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“ずっと温めてきて、ライブを共にした戦友みたいな曲の選りすぐり”
アルバム『千紫万紅』をアサガオ、サクラ、コクが語る
デラックス×デラックスインタビュー【後編】

ぴあ関西版WEB初登場、沖縄発の歌謡パフォーマンスグループ・デラックス×デラックス(以下、デラデラ)。輝夜朝蛾王(アサガオ/vo)、紅結芽水蓮(スイレン/g)、蜂乃寺鈴蘭(スズラン/b)、道頓堀桜(サクラ/ds)の4人のバンドメンバーと、獅挐(シダ)、羅鷙(ラシ)、虎吼(コク)の3人の“SP”ことパフォーマーから構成される彼ら。インタビュー前編では、アサガオ、サクラ、SPのコクに、結成からメンバーの名前やモチーフに込められた秘密、沖縄から上京した現在の状況についてまで語ってもらった。インタビュー後編では、1stフルアルバム『千紫万紅』のことや曲作りについて、また絶賛開催中の全国ツアーについて深掘りした。関西でのライブは7月29日(土)京都・磔磔、10月8日(日)神戸・太陽と虎、12月24日(日)梅田クラブクアトロで開催予定。キレキレのダンスと圧倒的な歌唱力、演奏力。デラデラの真価が発揮されるライブに、ぜひ足を運んでみてほしい。

大量のインプットがアウトプットされたデラデラの音楽


――歌謡曲を無意識のうちに懐かしいと思う感覚は日本人のDNAなのかもとアサガオさんがおっしゃっていましたが、すごくよくわかります。昭和歌謡に現代っぽさもプラスして曲を作られているということですが、普段からインプットはされているんですか。

サクラ「私はめちゃくちゃします。今だからこそ、サブスクに昭和歌謡の名曲たちもたくさん上がってて、プレイリストでまとめてくれてる人がいて。女性80's、70'sを一通り聴くと、"今聴いてもカッコ良いじゃん!"みたいに衝撃を受ける曲がやっぱり何曲かあって。そういうのを聴いて真似するじゃないですけど、少し現代っぽくブラッシュアップして出せたらなぐらいの感覚ですかね。あとは母の影響でマイケル・ジャクソンや80'sのダンスミュージックも好きで。マドンナの初期とか、いわゆるクラブで流れてそうな音楽も聴きつつ、色々材料を散りばめてます」

――現代音楽もインプットされるんですか。

サクラ「めちゃくちゃします」

アサガオ「サクラちゃんは音楽だけじゃなく映画もめちゃくちゃ見ますね」

サクラ「多趣味で、映画観たり音楽聴いたり、ゲームしたりYouTube観たり。ほぼ引きこもりです。私たちルームシェアしてるんですけど、1週間に3~4回外に出たらいい方。基本的に家でインプットしてアウトプットしての繰り返し。あとはボーカロイドとか最近の曲も好きで、"(デラデラの曲は)ボーカロイドっぽい"と言われる時もあります。ボーカロイドっぽいと言う人と、昭和歌謡っぽいと言う人、両極端だよね」

アサガオ「どっちの要素もあるんだと思います」

サクラ「総じて"日本"だと思ってる、私たちは」

アサガオ「海外の方からコメントでアニメソングっぽいと言われたりもしますね」

――海外の方からの人気も。

アサガオ「TikTokで海外でバズった動画が2~3本あって。今回のアルバム収録曲の『真夜中のドア~stay with me』(M-4)はコメント欄がすごいことになってて」

サクラ「3000件ぐらいのコメントの半分以上が海外の方でした」

――日本歌謡が海外でリバイバルしたこともあるでしょうね。これから海外も視野に入れての活動も?

