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ホーム > インタビュー&レポート > 「初めての甲子園球場で、高校生とのコラボも含めて 当日はMOSも全力でがんばります!」 『~阪神甲子園球場100周年記念事業~甲子園ブラスバンド フェスティバル2024』サポーターアーティストに就任 世界を駆け巡る注目の管楽器ガールズグループ、MOSインタビュー


「初めての甲子園球場で、高校生とのコラボも含めて
当日はMOSも全力でがんばります!」
『~阪神甲子園球場100周年記念事業~甲子園ブラスバンド
フェスティバル2024』サポーターアーティストに就任
世界を駆け巡る注目の管楽器ガールズグループ、MOSインタビュー

Music Omotenashi Sisters、通称MOS。管楽器をメインにさまざまな音楽を奏でる新しいエンターテイメント集団として国内外で注目を集めている。ブラスの演奏とダンスが合わさる“ブラダン”という新たなスタイルで、TikTokやYouTubeで公開したジョジョの奇妙な冒険の BGM「JOJO's Bizarre Adventure "il vento d'oro」をきっかけに人気が拡大。昨年、アメリカのオーディション番組 『アメリカズ・ゴット・タレント(season18)』に出演(7月NBC 全米放送)し、審査員満票の4Yesを獲得してセミファイナルに進出した。ぴあ関西版WEB初登場となる今回はオンラインでメンバー全員にインタビューを敢行! 4月10日にリリースされたラップユニット“Miiakiis”とのコラボシングル『I Need U(feat.Miiakiis)』で新たに挑戦したこと、さらにサポーターアーティストに就任した『~阪神甲子園球場100周年記念事業~甲子園ブラスバンドフェスティバル2024』に向けての熱い思いなど、4人の現在の意識と素顔が垣間見れるコメントをお届け!

ライブに対して自信がついてきた。
この夏もライブをたくさんやっていく


――MOSはメンバー全員出身地が異なりますね。Ernaさんは北海道、Miyuさんが長野県、AMIさんが埼玉県、Lottaさんが山梨県ですが、関西はどんな印象ですか?

Lotta(T.Sax)「MOSでも何度か行かせていただいてるので、やっぱり元気というか活力があるイメージがありますね。ライブの時も積極的に話しかけてくださる方が多くて。私はMOSの活動以外でも京都の美術館に行ったり、味園ユニバースにライブを観にいったりしました」

Miyu(Trumpet)「関西はやっぱり面白い人が多いですね(笑)(笑)。私はお笑いも好きなので関西弁憧れるなって。芸人さんでは千鳥さんが好きです。ヨネダ2000さんとも仲良くさせてもらってます」

AMI(A.Sax)「私は子供の頃、京都に7年くらい住んでたので、関西はなじみがありますね。二人が言ってくれたように(関西の人は)すごく元気があって、けっこう熱い人が多いのかなっていう印象です。ライブを観に来てくれたひとも、"今日はここが良かったよ!"って気持ちを入れてお話ししてくれます」

Erna(Trombone)「私は1番好きな食べ物がたこ焼きなので、関西はすごい天国ですね(笑)(笑)。粉もの系が大好きだし、そういうお店がいっぱいあるのが嬉しくて。関西に行った時はファンの方から美味しいお店を聞いて食べに行ってます」

――それぞれの楽器パート以外でグループ内での役割というのは?

Erna「私はMOSのリーダーをやってまして、それ以外ではMOSの衣装やグッズのデザインとかのビジュアルに関するようなことを担当してます」

――最新のアーティスト写真ではメイクや衣装もけっこう印象が変わりましたよね。そういうイメージもErnaさんが考えてるんですか?

Erna「そうですね。最初にみんなで考えるんですけど。今までの笑顔で可愛いみたいなポップな印象から今回はちょっとクールでカッコいい感じになってます。普段の私たちのすごい明るいキャラクターと今回のアーティスト写真のような感じと、両方の側面を感じてもらえたらいいなっていう思いもあります」

――ちなみに、これからライブパフォーマンスをする時のビジュアルも今回のアーティスト写真のような感じになるんでしょうか?

Erna「今はアーティスト写真と同じ衣装でやらせていただいてるので、『甲子園ブラスバンドフェスティバ ル2024』の時もその衣装でやらせていただく予定です」

――そうなんですね。Miyuさんはグループの中ではどういうような役割ですか?

Miyu「TikTokの内容とかはみんなで決めたりするんですけど、投稿スケジュールを立てたり、動画の編集をしたりしています。SNS以外のちょっとした動画制作も主に私が作ってることが多いです。みんな作れるんですけどね」

――TikTokでも反響が大きかったと思いますけれども、Miyuさん自身がこだわったアイデアというのは?

