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アイナ・ジ・エンドがFM802 DJ落合健太郎と初トーク。
ROCK KIDS 802-OCHIKEN Goes ON!!-
「三井ショッピングパーク ららぽーとMY REQUEST」
公開収録レポート

7月16日(火)、大阪府吹田市・万博記念公園内にある複合施設「三井ショッピングパーク ららぽーとEXPOCITY 1F光の広場」にて、アイナ・ジ・エンドを迎えて『ROCK KIDS 802-OCHIKEN Goes ON!!-(毎週月~木曜21:00~23:48)』内のコーナー「三井ショッピングパーク ららぽーとMY REQUEST」の公開収録が行われた。

会場の「三井ショッピングパーク ららぽーとEXPOCITY」は、FM802でもお馴染みの日本最大級の野外コンサート『MEET THE WORLD BEAT』が行われる万博記念公園の敷地内にある。

定刻になり番組DJの落合健太郎が挨拶すると、待ってましたと言わんばかりの大歓声が上がる。3Fまで吹き抜けになった広場の各フロアを埋め尽くしたリスナーの熱気はすさまじく、反響も相まってより大きな音の塊となって聴こえてきた。落合も「まるでライブハウスみたいな感じで音が広がっております」と感嘆の声を漏らしていた。

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そしてお待ちかねの公開収録がスタート! これでもかというほどの大歓声と拍手に包まれ、笑顔で登場したアイナ・ジ・エンド。デニムのロングスカートにキャミソールという、ロックながらも夏らしい出立ちだ(本人曰く「古着バイブス!」)。リスナーの熱烈歓迎には、アイナも「すごい迫力ですね」と驚くばかり。

落合とアイナはラジオでトークするのは今回が初めてだという。地元大阪出身のアイナはEXPOCITYの近くで生まれ育ったそうで、「EXPOCITYになる前はエキスポランドという遊園地だったんですよね。家族のおでかけ場所だったので、本当によく行ってました。だからこの周辺はとても馴染みがありますね」と懐かしむ。EXPOCITYが開園したのは2015年で、当時アイナは既に上京していたため、今回が初めての来訪かと思いきや、実は友達が働いていたそうで度々EXPOCITYに足を運んでいたと話す。これにはリスナーも大興奮で盛り上がっていた。

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続いて話題は「FM802×三井ショッピングパーク ららぽーと ACCESS!」キャンペーンソングへ。アイナは今年の春、SUPER BEAVERの柳沢亮太(g)が作詞作曲した『はなむけ』にシンガーとして参加した。先日、『はなむけ』のMVの再生数が100万回を突破したところ(7月現在で約113万回)で、優しくあたたかなメッセージが込められた楽曲が広がり続けていることがさすがだし、素晴らしい。

落合は「アイナさんの歌声が本当に素敵で。もちろん参加してくださった皆さんも声に名前が書いてあるというか、それぞれ非常に素晴らしい声の持ち主の方ですが、 アイナさんの声はお話してる声もそうなんですけど、切なさの成分というか、気持ちにぐんと寄り添ってくれたり、居てくれるんですよね。そこが感動してしまうところです」と話す。アイナは「オチケンさんみたいなイケボの人に言われたら嬉しいです」と喜び、声については「産声からガラガラですね。小さい頃から男の子だと間違われるくらい、基本喋るとハスキーでした」と振り返る。

実はアイナは、自らチケットを買ってライブを見に行くほどSUPER BEAVERが好きだと明かし、「私何も知らない時、ボーカルの渋谷龍太さんが曲を作って歌詞を書いて、歌ってらっしゃるんだと思ってたんです。違うんですね。柳沢さんが作ってらっしゃる。渋谷さんは自分事のように歌われるじゃないですか。そのギャップに驚いたのが、SUPER BEAVERを好きになるキッカケだったんですけど、そんな憧れの柳沢さんの曲を歌わせていただくということで、魂を込めてやんなきゃというプレッシャーもありながら頑張りました」と、『はなむけ』に参加した感想を述べる。

さらに、先日大阪で親友の結婚式に参列したと話を続ける。「新郎側のスーツを着たおじさんが話しかけてくれて、"僕は『はなむけ』を300回聴いてます!"と言ってくれて、"嬉しい!"と思って。仕事で毎日通勤してらっしゃる人にはすごく響く曲なんだなと改めて思ったので、嬉しかったですね。本当に毎日聴いてくれてるんだと思います」と感慨深げ。FM802がそれだけ人々の暮らしに溶け込んでいることが伝わるエピソードだった。

