ホーム > インタビュー&レポート > “10代のうちにちゃんと結果を残して先に進みたい” 『サクラフレフレ』は自分たちも勇気づけられる応援ソング THE SUPER FRUITインタビュー&動画コメント
『チグハグ』の反響の大きさは、共同生活が終わってから実感した
――2022年は『チグハグ』で大躍進の1年だったと思いますが、振り返ってみるといかがですか。
田倉「デビューシングルということもあって、本当に右も左もわからないところから始まったんですけど、自分たちとしてもちょっとすごいことをしたんだなと実感できるぐらいになったので、すごく良い年だったなと思いますね」
――どんなところで実感しましたか?
田倉「夏に1ヶ月間、メンバーだけで共同生活をする企画をやってたんですけど、それが終わって1人暮らしに戻って、落ち着いてSNSを見ていたら、"こんなに反響あったんだ"と後から知ることが多くて。その時にちょっとすごいことしたのかもと思ってました。ただ、今も実感しきれているかわからない部分もあるので、まだちょっと追いついてない感じはありますね」
松本「僕は今までTikTokをやってはいたけど見る側で、気づいたらインフルエンサーさんが僕たちの楽曲を使ってて。さらにエピソードを話して最後に"それでは聞いてください、チグハグ"が出てきて、"うわ、こういう使い方もあるんだ"って、僕たちもすごく驚いて。共同生活中に僕たちのライブ映像や推し動画がどんどん伸びていってるのを見て、"『チグハグ』今すごいキテるのかな"って、皆でふつふつ感じてはいたんですけど、共同生活が終わってから、家族や友達から連絡をいただいて"今バズッてるよ"と教えてくれて。そこでようやく"そうだったんだ"と受け止めました」
――エピソードで使われた場合、『チグハグ』の音源自体は最後の1~2秒しか出てこないのに、それでもバズッたのが面白いですよね。
田倉「それをキッカケに『チグハグ』や僕たちに興味を持ってくれた人が、MVを見に来てくれることも多かったです。今MVの再生回数が1300万回いってて(2023年3月現在)、そういうのもうまいことハマッたのかなと思いますね」
――年末の『第6回 ももいろ歌合戦』を拝見しましたが、大きなイベントに出演された体験も実感に結びついていますか?
松本「あれはもう本当にすごいことをさせてもらったなって。ももいろクローバーZさんのライブに呼んでいただけたのが、まずすごいことだし、しかも『チグハグ』を武道館の皆さんの前で披露できたのが嬉しくて。今でも鮮明に記憶に残ってますね」
――今、グループの雰囲気はどんな感じですか。
田倉「少し落ち着きはじめましたね。去年は本当に何もわからない状況でバタバタしていたのが、色々なメディアに出させていただいて、"こうやって活動していくんだ"みたいな感覚を、1人1人が感じ始めてる期間かなと思いますね」
松本「元々メンバー同士すごく仲が良いので、共同生活をふまえて『チグハグ』がバズッたことで、より一層皆がまとまって過ごせてるのかなと思います」
メンバーは家族みたいなもの
――去年1番印象に残ってることで言うと、やはり共同生活が大きいですか。
田倉「そうですね。1ヶ月メンバーと暮らすことってないので。全員10代の7人が同じ部屋で暮らすって今考えたら、すごいことだったなと思って」
松本「確かにそうだね。本当に自分たちで自炊をして過ごしたので」
田倉「その頃1人暮らしをしてたのが、僕とココナッツカラーの阿部隼大だけで、僕たちも決して普段から積極的に家事をするタイプではないので、どうなるんだろうと思ってたんですけど、意外と協力し合ってね。例えば料理は誰々が、掃除は誰々がやるみたいな担当を早めに決めていたのでうまくいきました。後半になるにつれて、お互いのことをもっともっと知っていくようになって、もう家族みたいなもんでしょみたいな感じも出てきたりして。やっぱり良い経験でしたね」
――喧嘩もせず?
