ホーム > インタビュー&レポート > Keishi Tanaka、春の訪れを告げる野外ライブ 『NEW KICKS GREENSPIA 2024』に出演する 3組の代表者によるスペシャル対談が実現!
――今回は、4月6日に服部緑地野外音楽堂で開催される、Keishi Tanaka主催「NEW KICKS GREENSPIA 2024」に出演する3組の代表者に集まってもらいました。
JxJx「いつも3組なの?」
Keishi「去年は村松拓バンドと僕のバンドの2組です。基本的にはコンパクトにしたくて、昼からのイベントだし4組とか5組でも可能だとは思うんですけど、今年はユアソン(YOUR SONG IS GOOD)とストレイテナーの2組に出てもらえるので、持ち時間しっかりめのほうがお客さんもうれしいかなと思って、今回は3組でいかせてもらうことになりました。」
――この2組が決まったからこその3組なんですね。
Keishi「なんか、対バンって最近難しくないですか? 僕は最近、対バンに来るお客さんとワンマンに来るお客さんがちょっと違うかもしれないと感じてて。それは持ち時間のせいもあるだろうけど、出演者の関係性みたいなところを事前にちゃんと伝えられているのかどうかというのも大きいと思っていて。」
ホリエ「音楽的な親和性と人間的な親和性。」
Keishi「そう、なので『NEW KICKS』はそこを重視したイベントにしたいと思っています。」
――ジュンくんとホリエくんも対バンの難しさみたいものは感じますか。
ホリエ「チャレンジはしてみたいと思うんですけど、仲のいいバンドとか同世代との対バンに比べて、下の世代との対バンってなると、うれしいのは大前提として、ちょっと覚悟が必要になるというか。お客さんが自分たちのことを全く知らないで観に来てくれるパターンもあるから。」
――じゃあ、対バン相手によってセトリもけっこう考えたり?
ホリエ「そうっすね。まさに明日、THE ORAL CIGARETTESと2マンなので、ポカーンとされるかもしれないっていう覚悟はしてます(笑)。」
――ジュンくんはどうですか。
JxJx「まあ、難しいよね。でも、対バンって終わったあとが一番楽しいんだよね。」
Keishi「そうですよね。」
JxJx「ライブ前に細かくいろいろ考えてたことが全て丸く収まっていく感じが対バンの醍醐味かな。」
Keishi「楽屋での感じとか打ち上げまで含めて対バンの楽しさを知ってるし、どっちかというとワンマンよりも対バンのほうが好きではあったんですけど、最近は昔よりも組むのが難しくなってきてる感覚があって。でも、さっきホリエさんも言ってたけど、チャレンジをしたくて『NEW KICKS』っていうイベントを作って、『NEW KICKS』というのは『新しい刺激』って意味なんですけど、新しい刺激を吸い込む方法の1つとして、やっぱり対バンって必要だと思うんですよね。なので、今回は今だからこそ一緒にやりたい2組で間違いないです。」
――そもそも、『NEW KICKS』を始めるきっかけは何だったんですか。
Keishi「『NEW KICKS』というイベント自体はたぶん7、8年前から始まってるんですけど、野外での『NEW KICKS』は、年1回の恒例みたいな野外イベントを作りたいっていうところからコロナ禍前ぐらいに思いついたんですよね。自分の活動の指針になるような、それをある種の目標に毎年動いていくというか。そんなときに、the band apartが『GREENSPIA』という野外イベントを秋にやってることを知って、それが自分が考えていたイメージに近かったんですよね。それで『これ、春にやっちゃダメかな......?』と思って(笑)。」
JxJx「ふははは!」
Keishi「それで(the band apartの)荒井さんと木暮さんに連絡して、『思いついちゃったんですけど、姉妹イベントやっていいですか......?』って聞いたら、『面白いじゃん』『やっちゃいなよ』っていう優しい言葉をいただけたので、フォーマットをお借りして始めることにしました。でも、システム自体は丸パクリだしイベンターも同じだけど、やる人が違うから内容は変わっていくだろうとは思っていて。たとえば、アウトドアの要素をちょっと入れてみたり。」
――そこから初めて野外で開催できたのは去年なんですよね?
Keishi「2年くらい検討してきて、やっとできるってなったのが2021年だったんですけど、コロナの緊急事態宣言で飛んだんですよ。それで去年やっと1回目を開催できることになって。」
――ジュンくんとホリエくんはこのイベントをケイシくんがやってることは知ってたんですか?