Miyu「MOSは海外の方のフォロワーが多いので、海外の方にアピールできるような動画を作ったりしてます。今まで管楽器というのは曲の伴奏が多くて、メロディーを演奏するっていうことがあんまりなかったと思うんですけど。私たちは管楽器だけど前に出ていくメインアーティストになりたいという願いがあるので、TikTokも自分たちがメインでできるような楽曲やコンテンツにこだわってますね」

――そういう点ではやっぱりダンスって大事ですよね。

Miyu「そうですね。やっぱり見てもらうコンテンツなので、私たちがやっている"ブラダン"(ブラス++ダンス)っていうのがSNSに向いていたかなと」

――ちなみにダンスっていうのは、MOSとして活動する前からメンバー全員が親しんできたものですか?

Miyu「元々、メンバー全員ダンス未経験者だったので、ダンスレッスンを受けて、いっぱい練習して今の形になりました」

――そうなんですね。楽器を演奏するだけでも大変なのに、未経験のダンスまで同時にパフォーマンスするというのは かなりチャレンジングですね。

Miyu「そうですね。パフォーマンスとしてダンスがあった方がよりエンターテイメント性が増すというか。聴くだけじゃなくて、見ても楽しんでいただけるので。より管楽器の魅力が伝わるのかなって思ってみんなで"ブラダン"がんばってます!」

――AMIさんはどんな役割ですか?

AMI「私は作曲やアレンジとか音楽に関するクリエイティブなことを担当してます。MOSには音楽プロデューサーがいるので、その音楽プロデューサーと私で作ってます」

――音楽面において特にこだわってることは?

AMI「MOSらしさを常に考えて作っています。管楽器というものはいろんな音楽に使われてるんですけど。MOSにしかできない見せ方をしたいっていうことをすごく考えてます。ライブでやったらこうなるよねとか、いろんな想像をした上で曲作りの段階から実施しているというか...」

――ライブパフォーマンスを念頭に置いてってことですよね。Lottaさんはどういう役割ですか?

Lotta 「私はデザインに関することだったり、Ernaが言ってたようなビジュアルに関する部分とかもやります。あとはライブやライブアーティストが好きなので、地方にライブ見に行ったりとかしてて。そういう経験を活かしつつ、今の市場の流行りとかライブに関することを調査するのが好きなので。そういうところで意見を言ったり新たなアイデアを提供したりしてて。そういう面での切り込み隊長ではあります」

――それは大事ですよね。

Lotta「はい。メンバーはみんなそういうことをすごく大事にしていて、それぞれが意見を持っているんです。その先頭に立ってやりとりしている感じですね」

――Lottaさん自身が、今現在、ライブにおいて大事だと思うことは?

Lotta「MOSとして大事だなと思うことは、とにかく管楽器はエネルギーがある楽器で、私たちのパーソナリティとしてもエネルギーがあるメンバーが集まっているので、そういうことをいかにエンタメとして音楽で共有できるかというのを私たちはすごく大切にしています」

――"ブラダン"というスタイルでいろんな見せ方があると思うんですけど、よりエネルギッシュなパフォーマンスを見せていこうと?

Lotta「そうですね」

――上手に演奏しようとか、ダンスしようということではなく?

Lotta「はい、そうです。(上手くやろうとか)そういうことはあまり話さないです。それぞれの表現方法があると思うので」

――それで、初めて見た人もMOSのことが好きになっちゃうんですね。そういう話をお聞きしていると、MOSのライブにもさらに興味が湧いてきます! メンバーそれぞれに役割があり、しっかり取り組んでいるというのも頼もしいですね。

Lotta「メンバー全員、それぞれがなんでもできるという感じです」

――昨年はアメリカのオーディション番組に出演して高い評価を得て、MOSの活動も国内外で活発化してる印象です。現在のMOSとしてはどのようなことを感じてるんでしょうか。リーダーのErnaさん、代表して教えていただいただけますか。

Erna「昨年の『アメリカズ・ゴット・タレント(season18)』への挑戦を経て、今の私たちはライブ活動をしたいっていうのが1番大きいですね。今年の夏はいろんな地方に行って、全国の皆さんに自分たちのパフォーマンスを見せたいと思ってます」

――この1年くらいの活動を通して、MOSとして自信を得たことは?