アサガオ「5月に韓国で初めての海外ライブをしまして。その時も『真夜中のドア~stay with me』ですごいパワーを感じたり、日本のライブハウスじゃあまり見ないリズムのノリ方を感じて。すごく良い刺激になりましたね」

――良いですね。曲作りは常日頃からされているんですか。

サクラ「常日頃。最近ちょっとスランプを抜けたぐらいで。多分移住周りで自分的にも色々あったから」

アサガオ「ラスト沖縄(2022年12月にミュージックタウン音市場で行った過去最大規模のワンマン公演)の色々な準備もあったり。でもそれを経て、多分いっぱい吸収して、その間のことが今に活かされてる。たくさん新曲たちも生まれてますね」

――作曲はサクラさんが基本デモを作って? パフォーマーさんの意見を入れたりもされるそうですね。

アサガオ「サクラちゃんのデモを私が聴いて、歌詞は最近合作になることが多いんですけど、歌詞や曲のイメージを振付担当のシダに共有して、"こういう表現がしたいなら、ボーカルはどういうパフォーマンスにしよう"ってパフォーマンスの軸を決めて、そこからそれを彩る照明をどうしようかという感じでステージを作ってます」

サクラ「曲作りだけで言うと、ベースラインとかも自分で作るんですけど、ベースのスズランに"自分のやりやすいように動いていいよ"と言ってアレンジしてもらって、ギターソロや上モノのリードギターも、ギターのスイレンに同じように伝えてお任せしてます。私は本当に素体だけ作って、あとは皆で固めて1曲になるイメージですね」

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日本語詞の美しさと感情が詰め込まれた『嘘とアイスコーヒー』


――ではアルバム『千紫万紅』のお話に入っていきたいと思います。せっかくなので、他の媒体さんであまり出ていない楽曲のお話を聞きたいなと思いまして......『嘘とアイスコーヒー』(M-9)について。

アサガオ「確かに! 聞かれたことない」

サクラ「初めて聞かれた!」

アサガオ「『嘘とアイスコーヒー』は作詞作曲がサクラちゃんですね」

――<魔が刺すその瞬間をずっと待っている>という意味深な歌詞から始まります。

サクラ「変なこと言ってますよね」

アサガオ「エッチな歌ですよ、これ」

全員「(笑)」

アサガオ「ほんとにエッチな歌なんですよ。そういうのをサクラちゃんなりに表現してる歌詞なんで」

――いけない恋ですね。

サクラ「その通り」

――昼のアイスコーヒーと夜のアイスコーヒーの対比が良いなと。

サクラ「これ良いですよね」

アサガオ「初めてこんなに深堀りされて嬉しいね」

サクラ「私たち、見た目も思想も全部自由にやってるので、どういう受け取り方でもいいなと思ってて、基本的に作詞したものに対して解説しないんですよ。皆各々好きに感じてくれというので。でも当たってます。大体私と同じ考えの受け取り方をしていただいているなと思います」

――ありがとうございます。情緒豊かで、情景が浮かぶというか。

サクラ「村下孝蔵さんが好きで、日本語の歌詞の美しさを体現して大成された方だと思ってるので、そこを結構大切にしてますね」

――もうライブでされてるんですよね。お客さんの反応はどんな感じですか。

アサガオ「ライブで1年ぐらいやってるので、"待望の音源化キタ!"みたいな感じでお客さんもすごく喜んでました」

サクラ「今作のアルバムから出会ってくれたお客さんも、あの独特な上がり方のイントロが流れた瞬間に、"これ聴きたかった!"みたいな」

アサガオ「この曲だけが好きな、熱狂的なお客さんもいますね」

サクラ「熱狂的な"嘘ヒー"ファン」

――嘘ヒー。

サクラ「いわゆる"冷コー"と同じです」

――楽器やボーカルで工夫した点はありますか。

アサガオ「私は自分が好きなビジュアル系を突っ込みました。あとこの曲の主人公の女の子は、かわいそうな恋をしてて儚さも持ってるんですけど、どこかで擦れててこの恋に耐えうる強さも持ってると私は解釈してるので、弱く歌ったり、逆にめちゃくちゃ強く歌ったり。私ライブ中、よく空気を殴るんですけど」

