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“痛み”や“孤独”を表現
ニューシングル『Goldfish feat. Raine』リリース
この秋、初の全国ツアーとワンマンライブを開催
Kenta Dedachiインタビュー&動画コメント

清廉なるヒーリングボイスとリリカルなソングライティングで新たな表現にトライし続ける注目のシンガーソングライター。昨年12月にLAの大学を卒業して今年2月に帰国。2023年は日本を拠点とした新たな音楽活動をスタートさせた。先に配信限定リリースされた『Hunger for Blood』と『I'd hate 2 B a girl like U』では“RAW”(生)をコンセプトに掲げて制作。9月27日にはニューシングル『Goldfish feat.Raine』が届けられた。さらに、この秋には弾き語りをメインとしたアコースティックツアー、12月のRyu Matsuyamaとのバンド編成でのワンマンまでライブ活動も精力的に行われる。ぴあ関西版WEBでは約1年ぶりとなる今回のインタビューでは先の2曲からの流れと最新曲『Goldfish feat.Raine』についてより深く言及。歌のストーリーに込められた彼の真の想いとは? 最新モードにブラッシュアップしてグローバルな視野で成長していくKenta Dedachiの生な言葉と音楽が持つポテンシャルに今後も期待せずにいられない。

ネガティブなテーマを掘り下げて
自分の中のコアな部分が出た


――昨年12月にLAの大学を卒業されて日本に帰国してから、心境など何か変化はありましたか。

「毎日音楽のことを考えて過ごしてる感じなので、それはすごくいいですね。実は最近、1人暮らしを始めたんです。今まで日本に帰った時は実家暮らしだったんですけど、1人暮らしでもっと音楽にどっぷり使ってる毎日です」

――そうなんですね。今年の4月と5月に配信限定曲で、『Hunger for Blood』と『I'd hate 2 B a girl like U』がリリースされました。この2曲はLAにいた時に作った曲なんですね。

「はい。僕は卒業後も今年2月の中旬くらいまでLAに残っていたので、そこでレコーディングしました。サウンドプロデューサーのKOSENさんがLAに来て、1ヶ月ぐらい同じ家に住んで音楽制作をしたんです。その時に『I'd hate 2 B a girl like U』は一緒に作った曲です。『Hunger for Blood』は僕が大学を卒業する前にラフなものを作っていて、KOSENさんと一緒にブラッシュアップしました」

――曲調などタイプは異なりますが、2曲とも"RAW(=生)"をコンセプトに作られたそうですね。

「そうですね、タイプは違うけど、『Hunger for Blood』は感情の生のところを強く意識して、"傷"をテーマにした曲なんです。人が傷ついた時に、自分の幸せとか、ハッピーな気持ちとかがすごく吸われていくような気持ちになるなって思って。それがヴァンパイアが人の血を吸ってるみたいに感じたのでそういうことに例えてできた曲なんです」

――そうだったんですね。ちなみに、"傷"をテーマにした理由は?

「僕の周りに傷ついてる人がいて、その人のために何か曲を書きたいなと思って。逆に傷つけるってどういうことなのかを考えていたらこの曲ができました。けっこうフォーキーな曲でもあって。ふだんとちょっと違ったというか。自分のRAWな生のものをあぶり出してみたらどんなものになるのかなって、これまでにないトライで作った曲なんです。普段曲を作る時って、無意識ですごくキャッチーなメロディとかを書きたいなと思ってて。ちょっとアンセムっぽいメロディーを考えようって作る時とかもあるんですけど、この曲は本当にその時に"傷"というテーマを考えながら出てきたメロディーなので、複雑なメロディーもあったりして、それはすごく自分の中でも新しい発見ではありましたね。ある意味ネガティブなテーマだけど、こういうことを自分の中で掘り下げていくことによって、自分のパーソナリティだったり、コアなものってなんなのかを色々わかるようになったきっかけにもなったので。すごく自分らしい音楽でもあるなと思うんです。アコースティックだし、メロディーもこういうものを作ろうと思って作ったっていうよりは自分の中にあるメロディーが自然と出てきたっていう感じで。コアな部分が出た感じがします」

