ホーム > インタビュー&レポート > 「日常こそ旅。自分の中のジャーニーを楽しむ。音楽もそう」 “ニコニコの日”(毎月25日)、9ヶ月連続リリースの集大成 インストミュージックの創造力と無限の楽しさに浸れる ニューアルバム『Journey』を提げてリリースツアー開催中! SPECIAL OTHERSインタビュー
アルバム全体を決め込まず、
一曲ずつ作っていって最終的に"Journey"に感じた
――今年は毎月25日"ニコニコの日"に1曲ずつリリースして、10月にアルバム『Journey』がリリースされました。最後はアルバムにするという全体像があって、1曲ずつ作っていったんですか。
宮原「全体像はないですね。1曲ずつ作っていって。前回はこういう曲作ったから、次はこういう曲作ろうっていう感じで、あんまり先は見ずに作りましたね」
――一曲入魂っていう感じで?
宮原「そうですね、1曲ずつ順番に。お寿司屋さんみたいなもんで、アナゴ食べたから、次はイカかなとか、そういう感じですね。最後にマグロ食おうとか思わずに作りましたね。結構、そういう風にするとうまくいくことが多いんですよね。旅行でもなんでも、決め込まなかった時の方が面白かったな...みたいな経験が多いんで」
――まさに今作のタイトル通り、"Journey=旅"ですね。
芹澤「ま、そういう感覚になったから最終的に"Journey"に感じたっていうのもあるかもしんないし。決めないことって新しいことが生まれるきっかけになるじゃないですか。決めたらやっぱ自分の中のことしか生まれないし。だから、寿司も旅ですよね。春の彩りセットとか頼むと、これいらねえんだよなっていうのが、出てきちゃったりするじゃないですか...」
宮原「セットの良さもあるけど、やっぱ回転寿司の楽しさだね、我々が求めてるのは。一貫ずつ、1皿ずつ次のを決めていくっていう」
――そういう感じで、ひと月ごとの旬の音をリリースして、最終的に一枚のアルバムになったんですね。
芹澤「そうですね」
――前作『Anniversary』はテーマがロックというお話をされてましたが、今回はアルバムとしてのテーマは特に設けずに?
宮原「そうですね、今回はアルバムのコンセプトとしてより、曲ごとのコンセプトっていう感じで作りましたね。 ただ、1曲目の『Fanfare』とかは、ちょっとロックブームを引きずって作った記憶があります。それで、ベースラインが下がっていくようなコード進行なんですけど、それはけっこう『Anniversary』でも実は多用してた進行だったんですけど。その下がっていく進行がめっちゃ好きなんでもう1曲作れるなと思って作りましたね」
――それ以外の曲はそれぞれ曲ごとにコンセプトがあって?
芹澤「今作の曲たちは1つ1つにコンセプトがあって、コンセプト・アルバムじゃないっていうかね。アルバム全体のコンセプトとか、ちょっとだけ前時代的な感じもしてて。今って、YouTubeで観たいものを観て、サブスクで聴きたい曲を聴くっていう感じで、1曲1曲にスポットが当たる時代だから。それと、アルバムだと8曲目ぐらいの曲は、(聴き手に)めちゃくちゃ無視されてんなっていう気持ちもあって(笑)。でもその曲が好きなんだよって言ってるすごくコアなファンの人もいたりするんだけど。じゃあ、全曲に光が当たればね、どの曲も魅力を感じてもらえるしね。何より覚えてもらいやすいじゃないですか。だから、今回のやり方は時代にマッチしてる座組みなんじゃないかなって、振り返ってみると思いますね」
イメージが限定されるタイトルにはしない
だから受けて側にクリエイティビティが生まれる
――各曲のタイトルは後で決めるんですか。
