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FM802『THE NAKAJIMA HIROTO SHOW 802 RADIO MASTERS』
中島ヒロトと3人のディレクターが語る、
番組15周年と11/26『GO! HAPPY GO!』@大阪城ホール!

平日の午後、ラジオを80.2に合わせると聞こえてくるのは中島ヒロトの声。月曜から木曜までの14時から18時まで、晴れの日も雨の日も、ハッピー&ファンなトークと音楽を届けてきたFM802『THE NAKAJIMA HIROTO SHOW 802 RADIO MASTERS』。中島がちょうど40歳の時に自身の名が冠となるこの番組がスタートし、今年55歳&番組15周年という節目の年を迎えた。今回ぴあ関西版WEBでは、おめでとう! アニバーサリーインタビューを敢行。現在の番組作りをがっしりと支えているディレクター陣3人もゲストに迎え、番組15周年について、そして11月26日に大阪城ホールで開催を予定している『802 RADIO MASTERS 15th Anniversary LIVE ~GO! HAPPY GO!』について話を聞いた。インタビューでは、日々コミュニケーションを重ねながら番組作りを行なっているからこその、4人のいい関係性はもちろん、“好き”を番組に反映させながら楽しんでいる姿勢が見えてきた。

番組内で15年変わらないのは、
いつでも「ヒロトがここにおる」こと

hiroto231108-2.jpg――FM802『THE NAKAJIMA HIROTO SHOW 802 RADIO MASTERS』が15周年を迎えられたということで、アニバーサリーインタビューを行えたらとFM802にお伺いしております。そしてこちらにはヒロトさんと番組ディレクターのみなさんにお集まりいただきました。

全員「よろしくお願いします!」

――まずはヒロトさんから、ディレクター陣をご紹介いただけますか?

中島「わかりました。まず唯一の男性ディレクターで、番組のチーフディレクターをやっている但馬康友さん。彼は水曜日を担当しているほか、チーフとして全曜日を取りまとめてくれています。そして向かって一番左の玉谷綾菜さんは月曜日担当、火曜日と木曜日の担当が中世古栞奈さん、この3人がディレクターとして番組を制作しています」

――なるほど。逆にディレクターのみなさんに番組歴などをお伺いできればと思うのですが。

玉谷「私は2017年に営業職として働いていたところからラジオの制作職に転職して、初めてついたのが『RADIO MASTERS』のアシスタントでした。ディレクターになってからは1年ぐらいです」

但馬「彼女がアシスタントからディレクターになったのは、結構早いスピードだったように記憶していますね」

中島「ディレクターになってからも修業の日々ではあるけど、確かに彼女の昇格は早かったかもしれないね。中世古は?」

中世古「私は玉谷より少し前で、2015年の夏に他業種から転職してきまして、そこからずっと『RADIO MASTERS』を担当しています。入社3〜4年目でディレクターになりました。ディレクター歴は5年ぐらいですね」

中島「ちなみに但馬はうちの番組を担当する前から他の番組でディレクターをしていて、簡単にいうと異動してきたみたいな感じなんです。実は俺以外の立ち上げのスタッフはもういないんですよ」

但馬「そうなんです。僕はこの番組でのアシスタントを経験せずに、いきなりディレクターで入らせてもらいました」

中島「10年経つ?」

但馬「経ちますね」

――ふむふむ。そもそもなんですが、ラジオ番組のディレクターとはどんなお仕事なんでしょうか?

但馬「僕らの役割としては現場監督ですかね。日々の番組の進行やゲストブッキングの管理、選曲も含めて番組に関することは全て行っています」

中島「DJがほぼほぼ全て選曲するような番組もあるけど、うちは一部僕が選曲をしつつ、あとはディレクターに委ねているのね。番組に合うアーティストや番組っぽい曲のカラーみたいなものを毎週みんなで会議をして共有をして、ゲストブッキングや選曲に生かしてもらっています。3人、当たり前だけど選曲のカラーが違うんです。でもそのバランスがすごくよくて、ちょっとずつ好みもあるけど、曜日ごとにこんなアーティストや曲を推しますっていうのがちゃんとあるんですよ」



――ヒロトさんが見ていて、ディレクターさんそれぞれの音楽の好みを言葉にできたりしますか?

