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デビュー2年目で初来日も実現したK-POP第4世代!
パフォーマンスからプロデュース能力まで兼ね備えた完成型アイドル
“バランスドル”として大注目!
ライブを一番の強みにして実力派No.1のアイドルを目指す
PURPLE K!SSインタビュー

2021年3月、MAMAMOOの妹として韓国デビューしたPURPLE K!SS(パープルキス)。新人離れした高い歌唱力とパフォーマンス力に、作詞・作曲・プロデュース能力まで兼ね備えた完成型アイドル=“バランスドル”と称されるK-POP第4世代。今後の世界的なブレイクにも期待が高まるなか、7月にリリースされた最新4th mini AL『Geekyland』を携えて9月に東阪で開催された初来日公演『PURPLE KISS JAPAN PREMIUM SHOWCASE 2022~紫~』も大成功。ぴあ関西版WEB初登場となる今回は、この9月の来阪時に貴重なメンバー全員インタビューを行った。デビューから1年半を経て、7人はどのように成長、進化してきたのか。率直に語ってくれた生の声から、彼女たちの素顔を感じてほしい。

パフォーマンスは強気に
普段はみんな可愛い性格(笑)

――まず初めに自己紹介からお願いします。

パク・ジウン「太陽のように明るいワンちゃんのジウンです(笑)。よろしくお願いします。1番お姉さんで、ポジションはボーカルです」

ナ・ゴウン「顔はネコちゃん、性格はワンちゃんのゴウンです。ボーカルもダンスも全部できます!」

ドシ「実は可愛いカリスマパフォーマー、ドシです」

イレ「パープルキスのエナジャイザー(※エネルギーを与える人という意味)、イレです。メインはダンスでボーカルもできます」

チェイン「チェインしたらチェアウトできないチェインです(※入ったら抜け出さないという意味)。ボーカルで作詞作曲もするプロデューサーです」

スアン「パープルキスのユニークボイス、スアンです。末っ子で、メインボーカルです」

ユキ「東京出身のユキです。メインラッパーです」

――ユキさんはメンバーの中で唯一の日本人ですが、 K-POPのグループで活動しようと思ったきっかけは?

ユキ「私がこの世界に入るきっかけになったのはTWICE先輩です。中学1年生の時に、TWICE先輩の動画をたまたま観て、これは私がやらなきゃいけないことだ!って思いました。そして、私たち7人で成功して、東京ドームのステージに立つことが夢なんです。それは絶対叶えたいです」

――ユキさんはラップ担当で、ラップメイキングもされていますね。

ユキ「韓国語でラップを書いています。歌詞って感情を伝えるのがすごく大事なので、できるだけ簡単な言葉を使って伝えられるようにしてます。難しい言葉を使っちゃうと、聴いてすぐ理解するのが難しいと思うので」

――昨年の3月にデビュー作となる1stミニアルバム『INTO VIOLET』がリリースされて1年半が経過しました。現在はどのような心境ですか。

ユキ「デビューして初めてステージに上がった時は不足してる部分がいっぱいあったんですけど、メンバーと一緒に活動していくうちに、成長する部分もすごくいっぱいあって。精神的にもだんだん余裕が出てきて、今はすごく良い状態だと思います」

――グループとして特にどんなところが成長したと思いますか。

ユキ「パープルキスのライブは踊りながら歌うので、すごく難しい部分がいっぱいあるんですけど。 踊りながら歌っても声が揺れないようになってきたので。今ではすごく安定感があるライブができるようになってきたと思います。個人的には作詞の部分でも成長したと思います。他の人のラップを聴いたりして、いろんな表現の仕方を学んでます」

――他のメンバーのみなさんはいかがですか?

