ホーム > インタビュー&レポート > “ササル”音楽との出会いを 若い世代にライブハウスに来てほしい ワンダフル放送局が『3・30 ササレの日。』を主催する理由と、 新たな挑戦
出身も、年齢も、住んでいる場所も違う3人
――まずは自己紹介をお願いします。
wan「ギターボーカルのwanです。福井県出身ということは推しておきたいです」
伊藤「ギターの伊藤晴香です。兵庫県出身です。楽しくギターを弾くことを大事に、活動させてもらってます」
ゆうだい「ベースのゆうだいです。僕も兵庫県出身です。メンバーの中では見守り役みたいな立ち位置してます。」
――結成は何年ですか?
wan「2019年秋です。ギリ緊急事態宣言前に何本かライブをやったらコロナが出始めたという、絶妙な時期です」
――wanさんは、なぜバンドを組みたいと思ったんですか?
wan「3歳の冬ぐらいに、まずお母さんがのど自慢でチャンピオンになって」
――へー!?
wan「僕の家系が、歌を歌わねばならん家系で」
――確か、おじいさんが詩吟をされていたと。
ゆうだい「そうそう! よく知ってる(笑)」
wan「お母さんも詩吟で全国チャンピオンになって。僕は歌が好きとかじゃなくて、トロフィーが欲しくて始めました。だから1番最初に人前で歌を披露したのは詩吟でした」
――トロフィーはもらったんですか?
wan「はい。競技人口が少ないので、ほぼ優勝しかしてないです。小学3年生から中学校2年生の、声変わりするまでやってましたね」
――そこからはどういう道に?
wan「家にドラムがあったので、ドラムはずっと遊びで触ってたんですけど、一応歌をやっていたので、歌いたいなという気持ちになって。とりあえず歌うなら弾き語りができた方がいいんだろうなと思って、高校2年で嫌々ギターを始めて」
――嫌だったんですか。
wan「歌うために仕方なくやってただけなので。で、大学に入ってから自分の曲も作りたくなって、そこから少しずつソロで活動し始めて。滋賀の大学にいながら、京都や大阪でめっちゃ路上ライブしてました」
――大学4年間はソロで活動していた?
wan「そうです。活動が本格化したのは大学3年からかな。最初の2年ぐらいはノリでやってたんですけど、3年ぐらいから路上だけじゃなくライブハウスにも出ていこうと思って。で、大学を卒業してからバンドを組みました」
――ソロを続けるのではなく、バンドを組んだのはなぜですか?
wan「バンドの方が自分の曲に合うなと。あとは正直、ソロでやるのに限界があったというか。ライブハウスでの活動も、何をしたら人気になれるのかも、何をしたらいいかもわからない状態になったので。大学のサークルで色んなバンドを知って、バンド良いなと思ってたので、やってみようかなと」
――一緒に相談し合いながら、活動できる仲間が欲しかった?
wan「それもそうですし、楽曲的なところもあります。それまでソロの音源を、自分でドラム叩いてバンドっぽくしてたんですよ。でも自分でやるぐらいならバンドがいいんじゃね?と思って」
―― メンバーが集まったキッカケは?
ゆうだい「初期メンバーがwanくんと僕の2人で、メンバー募集のサイトからスタートしてます。」
――募集サイトに書き込んだんですね。
wan「当時のソロ曲を乗せて、"こんな歌歌ってます"みたいな」
――wanさんの書き込みを見て、ゆうだいさんはどこに惹かれたんですか?
ゆうだい「wanくんはめっちゃ変なんですよね。僕が知ってる中で1番変な奴です」
――どういうところが?
ゆうだい「人に迷惑をかけないタイプの変。まあ、かかってますけど(笑)。そもそも歌がめっちゃ上手いなと思ったのと、基本行動が変わってるので、ちょっと面白がってるところはあります。結成の時、1番最初に皆で集まって話をしようとサイゼに行ったんですよ。そしたらドリンクバー頼んで喋るぐらいのところを、ちゃんとご飯食べだして(笑)」
wan「俺しか頼まんかった、ご飯。たらこパスタ大盛り」
伊藤「食べとったら喋られへんやん(笑)」
wan「ああー(納得)」
ゆうだい「だから彼は曲を書いて歌うしかできへんねやろなと思って。そういうところが良かったのかな」
――ゆうだいさんはバンドでやりたい気持ちがあったんですか?