ホリエ「去年が初めてっていうのは知らなかったですね。ずっとやってそうなイメージ。」
Keishi「たしかに『NEW KICKS』自体はけっこう長くあるしフライヤーもバンバン出してるから、そういう印象はあるかもしれないですね。」
――今回、2人は誘われてみてどうでしたか?
JxJx「久しぶりに電話がかかってきたんだよね。ケイシとは仲はいいけど、コロナもあったし、お互いそれぞれの活動があるから、普段はそんなに会わないじゃない? だから最初は『電話なんて珍しいな......』と思って。今、電話が鳴るの怖いから(笑)。」
――確かに(笑)。
JxJx「それで怖いけど勇気を振り絞って出てみたら、『ライブ、一緒にやりませんか』って言ってくれて、すっごいうれしかった。最近、なかなかライブがやれてなかったこともあって、ストレートなお誘いはうれしかったですね。」
Keishi「僕の感覚的に、最近ユアソンのライブが増えてるような印象がちょっとあったから、『今だったら出てくれるんじゃねえか......?』みたいな。電話が鳴ったらびっくりするだろうなとはなんとなく思ってたんですけど、LINEでうまく伝えられる自信がなかったから2人とも電話をかけさせてもらいました。」
ホリエ「俺も電話だったっけ? あんま覚えてない(笑)。」
Keishi「ホリエさんとはよく会ってるし、LINEのやりとりも頻繁にするほうではあるんですけど電話しました。」
ホリエ「電話することが仁義だと思ってる世代だからね(笑)。もう、いい加減嫌なんだけどね、先輩とかから電話かかってくるの(笑)。」
JxJx「でもね、大事な話は......っていうね。」
Keishi「今回の場合、LINEだと文章が長くなっちゃうなと思って。だからといって、ただ単に『4月6日、ライブどうですか?』の一言じゃあちょっとアレかなって。」
JxJx「でも、結果としてそれがすごくよくて。やっぱり、今はメインの連絡ツールが電話じゃなくなってるし、最近ケイシとは会えてなかったから、電話だと相手の温度みたいなのが伝わってきていいなと思った。もう、ケイシを超えて『電話、いいな!』と思った(笑)。」
一同 あはははは!
――ホリエくんは?
ホリエ「個人的には弾き語りとかでしょっちゅうつるんでるけど、『ストレイテナーで』っていうことで話が来たから、『おっ!』と思って。」
JxJx「そっか、そこはまた違うんだね。」
ホリエ「本領としている部分で相対するのもいいなと思ったし、ユアソンを誘おうと思ってるっていうのもその場で言われてたから、普段の自分たちだけじゃない感じが新鮮だなと思って快諾しました。」
Keishi「(息混じりの声で)ありがとうございます......!」
――ケイシくんにとって、今回はなぜこの2組だったんですか。
Keishi「ジュンジュンさんもホリエさんもRiddim Saunter時代から20年近く自分のことを知ってくれてるし、今自分はソロを10年やってきて、久々に7人編成でやるライブを誰に観てほしいのか考えたらこの2組だったというのが半分。もう半分は、ただ2組のライブが観たいっていう気持ちもあって。ユアソンに関しては、今改めてユアソンのグルーヴ感をライブで体感することで、その先に自分のヒントになるものがある気がするなって。ストレイテナーは、去年の武道館でも曲の強さみたいなのをすごく感じていたので、それを今自分のイベントで見たいなと。今回はアコースティックで出ていただくんですけど、それによって楽曲のよさがより出てくると思うし、個人的にはそういうのを楽しみにさせてもらってます。」
――アコースティックで、というのはどちらからの提案だったんですか?
Keishi「こっちから話をさせてもらいました。もちろん、絶対にということではなかったんですけど。」
――そこまではっきりイベントの画が浮かんでいたんですね。
Keishi「思い描いていたものができそうですね。」
――この3組という組み合わせの妙についてはどう考えてますか?
Keishi「そう、もう1組入れるなら自分よりも年下のバンドを誘おうかなとは思ってたんですよ。けど、なんかこの3組でやりたくなっちゃったっていう(笑)。」
――こういうケイシくんの思いを聞いてどうですか。
ホリエ「単純に面白そうだなと思ってますね。」
JxJx「ホリエくんと一緒ですね。組み合わせがね、いいよね。」
Keishi「うれしいです。」
JxJx「各々で活動してるから普段はそんな簡単には交われないし。本当は交われるはずなのに、不思議なんだけど。」
Keishi「さっきも話した、そういう対バンの難しさをこの3組はクリアできる状態なんじゃないかなと思って。常に一緒にやってるわけではないけど、『なんかこの3組、観てみたいな』って、どのバンドのお客さんにもその他2組のライブを観たいと思ってもらえるような状態を作れるのが理想かなと思ってます。」
JxJx「(ユアソンが)ストレイテナーと一緒にステージ立つの、めちゃくちゃ久しぶりだと思う。」
ホリエ「ライブハウスだとあんま対バンしてないですよね。」
JxJx「ね。ビークルがセッティングしてくれた場で初めてホリエ君と話した記憶があるけど、10年とかじゃ利かないぐらい昔だよね。」
ホリエ「大阪城野音で初めて話したときですよね? ジュンジュンさんが思ってたよりデカくて。」
――あっはっは!