ナ・ゴウン「最初の頃はもちろん、今でも緊張しますし、余裕はまだそんなにないです。でも、ボーカルやダンスは前より心を込めて楽しんで表現するようにしています」

パク・ジウン「私はデビューするまで練習生の期間がすごく長かったのですが、実際にデビューした時はとても緊張しました。でも、今は緊張しないで余裕を持って舞台の上に上がれるようになってきました」

スアン「私は自分のコンディションの管理ができるようになりました。前は力の配分が上手くできなかったのですが、今はスケジュールを考えてバランスよく
自分の力を発揮できるようになりました」

イレ「私は努力して前より自分の思い通りの表現ができるようになってきました。コロナ禍になってから、ファンの皆さんとはオンラインで コミュニケーションを取ったりしてたんですけど、最近は(有観客の)ライブも増えてきて、直接合うことができるので、ファンの方とも仲良くなりました!」

チェイン「私はステージに上がっている時とそうじゃない時とを区別することができるようになりました。ゆっくり休む時はちゃんと休んで、仕事するときは倍以上頑張る!っていう感じで」

――オンとオフの切り替えは大事ですよね。

ドシ「パープルキスの曲は基本的に少し強気なパフォーマンスで伝えることが多いんですけど、もう少し素直に表現できるようになってきて、こういうインタビューの時も自然に振る舞えるようになりました」

ユキ「私たちはデビューの時から作品ごとにコンセプトがありますが3rdミニアルバム『memeM』から"魔女"というコンセプトでやってきていて、今回の4thミニアルバム『Geekyland』ではそのコンセプトをさらに追求しています。その世界観で作ったストーリーフィルムをYouTubeにアップしています。そんな感じで、他のアイドルとはちょっと違うイメージを出したくて、パフォーマンスをする時は表情も歌詞に合わせて演出しています」

――たしかにMVなどの印象と違って、実際にお会いしてみるとメンバーのみなさんは気負いがなく自然体ですね。

ユキ「そうですね、ふだんはみんな可愛い性格なんです(笑)」

全員「(笑)」


リード曲『Nerdy』に込められたメッセージは
"誰よりも私自身を愛して、私らしく生きよう"


――7月にリリースされた4thミニアルバム『Geekyland』についてお聞きします。このタイトルは"変わり者が住む世界"を意味してるそうですが、人と変わった個性を持っていて仲間ハズレにされたり、イジメられたりする人もいるかと思いますけど、そういう人を応援したいという思いも込められているのですか。

ユキ「そうですね。今回のアルバムのリード曲『Nerdy』(M-2)は、"誰よりも私自身を愛して、私らしく生きよう"という意味 が込められている曲なんです。なので、私たちの曲を聞いて 自信を持ってほしいですね」

――『Nerdy』はアップテンポですごく中毒性がある曲なので、ライブでもファンのみなさんと一緒にダンスできそうですね。

全員「ありがとうございます!」

――ライブでもキラーチューンとなりそうですが、なにか意識されていることはありますか。

ユキ「今回はみんな表情を重要視しています。(歌いながら)"5、4、3、I want. Ok, I'm Nerdy"と歌うところがあるんですけど、それに合わせて眉間にしわを寄せて、歌詞に合わせた表情をするようにしました。実際にライブでは、私たちの真似して踊ってくださる方もいるのですごく面白いです(笑)。アップテンポですごくノリやすい曲なので、みなさんと一緒に盛り上がれる曲だと思います」

――これからパープルキスの代表曲になりそうですね。

ユキ「そうなると嬉しいです。前のアルバムでは一曲一曲で異なるコンセプトの曲が収録されていましたが、その全部を合わせた感じが『Nerdy』なんです。だから、これは今の私たちを代表する一曲になっていると思います」

スアン「この曲のコンセプトが"変わり者"なので、歌う時もそういった部分を意識しています。最後のサビの部分はアドリブで声をのばしています。そこはステージに上がった時にも見せれるように気をつけています」

ナ・ゴウン「レコーディングする時も、今までで一番時間をかけて、普段使ってる声とは違う感じにしています。コンセプトで表現したかったことが出来るように、すごく練習しました。

――その他にも、メンバーの皆さんから最新作の推しポイントがあれば教えてください。

イレ「『SuMMer RaiN』(M-6)という曲はサビの後に高い裏声で歌っている部分があります。今までやったことがない感じで、心が揺れるようなボーカルになるように気を使っていて、とても練習しました」

チェイン「このアルバムでは自分たちが自信を持ってる部分をちゃんと表現したかったので、特に声に力を入れて歌っています」

ドシ「今作は今までで1番気に入ってるアルバムです!リード曲も含めて、"誰よりも自分を愛そう"っていう意味が込められているので、"自分をもっと愛そう"って思いながら取り組みました。パフォーマンスでは強気で見せている部分が多いんですが、ボーカルでは逆に柔らかくて優しい声も出せるようにしています。自分自身の声のトーンを出せるようにとても気を使いました」

――ちなみに、各ボーカルの個性の違いは?