ゆうだい「高1ぐらいからコピバンをやってて、関西学院大学の軽音部に入って、何かするわけでもなく、スタジオ入ってるか麻雀してるかゲームしてるか、みたいな生活をしてたんです。大学を出て、2~3年ぐらい1回音楽を離れて、またやってみようかなと帰ってきた感じです」
――伊藤さんが加入したのは?
伊藤「私は2023年の4月末に加入しました。2022年7月からサポートしてるんですけど、それまでワンダフル放送局のことを全然知らなくて。共通の知り合いが紹介してくれたみたいで、ゆうだいさんがX (旧Twitter)のDMでメッセージをくれて、"1回スタジオで合わせますか"となって会ったのが最初です。wanくんとは、当日のスタジオで初めて会いました」
――やってみたら気が合った感じですか?
ゆうだい「何だかんだで」
伊藤「私の他にもう1人交代でサポートしてる子がいたんですけど、リリースもレコーディングもライブも、気付いたらずっと私が行ってるなと。その流れで正規メンバーの話をくれて。ワンダフルで演奏するのは楽しかったから加入しました」
――ギターはずっと弾いていたんですか?
伊藤「私、音楽の専門学校のESPに通ってたんですよ。ワンダフル放送局に加入する約3年前は、自分の前身バンドで活動してたんですけど、コロナ禍くらいに解散して。ギターは楽しいから続けたくて、色々なバンドでサポートギターをして勉強してる時期があって、その中の1つがワンダフルで。正規バンドはもういいかなと興味をなくしてたんですけど、ワンダフルのライブを見て"もう1回バンドやりたい"となってきて、加入する流れになりました」
――ちなみにwanさんは、現在上京されてるんですよね?
wan「上京して1年ちょいですね。東京に家はあるんですけど、フットワーク軽すぎて、ほんまにどこにいるのかよくわかんない」
伊藤「wanくんが上京するまでは関西でよくライブしてたけど」
wan「今は半々ぐらい。東京、大阪、名古屋、たまに地方みたいな。あまり拠点に縛られないでいいかなと。出身も、住んでる場所もバラバラなので」
伊藤「ゆうだいさんは大阪、私は兵庫に住んでるので、"FROM JAPAN"と言ってます(笑)」
――皆さんは年齢もバラバラですか?
ゆうだい「僕は今29歳です。wanくんは2個下かな」
wan「早生まれで26歳です」
伊藤「私は23歳です。みんなwanくんの曲に惹きつけられて、バンドやるために集まった人らやもんね」
――ちなみにバンド名の由来は?
wan「そんなに面白い由来はなくて、"あーなるほど"ぐらいです。まず、カタカナと漢字が入ってる名前が良いなというのはあって。"なんちゃら団"とか"なんちゃら倶楽部"はめっちゃ多いけど、"なんちゃら放送局"は見ないなと。で、"愉快な感じで、ワンダフルでいいんじゃない"とノリで決めて。あとは略称も大事だから、これなら"ワンダほ"と略せるやんと。そういう逆の発想から決めて、最初に皆集まった時に、"ワンダフル放送局というバンドをやります"と言いました」
――皆で決めたんじゃなく、wanさんが決めていたんですね。インタビューで"虎視眈眈と狙って、着実に積み上げていってる"ということをおっしゃっていたので、セルフブランディング力が高い印象でしたが、ノリの部分もあったんですね。エゴサのしやすさも考慮されたり?
wan「そこは考えました。ワンダフル放送局なら絶対引っかかる。略せるし、あまりない名前だし、多分どこにも被らない。一発変換でカタカナと漢字で出るし」
伊藤「フェスとかで大量に演者が書かれてるフライヤーでも、アーティストは50音順で出るので、1番最後を見たらいる」
wan「いやー、そこも考えましたと言いたいけど、それは後付けなんです(笑)」
曲作りの源は怒り。いかに"ササル"かを考える
――結成にあたり、音楽性のリファレンスになるバンドはありましたか?
wan「辿ればいっぱいあります。それこそ中学生の時にドラムで齧ったのはザ・ブルーハーツだし、ソロの時にめっちゃ路上でもカバーして好きだったのは、コブクロとゆず。バンドを始めてからの最近だと、ハンブレッターズやズーカラデルみたいな歌モノ。とにかく歌も詞も良いバンド。で、定期的にMr.Childrenのブームが来るんです」
ゆうだい「そんなん言ってますけど、最近根本にディズニーがいると発覚したんです」
wan「ディズニー音楽が超良くて。今1番サブスクで聴いてます」
――詩吟の血も流れていますしね。楽曲制作は基本的にはwanさんですよね。どういう感じで作っていくんですか?