宮原「最初につける時もありますね。『Fanfare』は最初から決まってた気がしますね。『Early Morning』(M-2)は、当初は"朝靄"っていうタイトルだったんですけど、それをなんとなく近い雰囲気の題名にして。『Apple』(M-3)、『Bed of the Moon』(M-5)も最初から決まってましたね。当初は日本語で、"月のベッド、星のブランコ"っていうタイトルをつけてたんですけど。『Falcon』(M-6)、『Feel So Good』(M-7)、『Point Nemo』も最初からついてて...」
芹澤「『Thank You』(M-10)は違ったかな...」
宮原「いや、最初から『Thank You』だったよ。『Journey』(M-9)は違いましたね。それははっきり覚えてますね。この曲は結構大事にしてて。実は最初の方に思いついたんですけど、これだけ発表する順番をちょっといじったんですよ。仮タイトル忘れちゃったんですけど、アルバムのタイトルにもしたかったんで。単純にいい曲だなと思ったし、アルバムのタイトルにふさわしい壮大さみたいなのを持ってるなと思ったんで。『Journey』の仮タイトルってなんだったっけ?」
芹澤「"Move"だよ。で、『Thank You』は(仮タイトル)"Party"だよ」
宮原「あ、そうだっけ?」
芹澤「曲作ってから最後につけた。俺、結構覚えてる」
――歌詞がないインスト曲なので、タイトルからイメージが膨らむし、なぜこのタイトルになったんだろう?って、すごい想像しちゃいます。
宮原「あー、なるほどなるほど。そうやって考えるのも面白いですよね」
――そうなんですよ。歌詞がある曲って、やっぱり歌詞に引っ張られたりして、それで意味が限定されたりするんですけど、それがないから純粋に音楽に没入できますよね。
宮原「うん、その曲を聴いて合う単語とか名前にしてますね。全く合わないなと思うタイトルには絶対しない。曲聴いて連想されたものとかイメージが湧いたものをタイトルにしてて」
芹澤「相手に(想像する)余地があるものっていいですよね。余白というか...。受け手側にクリエイティビティが生まれるじゃないですか。例えば歌詞があっても井上陽水さんの歌詞とかって、すごい余白があるじゃないですか。 なんかああいうものに近い感覚ですよね。どんな音を出してても、なんか余白が相手にあるっていう。(曲を聴いて)悲しくても嬉しくてもいいっていう」
宮原「そういえば、イメージが限定されるようなタイトルにはあんまりしないですね」
――ちなみに、『Point Nemo』(M-8)ってなぜこのタイトルをつけたんですか? なんだかとても気になります。
宮原「これ、曲作ってる時に、"Point Nemo"っていう場所が地球上には存在する、みたいなYouTubeを見てたんですよ。実際に存在する場所で、あらゆる陸地から最も離れた場所のことを言うんですよ。数学的に計算された、陸地から最も離れた海上のことなんです。陸地から最も遠い場所ってことですね。地球上でその場所が2か所ぐらいあるんだったっけな。今は近くをタンカーとか通ったり、ヨットレースで通ったりとかしてるんですけど」
芹澤「それが意味が二転三転して、"誰もたどり着けない場所"っていう熟語になったりしてるっぽいですね」
宮原「そのYouTube見てたら曲が(頭の中で)流れたんですよ。"Point Nemo"を想像してたら...」
――それは面白いですね。
宮原「"Point Nemo"でひとりで寝そべりたいなと思いました(笑)」
芹澤「怖くね? 一人だと」
宮原「怖いけど、美しいじゃん(笑)」
――ロマンありますよね。まさにジャーニーですよね。
宮原「そうですね。ほんとにそうです(笑)」
――『Falcon』はどうしてこの題名に?
