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「ここまではもうめちゃめちゃ酸っぱかったですから!(笑)」
TikTokを追い風に16年かけてたどり着いたブレイク前夜!?
人生の機微を描いたラブソング集『酸いも甘いも、好きも嫌いも』を
リアクション ザ ブッタが語るインタビュー&動画コメント!

 リアクション ザ ブッタに思いもよらない転機が訪れたのは昨年の夏。既発曲『ドラマのあとで』(’17)が何の前ぶれもなく突如TikTokでバズり、バンドを取り巻く状況が一変。’07年の結成以来、何度もつかみかけてはその手をすり抜けていったチャンスという名の過去最大風速を受け、DTMからポップスにまで精通する宮田'レフティ'リョウをアレンジ&コライトに迎え挑んだ、初のフルアルバム『酸いも甘いも、好きも嫌いも』を11月1日に配信リリースした。サウンド面ではどん欲かつ柔軟に新しい風を取り入れ、歌詞においては人生の機微を包容力たっぷりに描いたラブソング集となった意欲作を携え、年内に全国対バンツアーを終えた3人は、来年2~3月には勝負の東名阪ワンマンツアー『リアクション ザ ブッタ ONEMAN TOUR 2024』を開催する。“さぁいざ行こう きっとこれまでが冒頭”(『Voyager』)、“人生ってやつは/本当に無口で/褒めてもくれないし/怒ってもくれないよ/だからこそ僕が 僕で決めるんだろう/今いる場所は、間違いじゃない”(『泣きたくなるほど』)…。16年に及ぶキャリアのターニングポイントにいる3人が、諦めずに追いかけてきた夢の入口に立つ。リアクション ザ ブッタ全員インタビュー。



改めて続けるのは大事だなと思いましたね


――最近は初見のお客さんも多いとのことですが、まずはリリースツアー対バン編の手応えはどうでした?

佐々木(vo&b)「初日はアルバムをリリースして2日しか経ってなかったんですけど、サビではタオルを振ってくれたり、事前にちゃんと聴き込んでくれてたんだなって。うれしかったですね」

木田(g)「新曲にも関わらず手拍子とか声出しが初日からあって。そこは今までのツアーとは違うところで」

大野(ds)「初めてライブハウスに来た方が多くて、あおったりすると"ここで手を叩けばいいのか...!"みたいな感じで(笑)、素直にレスポンスが返ってくる。それで会場も一体になるし楽しいです」



――そもそもバンドの状況が変わったのは、去年TikTokで既発の『ドラマのあとで』がバズったのが事の始まりだと。インフルエンサーが取り上げてくれたとか、何か明確なきっかけはあったんですか?

木田「いや、それがなかったんです。名古屋にライブかラジオ出演か何かで来ていた日、夜中の2~3時に急にTikTokが回り始めて...! 誰かが紹介してくれたんじゃないかとか、カバーしてくれたんじゃないかと思ってスタッフ一同で探したんですけど見つからなくて」

佐々木「そこからTikTok内でフォロワーの多い方々が、その曲を使って動画を作ってくださることが自然発生で起きてきて...それが最初の波でしたね。TikTokは自分たち的にも謎のSNSだったんですけど聴いてくれる層が一気に広がって、10代の方たちが学生服を着てライブに来てくれる光景なんて久々に見たなと。あとはカップルとか若い男の人が一人で来てくれたり...『ドラマのあとで』をきっかけに、お客さんが単純に増えましたね」

――ちゃんといい曲を残していれば、いつかそれは誰かの目に留まって、評価されるときが来る。

木田「TikTokも始めてすぐに結果が出たわけじゃなくて、1年ぐらい続けていたらある日そうなったので、改めて続けるのは大事だなと思いましたね」

――ブッタに言われると重みがありますね...(笑)。

(一同笑)

佐々木「気付いたら...」

木田「苦節16年(笑)」

――レーベルも今で6つ目、オーディションで優勝もして、全国のあらゆるフェスやサーキットイベントにも出ている。ちょくちょく続けるモチベーションになる出来事は起きているけど、軌道に乗るほどの決定打はない。それでもやめずにここまでこれたのには何かあるんですか?

