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クマリデパートインタビュー
武道館を経てパワーアップ! 次なる照準は初の単独Zeppツアー

3月30日に初めての日本武道館ワンマンライブ「クマリデパートのおいでよ!日本武道館!」を無事成功に収めたクマリデパートが、ぴあ関西版WEBに二度目の登場。約3か月半ぶりに会うメンバー6人に、記念すべき武道館公演の思い出に加え、武道館でリリース決定が発表された気になる新曲と6月からのZeppツアーについても話を聞いた。

――まずは日本武道館公演の感想を聞かせてください。

「1か月以上経ったんですけど、ファンの方が撮ってくださったお写真とかを見るとすごく楽しかったことを思い出します。ちょっとしんみりする時間もあるかな?と思ってたのにそんなこともなく、最初から最後まで緊張せずに約2時間半、25曲をできたのがうれしかったし、成長したなと思います」

優雨「今回、センターステージを使ったんです。初めての体験だったから練習の時点でもうこんな(混乱する様子を再現)になりまくっちゃって。普段は(パフォーマンスを)前か横にしか見せたことがないから、フォーメーションを全部組み替えて、立ち位置も考え直して......。それを覚えるのがちょっと大変でした。でも本番はみんな間違えることなくできたよね。新しくこういうこともできるんだよっていうのを見せられて自信になったし、いい経験ができたなって思います」

――本番に強い。

小田「強くなりました」

――なるほど(笑)。武道館公演はセンターステージのほかにも、特効など見どころが多かったようですが。

早桜「前からやりたいって言っていた炎の演出を実現できたのがうれしかったです。あとハートウィングも。ひらひらって落ちてくるハートの紙吹雪みたいなのがあるんですけど、それもメンバー発信でできた演出ですね」

――最後の曲『限界無限大ケン%』の時の演出ですね。

優雨「サクライさん(プロデューサー)が、なぜか最後の一曲で何も特効をやらないって言ってたんで、それはないだろう!ってなって(笑)」

「(2022年11月27日の)中野(サンプラザホール公演)でやってもらえなくて、武道館に取っておこうってなってたから、"あの話って~?"みたいな(笑)。やりたいことをすごく聞いていただきました」

小田「セトリも大幅に変更していただいて......難しいはずなのに」

「ギリギリのタイミングだったんですけどね」

――変更はどんな意図で?

早桜「例えば、武道館用に清竜人さんに『ぶどう♡Grape♡For♡You♡』という曲を作っていただいたんですけど、それはやっぱり武道館用の新衣装で歌いたいなっていうので、(衣装のタイミングに合わせて)ちょっとセトリの前の方にしたり。ほかにもメンバー全員でつなぎを考えたら、ここはこうした方が盛り上がりそうじゃない?みたいな。それが予想より多く出てきて」

「メンバーで実際に動いてみてやっとわかる、こっちの方がいいんじゃないっていうことがあったんです」

――いろいろアイデアを出したんですね。

早桜「『夏へのとびら』での衣装を脱ぐと初期の衣装と同じような形になってたり、『アンサー!!』っていう曲は、(メンバー増員後に)6人バージョンで再録してアルバムに入れたんですけど、"僕は幸せだー!"っていうセリフを初めて6人で一緒に叫んだり。その二つは武道館まで大事にしてきたので、できてうれしかったです」

――衣装は何パターンあったんですか?

「4パターンで3回着替えたかな」

山乃「(着替えは)めっちゃギリギリだったよね(笑)。武道館用の衣装から『夏へのとびら』の衣装に着替える時」

七瀬「あれ? スムーズだった」

優雨「着替えの部屋が人によって違ったから、たぶんその動線(の違い)かな」

小田「あ。個人的なことですけど、リハーサルでイヤモニを汗で水没させてしまって。それでイヤモニを取って、トントントントンってイヤモニから水を排出させる動作がプラスで着替え中に必要だったので、それで時間がかかったと思います」

――イヤモニって汗で水没するんですね。

小田「初めて知りました(笑)」

優雨「あまりしないようにはなってるけど......それを(笑)」

山乃「......代謝が超えた(笑)」

――ほかにハプニングは?