中島「言葉? 難しいなぁ! 中世古は絶妙なところでいつもワールドミュージック入れてくるとか?」

全員「あははははははは!」

中島「すごく好きなんだろうなぁって。但馬は、ジャンルに関しても非常にバランスが取れているなという感じかな。...ただ急にヒップホップを入れてくることがありますね。玉谷もバランスが取れているけど、尖った曲やアーティストを急に入れてくることがあるかな。インディーズの不思議な感じのアーティストをシュッと入れてきたり。あと玉谷は韓国のアーティストに詳しいから、その辺りをうまく差し込むなというのもありますね」

――確かに三者三様という感じですね。みなさんが番組の制作とオンエアをコツコツと積み上げられて、今年『RADIO MASTERS』が15周年を迎えたということに対して、率直な感想をお聞かせください。

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中島「それ、若手から聞いてみたいね!」

玉谷「じゃあ、私から...リスナー時代からずっと聞いてきた番組に携わらせてもらって、こういう取材に作る側として参加させてもらって光栄ですという気持ちです」

中世古「私も同じで途中から入ってきたので、たまたま15周年に居合わせてもらっているという感覚ではあるんですけど、それがラッキーだなという感じです。それをヒシヒシと感じさせてもらっているのが、今この場だなと思っています」

中島「取材とか、なかなかないもんね〜」

中世古「ないですよ! それと、番組発信のイベントを大阪城ホールでやるというのも、15周年なんだなということを実感できていると思います」

中島「確かにね。チーフはどうですか?」

但馬「そうですね、僕も15年同じ番組が続くのは、大変というかなかなかないことだと感じています。ヒロトさんが40歳でスタートして15年。ヒロトさん自体、この15年で深みが増しているじゃないですか」

中島「ふふふ。年齢も、キャリア的にもね」

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但馬「はい。番組がヒロトさんを軸に15年続いてきた中で、変わらないものと変わってきたものが混在しているというか。ヒロトさんの年齢とともに番組のテイストは変わっていっていると思うんですよ。でもリスナーにとっては、久々に聞いてもらっているとしてもあの時のままの中島ヒロトがそこにおる! という感じじゃないかなと思うんです。僕はそれがすごいなと、やりながら感じていますね。そういう番組を一緒に作らせてもらっていることは感慨深いですよね」

――但馬さんが「変わらないものと変わってきたものが混在している」とおっしゃいましたけど、変わっていないこととはどんなことでしょう?

但馬「ヒロトがここにおる、っていうことだと思うんです」

玉谷中世古「おぉぉぉぉ」

中島「深いな〜」

但馬「この時間に802をつけたら、ヒロトさんがおるということ。それが一番大きいですよね。もちろんヒロトさんの年齢の変化に伴って、トークの内容は変化してきていると思うんですよ」

――ご本人的にもそれは感じられていますか?

中島「40歳の時に興味があったものと55歳の今興味のあるものや生活スタイルも変わってきているから、言っていることは変わってきているのかなとは思うよね。ただ、但馬が言ってくれたみたいに"ヒロトがいるよ"みたいな部分で言うと、毎日ラジオができてうれしいなという思いは変わらないので、それが一番大きいのかな。よくこの3人やADさんにも話をするんだけど、15年ずっとうちは『ハッピー』がキーワードだと。極端な話をすると、番組ではハッピーなものだけを扱いたいと思う気持ちは40歳の時から55歳の今も変わらないかな。自分の生活スタイルも含めて」

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――それは30代だったら考えなかった?