佐々木「ちょくちょくあったそういうことが支えではありましたよね。"求められている"と思えたというか...あとは本当に"人"ですね。いまだに"いい"と言ってくれる人が周りにいる。自分たちだけじゃ信じられない部分も、"あの人が言ってくれるなら信じてみよう"と思えたので」

――出会ってきた人たちの、思い浮かぶ顔がそうさせる。全てはムダじゃなかったということですね。


レフティさんと一緒にやらなければ生まれなかった


――前作『Scarlight』('22)はコロナ禍というのもあって、応援歌が作品の軸になった。新作『酸いも甘いも、好きも嫌いも』は、TikTokで跳ねた『ドラマのあとで』の内容を受けて、自ずとラブソングが多くなっていったと。今作では引き続きアレンジ&コライト(=共作)に宮田'レフティ'リョウさんを迎えていますね。

木田「レフティさんが元々やっていたバンドと対バンしてからの付き合いで、"いつか一緒にやれたら"と話していて。前作で『Loopy』『Curtain Call』をついに一緒に作ったんですけど、まだ音源になっていない曲もあるので」

佐々木「出会ってから6~7年ぐらいでリアクション ザ ブッタの音楽を知ってくれていたし、今回は"これまでにやったことがないことをやろう!"と提案してくれて。それが新しい化学反応になって、作業もスムーズにできました」

――今作ではどの曲から取り掛かったんですか?



佐々木「今年の1月1日に僕がデモを上げて、スタートを切ったという点では『あいかぎ』(M-5)ですね。ガットギターやメロトロン・ストリングスを使ってみて、"ちょっと北欧感を出そうぜ"、"感じる感じる!"みたいなことを言い合いながら(笑)、作っていきました」

――イントロでいきなり歌から入るのは、昨今のサブスク対応で離脱回避のための施策でもある?

木田「(佐々木から)歌と簡単なコードが送られてきて、バンド内ではまず自分が楽曲をまとめるのでイントロをどうしようかと考えていたんですけど、"窓を開いた"という開けた歌詞から始まるし、逆にイントロは要らないかなと」

――サブスクうんぬんというより、曲が呼んだアレンジだったんですね。

佐々木「本間(風理)が抜けて(大野)宏二朗が入る前のドラマーがいない期間に、今まではスタジオで合わせていたのを打ち込みでやるしかないと、木田がDTMを勉強し始めたんですよ。それが(木田がバンド内でアレンジを担当する)きっかけだったと思います。そこからのコロナ禍もあって、よりデータ上でのやりとりが増えていきました」

――レフティさんの参加曲の劇薬ぶりというか、ガラッと雰囲気を変えてブッタに新しい風を吹かせてくれていますが、どの曲でとりわけそれを感じましたか?



木田「僕は『クッキーアンドクリーム』(M-4)で、今までで一番明るいポップスになったと思っていて。こういう引き出しはあまりなかったので、レフティさんと一緒にやらなければ生まれなかったなと」

――女性目線の歌詞の年齢設定もかなり若めで、ピアノもホーンも入るし、スリーピースのバンド形態にこだわっていたら、絶対に書けない曲ですよね。

木田「でも、最後の最後はバンドで遊んでいるという(笑)」

――あの唐突なアウトロで(笑)。唐突と言えば歌詞の"あほみたい"という関西弁も、"Hold Me Tight"の空耳的な?

佐々木「桑田(佳祐)さんリスペクトでやってみました(笑)。完全にサザン(オールスターズ)オマージュですね」

――MVでは、fewsの長谷川海(ex.ドラマストア)くんがフードアドバイザーを担当していることに驚きました。大阪にいるときカフェの店長をやっていたからできるのかと。

木田「fewsの始動ワンマンで僕がサポートをしたんですけど、ちょうど大阪公演が終わった頃、"MVのためにフードアドバイザーが必要だ"とマネージャーさんと話していたら、"あ、海くんがいた!"と思い付いて。"木田ちゃんがギターを弾いてくれたし頑張るで!"と、快く引き受けてくれました(笑)」