Miyu「『アメリカズ・ゴット・タレント(season18)』(以下、AGT)は私たちにとってなくてはならないコンテストだったんですけど、 全米で放送されるのでたくさんの方に知っていただけたというのがすごく大きくて。AGTに出場したことで、海外でもイベントに呼んでくださったり、日本でもAGTを見て知りましたっていう方も多かったです。AGTは生放送でコンテストをやってるから、この前、TVで『ノンストップ!』さんに出演させていただいて生でライブをした時も、そういう場面に強くなっているなと実感したので、ライブに対して自信がついたなと思います。この夏もライブをたくさんやらせていただくし、そこでやってきたことをみんなに知ってもらいたいと思ってます」



『I Need U(feat.Miiakiis)』は
言葉で伝えるラブソング
MOSの中でも新しいタイプの曲ができた


――4月10日にリリースされたニューシングル『I Need U(feat.Miiakiis)』は今までになかったタイプの曲ですね?

AMI「はい、そうですね。この曲に関してはMOS制作チーム以外で関わってくださってる方が本当に多い曲です。私たちが北海道の遠征中に出会った方で、札幌在住のクロスワードさんという方がいまして。何か一緒に作れないかなという話をしていて、それが実現した曲が今回の『I Need U(feat.Miiakiis)』なんです。そこで、いつも仲良くさせていただいてるヒップホップのボーカル二人組のMiiakiisさんのサウンドが合うんじゃないかという話になって。クロスワードさん、MOSチーム、Miiakiisさんという3組で作った曲です。だから、誰か1人のというより、いろんな人のアイデアが入って出来上がった曲なんです」

――ちなみにこの曲は歌モノのラブソングですよね?

AMI「そうですね。ふだんのMOSの曲には歌詞がつかないので、わかりやすく言葉で伝えるラブソングっていうのが今までなかったので。 MOSの曲の中でも新しいタイプの曲ができたなと」

――この曲がきっかけになって、また新しいファン層が広がっていくのでは?

AMI「はい。そうなるといいなって思ってますし、この新曲を引っ提げて、3月にMiiakiisと北海道にツーマンをしに行ったんです。そのときにお互いの音楽ファンの方たちが聴いて、いいねって言い合ってたりとか、素敵な出会いが増えたんじゃないかなって思います」

――カップリング曲の『hajime(feat.Miiakiis)』の方は?

AMI「この曲はMOSのオリジナル曲で3年前くらい前の曲です。MOSは元々メンバー6人いたんですけど、5人になった変わり目の時に出した曲でして。再スタートしてがんばろう!みたいな気持ちが込められてるタイトルだったんですけど、今回、ライブでのコラボ用に、最初にMiiakiisさんと一緒にやったんですけど。タイトルにも気持ちを乗せてるし、そこに歌詞っていうものをのせたら、すごい素敵になるんじゃないかなと思って、こういうイメージでこういう内容でリリックを書いてもらえませんかとお願いしたら、快く引き受けてくださって。それが今回のシングルのカップリング曲になりました。元々はリリースするつもりじゃなくて、ライブで一緒にやるために作ろうと思った曲が、こういう形でリリースできてとても嬉しいです」

―― この曲はサックスがフィーチャーされてますね。

AMI「これはアルトサックスがメインの曲です」

――そのほかに、今回のシングルについて、ここを聴いてほしいというポイントがあれば教えてください。

Lotta「『I Need U(feat.Miiakiis)』はAメロ、Bメロ、サビがある展開なので、MiiakiisとMOS、それぞれが輝いてるブロックがあって、2つのアーティストの良いところがそれぞれ存在しているような構成になってると思うんですよね。 管楽器をやってる人で普段をラップとかポップな曲を聞かないような人とか、吹奏楽をやってるひとたちにも聴いてほしい曲になってるはずですし、管楽器をやらない人が聴いても、管楽器ってこういうことができるんだって思ってもらえる曲になってると思います」

――なるほど、ヒップホップ系のトラックって打ち込みのイメージなので、こういう生楽器との共演って新しいですね。

Lotta「はい、海外ではけっこうあるスタイルなんですけど、そういうのが自分たちのやりたいことなので」

――MOSとして新しいことを発信していきたいという思いが形になったんですね。

Lotta「そうです。みんなの力が集まって実現しました」



『甲子園ブラスバンドフェスティバル2024』は
管楽器シーンが盛り上がるきっかけになる大切なイベント


――今年、阪神甲子園球場100周年記念事業として開催される『甲子園ブラスバンドフェスティバル2024』のサポーターアーティストに就任されましたね。

Erna「私たちも以前から甲子園での吹奏楽部の立ち位置にすごい注目してて。甲子園は野球はもちろんですけど、吹奏楽部も注目される大きなイベントだとなと。それにMOSが関わらせていただけることがとても嬉しく思います。甲子園や高校野球に関わるのは今回が初めてなんです」

――メンバーのみなさんは実際に甲子園球場に行かれたことはあるんですか?

