ホーム > インタビュー&レポート > 「“頑張れよ!”っていうより、“肩組んで頑張っていこうや!”みたいなスタンス。 一緒に楽しんで、一緒に夢目指していこう!」 NEW EP『VOX GIFT 2』を提げて、『VOX GIFT TOUR 2024 ~配送エリア拡大中!フラボのギフト、お届けに参りました。~』が 開催中。THE FRANK VOXインタビュー
メジャーデビューから5年以内に大阪城ホールを目指す!
――まずは自己紹介からお願いします!
RYO-TA「2028年までに大阪城ホールを目指すTHE FRANK VOXのリーダーです。よろしくお願いします。僕は幼い頃からJ-POPを愛してるJ-POPPERで、ライブでは盛り上げに徹している人間です!」
――ちなみに、J-POPで1番影響を受けたアーティストは?
RYO-TA「幼い頃はZARDさんとEvery Little Thingさんばっか聴いてましたね。それ以降では、ケツメイシさんとか、FUNKY MONKEY BΛBY'Sさんとか、Aqua Timezさんにも影響を受けてます」
YASU「僕は兵庫県尼崎出身でめっちゃ阪神ファンです! 小学校から歌うことが好きで、15歳くらいに音楽スクールに通い出して、(メンバー)みんなと出会って10年くらいになります」
RYO「4人の中で1番ハスキーな声質でお酒大好きです。YASUくんはどっちかというとすごいクリアでよく通る声なんで、最初は自分の声がめっちゃ嫌いやったんですけど、YASUくんと一緒のグループメンバーになって、逆にお互い良いところを持ってることに気づいて、自分の声にも自信も出てきました」
SNG「僕は観葉植物とメダカの世話が好きです。グループの役割としては4人全員作詞作曲しているんですけど、僕は主に映像制作とグッズデザインとアートワークを任せていただいてます。映像も音楽も絵も繋がってるなっていうのがあって、もの作りがすごい好きで楽しいです」
――多才で個性豊かなこの4人がどんなふうに出会って結成されたんですか?
RYO-TA「出会ったのは大阪にあるダンス&ボーカルスクールで。その時のランニングコースが大阪城ホールの周りやったんですよ。僕たちが2028年までに大阪城ホールに立つっていう目標はそこから来てます。当初、ライブに集まっていたお客さんの数からすれば、100倍ぐらいのお客さんを集めないといけなかったので。ハードルはすごい高いなとは思ったんですけど、僕たちやったらここはいけるなっていう根拠のない自信というか、そういうのは最初からあったかもしれないです」
RYO「実は、僕ら前身のグループがあったんですよ。その時から大阪城ホールを目標に活動していたんですけど、コロナ禍で1回挫折して解散したんです。でも、4人とも、やりきった感がないままで、未練があるというか、外的な要因としてコロナがあって、1回(夢を)やっぱもう1回ちゃんとやりきろうよって、みんなで話し合って。心機一転、グループ名を変えてTHE FRANK VOXとして結成して、5年以内に大阪城ホールに 立とうぜ!っていうのを約束して集まったんです」
――とてもグッとくるエピソードですね。THE FRANK VOXはすごく明るくて熱いイメージですが、そこに至るまでにそういう挫折を乗り越えてきたんですね。
RYO「そうですね。前のグループの時にみんなが違うベクトル向いちゃった要因がコロナだったかなと。それを乗り越えたからこそ、また4人で団結して、もう本当に音楽人生最後の賭けというか、もうやりきるしかない!っていう心持ちなんで、そっから自信が湧いてきてるのかもしれないですね。(大阪城ホールに)立てなかったら人生終わっちゃうぐらいの覚悟で、もう1回集まってやってるんで。スタッフさんにも感謝してるし、そこが他のグループにはない強みなのかなと思います」
――2023年2月にメジャーデビューして、2028年に大阪城ホールでライブをするという目標を掲げているということですが、なぜ5年以内に?
RYO「目標を定めずにだらだらやるのも良くないんじゃないかと。1回目標をちゃんと定めて、そこに向かっていろんな人を巻き込んで 関西から盛り上げていこうぜ!っていうところが1番強かったのかもしれないですね」
――THE FRANK VOXの形態として、2VOCAL、2MCにした理由は?