"こういうことって実際はないよね?"みたいな話ですけど、あると信じたい


――リード曲の『一目惚れかき消して』(M-1)は、90年代のSURFACE等のテイストを感じるなと思ったら、レフティさんは実際にそちらの制作にも関わっていますもんね。



佐々木「"ボカロPっぽいアレンジで聴いてみたい"とデモに一言添えて木田に渡して、今のベースとなるようなワンコーラスが上がってきてから、レフティさんと作業をし始めて。例えば頭にサビを付け加えたり、いわゆる"オケヒ(=オーケストラヒット。サンプリング音源の代表的な一種)"と呼ばれる音色や、電話の"ブルル"という効果音が随所に散りばめられて...世界観がグッと引き締まった感じがしました」

――この曲を動かす"嫉妬"という感情は、創作のエネルギーになるものだなと改めて思いますね。

佐々木「僕は心配性で、私生活において物事を先読みしてネガティブな方向で考える節があるので、そういう自分の性格を切り取って曲にできたらいいなと思って。"これってすごくリアルな会話だよな"と自分でも思いながら、会話調で書き進めていきました。"一目惚れかき消す"という言葉が残るからどうにかして使いたくて、サビの頭に持ってこようとか、いろいろ考えながら作りましたね」

――TikTokでブッタを知ってくれた方にも気に入ってもらえそうな曲調ですし、そもそもこの歌詞の相手のこと、めっちゃ好きやん! と思いました(笑)。

(一同笑)

木田「嫉妬や不安ってすごく強いエネルギーだと思うんですけど、(佐々木は)さらにそれを感じやすい人間で(笑)」

佐々木「人として器が小さいと思われないかとか、葛藤が起きるんですよね。じゃあそれを歌にしてやる! という」

――嫉妬ってネガティブな感情ではあるけど、行動の起点になるという意味ではポジティブだし、面白いですよね。だって『Wet & Dry』(M-6)とかも、歌詞だけ見ていたら厨二というか変態じゃないですか?(笑)

(一同爆笑)

――でも、それを洗練されたサウンドに乗せるとポップミュージックになる。チャーリー・プースとかハリー・スタイルズのようなサウンドをバンドに取り入れてみたのがその『Wet & Dry』で、抑えたギターのリフレインもいい味を出していて、今作の中でもチャレンジングな曲です。

佐々木「ドラムは打ち込みでベースもシンベ(=シンセベース)な時点で大きく違ったし、これもレフティさんとコライトしてその場で作っていったんですけど、"これは別れの曲になっていきそうだな..."と思って、後から歌詞を付けたんです。リップクリームって女性らしいアイテムだと思うし、妄想も膨らみやすいので軸にしてみようかなと」

――そして、『Wet & Dry』からの落差がすごい『泣きたくなるほど』(M-7)は、パーソナルな密室感を出すためにリバーブを使わずに挑んだバラードで。この歌詞の"人生ってやつは/本当に無口で/褒めてもくれないし/怒ってもくれないよ/だからこそ僕が 僕で決めるんだろう/今いる場所は、間違いじゃない"というゾーンは素晴らしいなと。いつか結婚式とかで歌えたら最高じゃないですか?

佐々木「一つの理想だなと思う深い信頼関係ですよね。『あいかぎ』もそうで、"こういうことって実際はないよね?"みたいな話ですけど、あると信じたいよなぁ...」


『彗星』はバンドとして伝えたいメッセージが詰まっている
本当に自分たちらしい曲だと思います


――個人的に好きだったのが『彗星』(M-8)で。今の時代に合った、TVドラマ『いちばんすきな花』にも通じるテーマを感じる、グッドメロディな一曲です。最後の『泣きたくなるほど』~『彗星』の流れを聴かせるための今までだったと思うぐらい、ブッタが時間をかけて丁寧にやってきたことの純度の高さが伝わります。

木田「『彗星』はバンドとして伝えたいメッセージが詰まっている、本当に自分たちらしい曲だと思います」

大野「今後、アンセムになっていけばいいなと思う曲ですね」

――ファンとの関係性みたいなものも感じるし、トレンドやアレンジの妙を超えて理屈抜きの鳥肌が立ちました。"らしさ"という点では『Voyager』(M-3)もそうで、16年やってきて"きっとこれまでが冒頭"と言えるのはいいなと。