サクラ「私たちの言葉で"音を殴る"というのがあって」

アサガオ「多分この曲はライブで1番強く殴ります」

サクラ「いつも何か飛んでってるもんね」

アサガオ「それで1回襟が弾け飛びました」

サクラ「ギターソロの前の、全員が1回アウトしてインするタイミングね」

アサガオ「歌でもパフォーマンスでも色んな感情を詰め込んでますね、この曲は」

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4年越しにリアレンジして再収録された『夏よ、恋』


――『夏よ、恋』(M-14)はいかがでしょう。

サクラ「『夏よ、恋』は、元々は1枚目のシングル『飼いならされたいの(2019年リリース)』のC面の曲です」

アサガオ「この曲をサウンドプロデューサーのMEG(ex.HIGH and MIGHTY COLOR)さんがすごく気に入ってくれて、アレンジしてアルバムに入れたいと言ってくれて、今回収録されてるんです」

――レコーディングをし直して?

アサガオ「リアレンジと言いますか。初期の頃はもっと荒削りだったんですけど、少し大人なアレンジになってまして」

サクラ「最初のシングルのレコーディング期間が3週間......」

アサガオ「いや、10日間。初めて大阪でライブするタイミングに合わせてリリースしたいから、CD作ろうみたいな話になって。納期から逆算したら10日後には全部揃って業者に注文してないと間に合わないとなって。で、その10日の間に私が大学の卒業旅行の3泊4日が入ってまして」

――えー!

サクラ「一応私が3曲したためてはいたので、その曲たちをレコーディングして。だけど『夏よ、恋』だけタイトルが決まってなくて。"波乗りピカチュウ"だったよね」

――波乗りピカチュウ!

アサガオ「そのぐらいの感じで、歌詞も決まってないし、バンドで合わせたこともほとんどない状況で。卒業旅行中に歌詞を書いて戻ってきて、皆は"こんな歌詞なんだ"、私も"こんな曲なんだ"というので歌入れした曲なんですよ」

――今回リアレンジされてみていかがでしたか。

アサガオ「私はエモいってなりました。今蘇るんだって」

サクラ「やっぱりライブではどんどん新しい曲に押されて、古い曲からやらなくなっていくので。『夏よ、恋』が今出てくるんだって、自分のバンドなのに全然予想してなかった。暴れ馬みたいな曲だなって」

アサガオ「最初のシングルの時は探り探りというか、イメージだけで歌ったんですけど、シングルリリース後にライブでたくさんやってアレンジして、今回のレコーディングで大人っぽいイメージのボーカルが録れたので、私的にはやっと完成した感があります」

――アルバムを締め括る1曲で、しかも<華の大東京>と<揺れるサンゴ礁>という東京と沖縄を表しているような歌詞は、デラデラの活動とリンクしているようにも思えますね。

サクラ「これから先、もしかしたら『夏よ、恋』みたいになる時があるってこと?」

アサガオ「心の癒しがサンゴ礁になるのかもしれない。これも本当にただ卒業旅行で羽田空港に着いたので入れただけなんです。空港で適当に買った官能小説を読みながら書きました(笑)」

――上京したタイミングでこの曲がまた収録されるという。

アサガオ「これがアルバム最後の曲になってるのも、元々はCDのボーナストラックにしようという想定で最後に入れてたんですよ。だけど結局サブスクでも出そうとなって、その曲順のままいったので、最後になってます。CDの歌詞カードにはメンバーが絶対写ってるんですけど、『夏よ、恋』だけメンバーが写ってない。隠しトラックだから、最後の晩餐の誰もいない食卓に歌詞を入れたんですよ。結局隠しトラックじゃなくなっちゃったけど(笑)。ま、そういう話もありました」



"ギュッと詰め込みパック、福袋"みたいな1枚が完成


――もちろんカバー曲も収録されているわけですが、『真夜中のドア~stay with me』(M-4)はやっぱり何度聴いても良いですね。

サクラ「この曲は本当に私たちを成長させてくれましたね。縦ノリのグルーヴというか、ちょっとスウィングしてる感じ」

アサガオ「こういう楽曲を全然やってこなかったので、そういう意味でも挑戦でしたし、逆にこれをやることで新しいデラデラの表現が生まれて、私たちのオリジナルソングの『ヨバナシのテーマ』(M-3)につながってます」

