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有観客ワンマンライブ第三弾!
『We Are O-VILS. Vol.3』が7月9日(土)・10日(日)
ロームシアター京都 サウスホールで開催決定!
O-VILS.インタビュー&コメント

京都を拠点に、昨年4月から本格的に活動を開始したO-VILS.。約30名もの個性豊かなメンバーが華やかで迫力満点のパフォーマンスを笑顔で繰り広げる! そんな軽音楽・吹奏楽・ダンスが融合した新しいエンターテインメントを追求して、12月に初の有観客ワンマンライブ『We Are O-VILS. Vol.1』が開催。2022年3月には有観客ワンマンライブ第二弾となる『We Are O-VILS. Vol.2』が京都テルサホールで開催され大盛況となった。ぴあ関西版WEBでは前回に続き、最終日の会場で公演を終えたばかりのメンバーを直撃! グループの総監督を務めるゆいな(三田結菜)をはじめ、メンバーの中から、かなみ(B.SAX)、ゆい(CLARINET)、まふらん(COLOR GUARD)、さらに演出担当の横山先生にライブの感想とO-VILS.の近況、さらに今後に向けて熱く語ってもらった。

多彩にいろんな見せ場が詰まっていた中で
みんなのパフォーマンスのシンクロ率が上がった

 
――Vol.1から約3ヶ月で開催された今回のVol.2はどんな思いで臨みましたか?
 
ゆいな「今回は自信を持って臨むことができました! 正直なところ、Vol.1までは、緊張すらできなかったっていうか、不安しかなかったんですが…。Vol.1の最後に、お客さんにスタンディングオベーションをしていただいて、“自分たちが取り組んできたことは間違ってなかったんだ!”って思えたんです。O-VILS.という名前を発表した2021年の4月3日の公演の時はまだまだ未熟な状態で、次のVol.0は無観客開催になり、12月のVol.1がO-VILS.となって初の有観客開催でした。Vol.1を生で聴いてくれた方々が、“すごくよかった!”と言ってくれたことで、“この方向で間違ってなかったんや!”っていう自信に繋がりました」
 
――メンバーに対してはどんなことを感じていましたか?
 
「今回のVol.2では、みんなすごく頼もしいな…って思いながら、(ドラムの位置から)挑めていました。メンバーは学生が多いので、合宿中も勉強をしてたりするんですが、夜中の一時頃に部屋で『Get a way』(※今回の演目)の練習をしている音が聞こえてきたりして…。がんばって学業と両立させてくれてるんだなって実感してました。それで、このままメンバーを信じて大丈夫なんだ!って確信が持てたんです」

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ゆいな
 
――ゆいなさんが今回、特によかったと思うポイントは?
 
「全体的に音楽性もパフォーマンスも多彩にいろんな見せ場が詰まっていた中で、みんなのパフォーマンスのシンクロ率が上がった点と、LEDビジョンも追加されてステージがグレードアップして良かったと思います」
 
――ステージ上のLEDビジョンは、メンバー紹介の時に一人一人がドアップで映し出されて、大迫力でした!
 
「そうですね。だいぶパワーアップしてます。これは昨年5月にさせてもらったクラウドファンディングの資金のおかげです。あと、私が書いた新曲が発表できてよかったです!!」
 
――アンコールの最初に披露された『Range of O』ですね。
 
「はい。これはVol.2の練習が始まってからガーっと書いた感じなんです。こんなに早く新曲を書くとは、横山先生も予想してなかったと思います。Vol.2のプログラムはすでに出来ていたのですが、踊らずに演奏だけなら、ちょっと早くお披露目してもいいんじゃないか…と考えられたんだと思います」
 
――今回の新曲に関して、ゆいなさん自身はどのようなテーマやイメージで作られたんですか?
 
「今回は、それぞれのパートの見せ所がある曲を作りたいと思って、いろんなソロのパートを入れました。単調な楽曲にしたくなかったので、観客がハッとするような要素をハッとしたいところで盛り込みたいなと思って作りました。ジャンル的にはジャズをベースに、鋭さやパワー感があって、ちょっとロックっぽいかなって思います」
 
――その他の曲でゆいなさん自身が印象的な演目は?
 