佐々木「おっしゃっていただいた通り『Voyager』や『彗星』は、ギターのリフがまずあってA→B→サビと進んでいくような、僕らの世代のギターロックで」

木田「だからライブでやるのが楽しいんですよね」

佐々木「演奏中に"ここはベースに集中しないと"とかいう頭の切り替えが少ない、今までの経験則でやれる曲です」



――それで言うと一転、『lowkey』(M-2)なんかは聴いていても演奏が大変そうな曲ですよね、特にドラムが(笑)。まだ2分57秒という短さだから良かったものの。

大野「叩き終わったらいつも腕がパンパンですよ...(笑)」

木田「これはさっきのサブスクの話で言うと、元はもっと尺が長かったんです。サブスクでたくさん聴かれる時代だからこそ、もう一回しあったところをカットして、繰り返し聴いてもらいたいなって」

――『泣きたくなるほど』もデモにはもう一回サビがあったのを削ったのも、そういう理由だったんですね。ちなみに『lowkey』というタイトルの由来は?

佐々木「本来はむしろ"highkey"な、要はテンションが上がっている曲なんですけど、スラングで『lowkey』=低いキー=小声で話すような、"実は"とか"大きな声では言えないけど"とか、あとは"秘密"という意味もあって。Aメロでは大きな声で言えない鬱屈した日々を歌いながらもサビで発散されるイメージで、ライブでのあなたの叫び声とか、はしゃいでる姿は、音楽が好きな僕たちだけの秘密という感じですね」

――ベースとメロディが低いキーでユニゾンしている、みたいな由来かと思いきや、歌詞の内容だったんですね。

佐々木「これもレフティさんとコライトしたんですけど、"メロディと弾いているフレーズがユニゾンしてる曲って今、あるようでないんじゃないか?"みたいな話から作ったのもあります」

――サビに"ラララ"と短いコーラスが挟み込まれているのも、高揚感をあおるのに効果的で。

佐々木「あれは入れて良かったですね」

木田「最初はなかったんですけど、ライブを想定すると入れた方が盛り上がるかなって」

――今作がセットリストに加われば、そりゃライブも変わるよなという強力な8曲になりましたね。

佐々木「例えば『彗星』とかは、"いらっしゃい"という気持ちで1曲目に持ってきても、もうずっと歌ってきた曲のようにやれるんです。そういう風に歌詞も受け入れてもらえてると今は感じるんですよね」


僕らの曲にはストーリーがあるから


――ブッタは積み重ねてきたものがあったからこそ、チャンスが来たときにちゃんと応えられるバンドになっていた。ある意味、今で良かったかもしれないですね。

佐々木「『ドラマのあとで』はライブではよくやってたんですけど、何せ5~6年も前の曲だったので...でも、みんなには新曲として届いた。すごいことが起きているなと思いましたよ」

木田「でも、このタイミングで良かったです。例えば、佐々木がボイトレに行き始めて、その後にバズったりとか」

佐々木「ライブに来てくれたときに絶対に裏切らないのが大事だと思うので。ライブを見て僕が全然歌えてなかったら、"違うでしょ!"ってなっちゃうし」

――今聴いてもいい曲だったからバズったんでしょうし、その曲だけ良くても追い風はすぐに止む。やっぱり今までやってきたことや実力が問われるなと思いますね。

佐々木「そこはブレずに地続きでやってきたから、『ドラマのあとで』で僕らを知って新曲を聴いたとしても通じるものを感じてもらえると思うし、もちろん新鮮な曲もある。そういう意味では今、バリエーションがめっちゃある状態で待ち構えられているというか」