宮原「この曲は実は1番適当につけたタイトルで(笑)。曲ができてから、"Falconってなんだったんだろうと思って検索したら、ハヤブサかって思いました。だから、全然関係ないんです、本当は(笑)」
――この曲のアイデアはどこから? 一度聴くとずっと頭の中で繰り返し流れます。
宮原「クリス・デイヴっていうドラマーの方がいるんですけど。その人のYouTube見てたら、珍しくちょっとアフロビートっぽい曲をやってたんですよ。で、次、こういうの作ろうと思って。取りかかった曲ですね。そこまで激アフロにはならなかったんですけど。結構アフロっぽい曲ですね」
芹澤「これ、超アフロビートじゃないかな?こういう感じもアフリカ人けっこう多いんですよ」
宮原「このアフロっぽい曲って、実はスペアザの伝統というか、実はいろんな作品に結構散りばめられてきてたんですよね」
芹澤「でも全然人気が出ない。一部の人にしか人気がないんですよ」
宮原「でもこの並びできて、いきなりこういう渋いポップじゃない曲が発表されるのは、なんか楽しいなと思いましたね」
芹澤「人気がない曲って、実は思い切ったことがやりやすいんですよね。だから逆に俺らの真骨頂が出やすくなってる曲でもあるんですよね。セッション的アプローチだったりとか、こういう『Falcon』のような曲は」
――なんかすごく記憶に残りますね。
宮原「あ、そうですか。ありがたいです。ビデオには絶対ならないような曲だったんで。今回ビデオにできたんで、すごいいいチャンスだったなと思いました(笑)」
芹澤「驚くほど無視されてるタイプの曲なんで」
――アルバムの中に入れたい曲ですね。
芹澤「そうですね。(スペアザのアルバムを)"キャンプとかでよく流しっぱなしにしてます"みたいな話、よく聞くんですよ。だから、多分8曲目あたりではキャンプの盛り上がりの方が大事になっちゃって、もう曲聞こえてないんじゃないかなと思って。だから、後半の曲って覚えてもらい辛いのかなって...」
――昔、レコードを聴いてた時は、A面聴いてひっくり返して、B面を聴いてたけど。
芹澤「そうですよね。B面になるから、6曲目あたりでもけっこう注目されてたって言いますもんね。だから、今の時代は こうやって1曲ずつ出せたら最高ですよね。みんなアルバムっていう単位もあんまり意識してないんじゃないかなって思ってて。サブスクでもアルバムの曲の中で☆がついてる(推されてる)曲を聴いたりしてるから」
――個人的に『Apple』も心に沁みるような曲だなって。ヴィンテージのような音色だし、ストリングスみたいに聴こえる音がありますが、あれは?
芹澤「あれはメロトロンの音ですね。メロトロンっていうテープに録音して、それを鍵盤に割り振ってるみたいな、元祖サンプラーみたいな楽器があるんですけど、その中にストリングスの音色があって、テープをカートリッジで変えることができるんですけど、それがあの音なんですよね。そういう風にして出してるものをデジタル化して使ってます。本物ってめちゃくちゃレアで、なかなか本物を聴く機会もないし、メンテもなかなかできないし、カートリッジも今現存するものも少ないんですけど、デジタルがすごい再現性が高くて、それを使ってますね。あのストリングスっぽい音はけっこう定番というか、いろんなミュージシャン使ってます。古くはビートルズも使ってるし、70年代60年代ぐらいにめちゃくちゃ使われてたものです。プログレの人もめっちゃ使ってるし」
――そうなんですね。この曲は誰が作られたんですか?
宮原「僕ですね。車に乗ってる時にギターのフレーズが頭に浮かんだんですよね。俺たちにしては珍しいちゃんとしたコード進行で、楽しくなっていって、そのギターフレーズからメロトロンのっけたいなと思ったりして作ってた曲ですね」
――これはなぜ『Apple』というタイトルに?
宮原「これも適当なんですけどね、この曲を聴いてたら、なぜか、『ふぞろいの林檎たち』っていうドラマのシーンが頭に浮かんだんですよね(笑)。ちゃんと見たことないけど。でも、『Apple』にしたら、深みもあるなと思ったんですよ。宗教的な意味合いもあるし、ニュートン物理学とかね。"Apple"って実はすごい物語深いんで、みんなが深読みできるだろうと考えました」
芹澤「俺はビートルズっていうイメージかな」
――聴き手の想像力が膨らみますね。
宮原「そうですよね、そういうタイトルをつけようとけっこう頑張ってます。みんなに想像してほしいから。さっき言った余白の部分ですよね」
芹澤「パッと聴くとトラディショナルのような、ちょっと70年代のロックのようなアプローチに見えるけど、それに現代っぽいアレンジを加えて、また俺らの時代のものに昇華してるっていう意味合いもあるから、そのへん"Apple"ていう言葉と相反する部分もあったりとかするのが面白いですよね。ビートルズの"Apple"(アップルレコード)とはちょっと相反する現代的なアプローチがあったりして」
知らないことへの拒否反応を取り払う
スペアザのライブは1ミリも難しくない
――『Bed of the Moon』は和的なものを意識したっていう発言をあるインタビューで読みましたが、それはどうった意図で?
