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ストリングスをフィーチャーしたEPは
「次に進むためのマイルストーンになった」
showmoreが語る、最新のクリエティブ

たおやかで力強さのあるボーカルと、洒脱なメロディー&アレンジを兼ね備え、ジャズやR&B、ヒップホップなど多彩なジャンルのエッセンスを巧みに取り入れながら、独自のセンスを持ってポップミュージックへと昇華している音楽ユニット・showmore。今年は憧れだったというビルボードライブ東京・大阪・横浜で単独公演を行い、その合間にはストリングスカルテットをフィーチャーしたEP『△(メジャー)』をリリースするなど積極的に歩みを進めてきた。中でもこの『△』は、本人曰く「これから新しいチャレンジができるという意味できちんとマイルストーンを置けた」という自信作となった。ビルボード公演を前に先行リリースされていた「silky」「habilabi」、そしてこれまで自主制作のデモ盤にのみ収録されていた「highway」や「aurora」のオリジナルバージョンなど初期の代表曲をリアレンジして収録しているほか、盟友であるソウルシンガーZIN(Soulflex)との共作「in the mirror」を含めた全5曲を収録。そこはかとなくアーバンで大人の夜を感じさせてくれるこのEPはいかにして生まれたのか。ヴォーカリストの根津まなみとキーボーディスト/プロデューサーの井上惇志のふたりとZoomをつないで、思いを語ってもらった。

今は歌うたびに、希望が湧くし
ナチュラルに自分自身でいられる(根津)

――この取材は午前中にスタートしているわけですが、おふたりは午前中のルーティーンはありますか?

根津「コーヒーを飲むことかなぁ? 井上くんは?」

井上「僕、夜型人間なので、基本朝は使い物になっていないんですけど、コーヒーとか胃に何か入れてから、昼の12時前後までに使い物になるようにするという感じですかね?」

――ミュージシャンの方はそういうイメージあります(笑)。

根津「でも私は朝に強いんですよ。規則正しくしていて、午前中から仕事している方です。そっちの方が調子はいいかな」

――やっぱり制作は夜行われます?

井上「作業が進んでない! と焦って、いろいろと選択を迫られてくるのが夜なんでしょうね」

――夜の決断には自信がある方ですか? 何事も夜に決断せず、1日寝かせて日中に決断した方がいいとか言いますけども...。

井上「夜中に決断しない方がいいと思います! ミックスチェックなんかは午前中にした方がよくて、夜は独特のテンションになっちゃうのでダメですね(笑)」

――そんな午前中にインタビューが始まりましたけど(笑)、今年は6月と8月にビルボードライブ3カ所でのライブを終えてからは、どういった日々を過ごされているのでしょうか。

井上「僕、休みがなくて70連勤ぐらいしていたんですよ。ずっと個人としていろんな現場をやりつつshowmoreのツアーを進めたり制作をしたりとバタバタでした。夏休み、なかったなぁ」

根津「私は井上の活動が忙しかった分、ゆっくりさせてもらって音楽を聞いたり本を読んだり、夏休みをしっかりもらって北海道で半月ほど避暑してきました。制作もマイペースに進めていましたね」

――今の状況としては、ツアーのリハが始まっている?

根津「(この取材時点で)来週からですね」

井上「...もう来週なの!?」

根津「迫ってきております(笑)」

――今はビルボード公演を終えて一区切りというところなのかなと思うのですが、まずはそのビルボードを終えての感想からお伺いできればと思います。

根津「楽しかったです。念願叶ったと言いますか、ビルボードは目標の場所のひとつでもありましたし、今回私たちは弦カルテットとのライブだったんですけど、それもずっとやりたいねと言ってきて、やっとこのタイミングで実現できたという達成感に溢れたライブでした」

――ビルボードが目標だったというのは...?

根津「やっぱり来日公演とかもある会場なので、出る場所というよりはおしゃれして見に行く場所だったんですよね。ここに自分が立てるようになったんだなとうれしかったです」

井上「大きい会場は他にもあると思いますけど、アーティストとして音楽力や人間力が伴った状態でやらないと上滑りしてしまうというか。会場の格に対して自分たちが自信を持ってそこに立てる経験も持って到達できたことが大きかったのかなと思います。ひとつひとつ歩みを進めて来れたことを実感できました」

――ビルボードにライブを見に行くというのは、特別感がありますもんね。

井上「今ビルボードで自分たちにしか見せられるものができなければ、ステージに立つ意味はないなと思うぐらいでした。それがちゃんとできたのはよかったですね」

根津「ビルボードさんからお声がけいただいて、ぜひやらせていただきたいですとお答えして。とてもいいタイミングでお誘いいただきました」

――その8月のビルボードライブ横浜でのライブの直前に、EP『△(メジャー)』をリリーされました。まずは、すごくインパクトのあるタイトルですよね。コード表記である"△"をタイトルにしようと思ったのはなぜだったのでしょう?

