそこも好きですし、1番の<散り際こそ生き様 でもまだ寂しい>も気に入っています。今自分がピークかどうかは、死ななきゃわからないじゃないですか。だからやっぱり死ぬまで頑張るしかないよなというのを、割とポップな1行で表現できたのは嬉しいです」
ーーサウンドでは全体的に疾走感とヒリヒリ感があります。ラストサビ前の間奏がカッコ良いですね。
「今回RED in BLUEというバンドのぐっち(田口悟/gt)くんがアレンジをしてくださって。こういうスリリングな曲は何回か作っていて、また『心臓』の二の舞的なものに落ち着くのは曲がかわいそうだったので、ゴリゴリにバンドをやってる人のアレンジで作ってもらいました。デモ段階ではこんな間奏ではなかったんですけど、やっぱり彼の持ってる性根のバンドマン気質が出てて、すごく良いですね」
ーーレコーディングメンバーも田口さんがブッキングを?
「そうです。RED in BLUEのメンバーではなく、ぐっちくんが"この人が合う"と呼んでくれたんですけど、皆さんすごく上手で。僕はバンドのレコーディングをあまりしたことがないというか、大体家で作っちゃうので勉強になりましたね。指示の仕方とか、何年もバンドをやってる人のレコーディングが見れただけでも、値千金の価値がありました」
ーー楽器の後にボーカルを録音されたんですか?
「今回歌は既に家で録ってあったので、家で録った楽器パートを生音と差し替える形でやっていきました。まずギターを録り直して、次にベースを録り直してというように、バラバラで録っていって」
ーーボーカルは宅録なんですね。
「僕は100~200テイクぐらい同じ箇所を録ることもあるので、スタジオで"もう1回お願いします"と皆さんに言うのが申し訳なくなっちゃって、ちょっと嫌なんですよね(笑)。ただ"時間が決まってる緊張感で録るのもいいよ"と言われているので、そろそろやりたいなとは思いつつ」
ーー200テイク!?納得いくまで歌い直されるんですか。
「ざらついた声なので、歌えば歌う数だけざらつく箇所がちょっとずつ違うんですよ。頭がざらつくこともあればケツがざらつくこともあって、それはやりまくるしかないですね」
ーー今回、ボーカル面で苦労したことはありますか?
「『きれぇごと』は比較的のんびりやれました。デモの段階で歌詞もアレンジも強くなりそうだったので、むしろテンションを落とそうと。イメージしたのは、浅草やアメ横の叩き売りみたいな、とにかくリズム感良く勢いで喋っていく感じ。だから韻も踏みながら、気持ち良いワードを探しました。サビは敢えて感情を足してますけど、比較的フラットにやってみました」
ーー良くできたところは?
「『錠剤』以降から、喉の位置を少しずつ上にして歌ってるんですよ。低くするといわゆるオペラ歌手みたいな太い声になるので、曲全体をもっとライトに明るくしたくて、喉を締め上げるテクニックを少しずつ試していて。『心臓』『錠剤』の後に、アップテンポで喉を根アカにした曲はまだやったことなかったので、それが『きれぇごと』でできたと思います」
新開拓を求めてトライした、コード進行
ーーカップリング曲の『プラスチック』についても聞かせてください。これまでB面は1人でやりたいことを実験的な感じも含みつつ制作されているということでしたが、今回はどうですか?
「今回も例に漏れず、ギターもベースも自分で弾きましたし、全部自分で作ってますね」
ーーシンセサウンドと、<う~快感!>というセリフが90'sっぽいですね。
「僕の好きな歌謡曲テイストというか、テクノ歌謡ですね。岡村靖幸さん然り、"90's末にあったシンセが発達してきて、取り入れるけどまだ歌謡曲の域にいる曲"がやりたかったので、それをイメージしています」
ーー内容的には?