山乃「午後9時までに音を止めましょうっていうのが決まってたんです。でも曲自体がめちゃくちゃ多くて、お着替えもギリギリで、MCタイムの計算ももともと短かくなってたりして、ライブが終わったのが音を止めなきゃいけない時間の10秒前......?」

小田「......5秒前!」

山乃「そんなことあります?って、めっちゃびっくり(笑)。ひと言、余計にしゃべってたら終わり(時間オーバー)だったって言われました。でも、それだけボリュームがある内容でお届けできたのでよかったです」

「アンコールの前の着替えはパニックだったよね」

山乃「今まで武道館でやったアイドルのなかで一番ギリギリまで攻めたかも(笑)」

――たしかに(笑)。では感動したシーンは?

七瀬「いくつかあるんですけど、『宇宙の果てで恋をした』っていう曲でミラーボールを6個使った演出があって、あとでファンの人が撮ってくださった写真を見たらきれい過ぎて。あと、MCでメンバーの一人ひとりの気持ちを聞いて感動しました。特にフウ(楓)・優雨の言葉に感動したんですけど、小田ちゃんのがおもしろいなって」

全員「(笑)」

「小田ちゃんはトップバッターを務めたので、大事なところで頑張ったかなって」

小田「トップバッターは初めてで、すごく緊張してたんです。でも、考えてきたことって、その場ではうまく言えないじゃないですか。だからその場でみんなや景色を見て思ったこと言ったら、なんかおもしろくなっちゃって」

――どんな話をしたんですか?

小田「みんなと相思相愛な感じでっ!......みたいな(笑)」

優雨「どんどん勢いが増していくんですよ。それがなんかおもしろくて(笑)」

小田「自分でも止められず(笑)」

優雨「でも小田らしくてよかったなって」

――では、そんな小田さんが感動したのは?

小田「センターステージは、お顔が見えるくらいお客さんとの距離が近かったんです。そこで『いくじなし』っていう曲をやった時、うーって涙をこらえてる顔が見えて、私も一緒にえ~んって(笑)」

早桜「お客さんの表情がちゃんと見えたから、いつもの感じでライブが楽しくできたなって思います」

優雨「反省会の時、舞台の作り方とか構成とか、どういうステージにするかを考えてくださってる方たちが、メンバーもお客さんの顔がしっかり見えた方がうれしいと思うからっていう理由で、花道じゃなくセンターステージにしたよって話してくれて。それもうれしかったよね」

――センターステージはいつもと違うことが多かったのでは?

早桜「『Furniture Girl』っていう曲もセンターステージでやったんですけど、六角形のステージの角に一人ずつ立って、自分のパートを歌い終わったら隣の人とハイタッチするのがよかったです。いつもは肩をトンってするだけなんで」

優雨「『Furniture Girl』のサビで手を振るんですけど、六角形だからとなりの人がよく見えないので、手を振る左右の順が合ってるのか確信が持てなくて」

――日本武道館の大舞台を経験してレベルアップしましたね。

山乃「クマリデパートのデフォルトのバミリ(立ち位置の目印)は90㎝ごとに3ぐらいなんですけど......」

――......?

優雨(ペットボトルを並べる)

山乃「これがメンバーだとすると......(バミリの解説が続く)......で、これがクマリデパートは3つくらいまでだったんですけど、今回は武道館用に最大20?」

「武道館自体のバミリが19まであって、15まで使った」

山乃「そう、15まで伸ばして、3のところも5に変えて......なので、いつもの動きじゃなく、5のバミリに行くために少し早くから移動し始めよっかって、ゲネリハ(最終リハーサル)でやったりして。なので、武道館が終わってから対バンとかで広めの会場だったりすると、この前やったやつをやってみようって、細かい打ち合わせをしなくても広く見せる動きができるようになりましたね」