中島「いや、その考えが30代で構築されたと思う。『HAPPY FUN RADIO』(RADIO MASTERSの前に中島が担当していた番組で、毎週月曜〜木曜 朝10:00〜13:00に放送していた)のおかげだよね。昔はAMラジオをやっていた影響もあって、ブラックユーモアを発揮していたのね。リスナーさんをいじる的な感じで。そこから昼のワイド番組を担当するようになったこともあって、ラジオというものはハッピーであるべきだと思ったの。どんな人が聞いているか想像が追いつかないほどたくさんの人が聞いてくれているお昼の番組の担当だから尚更。主婦の人もいれば会社で聞いている人もいるだろうし、仕事を終えて家で聞いている人や学生もいる。その人たちに共通で伝えたいことを考えたら、ハッピーな人がハッピーなことを喋っているということが大事かなと」

――ディレクターのみなさんも、それに倣って「ハッピー」を心情に番組作りをされている感じですか。

但馬「選曲に関しては特にそうかもしれないですね。楽曲の持つ雰囲気でハッピーを作ることを意識しているというか」

中島「バラードはかけませんとかそういうことではないけど、全体的にハッピーを伝えるという意識はみんな持ってくれているのかなと思いますね」

――15年番組が続いた一番の要因とはなんでしょう? という質問をしようと思っていたのですが、それは「ハッピー」という番組のテーマが早々に見えていたこと、でしょうか。

中島「うん、自分の中ではそうかな。でも15年続くとは思っていなかった。朝の番組が10年続いて、あぁこれが自分の最長記録の番組かなと思いながら『RADIO MASTERS』が始まった感じだったから、まさか自分のキャリアで一番長い番組になるとは思っていなかったね。なんで15年続いたんだろ...なんでなんだろ?」

但馬「わはははは!」

中島「この番組、時間帯が2回変わっているんです。始まった時は15時から19時、その後13時から17時になって、今の14時から18時が一番長いんだけど、そういうことはなかなかなくて」

――そういうことといいますと?

中島「時間帯が変わると番組名も変わったり、DJも替わったりするんだけど、時間は変わっても4時間でやってくださいと局に言ってもらってきたの。それは期待してくれていたのか、面白いと思ってくれていたのか...。でもなんでなんだろう? なんで続いたんだろうね? みんなどう思う?」

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――元リスナーでもあり、今は制作に携わられている玉谷さんと中世古さんは、15年続いている理由とはなんだと思われますか?

玉谷「毎日聞いても飽きないし、新しい曲との出会いもあるし、明日もラジオあるし頑張ろうって思えるような番組だったことかなと思いますね」

――その飽きさせない工夫をされているのは、ディレクターさんたちでもあると思います。そこに対する難しさってありますか?

但馬「...僕、まず自分たちが飽きないことが大切だと思うんです」

中島「おぉ!」

但馬「これはヒロトさんから言われたことなんですけど、自分たちが楽しんでいないとリスナーは楽しんでくれないから、まずは自分たちが楽しめるものを見せようと。その雰囲気はリスナーに伝わるからって」

中島「15年続いていてこんなこと言うのもアレだけど、俺はものすごく飽き性なのね。あと自分が一番最年長な上にラジオの制作もかじっていたこともあるから、春になったら全部BGM替えようぜとか、今までは曲から始めていたけどトークから始めようとか、原稿を全部変えてみようとか、そういうのは折に触れてやってきたよね」

但馬「やってきましたね」

中島「それは新鮮な気持ちでいたいからなの。でも急に変えるのは嫌で、区切り大好きだから、来年4月まで待とうとか改編の時期にやろうとか言っていますね。そんなことやりながらも、飽きたらすぐやめる。俺、これはラジオの本質だと思っているんだけど、満を持して新しいコーナーを始めるとするでしょ? 反応がイマイチだなと思ってコーナーをやめても、覚えている人は少ないなあって。悪い意味ではなくて、ラジオがながら聞きできるメディアだからだと思うんだけどね。一生懸命作るけど、固執はしない。相反するようでそういうところでバランスを取っているのは、自分たちの中で飽きないためのやり方かな。中でも但馬は企画マンなのね。アホみたいな内容も多い但馬のざっくりした企画を、玉谷・中世古がもっと詰めてくれています。なんかうまいこと自分たちの中で飽きない工夫をしている感じもありますよね」