サクラ「『真夜中のドア~stay with me』のエッセンスが若干注ぎ込まれていますね」

――楽曲をカバーする時、デラデラらしさを入れるという視点では、どのような意識をされていますか。

サクラ「とにかくアサガオの声が1番に目立ってほしいので、基本的には最初に全部コーラスを抜いちゃうんですよ。で、敢えてコーラスの音で録ってるメロディーを他の楽器で鳴らしてみたり。『真夜中のドア~stay with me』は、原曲だとブラス隊が鳴ってるところを声で表現する試みをやってみたり」

アサガオ「わっわっわ~♪のところです」

サクラ「"こっちの方がゴスペル感が出るかな"とかね。逆に"この手法だったらアサガオの声はもっと前に出るじゃん"と思ったり。あとは原曲を崩しすぎない。崩しすぎる時もあるんですけど、こういう静かな曲や『かもめが飛んだ日』(M-5)みたいに聴かせる系のミドルの曲は、極力崩しすぎず、崩さなさすぎず」

アサガオ「元々ずっと女性の昭和歌謡をテーマにカバーしてるので、私が歌うだけでもだいぶ違う雰囲気になることも前提で。バックの音はあまり崩さない方が成り立ってる気がしますね。逆に私は原曲通りにはあまり歌わないので(笑)」

――原曲通りに歌わないというのは、気持ちが乗っちゃうみたいなことですか。

アサガオ「"これだったら原曲でいいじゃん"と思われたくない(笑)。ちょっと尖ってる要素なのかもしれないですけど」

サクラ「原曲をリスペクトしつつだからね」

アサガオ「"ここを抑えなきゃ"というのは抑えつつ、1番は原曲通りに歌うけど、2番は違うように歌うとか」

サクラ「時代的に結構ループの曲も多いので、そのアレンジが飽きさせない1個のトピックになってるのかなって、今考えたんだけど(笑)」

アサガオ「『真夜中のドア~stay with me』だと、後半めちゃくちゃアレンジを入れたり、ボーカルの変化をつけたり。原曲はあんなにワウワウ言わないんですけど、それが逆にアサガオらしさやデラデラの派手感を表現できるかなと思って」

サクラ「ほんとにそうだね。でも全てにおいて、デラデラらしさもですけど、現代の人たちが聴きやすいようになってるかなと思ってます。ロックアレンジとまでは言わないんですけど、少しBPMが上がってたり、表現としてクリーンギターだったところを歪ませてみたり、車で鳴らした時にドゥンドゥン聞こえてくる激しさを入れて、ちょっとワクワクする感じにしてあります」

――本当に全然飽きないんですよ。

アサガオ「あー、嬉しい。ありがとうございます」

――今作は"デラデラの2~3年の進化を楽しめる最高地点の作品"と表現されていましたが。

サクラ「まさにそうですね。ずっと温めてきて、ライブを共にした戦友みたいな曲の選りすぐりなので」

――改めてどんな1枚になったと感じておられますか。

サクラ「感情の起伏が激しい曲たちだなとは思ってまして。喜んでる曲も悲しんでる曲もある。ただそれをスッと聴き流せる。小説で言うところのショートショートみたいな、1枚ずつめくって見ている感じというか。色んな表現があって、色んなデラデラがあって、結果こういう面白い作品になって良かったなと思いますね」

コク「『千紫万紅』という四字熟語が、そもそも僕らのお花や植物のモチーフに合っていて。色とりどりのお花や植物が咲き乱れているという意味では、本当に色んなジャンルの曲があるなって。"ギュッと詰め込みパック、福袋"みたいな1枚ができたかなと思いますね。本当に喜怒哀楽の感情があり、男女の恋愛や生活が垣間見えるアルバム。老若男女の人たちに楽しんでもらえるものになったかなと思いますね」

アサガオ「ちょうど綺麗に2人に全部言われました(笑)。でも初めての1stアルバムという部分で、"私たちはこんなに色んなことができるんだよ、私たちに色んな味や深みがあるんだよ"と本当に隅々まで表現できたので。これを聴けばとりあえず今のデラックス×デラックスがわかる1枚になりました。色んな人に知ってもらって、過去の音源を掘ってもらって、またデラデラにハマっていただければ。私たちがより大きくなるキッカケ、多くの人に届くキッカケになる、多彩な私たちが詰め込まれてる1枚かなと思いますね。


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大きくてド派手なステージをやるために、12月までロングツアーを突き進む!