小田「そういうのはファンの人も気づいてくれてますね」

山乃「武道館でやれてすごくよかったなって思います」

――6月2日(金)からは東京・名古屋・大阪・福岡のZeppツアーがスタート。

早桜「武道館に地方から来てくれた方に、今度は私たちが会いに行けるのでうれしいです。ツアータイトルは『Zepp東名阪"福" ハートの治安をおまもりツアー 〜⼈⽣の忘れ物探します☆〜』ってインパクト強めですけど(笑)、本当に私たちがヒーローになってみんなのことを救うというか。かっこいい、楽しいライブでみんなを笑顔にできたらいいなと思います」

山乃「武道館で今のクマリデパートの最高の形をお見せできたと思うので、Zeppツアーでは、また新しい試みができたらなって。新しい一面を楽しみにしていてください」

優雨「今までにないような曲もやる予定です。どこか一会場だけでも絶対楽しいし、全公演を見ても飽きないライブになると思います」

早桜「大阪公演は6月2日(金)です。関西のみなさん、Zepp Nambaで会いましょう!」

Text by 服田昌子




(2023年6月 1日更新)


Check

Release

11th Single『魔法少女 Q』
2023年6月27日(火)発売
1100円(税込) MUTE-0089

《収録曲》
1. 魔法少女 Q
2. ヒ・ミ・ツ
3. 魔法少女 Q(inst)
4. ヒ・ミ・ツ(inst)

リリースイベント情報

・6月1日(木) 19:00
ヨドバシカメラ マルチメディア梅田 B2F ヨドバシホール

・6月4日(日) 15:00
サンシャインサカエ B1F グラン ドキャニオン 広場

・6月8日(木) 19:00
タワーレコード福岡パルコ店

・6月24日(土) 13:00/16:00
タワーレコード津田沼店

・6月25日(日) 13:00/16:00
ららぽーと立川立飛 2F イベント広場

・6月26日(月) 19:00
タワーレコード錦糸町パルコ店

・6月27日(火) 19:00
タワーレコード渋谷店 5F イベントスペース

・6月28日(水) 19:00
リミスタ インターネットサイン会

・6月29日(木) 19:00
リミスタ インターネットサイン会

・6月30日(金) 19:00
新宿某所

・7月17日(月・祝) 13:00
埼玉某所

Profile

2016年結成。“世界のこころのデパート”をコンセプトに活動するアイドルグループ。メンバーは早桜ニコ、優雨ナコ、小田アヤネ、楓フウカ、山乃メイ、七瀬マナの6人。2018年1stワンマンライブ「おいでよ!こころのデパート」を新宿MARZにて開催し、ソールドアウト。5月に小田アヤネと楓フウカが加入し、7月には@JAMとTOWER RECORDSの共同レーベル「MUSIC@NOTE」に所属することを発表。また9月にはMUSIC@NOTE所属後初のシングル「あれ? ロマンチック」をリリース。2019年1月22日に2ndシングル「シャダーイクン」を、5月28日に初のアルバム『ココデパ!』を発表。11月には「極楽浄土!おいでよ!こころのデパート!」を渋谷WWW X にて行い、11月5日には3rdシングル「極LOVE浄土」を発売。2020年2月28日に「5th ワンマンライブ~ニューヤングパワーマックス5000% 特盛レッドヒルブリッツにおいでよ! こころのデパート~」をマイナビBLITZ 赤坂にて開催し大成功させ、同ライブにて山乃メイと七瀬マナが加入。8月18日には5thシングル「SUN 百6 じゅ~GO! 日ッチ☆」を新体制でリリース。2021年2月に2ndフルアルバム「セカデパ!」をリリースし、同月17日には6thワンマンライブ「宇宙規模のアイを叫ぶ! -終わらない餅つき大会の後に-」をTSUTAYA O-EASTにて実施。さらに6月12日にも7thワンマンライブとなる「あのクマとあの場所で」を完売させ、翌7月には初両A面の6thシングル「限界無限大ケン%/Furniture Girl」を発表し、オリコンウィークリーランキングでグループ初のTOP10入りとなる9位を獲得する。2022年1月に7thシングル「あみだ☆ふぉーちゅーん」をリリース。5月には東名阪ツアーを実施し、5月16日にファイナルを豊洲PIT にて迎える。また同月31日に8thシングル「幸せハッシン!フロムキッチン」を発表。9月には公式ファンクラブ「クマ屋」を開設し、全国ツアー「くまちゃんのわ!日本全国大行進大拡大大作戦!」も開催。さらに10月25日には9thシングル「止まらない!ト・マンナヨ!」を発表したのに加え、11月27日には全国ツアーのファイナルを中野サンプラザにて成功させる。2023年は1月より3か月連続で新曲をリリースし、1月31日に3rdアルバム「コスモデパート」を発表。3月30日には初の日本武道館ワンマンライブ「クマリデパートのおいでよ!日本武道館!」を成功に収めた。