「私自身の好みでは、『Let's dance』ですね。この曲は、私が高校生の時もやっているんですけど、当時は一番つまらない曲だなって思ってたんです(笑)。(自分の)パーカッションはすることがないな~って。その頃は自分しか見えてないというか、自分が楽しくないと…みたいな気持ちだったので。それが、いつの間にか一番好きなプログラムになっていたことが、自分でもびっくりしたことで…。みんながこの曲を演奏してる時にメンバー同士で目が合う瞬間とか、庭で好きなように遊んでるメンバーを見るような感覚で幸せやなぁ…って気持ちになれる一曲ですね」
 
――この曲はショーの前半ではなく、終盤に位置しているのがいいですね。序盤は割と緊張感ある曲が並んでいたので。
 
「そうですね。序盤は全然違う雰囲気ですよね。その点では、『おジャ魔女カーニバル』もそうですね。みんなが楽しそうだから、私も楽しくなります。冒頭のマリオのメロディーからつながるのも好きです。他にも印象に残ったシーンでは『Mission Impossible』からの『CARMEN』ですね。4拍子の曲が多い中で、『Mission Impossible』が5拍子なんです。それをふだん聴き慣れてる音楽のように、いかに違和感のないビートを叩けるかが、自分の中ですごく課題でした。そのすぐあとに『CARMEN』という流れで…」
 
――『CARMEN』は意外性があるハードロック色が強いアレンジでしたね。
 
「そうですね。元々クラシックの楽曲を激しいロックメタルみたいなアレンジにしました。この曲はギターのテルちゃんとベースのアフロ藤村さんと模索しながらアレンジして、横山先生ともいっぱい話して、今回の形に落ち着いたのですけど。やっぱりすごく難しくて…。自分のドラムが目立つ曲だからこそ、自分の中にぜんぶ染み込ませて、“楽しい!”と感じられる演奏を全力で見せたいなって思えるようになるまで努力しました」
 
――確かに、とても見応えがありました。とにかく今回も全編見どころが盛りだくさんでしたが、客席を見てどんなことを感じましたか?
 
「実は今まで、みなさんの顔を見るのが怖かったのですけど、今回はファンのみなさんの顔をしっかり見ることができました。マスク越しですけど、キラキラした目でステージを観てるのがすごく感じられて…。安心しながら演奏ができました」
 
――そうなんですね。今さっき、Vol.2を終えたばかりですが、次回の『We Are O-VILS. Vol.3』に向けては、どんなことを思い描いていますか?
 
「今までのやり方が間違ってなかったんだなって思えたので、次回に向けて同じものを積み上げていけば、きっとこれまでの経験が力になって倍のものになると思っています。このままコツコツやっていけたらなと思っています」
 
――次回は会場がテルサホールからロームシアター京都 サウスホールに変わりますね。
 
「ロームシアター京都 サウスホールはO-VILS.のメンバーはみんな一度はやったことがあるんじゃないかなという場所です。高校時代に青春の全てを懸けて挑む夏の吹奏楽コンクールに向けて音出しをする会場なんです。そういう場所で、O-VILS.として新たな公演ができるのはメンバーのみんなもきっととても嬉しいと思いますし、すごい楽しみです!」
 
――では、最後にひとことメッセージをお願いします!
 
「本当にたくさんの関係者様や家族やお客さんやメンバーに支えられて、たくさん期待もかけてもらって幸せだなって思いながら過ごしています。本当にありがとうございます。これからもO-VILS.をどうぞよろしくお願いします!」

Text by エイミー野中



3月20日(日)京都テルサホール公演直後のメンバーとスタッフのコメントをどうぞ!
 