田倉「多分喧嘩したことない。あるかな?ない気がする」
松本「嫌なこととかあったら、喧嘩というよりは話し合いで毎回解決しますね。喧嘩はほんとにないよね」
田倉「喧嘩する前に解決しとこうぜ、みたいな感じがあるんで」
――皆さん大人ですね。今年1月に行われた『つば男新春ONLINEFES 2023』では、シャッフルユニットでコントをされたとか。
松本「やりました!」
田倉「やりましたね」
――お笑いに重点を置いたということで。音楽もダンスもやるけど、お笑いもやっていこうと?
田倉「この大阪の地でお笑いお笑いと言うのは、"舐めんなよ"と言われるかもしれないんですけど(笑)。僕たち夏に『つば男 SUMMER FES 2022』を初めてやったんですけど、冬のフェスでは、"この冬は初笑い、笑って過ごそう"みたいなテーマで、ユニットごとにコントをやったんです。普段は絶対に見れない1面を出すことができて。僕は女装しました(笑)。勇輝はお母さんだっけ。違う?」
松本「僕はメンバーの中では、ギャルでちょっと中性的って言われるんですけど、敢えて普通の男前の大学生の役をやりました」
――ネタも自分たちで考えたんですか。
田倉「作家さんが各チームにいて。僕のチームだと先輩のCUBERSの優さんが台本を作ってくれて、それを僕たちが演じる感じで。ちゃんと作家さんもつけて、本気で笑いを取りにいくコントをしたなって。できるだけ思い出さないようにはしたんですけど(笑)」
松本「え、でもコントすごく楽しかった!」
田倉「楽しかったですね。お客さんの反応も直に感じれるし、"今ちょっとウケた"とか、ちょっとニヤニヤしながら後ろ向いて表情隠したり(笑)」
――練習もされたんですか?
松本「しました。僕は普通に会話するコントだったので、常に役に入って会話をして、台本と照らし合わせながらやってました」
田倉「全体で合わせるのは5~6回で、それ以外の時間も台本を見たり。僕は元々イケメンのちょっと嫌味なインフルエンサーの役で女装しない予定だったんですけど、打ち合わせで"そうだ、田倉女装しよう"となって、いきなり台本がガラッと変わって、"マジか"と(笑)。そこから女装して本番までに台本覚えて。結果的にうまくいったんですけど、なかなかな1月でしたね(笑)」
松本「もう盛りだくさんでした」
――これからもコントをやりつつ?
田倉「やるんですかね(笑)」
松本「やりたいね。すごく楽しかった(笑)」
自信のない時に思い起こすほど、勇気づけられた曲
――新曲の『サクラフレフレ』(M-1)を最初に聞いた時、お2人はどんな印象を持たれましたか?
田倉「まずイントロを聴いた時点で衝撃を受けたというか、こんなにワクワクするイントロがあるんだって。『チグハグ』は可愛らしい始まりで弾けた感じなんですけど、『サクラフレフレ』みたいにふつふつと盛り上がっていく感じは今までなかったのかな」
松本「僕は初めて聴いた時に"うわ、めっちゃヤバい"と思って。てる(田倉)と同じことを感じたんですけど、最初静かなところから上がっていって、最後に満開の桜になるような感じがすごく好きで。歌もダンスもめっちゃ練習しました。普段ちょっと自分に自信がなかったり、頑張れてないなとマイナスに感じることもあるんですけど、そんな時に優しく包み込んで"頑張って"と言われてるような気がして、僕自身も練習の時に『サクラフレフレ』を思い起こすくらい、この曲に勇気づけられましたね」
――3月リリースということで、卒業シーズンや新生活にぴったりですね。歌う時に意識されたことはありますか?