――これからやってみたいこと、共演してみたい人はいらっしゃいますか。

アサガオ「共演はいっぱいいますけど、やりたいことで言うと、やっぱり47都道府県を廻って色んな人に会って、各地のご当地グルメを味わいたい(笑)」

サクラ「規模が大きくならないとできないことだもんね」

アサガオ「本当にそうだし、私が高校生から憧れてるド派手なステージは、もっと大きくて広くて、メンバーが宙に舞ったり大爆発が起きるくらいのド派手さ。それをずっとやりたいと思ってこのバンドを始めてるので、もっともっと私たちが大きくならないといけない。それがとりあえずの目標ですね。人生で見ることのないような非日常を色んな人に届けたいですね」

――現在、12月末まで続くロングツアーの真っ只中ですが、3月の大阪も盛り上がったそうで。

アサガオ「Banana-hallという、私たちが今までやったことない大きさのハコで」

サクラ「最初ちゃんとキャパにもビビってたよね。3年ぶりのライブだったんですよね」

アサガオ「まず上京して1発目のライブで、本当にできるのかとか色々不安はあったんですけど」

サクラ「蓋開いてみたらね、たくさん人が入って」

アサガオ「私たちが想像してた以上の景色でやらせてもらって、やっぱり上京は正しかったんだと思えましたし、逆に私たちはもっと大きいところに行ける可能性があるという確信にもなりました」

――関西は7月29日(土)には京都・磔磔、10月8日(日)は神戸・太陽と虎で、12月24日(日)のクリスマスイブに梅田クラブクアトロでライブがあります。

アサガオ「1週間で3か所のクアトロを回るという本当に挑戦的なスケジュールで、しかも挑戦的な日程で。世間は忙しいでしょうに、というタイミングではあるんですけど(笑)。だからこそ皆の予定よりもワクワクさせられるようなバンドにならなきゃなと。そういう部分も踏まえて挑戦ですね」

――個人的には磔磔が楽しみです。行かれたことはありますか。

アサガオ「京都でライブをしたことがないので」

サクラ「ただ、沖縄のライブハウスにいる時から、京都に磔磔というライブハウスがあるとずっと情報は入ってきてて。太陽と虎も大阪のShangri-Laも。沖縄にいるのに県外のライブハウスの情報が入ってきてて、その中の1つだったのでかなり楽しみです」

――磔磔はプロレス入場なんですよ。2階にある楽屋から木造の階段を下りて、お客さんの横を通ってステージに行きます。

アサガオ「めちゃくちゃ良いですね」

サクラ「2階の床が抜けないかって心配されてましたけど」

――酒蔵を改造しているので、雰囲気がありますよ。

コク「パフォーマンスが色々考えられそう」

――音楽の神様がいると言われるハコでもあって。

アサガオ「ただ、私たちを見てもらおう」

サクラ「もうありのまま思いっきりぶつけるしかないか」

――タイトラもスタッフの方が面白くて動物がいっぱいいます。

アサガオ「iTuca(イツカ)というバンドがすごく好きで、そのiTucaのホームのハコがタイトラで。iTucaが沖縄で初めてライブしたタイミングで対バンさせていただいて、その時にボーカルの山本章さんと色々喋って、音楽を本気でやりたいなと思って、そこからデラデラに本腰入れたんですよ。すごいキッカケになったバンドと人なので、そのホームでやらせてもらえるのは、20歳の時の自分に対してのある種のアンサーというか。7年後タイトラでデラデラでステージに立ってるよというのをiTucaにも見せたいし、7年前の私にも見せたいです。感慨深いですね」

――どの会場も楽しみにしております!