根津「いつもタイトルはふたりで相談して決めるんです。今回の収録曲は私たちが出会ってすぐに作っていた曲と、今年のビルボードに合わせて書いた最新曲の両方があって。それは私たちが積み上げてきたものの現れだよねと。何かを積み上げた状態を図で表現したら、三角だなと思ったんです。そんな私たちの積み重ねを表現する言葉がないかということをずっと相談してきたんですけど、その時に井上くんが『コード名のメジャーは? 三角じゃん!』って」

井上「言葉ではなく図形で表すのはより直感的だし、と。バックストーリーを押し出したい訳ではないけど、自分たちとしてはちゃんとストーリーや意味のある言葉がいいし、筋の通ったものにしたかったんです。三角は積み上げている図形の象徴だったりするし、先端が尖っているからより尖ったものになっていくという意味合いもあります。それとメジャーコードは明るい響きの三和音で、見通しが明るいものですよね。そういう意味合いも込めて、三角という記号で、読み方をメジャーにすることでshowmoreとしてのストーリーも含ませました」

――この作品は先のビルボードの公演のために作られて先行配信されていた「silky」と「habilabi」ありきで制作されたEPという位置付けになるのでしょうか。

井上「いや、同時並行で作っていました。ビルボードの公演を行うにあたって新曲をやりたいという思いがあったのと、「highway」と「aurora」に関してはかなり前に録音していたんですけど、自分たちの作風的にどう出すのが正解かわからず浮遊したままの状態でした。そうなった時に、既存曲をアコースティックな感じでやりつつ、新しい2曲も一緒にパッケージしたらいいのかもという見通しがなんとなく見えてきてから、グッと制作に進んだという状態でした」

――なるほど。そもそもビルボード公演のために新曲を2曲出すということも珍しいですよね。アルバムを出して全国ツアー! というのはよく聞きますけど。

根津「確かに。私たちの曲の作り方としては私がメロディーを書いて、井上くんにこういうのやりたいと渡す、みたいな方法で進めることが多いんです。「silky」も、私がずっと5拍子の曲を書きたくて、それを井上くんにこういう曲が書きたいんだとシェアして。タイミング的にはビルボード公演が予定されている今なんじゃないか、ストリングスを入れるのはどうだろう? と作り込んでいったんです」

井上「そうやって「silky」のレコーディングをするなら、もう1曲一緒に録るのもいいなと思っていました。「habilabi」は「silky」のリハーサルをしていた時に、僕がこういうイメージのビートどう? とセッション的に作ったトラックに根津がメロディーを乗せるという作り方でできあがっていきました。じゃあ「silky」も「habilabi」もストリングスで行ってみようと」

――それはビルボード公演だからこそ、会場の空気感も含めてストリングスを活かす楽曲をという思いもあったのでしょうか。

根津「うん、そうですね。通常のライブでストリングスのカルテットを入れることはまずないので、今回だからこそこういうアレンジで書けたと思います」

――ストリングスを軸に考えた「silky」と「habilabi」の2曲に対して、既存曲の中から2曲リアレンジして収録しようとなった時に、たくさんの曲の中から「highway」と「aurora」をセレクトされたのには理由があったのでしょうか。

井上「実はこの2曲に関しても、元々ストリングスを入れる予定で作っていた曲だったんです。「highway」と「aurora」も3年前のリキッドルームでのワンマンの時にはストリングスアレンジで披露したし、サードアルバムのストリングス曲を録音していた時に実は「aurora」のストリングスも録ってはいたんです。ただ、その時のアルバムのカラーには合わなかったし、録ったはいいけどいつ出そう? と。そういう状況があったので、ストリングスを活かした「silky」と「habilabi」があって、「highway」と「aurora」もストリングスアレンジでいける、という結論になりました」

――なるほど! 特に「aurora」に感じたことなのですが、ファーストアルバム「overnight」に収録されているものと、『△』に収録されたものと聞き比べてみたら、根津さんの歌い方がすごくたおやかになられたなという印象を受けました。