田倉「全体的にこの季節はワクワクが付きまとうというか、新生活が楽しみな方が多いなと思ったんですけど、僕はどちらかというと不安の方が大きいのかなって。例えば"入学式だ"ってワクワクしてても、きっと直前になったら"どうなるんだろう"って不安が大きくなるんじゃないかなと思って。そういった人たちに寄り添えるようにというのは、ずっと意識してました。表情もニコニコで"頑張れ"というよりかは、優しめにニコッと微笑んだり、そういう声色を意識したり。Dメロのソロの<春風吹けば もう君と僕は別々の道を行くけど>のところは、別れの部分にフォーカスを当てた少し切ない部分でもあるので、特に魂を込めて歌ってますね」
――全体的に優しい歌声ですね。松本さんのAメロのソロは落ち着いた声だなと感じました。
松本「僕は本当に言っちゃえば、歌詞をそのまま表現して歌ってる感じなんです。最初は不安な感じで始まっているので、"自分自身もちょっとまだ対応できてないよ"みたいな感じで歌っていて、後半のサビの部分では、"自分は自分なりのペースで頑張ればいいんじゃない"みたいな感じで。仏様と言ったらあれだけど」
田倉「あはっ!(笑)」
松本「僕がライブでサビを歌う時は、『チグハグ』は本当に"元気! フレッシュ!"みたいな感じでやってるんですけど、この曲はお日様みたいな感じで、スマイルニコニコでやってますね」
――なるほど。
松本「1番好きなフレーズが<人様の「いいね」ばかり気にしたってキリがないよ>です。自分自身、昔はSNSや人の意見、人からどう見られてるんだろうということばかり気にして、自分を出せてなかったんです。スパフルの活動で自分は変われたと思うので、同じような境遇にいる人に向けて歌っています。振り付けでは、てるに毎回"本当に気にすんなよ(ぽんぽん)"みたいな感じで寄って行って、ワイワイやってます」
――田倉さんは人の目を気にされるんですか?
田倉「僕はあんま気にしないんですけど(笑)。身に覚えのない、優しい聖母のような眼差しでこっちに向かってくるんで、"俺何かしたかな?"と思いながら肩組むんですけど(笑)」
松本「(笑)」
――聖母の気持ちで向かっていってるんですか。
松本「はい♡気にしてたってキリがないよ♪」
――でも田倉さんには響いてない......?(笑)
田倉「もちろん響いてはいるし、ちゃんと入り込んで意識してるんだなと思うので、めちゃめちゃ良いと思うんですけど。"わかんないけど俺何かしたっけな"と思っちゃって(笑)」
――松本さんご自身も入り込める曲なんですね。
松本「そうですね」
田倉「ただ闇雲に"頑張れ、頑張れ"って壮大な何かに向かって応援してくよりかは、等身大の1人の人間に向かって"一緒に頑張っていこう"と応援するので、僕たちとしても落とし込みやすい素敵な歌詞で、共感しやすい部分は多いかもしれないですね」
僕たちは、どんな生き方をしても輝き続けられる
――田倉さんは気に入っているフレーズはありますか?
田倉「僕は1番のBメロの<焦って無理してつまずいても 自分を追い詰めないで 失敗したって 遠回りしたって 花は咲く>まで、ひと括りで好きなんです。生きていれば絶対に失敗するし、無駄だと思うことも絶対にあるんですけど、別にそれが悪いことじゃなくて、成功するために必要な何かだったんだなと思える歌詞になっていて。自分を認めてあげる優しい歌詞が含まれてるので、僕は特に気持ちを込めて歌っていますね」
――田倉さん自身が共感する部分はありますか。
田倉「僕は例えば歌とかで失敗した時に、結構ちゃんと落ち込むタイプで。その後一応スタッフさんに相談するんですけど、そういった時に僕は"いつか成功するから"みたいなマインドになれるほど、まだ大人ではないんです。共感というよりかは、"きっとこうなんだ"という希望を持ちながら歌ってる気はしますね」
――<煌めいた7色の青春は 何年後だって輝いているだろう こうして僕ら大人になってくんだ>というスパフルを表すような歌詞がありますが、ここはどんな気持ちで歌っていますか?