――確かにとてもセンシティブな感性が伝わってくる楽曲ですね。とても引き込まれました。MVにも生っぽさというか、生身のKentaさんが映し出されているように感じました。あれはどこで撮影されたんですか。ちょっと日本っぽい雰囲気もあるなと。

「あれは全部LAで撮ったんですけど、いかにもLAっぽい景色は写さないようにしよう、というコンセプトがあって。LA郊外に借りていた家の庭だったり、街から離れた山の上での撮影だったり。最後に丘の上から歌ってるシーンがあるんですけど、そこから 360度見渡してみたら、遠くにチャイニーズテンプルがあったりして、ここは一体どこなんだろう...みたいな雰囲気もありましたね」

――なるほど。では、『I'd hate 2 B a girl like U』はどんなふうにできた曲ですか。

「この曲の歌詞はある意味『Hunger for Blood』の続編みたいな感じで、『Hunger For Blood』は怒りがすごくある歌詞ではあったんですけど、その怒りを次はどう持っていくのか、そこに立ち止まらずに、傷を負ってる自分から逃れて、新しい自分に向かうための曲みたいなイメージで歌詞を書きました。だから、"君みたいな女の子にはなりたくないよ"っていう変わったタイトルにして」

――タイトルやリリックに出てくる、"hate"ってけっこうきついワードですよね。

「きつい言葉ですね。だからまだ怒りとかは残ってるんですけど、例えば 喧嘩した2人がいて、この人とはもう絶対に関わらないほうがいいっていうシチュエーションで、最後に一言言わせてもらって立ち去るみたいなそういうイメージっていうか。僕がこの曲を書いた時は、"sassy"っていう言葉をコンセプトにして作りました。ちょっと傷つけられて背中が曲がったような自分が、背筋をまっすぐ伸ばして、 君に言ってやった、みたいな...。ニュアンス的には少し子供っぽいところもあるっていうか。英語だとちょっと意地の張り合いみたいな感じにも近いのかな。そういうコンセプトでこの曲を作りました。だから歌詞の面でRAWな『Hunger for Blood』の続編で、 実は対照的なサウンドでありながらもこの曲はよりRAWだなと思っていて」

――『I'd hate 2 B a girl like U』はScary Pocketsという西海岸のバンドとレコーディングされているんですね。

「はい。Scary Pocketsは 僕の大好きなLAのバンドで。彼らはYouTubeでカバー曲をアップしたりしていて人気があるんです。カバーをやるときもスタジオでアレンジを考えて、一発録りっていうスタイルでやってるので。この曲を作る時にKOSENさんとものすごくシンプルなループトラックだけ作ってスタジオに持っていって、そこで彼らと一緒にアレンジを考えました。だから、これこそ生のアレンジというか、 その場所で録ったライブ感もまさにRAWで」

――この曲のMVがそのレコーディング風景ですか。

「そうです。あの雰囲気の通りで。セッションを録音しながらビデオを撮ったんです」

――その2曲を先に配信されてから、 最新シングル『Goldfish feat. Raine』がリリースされるまでの経緯というのは?

「Scary Pocketsと一緒にレコーディングをして、生な音を大事にしていきたいという気持ちが強くなって。日本に帰ってからのライブでは、どういうミュージシャン達と一緒にライブしたらいいかなとチームで話してたんです。それで、Ryu MatsuyamaさんをKOSENさんが紹介してくれました。ドリーミーなサウンドにも魅かれましたし、ピアノスリーピースというバンド形態もすごく合いそうだなって。ライブがまた素晴らしかったんです。1回目はオンラインで、生も含めて合計3回観て、短い時間でしたけど話もできました。それで、確信を持ってRAWなミュージックを彼らと一緒に鳴らしたいって思って」