根津「最初の「aurora」は、言ってみれば本当に私も拙かったといいますか。レコーディングにも不慣れで若かったこともあるし、ラッパーの田中光さんとも一緒にやらせてもらっているので意味合いも違うところはあるんですけど...「aurora」はライブでよくやってきた曲なんです。ライブを重ねてきたことで私もしっかり曲を自分のものにして来れたといいますか、今の私だからこそああいう歌い方になったのかな。もちろんこの後も変わっていくのかなとも思います。私にとってはすごく自然なことだなと思いますね」

――今の「aurora」はどのような歌い方を意識しているなど、具体的に言葉にすることは可能ですか?

根津「うーん...なんだろう?...... 希望かな?」

――希望。

根津「うん。自然に前を向くことができているというか。今まで自分の中でポジティブな感情はあまりなかった気がして。もっとネガティブなパワーで歌ったり曲を作ることが多かったんですけど、今はもっと純粋に楽しい気持ちでライブもできるし、歌を歌うことができています。だから歌うたびに希望が湧くというか、自分の中でキラキラする部分があるんです。ただ自分としてはとにかくナチュラルに私自身でいられるようになったと思います」

――そう感じられるようになるきっかけみたいなことがあったのでしょうか。

根津「いや、それは本当に積み重ねだと思います。ステージで歌うたびに自分のことを理解していく感覚というか、自分自身が深まっていく感覚があって。この時に圧倒的に変わったという訳ではなく、これまでマイペースだけど歩みを止めずにやってきたことが形になっているのかな」

――井上さんは一緒に活動されている中で、根津さんの変化は感じられていますか?

井上「そうですね、シンプルに歌手としてのフィジカルが上がったこともあると思うし、前は曲の世界観に引っ張られているような感じでしたけど、今は自分の器の中で曲の世界観をコントロールしている印象はあるかもしれません」

――歌い方に変化が訪れたことで、サウンド面でできることの幅が広がることはあるのでしょうか。特にリアレンジする楽曲に対してはやれることが増えるのかなと。

井上「それはあまりないかもしれないです。僕自身プロミュージシャンとして活動し始めたのがshowmoreを結成した頃からなので、言えば経験も知識もないところから手探りで始めた感じなんです。どちらかというと、僕の音楽の知識やスキル、やりたいことが明確になったことで幅が広がったという方が正解かもしれません。昔の方がより雑多で初期衝動だけでやっていたところがありましたけど、今は自分のやりたいことが明確になってきて聞く音楽の幅も広がった結果、やれることが増えたという方が正解ですね」

EPリリースできたことで、
次の活動への自由度が増した(井上)

――今回リアレンジされた2曲に関して、サウンド面ではどんな工夫をされたのでしょう? こんな感じで聞かせたいというようなイメージはありましたか。

井上「全員ずっと一緒にやってきたサポートメンバーと作り上げたので、その生音のダイナミクスみたいなものをそのまま出すことをイメージしていました。ただ生で録った時にどうしても出てしまういなたさみたいなものはミックスやアレンジをして、音源的強度を高めるという感じを目指しました」

――具体的にはどのような作業だったのでしょうか。

井上「ドラムの処理をちょっとタイトにしてみたり、ストリングスも曲によっておもしろい使い方をしたり、「habilabi」はコーラスの重ね方と打楽器の入れ方を工夫したり。生のダイナミクスを活かしつつ、音源的な試みを生音として成立する範囲内でいろいろやってみた感じですかね」

――先ほどおっしゃった"生のいなたさ"みたいなところは、音源だと録音した後で調整が可能だと思うんですけど、ライブはそのまま出てしまう感じになるイメージですか?

井上「逆にライブだと、いくらでもそのまま出て大丈夫だと思うんです。僕はずっとライブの人だったので、ライブだとお客さんの心を掴むことはできるんだけど、音源を作るのがとにかく下手くそだったんですよ」

――下手くそ!