JxJx「『意外とデカい』シリーズね(笑)。」
ホリエ「その感じを今もずっと引きずってて。『デカいって知ってるけど、会うとやっぱりデカい』シリーズ(笑)。『やっぱ、でけえな!』みたいな。」
一同「あはは!」
ホリエ「ジュンジュンさん、カムバック(・マイ・ドーターズ)とも仲いいですよね?」
JxJx「うん、仲いい。」
ホリエ「俺、カムバックのライブをよく観に行ってた時期があって、ジュンジュンさんとはその頃に親しくなった気がします。」
JxJx「そういう時を経て、今こうしてまた一緒にやれるのがうれしいね。」
ホリエ「この10年ぐらい、会う人は会うけど自分たちから『やろうよ』って言わない限り、この世代のバンドってなかなか対バンできないじゃないですか。だから、そこをケイシにつないでもらえてうれしい。」
Keishi「このインタビューも最初はZoomでやるっていう話があったんですけど、このメンバーはできれば会って話したいって思ってたから今日は会えてよかったです。そういうところから、もう始まっている気がします。」
――自分も「久しぶりにこの3人に会いたい」と思ったからインタビュアーを引き受けたところがあって。多分、お客さんも同じ気持ちになるんじゃないかと思うんですよね。「この3組の対バンが観たい」って。
Keishi「それはとてもうれしいですね。お客さんにもそう思ってほしい。」
――だから、もしここに若いバンドが1組入ってくるとまたちょっと違った感じになるのかなって。それが組み合わせの妙というか。
Keishi「そうですよね。たしかに、ここにもっと若いバンドがいたとしたらまた違う意味を持ってくると思うので、それをまた考えるのが楽しいとは思いますけど。」
ホリエ「ケイシが後輩をかわいがってるイメージがあんまりない。」
JxJx「あははは!」
Keishi「それはどういう......? 悪い意味で......?(笑)」
JxJx「年上の中にいるケイシをずっと見てきたからね。」
ホリエ「でも、ケイシのバンドメンバーには年下がいるのか。」
Keishi「います。9個下もいます、ナメられてますけど(笑)。リハ中に『タバコ吸いたいんで休憩したいです』とか普通に言われます。」
JxJx「ふふふふ。」
ホリエ「それは風通しがいいね。」
Keishi「でも2人は間違いなく先輩ですし、他の先輩といるところも多く見られているのはあるかもしれないですね。」
ホリエ「後輩上手。」
Keishi「自覚はないですけど、後輩上手だとはよく言われます(笑)。」
ホリエ「自分の我があるから物怖じしないし、こっちに気使って我慢したりしないからね。」
――そういう感じがないからこっちも言いたいことが言えるという。
ホリエ「そうなんですよ。前に三宿WEBのDJイベントに誘われてDJをやったんですけど、そのときケイシに白ワインのボトルを口に突き刺されましたから(笑)。」
JxJx「『物怖じしない』の意味がちょっと変わってきてるけど(笑)。」
Keishi「コロナ禍以降消滅したと言われてるラッパ飲み(笑)。でも、イベントに出てくれたのが嬉しくて、なんとかそのラッパ飲みの輪に誘いたかったんだと思います(笑)。」
――ケイシくんとホリエくんはいつから仲よくなったんですか?
JxJx「あ、気になる。」
Keishi「リディムの頃は本当に先輩という感じで。」
ホリエ「うん、RUSH BALLで一緒になったときにちょっと喋ったくらいで、対バンもしたことないし。」
Keishi「そのRUSH BALLって、俺がパンツ持っていったときのですか?」
ホリエ「そうそう。」
――なんですかそれは(笑)。
Keishi「そのとき、リディムの物販でパンツを売ってて。」
ホリエ「アメリカンアパレルのヤツにプリントしただけの。」
Keishi「そうそう(笑)。それをホリエさんが欲しいと言ってるっていう情報が入ってきて、物販までダッシュで取りに行ったのを覚えてます。」
ホリエ「最初、ケイシはツンとした感じかと思ってたけどそういう感じだったから、後輩上手の人だなって。」
――実際にライブで絡んだのは?