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7月26日には、自身もニューシングル『Love Sick』の配信リリースが決まっているアイナ。同日から全国の映画館で上映される『劇場版モノノ怪 唐傘』の主題歌で「女の情念とか、恋の病を患ってしまった人の魂の叫びが、見事なほどにしっかり曲に封じ込められています。だからパワーがすごいんですよね。今回、凛として時雨のTK(vo&g)さんが曲を作ってくださったんですけど、本当に人間が歌うようなキーじゃない。高いんです(笑)」と楽曲について語り、ダンサーたちと一緒に考案したという「振付も込みで楽しんでもらえたらいいな」と微笑んだ。

『劇場版モノノ怪 唐傘』のストーリーともリンクする歌詞になっているとして、「歌詞の言葉の響きも、とても面白い」と落合。アイナは「『モノノ怪』には和のテイストが多くて、色彩感覚に唯一無二の豊かさがあるんですね。歌詞の<ぬかるみの井戸>とか、和を感じさせつつ、色味もスッと身体に入ってくるような言葉をTKさんと一緒に綴らせていただいているので、劇場で観ても、音楽だけで聴いても楽しめる曲になっていると思います」と手応えを口にした。ということで、早速会場でも楽曲を視聴。

しかも楽曲が流れている間、「サビ一緒に踊りませんか?」というアイナの言葉で、特別に振付をアイナ自ら伝授することに! 「右・左、右・左、化け物、にゃんにゃん」とキャッチーな説明で手の振りを説明すると、飲み込みの早い観客は1回の練習だけで一緒にダンス。アイナと落合も「みんな上手ですね。すごい!」と驚いていた。ぜひ振付もチェックしてみてほしい。

ここからは、会場に集まったリスナーから募った質問にアイナが回答する、質疑応答タイム。

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まずは、18歳の大学生からの「自分の普通が周りの普通と少しズレているような気がする。私は私のままで生きていたいという気持ちが強くなるけれど、恐怖から周りと違うことをする勇気が出ない。こんな時にアイナちゃんはどうするか教えてほしい」という質問に、アイナは「わかりますね」と共感。自身も世間話をしている時、普通の話をしていると思っていたのに"ふざけているのか"と言われ、友達がフォローしてくれたが「アイナちゃんは変な子だからね」という言葉にショックを受けたと気持ちを吐露する。「多分こういうことって、生きてたらたくさんあると思うんですよね。私は一生懸命喋ってても変な人だと思われてしまって、友達とかできづらいのかなと思っちゃったんですけど、本当の友達は絶対にできるし、絶対に出会うと思うんですよね。"ふざけてるんですか"と言った人とも馴染めるかもしれないけど、今は無理して関わらなくてもいいやって思うんです。だから焦らないことですね。変でも大丈夫」と明るくアドバイス。落合も集まったリスナーも、アイナの言葉に深く共感していた。

続いては、高校3年生で受験生からの「毎日不安で勉強がしんどい。乗り切り方や、気分転換の方法を教えてほしい」という質問。かつて偏差値を30以上上げるほど猛勉強したというアイナは、自身も勉強に飽きたり暇な時に実際にやっていたという方法を提案。「勉強に飽きた時は、前髪を抜いてみたり、髪の毛をツインテールにしてみたり、パイナップルヘアにしてみたりして、ちょっと違う自分になるんですよ。ポニーテールだと爽やかな女の子の気持ちで九九を覚えるとか、ツインテールならロリボイスで"600何年大化の改新"と言ってみる。自分の脳みそにこれ以上学を詰め込めないと思うから飽きるし、テレビを見たくなる。だから、違う自分になってみると楽しかったですね」と楽しそうに体験を振り返って話してくれた。

21歳大学生からの「最近何をしてる時が幸せですか?」というシンプルで深い質問には、「マリオカート!」と元気に回答。「ほんまに最高ですよ。世の中の罵詈雑言してくるタイプのネットの奴らをマリオカートでやっつけたいです(笑)。"歌下手や"とか言ってくる奴、"マジでマリオカートで戦わへん?"って(笑)」とお茶目に笑う。プレイ頻度は毎晩だと言い、「朝4時に撮影が終わって家に帰ってきて、お風呂のスイッチ押すか、マリオカートのスイッチ押すか。"マリオカート!"となっちゃうんですよね」と満面の笑みを浮かべていた。