クマリデパート オフィシャルサイト
https://www.qumalidepart.com/


Live

Zepp 東名阪“福” ハートの治安をおまもりツアー 人生の忘れ物探します☆

Pick Up!!

【大阪公演】

チケット発売中 Pコード:245-532
▼6月2日(金) 19:00
Zepp Namba(OSAKA)
一般エリアチケット(当日引換券)-4500円(オールスタンディング、ドリンク代別途要)
後方エリアチケット(当日引換券)-2500円(オールスタンディング、ドリンク代別途要)
撮影可能エリアチケット(当日引換券)-5000円(撮影可能エリア内、静止画OK、動画撮影NG、フラッシュ使用NG、ドリンク代別途要)
※3歳以下は無料、4歳以上は有料。
※公演当日、開場時間より当日券窓口にて入場チケットと引換え致します。お渡しするチケットは先着順ではございません。予めご了承下さい。
※販売期間中はインターネット販売のみ。1人4枚まで。
[問]キョードーインフォメーション
■0570-200-888

【愛知公演】
チケット発売中 Pコード:242-868
▼6月3日(土) 18:00
Zepp Nagoya
VIPチケット-12000円(整理番号付・別途ドリンク代必要)
一般エリアチケット-4500円(整理番号付・別途ドリンク代必要)
後方エリアチケット-2500円(整理番号付・別途ドリンク代必要)
撮影可能エリアチケット-5000円(整理番号付・別途ドリンク代必要)
※2階以上の最前列は、安全確保のため、着席での観覧をお願いしておりますのでご了承ください。4歳以上有料。3歳以下無料。
※チケットは、インターネットでのみ販売。1人4枚まで。
[問]サンデーフォークプロモーション■052-320-9100

【福岡公演】
チケット発売中 Pコード:240-800
▼6月9日(金) 19:00
Zepp Fukuoka
一般エリアチケット-4500円(要1ドリンクオーダー/整理番号付)
後方エリアチケット-2500円(要1ドリンクオーダー/整理番号付)
撮影可能エリアチケット-5000円(要1ドリンクオーダー/整理番号付)
VIPチケット-12000円(要1ドリンクオーダー/整理番号付)
※3歳以下無料/4歳以上チケット必要
※「撮影可能エリアチケット」は、2F席予定、撮影可能エリア内、静止画OK、動画撮影NG、フラッシュ使用NG
※「VIPチケット」は、前方エリア指定、特典付き。【特典内容】VIP限定大型アクリルスタンド(会場ごとに異なる)・VIP限定PASSステッカー(会場ごとに異なる)・指定メンバー(1名)と1分間2ショットオンラインテレビ電話(詳細後日)
※1Fオールスタンディング
※必ずオフィシャルサイト等で最新情報・注意事項等のご確認をお願いいたします。
※チケットは、インターネットでのみ販売。チケットの発券開始は、2023/6/2(金)AM10:00以降となります。販売期間中、1人4枚まで。
[問]BEA■092-712-4221

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