「内容的には実体験でも何でもないんですけど、社会に合わない人をコメディで書きたかったんです。サビの<月の周回軌道上に 揺蕩う時間が欲しい>という歌詞のように"地球じゃない場所に行きたい"という感情が、僕にもなくはないというか。僕の中で、例えばつまらないとわかりながら借りた小説を読んだふりをして、"面白かったよ"と言う処世術があって。そういうものを体現してきた結果、僕は今旅行が好きなんです。理由は、人がいないところに行きたい欲求でしかない。『プラスチック』はその1番強い誇大表現というか。"月に行って何も考えないでいる時間がほしいよね"という曲です」
ーー何もしない時間が好きなんですか?
「デジタルデトックスですよね。でもできないんですよ、人間は(笑)。僕は単純に月というモチーフが好きで、月は物理的に息がしづらいんですけど、"地球よりマシなんじゃねえかな"という概念もすごく好きなので、それを曲にしてる感じです」
ーー<ただただ辛い!>というのは、心からの叫びなんですね。
「そうです、そうです(笑)。やっぱりネットを開くたびに"今辛いな"と思うので」
ーー今回、実験という面では何かトライされましたか?
「かなりテクニカルな話ですけど、サビの頭にドミナント・コード(安定感のあるコードに動いて落ち着こうとする、不安定なコード)を使っているんです。例えば安定感のあるコードがCだとして、次にGというコードがあった時。小学生がピアノでお辞儀する時の"ジャーン、ジャーン、ジャーン"の2個目がGなんですよ。それがドミナント・コードで、Cに戻りたいコードなんですよね。戻るために緊張と緩和の"緊張"にいるんです。サビ頭ではセオリーじゃないのであまり使わないけど、もし使われていたらほんとに気持ち悪いんですよ。実際に作っててもすごく気持ち悪かったんですけど、一度やってみたくて。今はコード進行も、曲の中で単一化されてどんどん減ってきているので、新しいものを開拓したいなと思って、緊張と緩和の"緊張"からスタートしてみました」
ーーやってみてどうでしたか?
「いや~、やっぱり気持ち悪いんですけど(笑)。その気持ち悪さが曲のドライブ感を出してくれてるので、それはそれで面白いんじゃないかなと思います」
ーーなるほど。ある意味TOOBOEらしさがあるような気はします。次はどんな楽曲が出てくるのか、楽しみですね。
「自分的には『Stupid dog』でもう全部作りきったぐらいの気持ちでいるので、ここからどんな曲ができるかは、本当に不安であり楽しみでもありますね。何が生まれるか自分でも全くわからない。40歳、50歳のおじさんになった時にどんなものを生み出せるか、はたまたもう音楽を辞めているのか。わからないですけど楽しみですね」
尊敬するPUFFYに、初の楽曲提供
ーー10月5日には「PUFFYとついでにTOOBOE」という名義で新曲『コラージュ』が配信リリースされます。こちらは作詞作曲がTOOBOE、歌唱がPUFFYということですが、楽曲提供という形のコラボなんですか?
「そうなんですよ。連名ではあれど、楽曲提供的な感じです。僕は全然歌っていなくて、アレンジは他の方に頼んでやってもらってます」
ーーオリジナルTVアニメ『魔法使いになれなかった女の子の話』のOPテーマですが、歌詞を書く上で意識されたことはありましたか?