――この曲も前2作からの"RAW"というコンセプトでつながっているんですね。Ryuさんはイタリア生まれで、現在は日本で活動されているんですね。

「日本で活動されてますが、イタリア育ちなので、すごくインターナショナルな方なんです。 彼も英語で歌ってたりして、そういうところで、(自分と)似てるところもあります。グローバルな感じというか、世界に音楽を発信している感じも共通点があると思えたし。まずはライブでコラボできたら、ってアプローチをしたら、いい感じに話が進んでいって、KOSENさんとRyu Matsuyamaの三人と一緒にレコーディングできるなら、こういう曲がいいかもね...みたいなアイデアを出し合ってたんです。そうやってできた曲が『Goldfish feat. Raine』だったんです。レコーディングではMatsuyama RyuのドラマーのJacksonさんとベースのTsuruさんがレコーディングに参加してくれました」

――『Goldfish feat. Raine』という曲自体はKentaさんとサウンドプロデューサーのKOSENさんとで作られた曲なんですね。

「そうです。それをRyuさんに聴いてもらったら、すごくいい曲なんだけど、やっぱり(Kentaと)いちから作りたいねっていう話になって。『Goldfish feat. Raine』とは別に、今Ryuさんとコライトして作ってる曲もあるんですけど、それはまた次にリリースする予定です。ここから12月のライブまでRyu Matsuyamaと組んでいろいろなプロジェクトが続きそうなので楽しみにしていただけたらと思います」



今は本当に自分が持ってる感情とかを
ストレートに出して世界にアピールしていく時代


――これまでの作品やライブを拝見した時にも感じたことなんですが、曲調やサウンドメイクは、アコースティックな弾き語りからデジタルなものまで幅があって、ポップでダンサブルなものからバラードまでけっこういろんなタイプの楽曲がありますね。Kentaさんはいろんな表現方法があって、今年になってリリースされた新曲群にもそういう多彩なセンスが活かされてるのかなって。

「昨年出したアルバムでも同じようなスタイルの曲を12曲揃えるとかじゃなくて、何人かのプロデューサーの方と一緒にコラボした曲を集めて作りましたし。ダイバーシティっていうか、 いろいろな個性やジャンルをかけ合わせて作るっていうのが自分のスタイルなのかなと思いますね。でも、RAW=生っていうテーマはこれからも無くならないかな。『Goldfish feat. Raine』は全部デジタルでレコーディングすることもできたけど、生のベースとドラムが入ることでエモーショナルな展開が生まれて。後半になってくるとどんどん音圧が出てきて、その後で一瞬パッと消える感じのところは自分のいつもの心の動きとすごくシンクしていたりします。やっぱり曲のタイプが変わってもRAW=生というコンセプトはいつも大事にしながら作っています」

――ところで、今なぜ、"RAW=生"というコンセプトにこだわっているんですか。

「RAWっていうのは、昔から世界中のミュージシャンたちが掲げてるテーマではあると思うんですけど、今、TikTokとかから新しく出てくるアーティストが増えてるじゃないですか。そういうアーティストって、ベッドルームから始まったりするんですよね。音楽制作とかも、自分のベッドルームでギターをぽろぽろって弾きながら作ったような歌がすご良くて。それでソングライティングに目覚めてアーティストになる人とかもいるし。そういうのって、僕はすごくRAWだなって思うんですよね。(自分が)歌いたいことを歌ってる人が今の時代すごく増えている感じがして。その歌詞とかスタイルに共感が集まっている気がするんです」

――なるほどね。

「例えば、ジャスティン・ビーバーなんかは、すごくビックなトップスターですけど、 最初の頃はただただキャッチーでポップなラブソングを歌ってたのが、最近は悩んんでる時の苦しみとか、ヘイリー(・ビーバー ※今年結婚5周年を迎えた)と出会った時の本当に心の底から湧き出てくる愛の言葉とか、そういうものがすごく伝わってくるんですよね。 自分もそういう歌にすごく感化されて、ただキャッチーでミーニングレスな曲を歌う時代じゃなくて、今は自分の感情をストレートに出して世界にアピールしていく時代なんだなって思います。 僕がRAWだなって思うアーティストは、最近のジャスティン・ビーバーもそうですし、エド・シーランが今年出した『-』(サブトラクト)っていうアルバムも、すごくRAWだなと思って。彼のインタビュー記事を読んだりしてると、最初はこの『-』(サブトラクト)に入れるための曲が何十曲もあったのを、いざ制作に入る時に全部ボツにして、その時に感じていたことを表現した18曲(※ボーナストラックを含む)を入れてるんですよね。それはすごくRAWだなって思うんです。 だから、僕はそれを自分に置き換えてみて、自分にとってのRAWな曲、RAWな音楽の表し方って何かなって考えて、最近は音楽を作ってます」