井上「生で録ったものをそのまま出してもよくならないというか。初期の曲はコーラスも入っていないし、鍵盤も一本だったんです。当時showmoreはバンドだったんですけど、4人で演奏できる以外のものを入れるのは変だ、みたいな思いがありました。音源は音源でそういう芸術作品で、ライブはライブで別物という切り離しができてからは、音源は声の処理をやったり、コーラスを重ねたり。ピアノもいつも聞こえている生っぽい音でずっと入れていたんです。音源でそれをやるともっさりする感じでしたけど、今はピアノのいらない帯域はバッサリ切ったり、エディットしたりという割り切りをして、生は何も考えずにドーンとやるとメリハリがつきましたね」

――音源とライブをうまく使い分けできるようになったんですね。

井上「昔はライブでも弾けるものをPCから出したりするのが嫌だったんですけど、こういう音はPCから出す、こういう音は生でやるという割り切りができたら、今回のビルボードみたいに生でやろうと決めた公演に関しては思い切りやれるようになって。生演奏の波や不安定さ、再現性のなさも強調できるようになったと思います」

――なるほど。そしてEP最後に入っている「in the mirror」は、シンガーソングライターのZINさんと共作になっています。そもそもZINさんと一緒に曲を作ろうとなったのは?

根津「実はこの曲を作ったのは随分前でして、2019年かな? 当時ZINがやっていたTOKYO CRITTERSというグループとライブで一緒になった時、急速に距離が縮まったんです。それまでも彼を知ってはいたけど、その日お互いいいライブができたんですよね。それで盛り上がって、一緒に曲を作りたいと言ってくれて。その勢いで、後日スタジオに入って作った曲でした」

井上「これも最初は僕らふたりで作って、弾き語りで3人でやって、それをトラックとしてパッケージしてZIN feat. showmoreという形で一度パッケージにはしたんですけど、これもたまたま何かのレコーディングの時に急遽ピアノを使って、ZINとshowmoreの3人で録ることになったんです。何に使うか全然決めていなかったけど、とにかく録ろうと」

根津「それをね、8月のビルボード横浜でやってみたらすごくよかったんです。これを今EPに入れるべきなんじゃないかと。なので、元々録ってあったものに、ストリングスを重ねて、最後の曲として収録しました」

――おふたりが思う、ZINさんの素晴らしさとはどんなところでしょうか?

根津「ZINは、もうお互い近すぎて照れるぐらいなんですけど、ボーカリストとしてあの声はちょっとズルイよなといつも思っていて。ZINが声を発しただけで、キュンとするというかヒーってなるし、胸が締め付けられるんです。場を支配するというか」

――胸が締め付けられる感じ、すごくよくわかります。

根津「誰しも虜にする声だし、かつ彼はすごく努力をしているんです。私、歌を上手い下手で言うのは好きじゃないんですけど、彼はすごく上手いと思うんです。それは天性というよりも努力で得たもので、すごく尊敬しています。しかもshowmoreでコーラスしてくれる時は、私にビブラートまで全て合わせてくれているんですよ」

――えー! そんなことできるんですか?

根津「そんなことできるんですよ、ああいう人は。私はできないです! ZINは私に寄り添って、歌のことだけ考えさせてくれる人ですね」

井上「僕は、人間的な湿度があるところだと思います。彼が取り組んでいるR&Bはすごくパーソナルな題材で、自分の人間的な部分、湿度がある音楽だと思うんです。今の音楽のシーンだと、プラスに働くこともあればマイナスに働くこともあって、ポップなものはもっとカラッとしていると思うんです。題材が一見湿っぽくても、パーソナルな湿度は乗っていないというか。湿度が乗ってないことで多くの人に刺さることもあると思うんです。ZINの場合は、自分の苦悩や葛藤、個人的な感情を歌に乗せるから、刺さらない人には全然刺さらないこともあるけど、刺さる人には刺さって抜けないぐらいの力がある。僕は人間が見える歌が好きなんです。代替不可能、彼じゃないとダメというものがしっかりあるのが素晴らしいなと思っています」

――なるほど。実際EPが発売されて少し時間が経ってきましたが、おふたりにとってこのEPはどんな存在になってきているでしょうか。

井上「出せてスッキリしたかな。自分たちが得意なものとやりたいもの、それと自分たちが書いてきた曲は必ずしも同じ方向にないんです。特にshowmoreはポップスだからとっ散らかってるんです(笑)。自分たちの中にあるものを音源化することを考えた時に、僕らの原点である生の弦の鳴りやグランドピアノ、アコースティックな生のダイナミクスを持つもの、そして過去の価値観も新しいものも提示できて、それを一旦EPというパッケージにできたので、次に進めるなと。次はトラックっぽいものや打ち込みっぽいものでライブをしようとか、新しいチャレンジができるという意味できちんとマイルストーンを置けたかな」

根津「井上くんがスッキリしたって言いましたけど、私もそうで。私は通過点、ここからまた先に進めるっていう感じで、本当に同じだなと思いました。新しい曲...「silky」と「habilabi」は新しいチャレンジの気持ちで書けたのも大きかったです。前向きにワクワクする感じ、次は何を書こうかなと思わせてくれる作品になりましたね」

井上「リリースできたことで、次の活動への自由度が増しました」

――そしてこのあとは2年ぶりの全国ツアーが始まります。このタイトルは?