木田「あと、"『ドラマのあとで』は絶対に今の若い人たちにも刺さる"と信じてTikTokに上げてくれたのは、事務所のスタッフなんですよね。その芽が出た」

――ブッタの理解者が、愛してくれる人がいたから、そういったチャンスも生まれた。

佐々木「そういう中で気付いたこともあって、TikTokだけで終わらないでサブスクとかYouTubeに飛んでくれるのは何でだろうと考えると、僕らの曲にはストーリーがあるから、TikTokで切り取られたとしても、その前後の話が知りたくなるのかなと思って。だからこそ、切り取りが一曲全部を聴いてもらえるきっかけにもなる」

――来年2~3月には東名阪でワンマンライブもあります。初日は2月3日(土)大阪・Shangri-Laで、ブッタにとって大阪のホームであったLIVE SQUARE 2nd LINEを飛び出した次のステップです。ファイナルの3月17日(日)東京・CLUB QUATTROもキャリアの分岐点となることの多い会場ですし、気合いが入りますね。

木田「今回のアルバムはいいものができたけど、それに満足しちゃわないようにしないといけない。それはライブも同じで、年内の対バンツアーを経て来年は東名阪でワンマンがあるわけで、ファイナルの東京ではこれまでと圧倒的に違うライブができていないと、次はないと思うので」

大野「コロナ禍が開けてからちょこちょこ海外アーティストのライブを見に行くようになったんですけど、海外のアーティストって、ペンを動かすのと岩を動かすのに使う筋肉が違うみたいに、ビート感も演出も全部がデカい。『ドラマのあと』で僕らに興味を持ってくれた方が多いとは思うんですけど、今回はいろんなジャンルの曲が入った作品だし、ワンマンの先の先も見据えてデカいライブをやりたいですね」

――それにしても、こんなに霧が晴れたかのように状況が変わったのは何なんでしょうね。

木田「コロナ禍のちょっと前ぐらいに、"変わらなきゃ"と強く思っていた時期があって、そこでメンバーそれぞれが自分と向き合って成長できたので今、楽になれている感じですかね。細かいところで言うとギターの音作りからプレイの内容、ドラムもベースもそうですし、ボイトレとかも含めて改善できたので」

佐々木「歌詞についても、"これでいいのかな...?"と自分を疑いながら書いているのと、"これがいい!"と楽しく書けているのは、積み上げていく喜びが全然違って、新鮮で楽しい。自信を持ってまずはメンバーに聴かせられる、そういう自分にちょっとずつ近づけているので」

――そんな人生の機微を描いたラブソング集=『酸いも甘いも、好きも嫌いも』。結成16年のブッタが問い掛ける、"酸いも甘いも"には説得力がありますね。

木田「ここまではもうめちゃめちゃ酸っぱかったですから!(笑)」

(一同爆笑)

Text by 奥"ボウイ"昌史




(2023年12月20日更新)


Check

Movie

対バンツアー大阪公演の裏話も(笑)
ブッタからの動画コメント!

Release

挑戦とらしさが共存する全8曲!
キャリア初のデジタルフルアルバム

 
Digital Album
『酸いも甘いも、好きも嫌いも』
発売中 1800円
NICHION,INC.

<収録曲>
01. 一目惚れかき消して
02. lowkey
03. Voyager
04. クッキーアンドクリーム
05. あいかぎ
06. Wet & Dry
07. 泣きたくなるほど
08. 彗星

Profile

リアクション ザ ブッタ…写真左より、木田健太郎(g)、佐々木直人(vo&b)、大野宏二朗(ds)。’07年結成、埼玉県発スリーピースバンド。10代の頃からバンド選手権で入賞を重ね、『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』『COUNTDOWN JAPAN』『ap bank fes』『ARABAKI ROCK FEST.』『SUMMER SONIC』『Music Matters 2019 in Singapore』など、数々の大型フェスに出演し、年々その知名度を上げている。’22年より続々とタイアップに抜擢され、同年4月にはTBS ドラマストリーム『村井の恋』のエンディングテーマ『虹を呼ぶ』で、初のドラマタイアップが決定。同曲のリリースツアーを開催し、ファイナルの東京公演はソールドアウトに。10月には初の無料ワンマンライブを東京にて開催、予想を超える応募数でチケット争奪戦となった。また、TikTokを中心に“共感できる恋愛ソング”として『ドラマのあとで』が話題となり、Spotify日本のバイラルチャートで24週連続チャートインし最高位7位にランクイン、今もなお広がり続けている。’23年11月1日には、初のアルバム『酸いも甘いも、好きも嫌いも』を配信リリースした。

リアクション ザ ブッタ オフィシャルサイト
https://rtb-music.com/

Live

来年2~3月には勝負の東名阪ワンマン
大阪は初日の梅田Shangri-Laで!