Text by ERI KUBOTA

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(2023年7月19日更新)


Check

Release

待望の1stフルアルバム!

『千紫万紅』
2500円(税込) 発売中
ZLCP-425

《収録曲》
01. ラララブラ~愛の呪文~
02. フライディ・チャイナタウン
03. ヨバナシのテーマ
04. 真夜中のドア〜stay with me
05. かもめが翔んだ日
06. 抱かれてたいのよ
07. 女心ミステリヰ
08. イケズなやつさ
09. 嘘とアイスコーヒー
10. アナタに首ったけ
11. ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)
12. 恋してよDISCO
13. 一夜一夜に人見頃
14. 夏よ、恋

Profile

輝夜朝蛾王(vo)、紅結芽水蓮(g)、蜂乃寺鈴蘭(b)、道頓堀桜(ds)のバンドメンバー、虎吼、獅挐、羅鷙の“SP”なるパフォーマーで構成された沖縄発の歌謡パフォーマンスグループ。バンドメンバーの総体重は540kgを超える。2016年に初ライブを行い、沖縄県内外のイベントに出演。2019年に1stシングル「飼いならされたいの」を発表し、沖縄の音楽フェス「PEACEFULL LOVE ROCK FESTIVAL」のオーディションライブでグランプリを獲得する。同年10月に1stミニアルバム「女を月に例えるなんてハレンチね。」を発表。「飼いならされたいの」が日本テレビ系「バズリズム02」で紹介され、話題になった。2020年はコロナ禍の影響を受けつつも、ほぼ毎月ワンマンライブを行うなど精力的に活動。2022年12月に沖縄市にあるミュージックタウン音市場でデラデラ史上最大規模のワンマンライブを成功させた。2023年2月に上京。6月に1stフルアルバム「千紫万紅」をリリースした。現在、3月から12月まで続く全国ツアー「百花繚乱ツアー」を開催中。

デラックス×デラックス オフィシャルサイト
https://www.deradera.club/


Live

「廻れ!! 百花繚乱ツアー」

【宮城公演】
▼7月22日(土) LIVE HOUSE enn 2nd

Pick Up!!

【京都公演】

チケット発売中 Pコード:239-572
▼7月29日(土) 17:30
磔磔
オールスタンディング-3900円(ドリンク代別途必要)
※未就学児童は入場不可。公演内容に関する詳細はinfo@v-again.co.jpまで。
※チケットは、インターネットでのみ販売。店頭での受付はなし。1人4枚まで。

【静岡公演】
▼7月30日(日) 静岡Sunash
【愛知公演】
▼8月20日(日) CLUB 3STAR IMAIKE
【千葉公演】
▼8月27日(日) 柏Thumb Up
【茨城公演】
▼9月2日(土) 水戸ライトハウス
【福島公演】
▼9月16日(土) 福島・C-moon
【栃木公演】
▼9月17日(日) HEAVEN’S ROCK Utsunomiya VJ-2
【愛知公演】
▼10月6日(金) ell.SIZE

Pick Up!!

【兵庫公演】

チケット発売中 Pコード:239-572
▼10月8日(日) 17:30
神戸 太陽と虎
オールスタンディング-3900円(ドリンク代別途必要)
※未就学児童は入場不可。公演内容に関する詳細はinfo@v-again.co.jpまで。
※チケットは、インターネットでのみ販売。店頭での受付はなし。1人4枚まで。

【石川公演】
▼10月21日(土) 金沢AZ
【富山公演】
▼10月22日(日) Soul Power


「廻れ!! 百花繚乱ツアー ファイナル」

Pick Up!!

【大阪公演】

チケット発売中 Pコード:247-764
▼12月24日(日) 18:00
梅田クラブクアトロ
オールスタンディング-4200円(ドリンク代別途必要)
※未就学児童は入場不可。公演内容に関する詳細はinfo@v-again.co.jpまで。
※チケットは、インターネットでのみ販売。店頭での受付はなし。1人4枚まで。

【東京公演】
▼12月28日(木) 渋谷CLUB QUATTRO
【愛知公演】
▼12月30日(土) 名古屋クラブクアトロ

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