――そう聞くと、ラジオというのはチャレンジングなことができるメディアですね。

中島「うん、できるできる。ステップ軽い感じでいいよね」

――ちなみにこの15年、番組を続けられていてターニングポイントになったことや事件的なことってありましたか?

中世古「個人的に焦ったこととかはめちゃくちゃありますけどね...」

中島「あはははは! 俺はいい意味でもビビったのは矢沢永吉さんが番組に来てくださったことかな。あの時は但馬、いたよね?」

但馬「いましたね〜」

中島「生放送で来てもらって、新譜についてとかいろいろインタビューもして。僕は40代だったから、番組を通してとにかく矢沢さんに爪痕を残さないと! と思ったんだよね」

――おぉぉぉぉ。

中島「今なら思わないと思うんだけど(笑)。『矢沢さんはロックンロールの象徴みたいな方ですけど、僕にとってはこの4時間の毎日の生放送が一番ロックンロールだと思っているんです』とか言ったのに対して、『へぇ〜』って矢沢さんが返してくれたところで番組が終わっちゃってね。さらっと終わったなぁウケなかったなぁと思っていたら、放送終了後矢沢さんをお見送りする時に肩をポンって叩かれて、『生放送がロックンロールだって話、めちゃめちゃよかったよ』って言ってもらったわけ」

――かっけぇ...。

中島「ね? 至近距離で『よかったよ』って言われて、爪痕残せた! って。あれは一番興奮した出来事だったな。ゲストでいうと、(山下)達郎さんも興奮したかな」

但馬「興奮でいうと、僕はKen Yokoyamaさんですね。世代的に大ファンだったのもあるし、ヒロトさんが昔AIR JAMにスタッフで行っていたっていうのも知っていたので、自分的には教科書に載っているような歴史上の出来事っぽくて」

中島「中島ヒロトは2000年のAIR JAMのスタッフだった! と(笑)」

但馬「そうですね。もちろんKen Yokoyamaさんが『RADIO MASTERS』に来てくれた! というのも、僕に印象深かったです」

中世古「その週は難波(章浩)さんも来てくださいましたよね」

中島「そうそう!」

中世古「たった1週間の間にこんなことがあるんや! って興奮しました」

中島「ディレクターたちがずっと昔から好きだったり応援しているアーティストを番組に呼ぶのはいいことだと思っているんです。その分一生推してくれよ、とは思っていますけど。ね? 玉谷は大好きなアーティストがいるよね」

玉谷「SHINeeのオンユがずっと好きです」

中島「玉谷がこの人が好きなんですと、ただ好きということだけではなくて音楽性をしっかりプレゼンしてくれて、そこまで言うならぜひやろうということで番組にゲストに来てもらったんです。オンユくんはめちゃくちゃいい人だったし、玉谷とライブも見に行ったんです。もし彼女がいなかったら、僕も体験できなかったし、触ることがなかったジャンルのアーティストだったから、プレゼンを聞いてよかったなと思ってるのね。でもみんな自分の好きなアーティストをいい感じに組み込んで、いいバランスを取ってくれているのよ。それもさっきの話じゃないけど、飽きない要素だと思っていて、俺は知らなかったけど、めっちゃかっこいいんですっていうアーティストや音楽を3人がそれぞれ持ってきてくれるのも飽きないかな」

――そういう「好き!」を活かしていくのも、制作のモチベーションになりますよね。

中島「そうだよね。みんな好きなことと、仕事のバランスがすごくいいよね。あとね、本人がおるから言うわけじゃないんだけど、俺は但馬がディレクターになったところが番組の転機だと思うのよ」

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――ほう!