芹澤「あー、それは『Bed of the Moon』じゃなかったと思いますけど...、でも『Bed of the Moon』もそんな感じですね。シンプルにヨナ抜きっぽい和音っていうか、ペンタトニックを変拍子で使うとすごい様になる感じで。外国の人が日本の音階をすごくエキゾチックに感じるっていう話を聞いてたし、そういう曲がヨーロッパで流行ったりするのを見てたので。今回のアルバムには鍵盤のアレンジのアプローチがそういう方向に向いてるのが多いと思います。(メンバー間で)外国行きてえなって言ってるんで」
――それはライブで?
芹澤「もちろんライブをしに。旅行でも別にいいですけど、せっかくならね」
宮原「(スペアザの)YouTubeでも海外の人からコメント入ってたんで」
――スペアザの曲ってすごく日本から発してる音楽だなって感じます。
宮原「日本のソウルミュージックって、"みんなの歌"だったり、小室哲哉さんだったりするんで。そこで受けた感動っていうのは、やっぱり根本に染みてる気がしますね。ふだんは洋楽ばっかり聴くんですけど。おにぎりの良さも知ってるし、ミートソースの良さも知ってるみたいな感じですね(笑)。おにぎりにミートソースをかけたのがSPECIAL OTHERSだと思ってもらえれば(笑)」
――おにぎりにミートソースかけて、美味しいんですかね(笑)。
宮原「多分美味しいんじゃないですかね~」
芹澤「なんか...美味しくないんじゃないかっていう拒否反応が出るじゃないですか。その拒否反応を取り払うバンドがSPECIAL OTHERSですね。俺はその意識がすごい強いですね。人って新しいものとか、自分が知らないことに対して拒否反応が出るんですよ。なんかそれでも、全然知らなくても、全然超楽しめるからおいで!って感じの気持ちなんですよね。SPECIAL OTHERSのライブってちょっと難しそう...ていう人の話をよく聞くんですけど。1ミリも難しくないんですよ。なぜなら、ちっちゃい子供ほどめちゃくちゃ踊ってくれるんですよ。 子供って多分その先入観がないから、おにぎりミートソース出されてもパクって食うんですよ」
宮原「最近、フェスとかもそうですけど、子連れの方がいらっしゃるんですよね。それで、子供が結構楽しそうに前で観てたりしますね。俺たちのファン層みたいな人が子供を産むような時期っぽくて、子供にめちゃめちゃスペアザを聞かせたりしてるみたいですね。そうやって子供に広がっていますね」
――いいですね! ちょっと話が戻りますが、芹澤さんが和的なものを意識されたっていう話。それは今作に限ったことではなく、今までも意識をされてましたか。
芹澤「そんなに意識してなかったですね。そういうのがかっこいいなとは思ってたけど、今作は意識的にアウトプットしようって思いましたね。『Journey』の最後の方のフレーズとか、言われてみれば『Bed of the Moon』もそういうのけっこう強めに出してますね」
――今は昔よりグローバルに繋がれるから、日本人らしい音を発信する方がより世界中の人にキャッチされやすいですよね。
芹澤「そうだと思いますよ。だから例えばアメリカで通用するようにアメリカ式の何か覚えようっていうよりは、もう俺らは日本で生まれた日本人なんだから、そのままのパーソナリティを音に乗っけられれば、たぶん外国の人も嬉しいんじゃないですかね」
俺らも明るいし、運気が上がる
全員が自分のままでいられるライブ
――では、ニューアルバム『Journey』にちなんで、おふたりそれぞれにとっての"ジャーニー"とはどういうものですか。