wan「皆に聴かせる時は、弾き語りの状態が多いですね」
――キャッチーなメロディーや耳に残るギターリフ、等身大の歌詞が魅力だなと思いますが、曲作りの源になるものは?
wan「怒りです。全部怒ってますね。それをどれだけ優しくポップに昇華できるかを意識してます」
伊藤「何に対しての怒りを1番感じてるん? 世の中に?」
wan「わかんない、全て。逆に誰かは絶対にうまいこといってないから、代弁したい。いつも弱者側の視点でいたいですね」
ゆうだい「打率2割ぐらいしかうまいこといかないんですよ」
――SNSなどを見ていると、wanさんからは時間を無駄にしたくないという確固たる意思を感じます。
wan「時間を無駄にしたくないがために、バスに乗り遅れたりするんです。昨日も鍵かけたかわからんくなって家帰って、歯ブラシセット忘れて家帰って、結局お金も時間も無駄になる」
――ああー。
伊藤「さっきまで持ってたものが急になくなるとか、本当によくあって。ちょっと放っておけないところがあるんです(笑)」
――でもすごく人間らしいというか、愛されキャラですね。
wan「あざす!」
全員「(笑)」
――そういう人が書くから届きやすいし、共感性があるのかな。
伊藤「うちのお客さんには、就職活動中の子や学生さんが多くて。wanくんの歌詞が優しいから、仕事が辛くてライブに来てくれてたお客さんが、ライブ後に泣きながら感想を伝えてくれる子もいたりして」
wan「具体的に歌詞を書いちゃうと、聴く人が限定されるから。僕は言葉とメロのハマり方はめちゃくちゃ気をつけたいので、どうしたらメロに乗せた時に綺麗に聴こえるか、どう言い換えると共感してもらえるか、どういう言葉の乗せ方をすれば"ササル"かを考えて作ってます」
――曲を作るの、すごく早いですよね?
wan「早いんです。何より好きなんです。ずっと作っていたいんです」
伊藤「1個のファイルに入れてくるデモ音源の数がすごく多いんですよ。6~7曲くらい。昔の曲も入れたら、多分50曲くらい持ち曲があります」
wan「この間、風邪引いて路上ライブに行けなかったので、曲が作れてしまって」
――休まなかったんですか?
wan「休めなかったですね。"路上ライブに行けないってことは、曲書けるやん!"と」
――なるほど、そういう思考になるんですね。即興もよくされてますよね。
伊藤「SEが流れた後、毎回1分くらいの即興をやってライブが始まるんです。私らもその瞬間に曲を知るくらいで。これまでいっぱいライブをやってきたのに毎回曲が違うから、すごいなと思って」
wan「1曲も覚えてないけど(笑)」
――即興の曲が、後で音源になることはないんですか?
wan「ないですね。もう覚えてない」
ゆうだい「でもほんまに良いメロは残ってたりするよね」
wan「ワードとフレーズだけは覚えてる」
――ステージで瞬間的に出てきたものをぶつけるんですか?
wan「ライブの趣旨と合わせてうまいことできたらなって感じです」
伊藤「wanくんはインプットとアウトプットがめちゃくちゃ早くて。即興の中にその日の対バン相手の曲の歌詞やメロをメドレーにして、キーの中でうまくハメるんですよ」
wan「超大変。あれ、マジ頭爆発すんだよ」
伊藤「でもやってるからすごいと思う」
――即興をやる意図というのは?
wan「例えば自分の企画の時、出てくれたバンドはちょっとでもそういうのがあると絶対喜んでくれる。僕の好きなバンドと好きな曲だし、僕だからこそできること。だからやりたいんです。もう頭フル回転。やっぱりあの瞬間が、ずば抜けて1番緊張する」
――行動力も度胸もすごいですね。
wan「行動力しかないです」
ゆうだい「バンドとしてはある意味、wanくんのキャラクターがすごく大事なのかもしれないですね」
――バンドの形としては、どうなるのが理想ですか?