中島「過去のディレクターが土台を作ってくれたとは思うんだけど、但馬が一番上になって、番組のスタイルが確立したなと思っていて。すごくいい意味でライトだし、さっきも言ったけどアホみたいな企画からリスペクトを込めた企画まですごくバランスが取れていて、俺の軽いタッチと合致したというか。だから但馬が『RADIO MASTERS』の核を担ってきたなと思うけどね。俺の番組だし、『THE NAKAJIMA HIROTO SHOW』という冠もついているけど、但馬と二人三脚でやってきた感はあるかな。それに玉谷・中世古らのバランスのいい人たちがいてくれるから、ここまで来たんじゃないかな」

――なるほど。番組に関して、最後の質問にしようかなと思っているのですが、みなさん生放送に入る前、終わった後に何かルーティーンやルールはありますか?

中島「俺...めちゃめちゃあるのよ!」

但馬「ヒロトさんはありますよね」

中島「なるだけ変えたくない人なのよね。入り時間は12時、12時25分に昼飯、1時20分前後に打ち合わせをして、スタジオに入ったらマイクチェックした後にコーヒーを一口飲んで、トイレから戻ったら目薬さして」

――細か!

中島「それはほぼ毎日」

――さっきは飽きたらすぐやめる、みたいなことおっしゃっていたのに!

中島「しかも一時期、そこの前の立ち食いうどんで月曜から木曜まで5年ぐらい同じメニューも食べていたしね」

――えー!

中島「それに関しては、昼ご飯のメニューを迷う時間を作りたくなくて。だからできる限り同じメニューにして、作れた時間でみんなと話をしたり準備をしたりして。俺はルーティーンだらけの人なのよ。でもそれを3人にはあまり感じてないかなぁ」

但馬「ルーティーンか...マジでないかもしれないですね。お昼の番組で、オンエア前は仕込みをしているので、ご飯も食べるタイミングってあんまりないんですよ。だから先にご飯は食べておくぐらいのルールですかね。10時とかに食べちゃう」

中島「ルーティーンはなくても流石に緊張はしなくなってきた?」

中世古「緊張はしなくなってきましたけど、ゲストがいらっしゃる前はまだピリッとしますね」

中島「あー、それは俺も! 年々誰がゲストだろうが緊張するようになってきてるね。もうこの3人とだけやっていれば、全然緊張しないんだけどなぁ(笑)」

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――そうやって15年を重ねてこられたわけですね。そして15周年を記念して大阪城ホールでライブが開催されます! ...フェスっていうことでいいのでしょうか?

但馬「そうですね、もはやフェスです!」

――この企画が立ち上がったきっかけというのは?

中島「何人かのアーティストやイベンターさんと、コロナも明けてきてよかったねみたいな話をしていた時に『番組で大きなイベントやったらいいじゃないですか』というフリがありまして。それにいやいや〜って返していたら、来年55歳じゃないですかって言われて」

――その流れは『Happy and Fun Music Festival』の立ち上がりと同じでは...?

中島「そうなのよ! まるっきり同じ! でもね、55歳であんまり節目のイベントとかはやらないでしょ? 50、60、マーキーさんみたいに70ではあると思うけど。でもゴーゴーな感じで! とか軽いノリで言っていたら、来年番組15周年ですよ? という話になりまして。ヒロトさん55歳やし、番組は15周年やし、やったらいいじゃないですか! という流れになって、そこにアーティストも賛同してくれて、やろうかと。でもやりましょうよ、って言い出すのは早かったかな。50歳の時になんばHatchでイベントをやった時は、みんなが作ってくれて最後にイベントに乗ったみたいな状況に近かったの。でも今回は但馬と僕で企画しつつ、玉谷や中世古にもアイデアをもらって、レコード会社やイベンターさんも一緒に進めています」

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――どんな1日にしたいというのは、イベントタイトルが象徴している感じですか?