宮原「1年かけて曲も作ったし、ドラムの録音の仕方もいろいろ勉強して作っていったので、その全ての制作過程を通して、俺たちは音楽を旅してきた的なイメージがありますね。ようやくコロナの制限も無くなってきて、いろいろダイナミックな変化があったと思うし、時代の波を乗り越えて、みんなもきっとジャーニーしてきたんじゃないかな」
芹澤「俺はまたちょっとそれとは違った感じなんですけど、旅って自分の内側にあると思ってて。割と日常的なことって通り過ぎがちなんですけど、日常でちょっと嬉しかったこととか、ちょっとストレスに感じることもちゃんと意識的に1つ1つを楽しんでエンジョイしていったり、1つ1つを意識的にやっていくことで日常も旅と一緒だなって気持ちになってくるんですよね。それを止めた瞬間に、すっごい自分に負荷がかかったり、ストレスが本当に溜まってしまったりするから。現代の人ってそういうことが多いんじゃないかなと思って。ルーティーンの繰り返しのせいで心が死んでたりするしね。例えば、アイス食べた時に、あっちよりこっちが美味しかったなってことを自分の中で1日のトピックにしてみたりして。そういう日常こそ旅なんだなって、自分の中のジャーニーなんだなって思うと、音楽も日常だし。...これはすごくマイナスにも聞こえるかもしれないけど、インドなんかに自分探しに行っても自分はいないと思ってて(笑)。もっともっと自分の目の前に自分はいっぱい存在するし、その日常を旅していく中で、自分ってものの小ささも大きさもわかってくるし、それこそ自分の中のジャーニーなんじゃないかなって。どこかに行かなくても、どこかに行ってもできる。もちろん音楽もそうだなって思います」
――そうか、深いですね。確かに日常を楽しめてないのは良くないですね。
芹澤「だから鬱になったり、ちょっと悲しい気持ちになる人が増えていってしまってるんじゃないかなって」
――余裕がないと楽しめないですよね。
芹澤「心が亡くなるって書いて、忙しいですからね」
――そうか...、じゃあ、スペアザの音楽を聴く余裕も持ったりして、その音楽の旅を楽しんでほしいですね。
芹澤「そうですね。
――では、ツアーについてお聞きします。今回の[Journey to SPE 「SPECIAL OTHERS Journey Release Tour 2023」]というツアータイトルは、"スペアザへの旅"という意味合いですか。
宮原「そうですね。ツアーに行く人がうっすらワクワクするようなタイトルにしたいと思ってつけました(笑)。SPECIAL OTHERSの通称がSPEなので。最近、TシャツにSPEって書いて売ったりしてます。SPEって文字を見ると、スペアザファンの人はスペシャルアザーズだって思うような 感じになってますね」
――どんなステージになりそうでしょうか。
宮原「やっぱり新譜を中心に、"ニコニコの日"(毎月25日)で出した曲を中心にやりたいので。来る人は、"ニコニコの日"をめちゃめちゃ予習してきてほしいですね」
芹澤「いろんなライブを観に行ってる人も、1回もライブ観に来たことない人も 全員楽しいと思うんで。なんか難しそうかなとか、どんな格好して行ったらいいのかな?とか心配しなくても大丈夫。 気軽な気持ちで来てほしいですね。ショッピングモールに行くくらいの軽い気持ちで。デートの口実でもいいし、結婚記念日の余興にしてもらってもいいですね(笑)」
宮原「結婚記念日って言うと、ちょっと日が限定的だから、夫婦のねぎらいの旅でもいいし(笑)」
芹澤「普段の感謝の旅でもいい(笑)。なんか運気が上がると思います。俺らも明るいし、明るい人が集まった場所はきっと運気が上がると思うんだよね」
―― そこであんまり難しい顔して聴き入らずに?