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最後は、志願理由書と向き合う14歳の受験生からの「アイナちゃんにとって表現、伝えることはなんですか?」という質問。アイナは「私も"世界平和"みたいな大きいことは、憧れるけどまだ言えない。言える自信がないんですね。ただ、"今目の前にいる人のことを幸せにしたい"とか、"一緒にいてくれてありがとう"とか、"この前はあんなこと言ってごめんね"と言いたい。ライブでもそうです。"今日は声の調子が悪くて、あまり良い歌えなくてごめんね。チケット買ってくれたのにね"とか。その些細な気持ちを歌うことが、今の自分の精一杯で、今自分が伝えたいことなんですね。でも、隣の人に歌ったら隣の人がハッピーになって、またその隣の人に歌いかけて繋がっていけば、いつか夢にまで見た世界平和を歌えるようになるかもしれない。だから私は身近な人に些細なことを伝えます。それが今できる表現方法。身近な人からハッピーになってもらいたいなと思っています」と優しい眼差しで言葉を紡いだ。それを受けて落合が「今ここに集まってくださってる皆さんは、"今日802の公開収録にアイナ・ジ・エンドが来る。それならば会場に来て、その空気を共有したい"という人たちばかりだと思うんですよ。お越しいただきましてありがとうございます」と目の前の人たちに感謝を伝えると、会場には優しい空気が広がっていった。

楽しかった公開収録もいよいよ終わりの時間。今日の感想を聞かれたアイナは「楽しかったですね。大阪に生まれ育ったので、車でよくオチケンさんの声を聞いていたんです。今日はスペシャルな日で、しかもこんなに人がいると思ってなかったので嬉しかったです。あと、1人ひとりの目がすごく笑ってる気がする。みんな本当にありがとう」と充実した表情で話してくれた。リスナーも目を輝かせて、最高の笑顔でアイナからの言葉を受け取っていた。

ここで、集まったリスナーとともに番組ジングルを作成! 「ROCK KIDS 802 With!」「アイナ!」のコールアンドレスポンス形式で、元気な声をばっちり録音した。このジングルは公開収録当日から番組内で使われているので、ぜひチェックしてみてほしい。

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アイナ・ジ・エンドは、8月21日(水)にリリースされる米津玄師のアルバム『LOST CORNER』に楽曲『マルゲリータ + アイナ・ジ・エンド』で参加、9月30日(月)まで横浜・八景島シーパラダイスとの期間限定コラボ、さらに9月11日(水)には自身初となる日本武道館公演『ENDROLL』を控えている。

なお、公開収録の模様は、7月18日と25日の2週にわたり『ROCK KIDS 802-OCHIKEN Goes ON!!-』の夜9時台にダイジェスト版が放送される。radikoのタイムフリーも利用して、何度でも聴いてみよう。

取材・文:ERI KUBOTA
写真提供:FM802、撮影:渡邉一生




(2024年7月25日更新)


Check

Release

アイナ・ジ・エンドが米津玄師の最新アルバムに参加!

Album『LOST CORNER』
2024年8月21日(水)発売
3630円(税込) SECL-3118

《収録曲》
01. RED OUT
02. KICK BACK (TVアニメ「チェンソーマン」オープニング・テーマ)
03. マルゲリータ + アイナ・ジ・エンド
04. POP SONG  (PlayStation® CMソング)
05. 死神
06. 毎日 (日本コカ・コーラ「ジョージア」CMソング)
07. LADY  (日本コカ・コーラ「ジョージア」CMソング)
08. ゆめうつつ (日本テレビ系「news zero」テーマ曲)
09. さよーならまたいつか!  (NHK連続テレビ小説「虎に翼」主題歌)
10. とまれみよ
11. LENS FLARE
12. 月を見ていた  (「FINAL FANTASY XVI 」テーマソング)
13. M八七  (映画「シン・ウルトラマン」主題歌)
14. Pale Blue  (TBS系 金曜ドラマ「リコカツ」主題歌)
15. がらくた (映画「ラストマイル」主題歌)
16. YELLOW GHOST
17. POST HUMAN
18. 地球儀 (スタジオジブリ「君たちはどう生きるか」主題歌)
19. LOST CORNER
20. おはよう

Live

『ENDROLL』
8月3日(土)一般発売 Pコード:266-815
▼9月11日(水) 18:30
日本武道館
通常チケット-9800円(指定席)
※未就学児童入場不可。
※チケットは、インターネットでのみ販売。店頭での受付はなし。1人4枚まで。
[問]ソーゴー東京■03-3405-9999

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番組詳細

『ROCK KIDS 802-OCHIKEN Goes ON!!-』
放送日時:月~木 21:00~23:48
DJ:落合健太郎

https://funky802.com/rockkids/