wan「これも僕が変な尖り方してるのがダメなんですけど、目標や夢はあまり決めたくない。例えば"どこどこをソールドする"とか、"〇〇に出る"とか決めちゃうと、そこに対して意識が向きすぎて、到達した時虚無感に襲われたり、到達しない時も変に嫉妬したり意識しすぎるところがあるから嫌なんですよ」
――例えば同世代のバンドが、目標としてた場所をソールドさせてしまったら、そっちに意識がいってしまうとか?
wan「そう! だから基本的に自分より人気のバンドは全員嫌ですね」
伊藤「(笑)」
ゆうだい「そういう尖り方をしてるので、目標を作るのは僕の役目です(笑)」
――バンド内の役割分担ができていますよね。
wan「僕は曲を書いて歌う」
ゆうだい「僕は仕事でもやってるので、ウェブに強いです」
伊藤「私は今メンバーですけど、サポートの時から第三者的な視点で見てて。wanくんが色んなことを思いついて、"これやりたい"と何気なく言ったことを全部ゆうだいさんが拾って、裏でさーっと進めてくれるので、すごいなと思ってます」
――では、ワンダフル放送局が曲作りで1番大事にしてることは?
wan「ありすぎるけど、それこそ『3・30 ササレの日。』に繋がるのであれば、"ササル"を1番大事にしてます。全てそこに集約されるんじゃないかなという気がします」
ライブハウスに遊びにきて、幅広いエンタメに触れてほしい
――そして、2022年以来、毎年3月30日に主催されている『3・30 ササレの日。』。最初の2年は心斎橋Pangeaでの対バンイベントでしたが、3回目の今年はアメ村のライブハウス4会場を使ったサーキット形式で、約30アーティストが出演ということですね。
wan「実は"ササレの日"というのは後付けなんですよ。Pangeaに"いつ空いてますか?"と聞いたら、"3月30日空いてます"と言われて、"ササレじゃん"となって」
――偶然だったんですね。そもそも『3・30 ササレの日。』は、どういうキッカケで始められたんですか?
wan「最初は暗い理由です。ライブにお客さんが来なくて。"何したらお客さん来るん?"となって、僕らは若いお客さんが多いし、限定感を出したら来るんじゃないかと。それで学生40人と、U22の先着40人を限定でチケット代を無料にしました」
ゆうだい「世の中的な背景もあるよね。コロナでライブハウスに行きにくい感じになっちゃってたので。せっかく来てもらうなら、本当に見てほしい人だけ本気で呼ぼうって」
――単純に自分たちのライブを見てほしいという以外にも、若い世代に生のライブを見てほしい気持ちがあるんですか?
wan「もちろん僕は曲を聴いてほしいんですけど、バンドであり、ライブをやってる以上は、本能的に1人でも多くの人の前で演奏したい気持ちがありますね」
伊藤「個人的には、より多くの人にエンタメに触れてもらいたい気持ちがあります。ワンダフル放送局って、どちらかと言うと普段はもっともっと規模の大きい会場へライブを見に行っているというお客さんが多かったりもして。ライブハウスってやっぱり、人によってはどうしても少し怖いイメージがあると思うんです。初めて行く人とかは特に。だけど、そんな方たちにもササレの日。を通して「気軽にライブハウスへ行けるきっかけ」だったり、「幅広いエンタメに触れてもらうきっかけ」だったりとか。そういう何かの「きっかけ」になってくれれば嬉しいなと思っています。特に学生などの若い子たちにも、ワンダフル放送局が主体となって原点であるライブハウスからエンタメの魅力をたっぷり伝えられたら嬉しいです!」
――学生さんへのアナウンスはどのようにされたんですか?
wan「SNSでした。バンドの名前も曲も知ってるけど、ライブハウスに行ったことがない人たちをどうやって来させるかがメインだったので」
――2回やってみて、来場した学生さんからの反応はどうでした?
wan「めっちゃ良いです。やっぱり良いバンドが出てるので、"このバンドすごい好きでした"という声が上がって、ちゃんと思惑通り。他のバンドにとってのメリットもできた気がしてます」
ゆうだい「ちゃんと皆"ササッて"帰ってくれるね」
――今回はチケット代無料じゃなく、学生さんは330円なんですね。
伊藤「最初は無料で考えてたんですけど、あまり無料でやりすぎてもなと。その代わりに、路上限定で330円でチケットを売ってみようと。wanくんは結構路上でお客さんを掴んできてくれるので。"今売ってるなら買ってみようかな"とか、"ちょっと日が遠いけど、安いし買ってみようかな"という狙いもあります」
ゆうだい「それをキッカケにライブハウスに通ってくれたらいいなと思いますね」
――一般の来場者数も2021年、2022年と着実に増えていますね。
wan「間違いなく、ステージから見えた景色が今までと全然違っていたんです。とりあえず無料にして、来てくれる人がこれだけいるんだって。シンプルにその景色が嬉しかったですね」
――アーティストのブッキングはwanさんがされているんですか?