芹澤「でも、難しい顔しててもいいと思います。それもOK! 難しい顔で論理的に俺らの音楽を分析しにくる人も大歓迎です」
――どんな風に弾いてるんだろうとか、どんな機材使ってるんだろうとか。いろんな楽しみ方があるし、そこで気持ちよく浸れそうな気がします。
芹澤「もう全員が自分のままでいられるライブだと思います」
Text by エイミー野中
(2023年11月17日更新)
Album『Journey』
発売中
《CD収録曲》
01. Fanfare
02. Early Morning
03. Apple
04. Bluelight
05. Bed of the Moon
06. Falcon
07. Feel So Good
08. Point Nemo
09. Journey
10. Thank You
《DVD収録内容》 ※初回限定盤のみ付属
「2023年 ニコニコの日全集『252510』」収録内容 (Music Video LIVE映像)
01. Fanfare 02. Early Morning 03. Apple 04. Bluelight 05. Bed of the Moon
06. Falcon 07. Feel So Good 08. Point Nemo 09. Journey 10. Thank You
《CD収録内容》※初回限定盤のみ付属
「2023年 ニコニコの日全集『252510』」(Music Video LIVE音源)
01. Fanfare 02. Early Morning 03. Apple 04. Bluelight 05. Bed of the Moon
06. Falcon 07. Feel So Good 08. Point Nemo 09. Journey 10. Thank You
スペシャル・アザーズ…宮原“TOYIN”良太(dr)、又吉“SEGUN”優也(b)、柳下“DAYO”武史(g)、芹澤“REMI”優真(key)
1995年横浜の岸根高校の同級生にて結成。2000年頃よりストリート、クラブ、レストランバーなどで活動。2006年メジャーデビュー。以後、音源制作やライブツアー、様々なフェスへの出演他アーティストとのコラボ等、活動を拡げる。2013年日本武道館でのワンマンライブを開催。ソールドアウトとなり、大盛況のうちに終える。2014年には本家SPECIAL OTHERSと並行してSPECIAL OTHERS ACOUSTIC名義での活動も開始。15年にリリースした6枚目のオリジナルアルバム『WINDOW』は6作連続TOP10入りとなるオリコンアルバムチャート9位を記録。16年にはFUJI ROCK FESTIVAL’16「FIELD OF HEAVEN」のヘッドライナーをつとめるなど全国各地のフェスに出演。17年3月にはデビュー10周年記企画の締めくくりとなるコラボ作品集「SPECIAL OTHERSⅡ」をリリースし話題を呼ぶ。18年にはSPECIAL OTHERS ACOUSTIC名義で2nd ALBUM『Telepathy』をリリースし全国ツアーを敢行。2020年5月13日にはSPECIAL OTHERSとしては5年ぶり7枚目となるオリジナルアルバム『WAVE』をリリース。2021年6月7日にデビュー15周年イヤーを迎えた。そして、15周年イヤーの締めくくりとして、2022年6月8日に8枚目のオリジナルアルバム『Anniversary』をリリース。2023年2月から毎月25日“ニコニコの日”に9ヶ月連続リリース開始。10月25日に9枚目ニューアルバム『Journey』リリース。11月3日から[Journey to SPE 「SPECIAL OTHERS Journey Release Tour 2023」]開催。
バンド名の通称は「スペアザ」。
ジャムバンド、インストバンド、ポストロックと評される場合が多い。メンバー表記にあるミドルネームは、アフロビートの創始者、Tony Allen氏により名付けられたものである。
SPECIAL OTHERS オフィシャルサイト
http://www.specialothers.com/index.php
【愛知公演】
▼11月18日(土) 名古屋クラブクアトロ
【静岡公演】
▼11月19日(日) Live House 浜松 窓枠
【福岡公演】
▼11月23日(木・祝) Fukuoka BEAT STATION
【岡山公演】
▼11月25日(土) YEBISU YA PRO
チケット発売中 Pコード:246-809
▼11月26日(日) 16:00
梅田クラブクアトロ
スタンディング-5000円(整理番号付、ドリンク代別途要)
※未就学児童は入場不可。
※販売期間中は1人4枚まで。
[問]夢番地■06-6341-3525
【沖縄公演】
▼12月9日(土) 桜坂セントラル