「いわゆる少女アニメの曲は書いたことがなかったんですけど、PUFFYはもうめちゃくちゃ尊敬してますし、昔から聴いてますから。その間に挟まれた時に、どういうものを出せばいいんだろうなと結構考えまして。女の子2人が主人公で、劣等感もあるような2人の関係性を抽出しました。ファンクなイメージで曲を作って、それを編曲家の方とPUFFYさんですり合わせていただきました」
ーーPUFFYのお2人はコメント動画で"歌うのが難しかった"とおっしゃっていました。
「ほんとですか(笑)。まあ、僕の曲は難しいですよ。メロディーが上下する曲が好きなので。あ、でもそれで言うと、今回はAメロ・Bメロこそメロディーが上下したんですけど、サビはピンと均一なメロにしたんですよね。鍵盤で言うと1個の音みたいな。そういうこともやったことがなかったので、挑戦してみました。PUFFYさんの曲は結構ゆったりした曲が多いので、僕が作るような早口の曲は大変だろうなと思いながら。レコーディングはスケジュールの都合で立ち会えなかったんですけど、もしその場にいたら怒られたんじゃないかな(笑)」
ーー"新しいPUFFYを見せてもらえた"ともおっしゃっていましたよ。
「良かったです(笑)」
対バンライブ『交遊録 Ⅲ』、大阪公演はネクライトーキーがゲスト
ーーそして10月には、ご自身が主宰の対バンイベント『交遊録 Ⅲ』が東名阪で行われます。大阪は10月17日(木) Yogibo META VALLEYでネクライトーキーがゲストですね(名古屋は紫 今、東京はFAKE TYPE.がゲスト)。ブッキングはjohnさんがされているんですか?
「いや、チーム皆でいっぱい候補を出して、"この人がいいんじゃないかな"というところをいく感じですね」
ーーネクライトーキーとは交流はあったんですか?
「全然ないんですけど、ギターの朝日さんが石風呂という名前でボカロPもやられているので、シナジーが合うかなと思って。お互いが掛け算になればいいですね。今回は3組とも全然関わりがないんですけど、僕的に"1回ライブを観てみたいな、かつその人の考えてることを知りたいな"という感じで選びました。3組とも普通に聴いていたアーティストなので、楽しみですね」
ーーやはり対バンすると仲良くなりますか?
「なりますね。これまでに呼んだアーティストも......煮ル果実は元々仲が良いですけど、Chevonや秋山黄色も仲良くなりました。刺激ももちろん受けるし、自分たちのライブが進化できる感覚もあり、願わくば向こうにも何か与えられれば最高ですよね。そういうことが起きそうな人でない限り、呼ばないぐらいでやってます」
ーーそれぞれの掛け算を楽しみにしております!
Text by ERI KUBOTA
(2024年10月 7日更新)
[収録曲]
01. きれぇごと
02. プラスチック
視聴はこちら
TOOBOE(トオボエ)…音楽クリエイター「john」による、作詞/作曲/編曲/歌唱/イラスト/映像を始めとした様々なクリエイティブ活動を手がけるソロプロジェクト「TOOBOE」。特徴的な声とキャッチーで癖になる楽曲で、現代の音楽におけるネットシーンとJ-Popを横断的に行き来し表現するマルチアーティスト。2022年4月に1stシングル「心臓」を配信リリースしてメジャーデビューし、同曲のMVは自身最速でYouTube再生回数2000万回を突破。2022年11月にリリースした「錠剤」はTVアニメ『チェンソーマン』第4話エンディングテーマとして起用され、話題となった。2024年6月に公開した「痛いの痛いの飛んでいけ」のMVは、自身最速でYouTubeの再生回数1000万回を突破した。9月6日にはMBSドラマ特区『愛人転生 ―サレ妻は死んだ後に復讐する―』のエンディングテーマ「きれぇごと」が配信リリースとなった。また、2024年10月放送のオリジナルTVアニメ『魔法使いになれなかった女の子の話』のオープニングテーマに、TOOBOEが作詞作曲を手がけ、PUFFYが歌う、”PUFFYとついでにTOOBOE”の新曲「コラージュ」が決定。10月17日(木)の大阪・Yogibo META VALLEYを皮切りに東名阪で主宰対バンライブ『TOOBOE 交遊録 Ⅲ』を開催する。
公式サイト
https://ssl.sme.co.jp/artist/tooboe/profile/
▼10月17日(木) 18:30
Yogibo META VALLEY
スタンディング-5500円(ドリンク代別途要)
[ゲスト]ネクライトーキー
※3歳以上有料。
[問]キョードーインフォメーション■0570-200-888