 
『リアクション ザ ブッタ Tour 2023
 A/W “酸いも甘いも、好きも嫌いも”』

【千葉公演】
▼11月3日(金・祝)千葉LOOK
[共演]Atomic Skipper
【宮城公演】
▼11月10日(金)LIVE HOUSE enn 2nd
[共演]fews
【広島公演】
▼11月17日(金)セカンド・クラッチ
[共演]Half time Old/Lenny code fiction
【大阪公演】
▼11月19日(日)LIVE SQUARE 2nd LINE
[共演]TRACK15
【北海道公演】
▼11月24日(金)PLANT
[共演]桃色ドロシー/上野大樹
【福岡公演】
▼12月1日(金)LIVE HOUSE OP's
[共演]osage
【香川公演】
▼12月3日(日)TOONICE
[共演]osage/Arakezuri
【神奈川公演】
▼12月8日(金)BAYSIS
[共演]Organic Call/the quiet room
【愛知公演】
▼12月15日(金)ell.FITS ALL
[共演]なきごと
【埼玉公演】
▼12月17日(日)LIVE HOUSE Hearts
[共演]YUTORI-SEDAI



『リアクション ザ ブッタ
 ONEMAN TOUR 2024』

Pick Up!!

【大阪公演】

チケット発売中
※販売期間中はインターネット販売のみ。チケットの発券は1/27(土)昼12:00以降となります。
▼2月3日(土)17:30
Shangri-La
オールスタンディング4000円
キョードーインフォメーション■0570(200)888
※未就学児童は入場不可。

チケット情報はこちら


【愛知公演】
チケット発売中
※チケットは、インターネットでのみ販売。チケットの発券開始は1/28(日)10:00以降となります。
▼2月4日(日)17:30
ell.FITS ALL
オールスタンディング4000円
サンデーフォークプロモーション■052(320)9100
※未就学児童は入場不可。

チケット情報はこちら


『リアクション ザ ブッタ
 ONEMAN TOUR 2024 FINAL
“Give me more distortion”』

【東京公演】
チケット発売中
※チケットは、インターネットにて販売。店頭での受付はなし。チケットの発券は3/10(日)昼12:00以降となります。
▼3月17日(日)16:30
渋谷CLUB QUATTRO
オールスタンディング4000円
サンライズプロモーション東京■0570(00)3337
※未就学児入場不可。

チケット情報はこちら


Recommend!!

ライター奥“ボウイ”昌史さんの
オススメコメントはコチラ!

「今年の春、『MORNING RIVER SUMMIT 2023』でブッタのレポを担当したときは、良くも悪くも“こなれてる”というか、ライブの回しもうまくキャリアの長さを感じましたけど、先日の対バンツアー大阪公演で見た3人は、今、背負っている充実感や熱量が乗っかった何とも頼もしいパフォーマンスで。状況の変化にバンドの進化がシンクロするような、激動の1年を過ごしてきたのが伝わってきました。彼らの事務所のパイセンである吉田山田とは長い付き合いなので、ちょくちょくブッタの話は聞いていたものの、インタビュー自体は今回が初。最新作『酸いも甘いも、好きも嫌いも』では果敢にポップスに挑戦していますが、そのチャレンジと今まで積み上げてきた“らしさ”がちゃんと共存していて…=アレンジに楽曲が乗っ取られていない、確かなソングライティングがそこにはありました。音楽と人格は関係ない、別モノだと言う人もいますが、俺はそうは思わない。どうせならブッタみたいな人間の奏でる音楽が、ポップスという広い世界で鳴り響いてくれる方が希望があります。ようやく始まったと言ってもいい彼らのストーリー、共に見届けましょうぞ!」