――『Goldfish feat. Raine』はそういう流れの中でできた曲なんですね。歌詞の中ではどういうことが歌われているんですか。

「この曲は、ある2人の出会いと別れを描いていて。"Your last words I remember~"と歌っているところに特別な想いがあるんですよね。自分に影響を与えてくれた人が亡くなるっていう喪失感を重ねているというか。この曲、Raine(レイン)ちゃんとコラボしているんですけど、(Raineちゃんの祖父の)小坂忠さんも、 1年ぐらい前に天国に行っちゃいましたし、そういうことも思い起こしながら書いていて。これは、ラバーな2人の曲というふうに聴いてもらえれば良いんですけど、たとえば過去に出会った人とか、お世話になった人とかに、感謝の気持ちを込めて、失ってしまったっていう悲しい気持ちにずっと浸ってるんじゃなくて、楽しかった思い出とか、夢のような僕らを照らした金色の空を思い浮かべながら、また新しく自分1人の人生を歩んでいくよ、みたいな曲でもあるんです」

――Kentaさんの実体験というよりも、そういうストーリーをフィクションとして書かれたリリックなんですね。

「そうですね、実体験というのとは少し違うかも知れません。でも この曲を書きながら、自分のエモーションとかも、誰かを失くした時に感じた、 ちょっと悲しい気持ちだったり、寂しい気持ちだったり、そういうのはいろいろ思い返しながら歌いました」

――ちなみに、なぜ金魚をモチーフにしようと思ったんですか。

「金魚って、 夏をイメージさせる生き物じゃないですか。縁日の金魚すくいとか、楽しい夏の思い出的なこともあるけど、 夏が過ぎて金魚鉢で泳いでいる1匹の金魚って、ちょっと寂しいような、メランコリーな感じもあるじゃないですか。2人のそれぞれの人生、2人でいられた時の気持ちや1人になった時の気持ちとかを、そんな金魚に例えてみたらどうかなと思って。 最初は2人で泳いでた夏のシーンから始まって、秋になってきてキラキラ光っていた色が褪せていって、少し肌寒くなってきて、君はいなくなってしまった。最後に、あの水の中で泳ぎたいねって言い残して。だから、喧嘩しながら別れたとかじゃないんです。で、1人になった寂しさから何とか立ち直ろうとする主人公の心の変化を描けたらと思いました」

――別れの悲しみを乗り越えて、1人になっても生きて行こうという気持ちが歌われているんですね。

「今の僕にも1人っていうのはすごくシンクするテーマでもあるんですよね。僕は8人兄弟で家族大好きなんですけど、1人暮らしを始めて、やっぱり寂しいなって思う時もありますし、LAの友達とも会えなくなって、なんかそういうところもちょっとシンクしてる感じはしますね」

――創作活動をしていく上では1人の方がいいですか。

「1人の方が集中できますね。寂しいなって思う時に、ひらめくこともあったりするし。けっこう失って気づくことって多いと思うんですよね。アメリカに行ってから、日本のカルチャーが好きになったりもしたし、逆にコロナで日本に戻っていた1年間、アメリカはこういうところがいいなと思えたりしたこともありますし。新しい場所に行ったり、 時には1人になってみたりして、いろいろ感じたことが曲になると、人生は面白いなって思います」