田倉「そのまんまですね。僕たちは今10代20代で、人間を構築する上で1番大事な時期を生きているんですけど、どんな生き方をしても輝き続けられるんだと思っています。<青春は>の振り付けで上を向くんですけど、自然とキラキラした表情になるというか、常に希望を感じながら歌ってますね」
松本「僕は今考えてみたんですけど、今後もスパフルらしさを忘れないで、"僕たちはずっとこのままスパフルなんだ"という気持ちをいつも意識して歌っています」
――お2人は同い年で10代ラストイヤーですが、<こうして僕ら大人になってくんだ>という歌詞はどう響いていますか?
田倉「一応18歳で新成人になったんですけど、やっぱり実感は湧かないし、大人になったかと言われると、僕の中でちゃんとした大人であろうとしていないうちは大人にはなれないのかなとも思っているので。<こうして僕ら大人になってくんだ>というのは、大人であろうとし続けていたら、気づいたらなっていた時もあるので、希望とは少し違ったニュアンスというか。まだ見えない何かに向かって叫んでるイメージなんですけど、どうなんですかね。本当にイメージが湧かないまま、ぶつけてる感じはしてますね」
――10代最後の1年、どんなふうに過ごしていきたいですか。
田倉「10代のうちにやっとかなきゃなと思うことは、ちゃんと結果を出すこと。大人になって"まだできるからいいや"とか、"20代まだあるからいいや"じゃなくて、なあなあに過ごして終わるんじゃなくて、限られた19歳の1年を使って、何か1つ、できれば2つ、結果を出したいです。例えば僕は俳優業にも興味があって。10代でも何かしらの形でちゃんと結果を残した方が、20代のスタートが良い船出になると思っているので、 今はそこを意識しながら生活してますね」
松本「僕も18歳で成人と言われても、本当に実感が湧かなくて。メンバーの中では割と年上の方なんですけど、他のメンバーがちゃんとしてる分、年下みたいなマインドになってしまって。メンバー内での扱われ方がそうなんですけど。だからもっとしっかりしないとなってずっと思ってて。20歳になったら成人式もあるので、その時までにはもう少しお兄さんになれるよう、落ち着いた考え方と雰囲気、あとは自分に自信を持ちたいです。それこそ『サクラフレフレ』で皆さんを応援しているように、僕もこの曲に助けられたので、今後も目の前のことを1つ1つ頑張って、大人になってきたいと思っています」
――10代のうちにやっておきたいことは?
松本「皆と一緒にバラエティ番組に出たいです。TVを通して見せるメンバーの顔には、いつもと違った楽しさがあるので。皆と一緒にスパフルを広めていきたいのと、あとは10代のうちにできるかわからないですけど、元々モデルに興味があってお洋服が大好きなので、自分の感性を広げて、色々活動の助けになるように挑戦していきたいです」
田倉「取材でこんなに背筋伸ばして喋ってるんですけど、バラエティとか出たら、こうなる方が難しいぐらいなので。今の勇輝の話を聞いて、メンバーの素の部分をグループで出してけたら素敵だなと思いましたね」
『サクラフレフレ』が聞けないほど落ち込んだ時に聞いてほしい曲
――カップリング曲の『素敵なMy Life』(M-2)はお2人は歌われていますか?