Keishi「フェスではあっても、2マンとか3マンみたいなイベントで一緒になったことはなくて。僕はソロになって弾き語りをするようになったんですけど、そこで初めてソロとしてホリエさんを誘って一緒にやるようになりました。でも今回、ストレイテナーを誘うのはそれなりの覚悟が必要でしたね。もちろん、弾き語りなら誘いやすいっていうわけではないんですけど、またちょっと違う誘い方でした。ユアソンも一緒のフェスに出たことはありますけど、2マンとか3マンぐらいのイベントでは一緒になったことないんですよね、ソロになってからは。」
――それは意外! じゃあ、この3組の組み合わせというのは、ありそうでいて実は全然なかったものなんですね。
Keishi「そうなんですよ。だからこそやりたかったというのもあります。」
――さっき、対バンに誘うときに緊張するっていう話が出てましたけど、そういうものなんですか?
ホリエ「最近、誘う側ってやってます?」
JxJx「やってないからやっぱ緊張すると思う。」
――それって「断られたらどうしよう......」みたいな?
JxJx「あれなんじゃないかな、告白みたいな感じがあるんじゃないかな。ベクトルは違えど、一緒の時間を過ごしたいってことだから。」
――「好きです! 僕と対バンしてください!」みたいな。
JxJx「言い方はそうじゃないかもしれないけど(笑)、気持ちはそんな感じっていうか。」
ホリエ「たしかに、誘うときは過剰に下手にいきますね(笑)。『もし空いてたらなんだけど......』って。」
――普段はそんな間柄じゃないのに。
JxJx「改まっちゃうっていう。不思議だよね。」
Keishi「相手の年齢は関係なく、どの人に対してもそれはありますね。マネージャーを通さずに自分から声をかけることが多いので、音楽が好きなだけで話したことがない人を誘うのはどうしても難しいですね。」
ホリエ「あと、仲がいいバンドなのに、イベンターとかマネージャーを経由してオファーがくると『なんで直接連絡してくれないの?』ってなる(笑)。こっちが断りやすいようにとか、そういう気遣いがあるんだと思うけど。直接電話してこられたらスケジュールが空いてるか空いてないかすぐに明確になるし。」
――ああ、なるほどね。それでも最初は「水くせえな」って思うんだ。
ホリエ「思いますね。」
――お客さんの立場としては、対バンってその場のノリで決まってるというか、「一緒にやろうよ!」「いいね!」みたいな場面を思い浮かべがちだけど。
Keishi「昔はそういうのがけっこう多かった気がします。」
ホリエ「会う機会が多ければそうなるよね。」
Keishi「打ち上げとかDJイベント中に決まることもよくあったんですけどね。声をかけづらくなったのは自分の年齢のせいかもしれないですし、コロナの影響もあるかもしれない。」
――キャリアを重ねたバンドマンあるあるなのかな。ノリで誘えなくなる。
JxJx「そうかもね。(ケイシに向かって)電話くれたときのこっちのリアクション、どうだった?(笑)」
Keishi「伝わりましたよ。2人とも「うれしい」って言ってくれたんですよ。もちろん、ほかのメンバーのスケジュールもあるからすぐに返事があったわけではないですけど、その言葉がうれしかったし、ホッとしました。」
JxJx「服部緑地っていう場所もいいんだよね。ちょうどいい感じっていうか、」
――どういう感じの会場なんですか?