RYO-TA「僕とSNGはメロラップというか、ラップ調のものが多くて、ライブでは僕たちがお客さんをけっこう煽るので2MCっていうことで。YASUとRYOはメロディーラインを歌うことが多かったので2VOCALという役割ができました」
RYO「ここの2人(RYO-TAとSNG)はボーカルとラップどっちもできるんですけど、僕とYASUはラップはあんまり...、メロウなラインをなぞっていくっていうのが多いですね」
――去年は100本ぐらいライブをやったそうで、ライブは精力的にやっていますね。
RYO「めちゃくちゃライブしていると思います。とにかく(大阪城ホールのライブを実現することが)5年以内って決めてるんで。どうやったらより多くの人に知ってもらえるか、スタッフさんとも話して。フリーライブとかイベントとか、もうどんどん出ていかないと知ってもらえないので。自分たちが1番生きるのがライブかなと感じてるんで。一番の強みであるライブを見てもらわないことには何も始まらないから、とにかくライブしていかないとっていうところでがんばっています」
SNG「今年はフェスが増えて、めっちゃ嬉しかったですね」
『闘う君への応援歌』は時代に逆行してるぐらいストレート
俺らが届けたいのはこのストレートさ
――9月18日にリリースされた2nd EP『VOX GIFT 2』はどんなふうに作られたんですか。
RYO「僕らストックっていうのをあんまり作れなくて。リリース日に向けて、どういう曲を揃えていった方がいいのかをまず考えて。フェスの出演とかも決まってるし、お祭りっぽく騒げるアップテンポの曲がいいかなとか、そういうところも全部逆算して4曲揃えていったっていう感じですね。全部今年できた新曲です」
――1曲目の『キミトオドリタイ』は今までで1番アッパーなんじゃないかっていうぐらいスピード感がありますね。
RYO-TA「これはライブのことと、SNSでみんながこの音源を使って動画を上げていただきやすいようにバズを起こしたいなっていうのもあって作った曲なので。もうみんなで飛び跳ねながら作ったりして、SNGは上半身裸とかで暴れ回りながら(笑)、もうほんまに曲通りの世界観のまま作ったって感じですね」
SNG「もっといろんなお祭りに出たいねっていう話をスタッフさんとして、お祭りってことは、お子さんもご年配の方もいらっしゃる中で、皆さんで簡単なダンスを踊って 日本が盛り上がっていけばいいなっていうのを意識して作りました。そこからYASUがパラパラをオマージュした振り付けを考えて、そうすると、SNSでファンの方を始め、 僕らが知らないような方もTikTokやインスタにのせてくださったり、フェスでやっても皆さんすぐ覚えてくださるし、『キミトオドリタイ』に関しては本当にお子さんから年配の方まで踊ってくださる曲になったなっていう感じです。(作った時に)夏を想定してたんで、ぴったりやなって」
――『アチチなブギー』(M-2)も盛り上がる系の熱い曲です。
RYO「そうですね、これはSNGがドライブの時にテンション上がるようなアップ曲を作ったらおもろいんちゃう?みたいな話から、SNGがネタを持ってきて、それにメンバーみんなでアイデアを足していって完成しました」
――『闘う君への応援歌』(M-3)はこれからのフラボの代表曲になりそうな力強いナンバーですね。この曲はどのように誕生したんですか?
SNG「当初とはめちゃくちゃ変わりました。最初、スタジオで集まってる時にRYOくんがピアノで弾いてた曲に僕が"弱さの数が君の力になる"っていうことを歌いたくて、それを入れて1回フルで作ったんですけど。レーベルの方の提案で、ケツメイシさんとかFUNKY MONKEY BΛBY'Sさんを手がけられたYANAGIMANさんと共作させていただきました。さすが数々の名曲を生み出してきた方なので、ご指導いただきながら、よりストレートな歌詞とメロディーに仕上げていきました。元々ストレートに背中を押す曲を作りたいねっていう話をしてたんですけど、YANAGIMANさんから、もっとこうしたら世界観が伝わりやすいよとか助言をすごいたくさんいただいて。本当にメンバーが成長した楽曲でもあるし、お客さんの反応もすごい嬉しい感じになってます」
RYO-TA「ぱっと聞いて、歌詞もぜんぶ届くようにっていうのを大事にして作った曲です。こっちの方を頭サビに持ってきたらいいんじゃないかって、YANAGIMANさんに提示していただいて、ああ、こういうのもありなんだって気づいたりして。YANAGIMANさんとの共作で得られるものはすごく大きかったです」
SNG「大阪城ホールをマイクの向こうに見てねって言われましたね。だからRYO-TAはタンクトップで拳を突き上げてレコーディングしてて、ちょっと笑っちゃいそうになったけど(笑)」
――それくらい気持ちを込めて歌った4人のエネルギーがここに録音されているんですね。
RYO「そうですね、作詞の段階からそういう景色(=大阪城ホールの舞台)を見て、想像して作っていったので」
――そういう話を聞いてると、さきほど言っていたTHE FRANK VOXに至る経緯とも繋がります。この曲はリスナーに向けての応援歌なんだなと思ってたんですけど、メンバー自身を鼓舞する曲でもあるのかなって。
RYO「そうかもしれないです」
RYO-TA「自分たちも励まされる曲ですね。自分たちも勝負の時とか、ライブ前やなっていう時に聞いたりします。僕たちは、"俺らの背中を見て大阪城ホールついてこいよ!"みたいな感じじゃなくて、一緒に楽しんで、一緒に夢目指していこうぜみたいなタイプなんで。 頑張れよ!っていうより、(ファンのみんなと)肩組んで頑張っていこうやみたいな感じのスタンスでもあるので、そういうところが曲にも出てるかもしれないです」
――ちなみに、"闘う"ってすごく強い言葉だと思うんですけど、今の時代に、この歌を出す意味というか、リスナーやファンのひとたちはどういうところで闘ってると思いますか?