wan「僕が基本全部やってます。でも今回は分担してますね」
ゆうだい「仲良いバンドも多かったりするので。自信のあるラインナップです」
wan「僕自身もグッと"ササル"バンドが呼びたいし好きなので、"絶対に良い"と思ったバンドを呼んでます」
ゆうだい「ライブがめちゃくちゃ良いというバンドよりは、曲を聴いて良いと思ったバンドだね」
wan「"エグい"という感覚をすごく大事にして、2年間、同じ感じでやりました」
ゆうだい「そしたら、皆がどんどん無料ライブみたいなのをやり出したので、じゃあもう1歩違うことをやろうと、今回は会場を増やしました」
――サーキット形式って、なかなか大変じゃないですか?
伊藤「どこにも属してないインディーズバンド主体でやるのは、私が見た中では初めてくらいですね」
wan「でも多分、それだからやる」
伊藤「ワンダフル放送局は、良い意味で"無色"やなと見ててすごく思います。本当に自由に、色んなことを自分たちでやる。すごいなって」
ゆうだい「そっちの方が楽しいね」
伊藤「それは私もそう。そっちの方が好き」
――大変よりも楽しいの方が勝るんですね。
ゆうだい「大変じゃないと楽しくないです。登山と一緒。楽しいだけだと、それが普通になっちゃう。山に登るから頂上があるわけで」
伊藤「たまにぶつかってな(笑)」
――今回目標としている来場人数は?
wan「何人来たら満員?」
ゆうだい「600人来たらパツパツかな」
wan「じゃあ600じゃない!? パツパツでいこう!」
――いいですね。改めて『3・30 ササレの日。』に向けた意気込みをお願いします!
wan「"ササッて"ほしい人たちばかりを呼んでるので、"ササリ"に来てほしいし、僕らも"ササル"ライブを頑張ってやろうと思います。僕らの今までのライブの中で、1番でかいライブになるのは間違いないので」
伊藤「ワンダフル放送局の挑戦ですね。未知やもんな。サーキットやし、そもそも全部自分らでやってるし(笑)」
ゆうだい「もう必死(笑)。皆騙されたと思って、1回来てくれたらいいんじゃないかなと思います」
Text by ERI KUBOTA
(2024年1月16日更新)
《収録曲》
1. ファンタジスタ
2. スーパーガール
2019年秋に結成した、wan(vo&g)、伊藤晴香(g)、ゆうだい(ba)からなるロックバンド。一度聴いたら忘れられないキャッチーでポップなメロディーとサウンド、伸びやかで優しいwanの歌声、共感性の高い歌詞が魅力。2024年1月より、新体制にて活動を開始。類稀なるwanの行動力と楽曲制作スピードで、路上ライブやSNSからじわじわと人気を獲得中。ライブにも定評があり、今のうちにチェックしたい期待の新人である。毎年3月30日に『3・30 ササレの日。』という自主企画イベントを開催している。2024年は初のサーキット形式で、大阪アメリカ村を“ササル最高の音楽”で満たす予定。「ドキドキしようぜ。ワクワクしようぜ。」冴えない日常に彩りを。一度聴いたらハマります。
ワンダフル放送局 オフィシャルサイト
https://ultrakiteru.fanpla.jp/
▼3月30日(土) 13:00
アメリカ村BEYOND/Live House Pangea/Live House ANIMA/ANIMA bar
一般チケット-3300円(整理番号付、ドリンク代別途要)
[出演]ワンダフル放送局/アンユースレス/センチメンタルリリー/三四少女/ドミノンストップ/tonerico/近石涼/irienchy/他
※未就学児童は入場不可、小学生以上チケット必須。飲食物の持ち込みは禁止とさせていただいております。イベントのパス及び、先行販売チケット購入者特典(限定缶バッジ)のお渡しはアメリカ村BEYONDとなります。【お問合せ】info@ultrakiteru.com