田倉「僕と小田(惟真)と鈴木(志音)で歌ってます」
――この曲はどんな印象ですか。
田倉「"『サクラフレフレ』のカップリングだ"ってなりましたね。さっきも言った通り、『サクラフレフレ』は優しく背中を押す感じがあるんですけど、この『素敵なMy Life』も"ちょっと幸せだと思えたら、きっとそれが素敵な日なんだ。だったら明日からも頑張ろう"みたいな感じで。どっちも励ましに近いテーマの曲だと思っているので、そういった部分でこの『サクラフレフレ』のカップリングになるのがとても素敵ですね。イメージとして、がっつり歌って踊る今までの僕たちとはちょっと違って、あと2~3個肩の力を抜いて、ゆっくり歩いて生きていこうよという部分が表された曲だと思います」
松本「スパフルの曲では今までになかった脱力感がある曲です。『サクラフレフレ』は確かに応援されるしすごく背中を押されるんですけど、それでもやっぱり心底落ち込んじゃって、"ちょっと今は『サクラフレフレ』聞けない"みたいな時に、最終地点で聞けるような曲なのかなと思ってて。自分のことをすごく分かってくれているような歌詞で、1人で『素敵なMy Life』を聞いた時、僕なら多分立ち直れるなと思えます」
田倉「楽器も結構愉快な音が多いので、落ち込んだ時はもちろん、どんな状況でも気楽に聞けば、ちょっとテンションが上がる楽曲だと思います」
松本「歌い方もオシャレですよね。これも今までのスパフルにはなかったような、何て言うんだっけ。拳みたいな」
――フェイクですか。
松本「そうです!」
田倉「テクニックや音程の面でめちゃめちゃ難しい部分はあるんですけど、リラックスして歌う感じが多分自分の歌い方に合ってるので、僕はどちらかというと、他の曲よりは歌いやすかったです。でも単調に歌ってるだけじゃ、伝えたいことが伝わらずに終わってしまう。それがもったいないので、自分のパートで伝えたい部分のアクセントはしっかり意識してましたね」
――色々と考えておられるんですね。
田倉「レコーディング前に"ヤバい、どうしよう"って焦っちゃうタイプなんで。それまでの時間に色々考えておいて、できたらラッキー、できなくてもまあOKと思いながらやってますね」
――よく聞かれていることかもしれないですが、この曲にちなんでお2人がリラックスするのはどんな時ですか?
田倉「僕はゲームをしてる時です。プロフィールにプロレスとかスポーツとか書いてる割に、急にインドアなんですけど(笑)。最近自分でゲーム機を購入して『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』を始めたんですよ。小学校の頃にもポケモンやってて、当時はカッコ良いポケモンをいっぱい集めてたんですけど、今はネズミとか犬みたいな可愛いポケモンを集めるようになって、見て癒されてます(笑)。で、捕まえたポケモンに変な名前をつけてます。例えばホゲータにホゲオって名前つけたり」
――メンバーの名前とかつけないんですか。
松本「あら、確かに」
田倉「ゲームの世界にまでは来ないでほしい(笑)」
松本「(笑)」
田倉「ゲームは1人でやるのが好きで。子供の頃からゲームが好きだったので、その頃に戻って肩の力を抜いてますね」
松本「僕は旅行もリフレッシュって意味で大好きなんですけど、家が大好きなんですよ。最近のリラックスというと、家に帰ってお風呂に浸かって音楽を流して、ふーって感じで。極上のバスタイムを過ごした後で、寝る前にYouTubeをテレビに繋いで、リビングで家族と怪談やホラー映画を見ることが、結構リラックスタイムです」
――ホラー見たら寝れなくないですか?!
松本「慣れちゃいました。でも全然1人だと怖いです。トイレとか怖いです」
田倉「怖いんだ(笑)」
松本「だからひと通り終わらせてから見ます(笑)」
――改めて『サクラフレフレ』、どんな1枚になりましたか。
田倉「裏デビューシングルの『馬鹿ばっか』を挟んではいるけど、THE SUPER FURUITとしての2ndシングルで、初めての春ソング、初めての応援ソングです。まだ僕たちは何事にも"初めて"がつく時期なので、応援ソングでありながら、僕たち自身も励まされる曲になっているので、この春の温かさとともに僕たちも一緒に頑張るよという気持ちが皆さんに伝わればいいなと思いますね」
松本「スパフル初の春ソングを今回ボーカルとして歌えたことが、シンプルに嬉しくて。歌っていると、自分自身もどんどん自信をもらえるような曲で、この季節は出会いもあれば別れもあると思うんですけど、そんな時、聞いてくださる皆さんの背中を押して勇気づけられればなと思います」
――ちなみに大阪の印象はどんな感じですか。
田倉「僕の好きなYouTuberのレイクレさん(Lazy Lie Crazy)が大阪の方で、毎日見ていて。元々大阪は大好きで、"老後は大阪に住む"ぐらいのことを言ってたんです。親に"お前の性格じゃ無理だよ"ってずっと言われてたんですけど(笑)。なかなか来れないからこその愛着はめちゃめちゃあります。本当に大好きですね、大阪は」
――好きな場所はありますか?