ナ・ゴウン「メインボーカルはスアンとチェインと私で、私は優しい声、スアンは個性的な声、チェインはユニークな声です。3人の声が合わさって良い色を出していると思います」

パク・ジウン「私のオススメは『Can't stop dreamin'』(M-4)です。メンバー全員で一緒に歌ったので、7人7色の声の感じが出ています」

ユキ「デビュー前にメンバー各自が個人トレーラーで動画を出してたんですけど、 『Can't stop dreamin'』は元々はイレちゃんのトレーラーの曲だったんです。そのフルバージョンを今回は7人全員で歌いました」

――『Can't stop dreamin'』はミディアムスローな曲調なので、ライブの時はファンのみなさんがじっくり浸れそうですね。

ユキ「そうですね。デビュー前に出た曲なので、ファンの方々も当時を振り返りながら、すごくいろんな感情に浸れる一曲だと思います」

――ちなみに、この曲ではどういうことを歌ってるんですか。

ユキ「これは、夢を探す内容になっていて、"夢を見ることを諦めない"っていうメッセージを送っています」

――パープルキスの皆さんは、k-pop第4世代と言われています。ファンの皆さん(=プローリー)にとって、どういう存在になりたいですか。

ユキ「たくさんの人たちに幸せや勇気を与えたりすることが私たちの役目なので、私たちのパフォーマンスを観て、曲を聴いてみんなに勇気を持ってほしいです。アイドルとファンっていう関係ではあるんですけど、それ以上に人と人として助け合えるようになりたいです」

――では最後に、今後の目標とファンの皆さんにメッセージをお願いします。

ナ・ゴウン「パープルキスといえばライブが一番!ライブが強みというところを、しっかりお見せできるように頑張りたいと思います」

ユキ「今のアイドルは実力がすごく重視されているので、実力があるグループとして、"パープルキスは 1番だ"って言われるように頑張ります! これから日本に来る機会もたくさんあると思いますので、私たちの活動を見守っていてください」


Text by エイミー野中




(2022年10月21日更新)


Check

Release

配信限定アルバム『Geekyland』
配信中
Victor

《収録曲》
01. Intro : Bye Bye Bully
02. Nerdy
03. FrieFlower
04. Can't stop dreamin'
05. Love Is Dead
06. SuMMer RaiN

Profile

パープルキス…パク・ジウン、ナ・ゴウン、ドシ、イレ、ユキ、チェイン、スアンで構成された7人組ガールズグループ。 「複数の色がバランスよく混ざってできる紫色のように、各メンバーの多様な個性が集まって作られた音楽のカラーを意味するパープル」と「愛の力を表現する時に使うキス」を合わせた造語で、“紫色のように多彩な音楽で多くの人に愛を伝える”という意味が込められている。2021年3月、MAMAMOOの妹として韓国デビュー! 新人離れした高い歌唱力とパフォーマンス力、作詞・作曲・プロデュース能力まで兼ね備えた完成型アイドルとして韓国では “バランスドル”、また、作品ごとにあるコンセプトと独創的な音色で彼女たちのアイデンティティを構築しているK-POP第4世代代表の“テーマドル”とも呼ばれている。2021年3月に1st mini AL「INTO VIOLET」、9月に2nd mini AL「HIDE&SEEK」、12月に1st Digital Single「My My」をリリース。2022年3月に3rd mini AL「memeM」、7月に4th mini AL「Geekyland」をリリース。9月に東京と大阪で初来日公演が開催された。

PURPLE K!SS オフィシャルサイト
https://purplekiss.jp/index.php