――この曲は今後も大事に歌っていきたい一曲ですか。

「はい、大事にしていきたいです。夏の終わりに聴く、自分の中のテーマソングみたいな感じになるかもしれませんね」

――『Goldfish feat. Raine』のフィーチャリングアーティストとして参加されているRaineさんとは前から交流されているんですか。

「彼女は小坂忠さんのお孫さんで。Raineちゃんのお母さん、Asiahさんとも僕は知り合いなんです。僕がデビューする前、17、16ぐらいの時にAsiahさんと一緒にライブをする機会があって。その時、Raineちゃんの歌声を聴くこともできて、すごくいい声だなって思ってました。でも、一緒にレコーディングしたのは今回が初めてです」

――Kentaさんが感じているRaineさんの魅力とは?

「彼女は日本とアメリカのハーフなので、そのどちらの良さもある素敵なシンガーソングライターです。歌い方も僕の好きなアメリカンポップの女性シンガーのニュアンスもあるし、エアリーな声っていうか、それがこの水の中で泳いでる感じにもすごく合ってるし。レコーディングしている時もウィスパーみたいな感じで歌っていて、それもすごく良かった。最初のサビと2番のサビは一緒にユニゾンで歌ってくれているんですけど、3回目のサビ以降はメロディーは僕しか歌ってないんです。後ろのハーモニーとかwoo~とかは、彼女に歌ってもらって。だから(彼女を失って)ひとりぼっちになっても、まだ一緒にいるよみたいな感じで。一緒にメロディは歌えないけど、後ろで見守ってるよ的な、そういうアイディアもアレンジで 入れたりしました」

――ちなみにライブでやるときはどうなりますか?

「ライブではいろんなやり方があると思うんですけど、弾き語りでやるときは、自分の声を重ねたアカペラ用のトラックと一緒にギターを弾きながら歌おうかなと思ってるんですけど。12月にやるRyu Matsuyamaさんとのライブはバンドみんなで一緒に歌いたいと思っています。歌ってくれるかなぁ(笑)」



Ryu Matsuyamaと僕のスタイルが合わさった
また新しいアレンジがライブで聴ける


――ではここから今後のライブについてお聞きします。10月には初の全国ツアー『Acoustic Live "Cozy notes"Tour』が京都を含む6都市で、そして12月にはKenta Dedachi ワンマンライブ『ALL-INN JAM with Ryu Matsuyama』が大阪と東京で開催されます。

「アコースティックツアーは弾き語りがメインになる予定です。12月のワンマンはRyu Matsuyamaの3人プラス、KOSENさんが加わるので、僕も含めて5人ですね。バンド編成ならではの構成で、メリハリつけてやろうかなって思ってます」

――ちなみに、Kentaさんから見たRyu Matsuyamaってどんなバンドだと思いますか。

「Ryuさんって、裏声で歌うファルセットも強くて。 僕はそんなにファルセットは強くないので、Ryuさんと一緒に歌ったらすごくいいなと思ったりしているんですけど。彼らの音楽聴いてると、ある意味、ちょっとホーリーな感じの音楽っていうか、僕もクリスチャンホームで育ってて、教会音楽で育ったのでそういうところが、もしかしたら接点があるのかなと思ったりするし。すごく優しい方達だし、初めて会った時もすぐすぐコネクトできた感じがして。皆さん個性的なんですけど、3人でひとつなんだなっていうバンドならではの一体感と、その中に個々の良さが光る自由さのようなものがあって素晴らしいなと思います。Ryu Matsuyamaのヨーロッパテイストと僕のLAとかアメリカンポップ好きな感覚が混ざったらどうなるのかなみたいな(笑)、 そういうのも楽しみですね。」

――では最後に、12月のワンマンの見どころと意気込みをお聞かせください。

「今までのライブでもバンドセットでやってきたことはあったんですけど、Ryu Matsuymaのような実際に活動しているバンドと一緒にやるのは初めてなので。今回は彼らのスタイルとか、お互いいろいろ理解し合ってライブに挑もうと思うんです。今作っている新曲や『Goldfish feat. Raine』以外に『Midnight Sun』や『Rocket Science』の曲も彼らと一緒に新しくアレンジしてやろうと思うので期待していてくださいぜひライブ会場で皆さんとお会いしたいです。次はどんな曲になるかもお楽しみに!」