Keishi「公園の一角にステージがあって、春だと桜がバーっと咲いててちょっと昼の公園に遊びに来るようなノリもあるから、子どもたちにも来てもらって音楽を楽しんでもらえたらいいなって。あと、去年もそうだったんですけど、アウトドアのショップとかクラフトビールのお店に出展してもらうことも決まってます。」
JxJx「最近、ケイシはアウトドア方面をけっこう探求してるでしょ? その感じも持ち込まれてるんだろうなって。」
Keishi「そうですね。本当に仲いいブランドとか、7年ぐらい連載をやらせてもらってるてる『ランドネ』って雑誌の人たちにも来てもらって、ちょっとしたグッズを売ってもらったりしてます。(JxJxに向かって)その辺も興味ありますか? ご希望であればお店のアテンドできますけど。」
JxJx「実は、全くアウトドアの要素がないんだけど(笑)。」
――その見た目なのに、意外とないんだ(笑)。
JxJx「そういうフェスとかめちゃくちゃ出てるのに、自分は全然やってないんだよね。あと『コーヒー挽いてそう』ってよく言われるんだけど、全然挽いてない(笑)。」
一同「あはは!」
JxJx「前にコーヒーいただいた時があって、『ドリップパックをもらえるのかな?』と思ってたら、『やっぱ、こっちですよね』って感じで豆を手渡されて、むちゃくちゃあせったことがあって(笑)。だから今回、ちょっと勉強させてもらいたいな。」
Keishi「ホリエさんとも一緒にキャンプしますからね。」
JxJx「へぇ~!」
ホリエ「2、3年前にアテンドしてもらって。」
Keishi「ホリエさんは1年目は車中泊だったんですけど、2年目はテントを買ってきて『お、これは着実にハマってる......』と思ったら、3年目の去年は車中泊に戻ってた(笑)。」
一同「あはははは!」
ホリエ「車中泊を極めようと思って(笑)。」
Keishi「それはそれでいいんですけどね(笑)。今回の『NEW KICKS』は僕が使ってる焚き火台のブランドの人も来てくれるんでご紹介します。」
JxJx「ちょっと覗かせてください。」
Keishi「多分、この日で僕と同じようなギアがひと通り揃えられるかもしれない。」
――アウトドアにちょっと興味あるけど、まだお店に行くほどでもないっていうお客さんにも「NEW KICKS」はちょうどいいかもしれない。
JxJx「ステージの転換中とかにちょっと覗いたりしてね。そういうのがきっかけでハマったりするものだし。」
Keishi「音楽のお客さんにとってキャンプとかアウトドアの導入になってほしいと思うし、逆にアウトドアの人が来て『音楽、楽しかった!』ってなってくれたら最高ですね。」
――こういう感じで毎年続いていったらいいですね。
Keishi「そうですね。最初にも言ったけど、一年の目標になるイベントになったらいいと思ってるんで、来年のことはまだわからないけど、まず今年成功させたいですね。」
――ところで、最近旅はしてますか。
Keishi「弾き語りツアーをするときは、それを旅にすることでモチベーションを保ってるところはあります。」
ホリエ「前にケイシから弾き語りツアーに誘ってもらったときも全然ストイックじゃなくて。地元の人が車で2、3時間かけて次の街まで乗っけてくれたり、そういう触れ合いが旅っぽかったですね。」
Keishi「ホリエさんと一緒にツアーを回れることになったときに、『ホリエさんと一緒にどこに行きたいかな』っていうところから考えたんですよ。『日本酒、好きだよな』とか。」
――へぇ~!
Keishi「だから、ツアーというよりも旅の決め方に近いですね。」
JxJx「それ、けっこうすごいと思う。飲み物の好みまで考えてくれるんでしょう? 素晴らしい(笑)。」
Keishi「あとはホリエさんが最近行けてない町がいいんじゃないかな、とか。で、ライブを2日間がんばって、3日目の飛行機までの時間を使って温泉に行ってカニ食べて、とか。もちろんライブをしに行ってはいるんだけど、それ以外のところもちゃんと楽しむっていうのは大事にしてます。だから、『ケイシさんってグルメですよね』とかよく言われるんですけど、その自覚は全くなくて。それよりも誰とどういう思い出を作るかのほうが重要で。」
ホリエ「体験というかね。」
Keishi「そう、それはけっこう意識してます。」
ホリエ「でも、たしかにケイシはグルメではないね。キャンプでケイシから分けてもらう食べ物、大体しょっぱいから(笑)。」
一同「あははは!」
Photo by renzo masuda
Text by 阿刀"DA"大志
(2024年3月19日更新)
Pコード:260-535
▼4月6日(土) 15:30
服部緑地野外音楽堂
自由席-5900円(整理番号付、ドリンク代別途要)
KIDS TICKET(小学生)-1500円(整理番号付、ドリンク代別途要)
[出演]Keishi Tanaka(7 Piece Band Set)/ストレイテナー(Acoustic set)/YOUR SONG IS GOOD
※小学生以上は有料。未就学児童は保護者同伴に限り、ドリンク代のみで入場可能です。KIDS TICKET(小学生)も保護者同伴でのみ入場可能です。
※KIDS TICKETの整理番号は、同伴の保護者の整理番号に準じます。
※雨天決行。荒天の場合は主催者判断のもと中止となります。
※出演者の変更・キャンセルによる払戻しはいたしません。
※パラソル/テント類は持ち込み禁止となりますのでご注意下さい。
※イベント専用駐車場はございませんので、公共交通機関をご利用下さい。
※客席を含む会場内の映像・写真が公開される場合があります。予めご了承ください。
[問]GREENS■06-6882-1224
Keishi Tanaka HP
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Keishi Tanaka X
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Keishi Tanaka Instagram
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