RYO「"闘う"って言ったら、すごく大きなものになると思うんですけど、通学とか通勤とか、仕事も勉強も、家事とか育児とかもそうですけど、自分をちょっと奮い立たせながらやらないといけないことって、生きてる中でいろいろあるじゃないですか。ファイトの闘うっていうよりかは、自分と闘ってるというか、みんなそうやなって。今はサブスクというものが主流になって、そこに引っかかる曲を作るっていうのも大事だと思うんですけど、僕らとしても、この曲に関しては、さっきSNGが言ったみたいに、時代を逆行してるかな...ぐらいのストレートさなんですけど、でも誰もやってないから、そこをあえてやろうよって。俺らが届けたいのはこのストレートさじゃない?っていう話もめっちゃしましたね」
SNG「あと、SNSとかで今の時代いろんなものが見えるから、人と比べたりして、みんな自分にちょっと弱さとかを感じていると思うんですよね。誰かと比べてしまったりする弱さをみんな持ちながら生きてるけど、その人が抱えたものを超えた時に必ず強さになるから。僕自身もそうだったんですよ。どん底まで落ちた時でもそれを乗り越えた結果、今はそれが強さになったから。そういうとこに目を向けることも大事だというメッセージも込めています」
ファンの人も日に日に団結感が増してすごい力を感じる。
それをツアーで爆発させたい
――『ずっと』(M-4)は他の曲とはタイプが違うラブソングのようですが。
RYO-TA「これはほっこりラブソングですね」
SNG「"ずっと側にいたい"とか、結構はっきりいうのは初めてかもしれないです」
――これはファンの人に向けて歌ってるというようにも取れます。
RYO-TA「前作のアルバム『VOX LETTER』に収録されている『特別』はファミリーとか家族とかそういう結構深い関係のことを歌っていて、この『ずっと』はどっちかといったら付き合い始めた浮かれたカップルっていうコンセプトで書いたので、 そういうところの違いはあるかもしれない」
RYO「結構ピュアです(笑)。 作る前はけっこう話し合って、世界観をちゃんと統一するんですけど、これはデモからあんまり変わってなくて。すらすらっと自分たちが書いたままで聞き心地が良いラブソングにしたかったんです」
――新曲はそれぞれタイプが違っていて、ライブではどんなふうに聴かせてもらえるのか楽しみです。9月18日からスタートする『VOX GIFT TOUR 2024 ~配送エリア拡大中!フラボのギフト、お届けに参りました。~』はどんなツアーになりそうですか。
RYO-TA「僕たちは2028年までに大阪城ホールを目指してるので、そこに近づけるように、初めての方もいつも来てくれてる方も、ライブ終わった後に、皆さんが一言目に、"楽しかったな"って、ぽっと出るようなライブを一公演一公演、その時来た人たちと一緒に作り上げていきたいなと思います」
――北海道から始まって、関西では11月24日(日)が神戸VARIT.、11月30日(土)が梅田クラブクアトロのファイナルです。
RYO「今までツアーは3回ぐらいやらせていただいてるんですけど、1つ前のツアーで初めて全12公演に拡大して、今回はさらに増えて全部で13公演になります。ありがたいことにこの前のツアーのファイナルで大阪もソールドアウトしまして。今回も規模を拡大して、大阪城ホールを一緒に目指してくれる仲間が1人でも多く増えるツアーにしていきたいなと思います」
――この夏の猛暑も乗り越えて、精力的にライブをやってきた成果をライブで観せてくれそうですね。
SNG「ファンの人も日に日に団結感が増してるし、皆さんグッズも着用して、拳を上げてくれたりして、1個のムーブメントじゃないけど、すごい力を感じるので、それをツアーで爆発させたいなと思います」
YASU「今までやってきた曲はもちろんやりますけど。これからライブで披露していく新曲たちを、みんなと一緒に育てていきたいなと思います」
――ステージの演出面に関して予告編的なコメントがあればお願いします!
YASU「RYO-TAがたぶん脱ぎます(笑)」
――えっ...?