Text by エイミー野中




(2023年10月 6日更新)


Check

Movie

Release

Digital Single『Goldfish feat. Raine』
配信中

▼Download & Streaming
https://kentadedachi.lnk.to/rrU1tQ

Profile

23歳のシンガーソングライター。 YouTubeのカバー動画が世界中の音楽ファンの間で話題を呼び、2018年、18歳の夏に渡米留学。同年11月「This is how I feel / Memories」でインディーズデビュー。その後、LAと日本とを往復しながら制作を続け、2019年10月に発表した1stアルバム『Rocket Science』はZ世代のボーダレスなポップスとして高い評価を得る。2022年4月リリースのメジャー第一弾シングル「Fire and Gold」よりDedachiKentaあらためKenta Dedachi 名義での活動をスタート。映画「20歳のソウル」の主題歌となった第二弾シングル「Jasmine」、英語と日本語が絶妙にミックスされた新感覚のポップチューン「Beau」「Sparkling Lemonade」と4カ月連続でシングルを発表。7月27日には 待望のメジャー1stアルバム『Midnight Sun』を先行デジタル配信、8月24日にはCD(完全限定生産盤の2枚組)としてリリース。 12月に大学を卒業し、LAで録音した作品を携えて今年2月に帰国。3月8日に初の12inchアナログ盤『Midnight Sun (Eng Ver.)』を発表。清廉なるヒーリングボイスとリリカルなソングライティングは多くのミュージシャンからも愛され、これまでにAmPm、yuma yamaguchi、The Burning Deadwoods、大橋トリオの作品に客演として招かれるなど活躍の場を広げている。

Kenta Dedachi オフィシャルサイト
https://www.kentadedachi.com/


Live

Acoustic Live “Cozy notes”Tour

【宮城公演】
▼10月7日(土) retro Back Page
【北海道公演】
▼10月8日(日) くう COO

Pick Up!!

【京都公演】

チケット発売中 Pコード:246-335
▼10月14日(土) 17:30
紫明会館
全席自由-4500円(ドリンク代別途必要)
※5歳以上はチケットが必要。4歳以下はチケット不要。車椅子でのご来場の場合はチケット購入後問合せ先までご連絡下さい。
※販売期間中はインターネット販売のみ。1人4枚まで。チケットの発券は10/7(土)10:00以降となります。
[問]キョードーインフォメーション■0570-200-888

【愛知公演】
▼10月15日(日) BL cafe
【福岡公演】
▼11月3日(金・祝) ROOMS


Kenta Dedachi ワンマンライブ “ALL-IN JAM with Ryu Matsuyama”

【大阪公演】
▼12月1日(金) 梅田 TRAD
【東京公演】
▼12月10日(日) LIQUIDROOM


『Eggs presents FM802 MINAMI WHEEL 2023 25th ANNIVERSARY』
チケット発売中 Pコード:240-682
▼10月9日(月・祝) 12:30
心斎橋 ライブハウス20ヶ所
MONDAY PASS-4400円(全会場共通・月曜限定1日券)
※1ドリンク600円(税込)別途必要。
※ドリンク代はPASS交換時にお支払いいただきます。
※ドリンクチケットはPASS1枚につき1枚ご購入いただきます。(3DAYS PASSの方も1枚となります)。
※ドリンクチケットは、なんばHatchを除く、MINAMI WHEEL開催ライブハウス20か所で期間中に限り使用可。
※公演詳細、出演者等はオフィシャルHP(https://minamiwheel.jp/)にてご確認ください。
※6歳以上チケット必要。未就学児童は入場不可。
※開演時間は全て予定となります。
※モッシュ・ダイブ等の危険行為は一切禁止。<お問合せ>FM802 リスナーセンター info@funky802.com
※販売期間中はインターネット販売のみ。1人1公演4枚まで。

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