井上「これは+と書いて、オーギュメントと読みます。これもEPからの流れでコードネームなんです。拡張するという意味もあって。これまでいろんなことを積み上げてきて、そこから拡張していくというイメージです」

根津「これも今の私たちの気持ちの表れですね」

――これは、どういったツアーになるのでしょうか。

井上「自分たちのツアーという形で何都市かを回るツアーです。紐づくようなリリースはないですけど、次に拡張していくための新しいライブの見せ方、進化した部分を見せられるものになるかと思います」

根津「この2年間で書いてきた曲や新しい曲もやりつつ、とにかくやりたいことをやってやろうぜっていう」

井上「リリースに縛られていないので、自由度のあるライブになると思います」

――ライブごとにセットが変わったりメンバーが変わったり、showmoreはそもそも自由度が高いライブをされてきたなとは思いますけど、今回はバンドセットで行うということにどんな狙いがありますか?

井上「今自分たちがやれる音楽を、今一番表現できるのがバンドかなと。トラックっぽいものも生っぽいものも両方表現できるのがバンドなので、そういう意味で自分たちのやりたいことをやれる、のがバンドセットですね」

根津「自分たちの曲を増幅させて、しっかり伝えることができる。魅せることができるかなと思っています」

――関西は兵庫の月世界で行われます。ドレスアップして出かけたい会場ですね。

根津「私たち、実は月世界に行くのは初めてなんです。みんながワクワクしてくれたらいいなと思いますね。私たちもワクワクしながらお待ちしています!」


Text by 桃井麻依子




(2023年11月17日更新)


Check

Release

デジタルシングル
『Pure』

2023年11月22日(水)配信リリース

showmore初となるクリスマスソングをリリース!本作は冬の札幌を彩るイベント「2023 さっぽろホワイトイルミーネーション」のコラボレートミュージックとして書き下ろされた。ピアノとボーカルが主体のストレートな楽曲で、街に輝くイルミネーションに包まれてピュアな気持ちを思い出す様子を描く。トラックアレンジには盟友Shin Sakiuraが参加し多幸感溢れるクリスマスソングとなっている。

 

Digital EP
『Δ(メジャー)』

配信中

《収録曲》
1. aurora
2. highway
3. habilabi
4. silky
5. in the mirror

Profile

showmore(ショウモア)=ヴォーカリスト根津まなみとキーボーディスト/プロデューサー井上惇志によるユニット。2015年の結成当初は4名からなるバンド編成だったが、2017年より現編成で活動を開始。その直後にリリースした楽曲 「circus」はノンプロモーションにも関わらずミュージックビデオ再生回数を飛躍的に伸ばすなど話題となった。2018年5月に1stアルバム『overnight』、2019年12月に2ndアルバム『too close to know』、2021年10月 に3rdアルバム『seek』とコンスタントに作品をリリース。独自の詩世界と歌唱、ジャズやR&Bをべースにさまざまな音楽を取り込んで表現する、唯一無二のポップネスで独自の立ち位置を確立している。


Live

showmore tour 2023
『+(オーギュメント)』

【北海道公演】
▼11月21日(火) mole
【愛知公演】
▼11月30日(木) 池下CLUB UPSET

PICK UP!!

【兵庫公演】

Pコード:251-922 
▼12月8日(金)19:30
Live Hall クラブ月世界
前売-5000円(整理番号付、ドリンク代別途要)
学割-3000円(当日要学生証、整理番号付、ドリンク代別途要)
※小学生以上は有料。未就学児で席が必要な場合は有料。
※学割チケットは入場時に学生証の提示が必要。
[問] GREENS ■06-6882-1224

【福岡公演】
▼12月10日 (日) ROOMS
【愛知公演】
▼12月21日(木) ダンスホール新世紀

チケット情報はこちら


『INTERSECTION~GRIT at Shibuya 2nd Anniversary~』

【東京公演】
▼12月1日(金)GRIT
[出演]showmore/Soulflex


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