RYO-TA「僕、ライブで基本的に脱ぐんですよ。全裸にはならないですけど(笑)」
SNG「やっぱ予告するとしたら、"楽しい!"ですね」
RYO-TA「そうですね。季節が秋だろうと関係なく、みんなで汗だくになって笑い合ってみたいな感じで」
――ちなみに、今のフラボのファン層はどんな感じですか?
RYO「本当に客層は幅広くて老若男女って言葉通りの感じですね。下は2歳くらいのお子さんから上は60歳70歳まで、親子3世帯、4世帯ぐらいで来てくださる方も多くて。いろんな関係者の方にこんなに年齢層が幅広いお客さんが入ってるライブは見たことないって言われてて。嬉しいことに最近は男性の方もすっごい増えてます。彼氏が行きたいって言ってるから来たというカップルもいるし、パパが行こうって言ったから娘さんが一緒に来たとか、そういう方も増えてきてて。カップルでも家族でもウェルカムです! ぜひみんなで遊びにきてください!」
Text by エイミー野中
(2024年10月31日更新)
2nd EP『VOX GIFT 2』
発売中 1500円(税込)
TECI-960
《収録曲》
01. キミトオドリタイ
02. アチチなブギー
03. 闘う君への応援歌
04. ずっと
https://the-frank-vox.lnk.to/voxgift2
THE FRANK VOX(フランクボックス)…2VOCALのRYO(リョウ)・YASU(ヤス)、2MCのSNG(シュンゴ)・RYO-TA(リョータ)から成る、関西出身4人組 THE FRANK VOX(フランクボックス ※略称:フラボ)。ホッとするような温もりあふれる“ホッとソング”、心を熱くするような“HOTSONG”を4人の声(VOX) で音楽に乗せて届ける。「温もり溢れる作品をTHE FRANK VOXから届けたい!」そんな想いから作詞作曲を自ら手掛け、その範囲は楽曲制作のみならず、アートワーク、映像制作など多岐に渡る。夢は大阪城ホールでの単独ライブ。
THE FRANK VOX オフィシャルサイト
https://www.thefrankvox-official.com/
『Beyond Music Festival 2024』
チケット発売中 Pコード:277-735
▼11月2日(土) 15:00
服部緑地野外音楽堂
指定席-5000円(ドリンク代別途要)
[出演]ベリーグッドマン/HIPPY/WOLF HOWL HARMONY
[オープニングアクト]THE FRANK VOX
※雨天決行・荒天中止。
※4歳以上はチケット必要。3歳以下は保護者1名につき1名まで膝上無料。お席が必要な場合は有料。
※会場へのアルコールの持ち込みは禁止。
※出演者の変更があった場合の返金不可。
※公演途中の中止の場合の返金不可。
※販売期間中はインターネット販売のみ。1人4枚まで。チケットの発券は、10/26(土)朝10:00以降となります。
[問]キョードーインフォメーション■0570-200-888
【宮城公演】
▼11月4日(月・祝) LIVE HOUSE enn 2nd
【東京公演】
▼11月22日(金) UNIT
チケット発売中 Pコード:279-050
▼11月24日(日) 16:30
神戸VARIT.
スタンディング(一般)-4500円(整理番号付、ドリンク代別途要)
スタンディング(学生割引)-3500円(整理番号付、ドリンク代別途要)
※未就学児入場可、但し小学生以上はチケット必要。【学生割引】入場時に学生証をご提示ください。学生証をお忘れの場合は一般料金との差額\1,000をお支払い頂くことがございます。学割対象者は、小学生・中学生・高校生・高等専門学校生・専門学生・短大・大学生・大学院生が対象となります。小学生は年齢を証明できるもの(保険証等)を、中学生以上の方は学生証をご持参頂き、当日会場受付にご提示をお願い致します。
※販売期間中はインターネット販売のみ。1人1公演4枚まで。
[問]キョードーインフォメーション■0570-200-888
チケット発売中 Pコード:279-050
▼11月30日(土) 16:45
梅田クラブクアトロ
スタンディング(一般)-4500円(整理番号付、ドリンク代別途要)
スタンディング(学生割引)-3500円(整理番号付、ドリンク代別途要)
※未就学児入場可、但し小学生以上はチケット必要。【学生割引】入場時に学生証をご提示ください。学生証をお忘れの場合は一般料金との差額\1,000をお支払い頂くことがございます。学割対象者は、小学生・中学生・高校生・高等専門学校生・専門学生・短大・大学生・大学院生が対象となります。小学生は年齢を証明できるもの(保険証等)を、中学生以上の方は学生証をご持参頂き、当日会場受付にご提示をお願い致します。
※販売期間中はインターネット販売のみ。1人1公演4枚まで。
[問]キョードーインフォメーション■0570-200-888