田倉「好きな場所というと、心斎橋とかになってしまいます。その辺りしかまだ行けてないので。お休みをいただけたら、レイクレさんの聖地巡りで守口の公園とか行きたいですね」
松本「大阪は関東とはまた違う雰囲気があって、すごく楽しいです。ライブの時にめちゃくちゃ盛り上がってくれるし、前に歓声が出たんですよ。嬉しさが漏れてた感じで、それが僕的にはめっちゃ嬉しかったです。僕にとっては非日常感があって特別な場所なので、これからも大阪に来たらテン上げで一緒に楽しめたらなと思います」
――少しずつ声出しもできるようになってきましたか。
田倉「僕たちはルールとしてはまだ無しなんです。まだ経験もなくてイメージも湧かないんですけど、できたらめちゃ嬉しいですね」
――4月15日(土)には東京のO-EASTで『THE SUPER FRUIT × 世が世なら!!! 「2ND 2MAN SHOW~僕らの23春 花開け!スパ世が成長物語~」』が行われます。
田倉「僕たちは普段ミニライブという形で、3~5曲披露することが多いんですけど、ツーマンショーでは多めの曲を披露したり、普段やらないことをたくさんやる場所になっているので特別ですね。僕たちもいつも以上に緊張するし、新しい何かを見れる場所でもあるので、今まで以上にパフォーマンスに磨きをかけて、全力でファンの皆に楽しんでいただけるようなライブができたらなとは思ってます」
松本「前回初めてのツーマンショーをやらせていただいて、僕が楽屋で緊張してお腹痛くなったりしたんですけど、それくらい特別なものです。ツーマンショーでしか見れない僕たちのパフォーマンスがあるので、それに向けて新たに自分自身もチャレンジして、日々更新してファンの人にもいつもと違うと気づいてもらえるような、楽しいツーマンショーを贈りたいです。頑張ります!」
Text by ERI KUBOTA
(2023年4月 4日更新)
2nd Single『サクラフレフレ』
発売中
【初回限定盤】(CD+DVD)
3600円(税込)
TRAK-0189/190
《CD収録曲》
01. サクラフレフレ
02. 素敵なMy Life
《DVD収録内容》
・THE SUPER FRUIT × 世が世なら!!! 「はじめての2MAN SHOW~スパ世が僕らの22夏は終わらない~」 @ 表参道GROUND(2022.9.25)
01. Seven Fruits
02. パノラマ
03. Someday
04. スパフル00-Dance-
05. Dance Section
06. ボクらの夜明け(ピアノアレンジバラードver.)
07. 学園天国
08. 君はリアコ製造機
09. 『チグハグ』]
・M-ON! SPECIAL「THE SUPER FRUIT×世が世なら!!! ~ご褒美!スパ世がなりの修学旅行~」 ディレクターズカット スパフルフォーカスver.
【通常盤】(CDのみ)
1200円(税込)
TRAK-0191
《CD収録曲》
01. サクラフレフレ
02. 素敵なMy Life
03. ボーナスラジオ「THE SUPER FRUIT の桜満開!笑顔満開! フレフレ!トークタイム!」
ザ スーパー フルーツ…つばさ男子プロダクション設立と共に誕生した新ボーイズグループ。グループ名の由来はメインディッシュや水のように必要不可欠なものでなくても、フルーツのように『あると嬉しい』特別な存在になれるようにという願いと、『新鮮さをいつまでも届ける』という意味が込められている。メンバーは7人で構成され、2021年10月1日から3ヶ月間のプレ始動を経て、2022年8月31日にDebut Single「『チグハグ』」でCDデビューを果たす。2023年3月22日には2ndシングル「サクラフレフレ」をリリース。
THE SUPER FRUIT オフィシャルサイト
https://supafuru.jp/