全員「今回初めていきます!」

Lotta「去年(阪神タイガースがリーグ)優勝したとき、私たちは神戸にいたんですよ。関西の方でライブがあったので」

Miyu「駅にもすごい人が集まってて、うわーってなってて(笑)(笑)」

――確かに、すごかったですね~。そんな甲子園球場の中に入るのは今回のフェスティバルが初めてということですが、当日はMOSもパフォーマンスされて、出場校との合同演奏もされるということで。どのようなパフォーマンスにしたいと思ってますか。

AMI「MOSのステージ自体はSNSで聴いたことがあるような曲も織り混ぜながらお送りしたいなと思ってます」

Erna「今回、甲子園の吹奏楽部の応援でよく聞くような学校さんだったり、私たちがまだお会いしたことない学校さんと一緒にイベントさせていただくので、高校生の皆さんに会えることもすごく楽しみにしてます!」

――ちなみに雨の場合は?

Lotta「雨天決行です。でも大丈夫だと思います。みんなパワーのある人たちが集まっているので」

――晴れるといいですね! では改めて、このフェスに向けての意気込みを一人ずつ聞かせてください。

Lotta「最初にお伝えした通り、すごいたくさんの人たちのエネルギーがギュッとと集まる日だと思うので。1つのイベントとして形にできたらいいなと願ってますし、全方位で私たちがサポートできるといいなっていう気持ちでいっぱいです。さらに、管楽器の業界が盛り上がるきっかけになるぐらい大切なイベントだと思ってて。そういうところにも注目していただけるといいなと。新しい人たちとの出会いと私たちが普段やってるライブの音楽をよりたくさんの人に届けられるっていうことをすごく楽しみにしてます」

AMI「初めての甲子園球場はとてもワクワクしています。そこに常連としてきている学校の吹奏楽部の応援をしている学生さんたちの演奏を聴けることも本当に楽しみにしてるし、学生の皆さんとコラボができるということで、サポーターアーティストとしてがんばりたいと思います!」

Miyu「甲子園球場で実際にやっている学校さんと一緒にコラボできること、一緒に大きいイベントができることが嬉しいです。このイベントは、甲子園球場を野球以外でも輝ける場所にしたいというテーマを掲げてると思うんですけど。私たちサポーターアーティストとしてそれを後押しできるように頑張りたいなって思ったので、 高校生とのコラボも含めて全部楽しんでがんばりたいなと思います!」

Erna「みんなが言ったことももちろんそうなんですけど。イベント自体が2回目ということで、これからどんどん発展していくものだと思ってて。MOSがサポーターアーティストとしてイベント自体をもっともっと大きくしていく一因を担って、来年も再来年もこれからずっと続いていく大きなイベントになれるように、当日はMOSも全力で頑張っていきたいと思います!」

――MOSとしての今後の活動予定は?

Lotta「夏には私たちライブハウス無料ツアーっていう形で、ライブハウスを回ります! SNSで私たちを知ってくれてる人がすごくたくさんいることは実感しているので、私たちがあなたの街に行きますよ!っていうことで開催します。7月には私とMiyuちゃんの出身地の山梨県と長野県でするライブも控えてます」

――今年はずっとライブが続いてますね。最後に、今後に向けての野望があれば教えてください。

Lotta「いつかワールドツアーに挑戦したいですね。まずはアメリカツアーをまわって、ヨーロッパにも行きたいです!」

Text by エイミー野中




(2024年6月11日更新)


Check

Live

『甲子園ブラスバンドフェスティバル2024』
〈阪神甲子園球場100周年記念事業〉

チケット発売中 Pコード:264-269

▼6月16日(日) 14:00

阪神甲子園球場

プレミアムシート-5900円(特典オリジナルグッズ付き)
一般指定席-3900円
小学生・中学生-1000円(指定)

[サポーターアーティスト]MOS
[ゲスト]桧山進次郎(元阪神タイガース)
[MC]福戸あや(ABCアナウンサー)

※【出場校】愛知工業大学名電高等学校、尼崎市立尼崎高等学校、近江高等学校、大阪府立淀川工科高等学校、四條畷学園高等学校、滝川第二高等学校、智辯学園高等学校、智辯学園和歌山高等学校、箕面自由学園高等学校、龍谷大学付属平安高等学校(五十音順)
※未就学のお子様は大人1名につき1名までひざ上に限り無料。但し、お席が必要な場合はチケットが必要。
※アルプススタンド及びグラウンド内ファウルゾーンでの演奏を予定しております。但し、雨天等の影響により演奏エリアを内野スタンド上段等に変更する場合がございます。演奏エリアが内野スタンド上段等に変更となった場合でも、チケットの変更・払い戻しはできません。
※荒天の場合は、公演を中止させていただく場合がございます。
※販売期間中は1人6枚まで。
[問]キョードーインフォメーション
■0570-200-888

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