中島「そうね、タイトルが『GO! HAPPY GO!』、55歳をかけているというのもあります。あんまりこれまでの802のイベントでは見なかった感じや空気感を目指しているかな。それがハッピーという言葉で括れるかどうかはわからないけど、ライブのかっこよさだけではなくてもっとおもしろ要素も入れて『RADIO MASTERS』っぽいなとか、ヒロトっぽいなと言ってもらえるようなイベントにしたいなと思っています。ブッキングでいうと、アバンギャルディは今までの802のイベントではまずなかった要素ですよね。ダンスだし。面識も全くなかったので、お問い合わせフォームから僕が連絡をしました」

――めちゃいい話!

中島「すぐ返信があって、ご一緒したいですって。ジャンルも違うし、テレビで見てきた人だったから興奮したよね。彼女たちが入ることによる演出プランもいろいろ考えています。あとは今シークレットになっているアシスタントMCと僕による絡みね! あまり台本も決めずに、フリートーク重視な感じで行けたらと思っているんです。幕間も楽しんでもらえる要素も盛り込んでいて、それも今までの802のイベントとは違うかなと」

――なるほど! 来場を予定しているみなさんに、お願いなどありますか? 例えば全員何かを持ってきて欲しいとか。黄色いハンカチを持ってきて! みたいな感じで。

中島「そういうのは自由でいたい精神があるからないけど、...みんなそんなにおもんなくても笑って欲しいなと思いますよね」

――わはははは!

但馬「そこはね、お祝いなんでね!」

中島「スベッていたとしても笑ってもらえたらと。そうすると進行しやすくなるので! 笑ろてください! ライブを楽しんで、思いっきり笑ってもらえたらいいなと思います。来週、イベントの大会議があるんですよ。舞台監督さんとか照明さんとかみんないるやつで。そこでよろしくお願いしますって座長として挨拶するのも、もう緊張してんの(笑)。早く本番も無事に終わって欲しいなぁ」

――とにかく無事終えていいお酒が飲めますように! ですね。

中島「そうそうそう。昨日ハマくん(OKAMOTO'S)とも電話で話したけど、とにかく終わったら美味しいお酒飲もな〜って話をしています!」

取材・文/桃井麻依子




(2023年11月14日更新)


Check

Live

『802 RADIO MASTERS 15th Anniversary LIVE ~GO! HAPPY GO!~』

チケット発売中 Pコード:253-697

▼11月26日(日) 16:30

大阪城ホール

ヒロトのお土産付きチケット-6955円(手ぬぐい付)
ヒロトのお土産付きチケットJr.-3955円(18歳以下、当日要身分証、手ぬぐい付)

[出演]阿部真央/梅田サイファー/岡崎体育/木村カエラ/キュウソネコカミ/KREVA/スガ シカオ/秦 基博/flumpool(山村隆太・阪井一生)/矢井田瞳
<GO!GO!HAPPYバンド>ハマ・オカモト/大樋祐大/Rei/岡本啓佑
[オープニング]アバンギャルディ
[DJ]中島ヒロト

※3歳以上は有料。3歳未満のお子様は膝上観覧であれば入場可能です。お席が必要な場合は、チケットが必要となります。
※販売期間中は、インターネットのみで販売。1人4枚まで。チケットは、11/19(日)朝10:00以降に引換えが可能となります。

[問]GREENS■06-6882-1224

チケット情報はこちら


イベントHP


番組概要

FM802『THE NAKAJIMA HIROTO SHOW 802 RADIO MASTERS』
オンエア日時=毎週月曜日~木曜日 14:00~17:51
DJ=中島ヒロト

番組URL
https://funky802.com/masters/

番組X(旧:Twitter)
https://twitter.com/802radiomasters