まふらん(COLOR GUARD)

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「今回は私にとって区切りとなるショーで、しばらく参加できないので後悔しないように楽しんでできたらいいなと思って臨みました。実際、とても楽しかったんですが、まだやり残したこともあるので、絶対にまたみんなと一緒にやりたいなと思っています。今回、『A Million Dream』と『SMILE』では、振り付けも自分たちで考えて、初めてカラーガードのショーに挑戦しました。新しい旗の技にチャレンジして、難しい部分もあったんですけど、最後は全員で揃えることができたので、すごく達成感がありました。いつも客席から温かい手拍子をしてくださるので、最後まで楽しんでパフォーマンスすることができます。最後はスタンディングオベーションをしてくださって、すごく嬉しくて感動しました! これからもO-VILS.はもっともっと新しい挑戦をしてどんどん進化していくと思うので、期待してもらいたいなって思います」
 
 
かなみ(B.SAX)

kanami.jpg「前回は前に出る曲が2曲だけで、あとはバックバンドで演奏していましたが、今回は全曲でダンスをさせてもらいました。本番まで2ヶ月ちょっと練習してきたことを全て出し切ろう!ここで出し切らなきゃ意味がない!と思って臨みました。実際、めっちゃ楽しかったし、毎公演ごとにすごく成長できたなと思っています。特に前回もやらせてもらったサックスのアンサンブルの『Isn't she lovely』はすごく自分でも思い入れがある曲です。踊ってて楽しかった曲はアンコールの『You Can't Stop The Beat』と『Jump in the Line』の2曲。先輩のみなさんと目を合わせて演奏するのがすごく楽しくて、ああ、やってよかったなって思える瞬間です。次に向けて自分でももっと努力して、先輩方に負けないような演技と演奏をしたいなと思ってます! いつもお客さんが演奏中に手拍子したり手を振って盛り上げてくださるので、すごく元気をもらって、もっとがんばろう!と思っています」
 
 
ゆい(CLARINET)

yui.jpg「私はお客さんの前でするのは去年の4月以来だったのですが、みなさんがすごくノリノリで盛り上がってくださっていたので、それを見てこっちもさらにテンションが上がりました(笑)。最初は緊張してたんですけど、それも忘れるぐらいとても楽しく演奏することができました。今回の演目の中では、よりダンサブルな要素が強い『Get a way』が今までない感じで難しかったんですけど、またひとつ新しいことに挑戦できて、すごくやりがいがありました。いつも応援してくださっているお客さんにはとても感謝しています! みなさんが支えてくださっているからこそ、より上を目指して行こう!というモチベーションになっています。みんなで協力し合って、毎回毎回レベルアップしていけるようにがんばっていきたいなと思っていますので、これからもよろしくお願いします!」
 
 
横山弘文(演出担当)
(O-VILS.の結成時から演出を担当するフリーランスのマーチング講師。30年以上のキャリアがあり、国内はもちろん海外遠征も行っている)

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「Vol.2では演出面のテーマはVol.1とあまり変えていません。大人から子供までが同じ一点を長く見つめてもらえるショーをしたいというのが僕自身の目標です。ディズニーのショーのように、大人から子供までみんなが興味を持って楽しんでほしいのです。
選曲ではできるだけたくさんのキャラクターを集合させようと思っています。かっこいい曲、情熱的な曲、ほろりと泣けるような曲、思わず手拍子をしてしまいそうな曲…というように。映画の曲でも、ジャズでも、メタルでも、クラシックでも、みんながどこかで耳にしたことがある曲であれば、『おジャ魔女カーニバル』のようなアニメの曲でもOKなんです。
今回の公演の2、3週間前にゆいなから“新曲ができました!”と連絡がありました。めちゃくちゃ良いなと思ったので、これはやろう!と思って、急遽アンコールで披露することにしたんです。次はこの曲にダンスもフォーメーションも入れる予定です。
Vol.2では思い通りに全ての面でVol.1を超えることができました。Vol.3ではVol.2を超えたいと思っています。また新しい曲もやりますし、もっとエネルギーが出るVol.3になると思います! 公演を観に来た方が、“こうきたか!”っていう驚きと喜びがあるものを目指しています。次も楽しみにしていてください!」

(2022年4月15日更新)


Check

Live

『We Are O-VILS. Vol.3』

▼7月9日(土) 18:30/10日(日) 13:00/17:30
ロームシアター京都 サウスホール
全席指定-5000円
※3歳未満は入場不可、6歳以上は有料。3~5歳は膝上無料。
[問]キョードーインフォメーション
■0570-200-888


O-VILS. オフィシャルサイト

O-VILS.
メンバーオーディション実施

今回のオーディションでは、計2名の合格を予定しております。
・トランペットパート1名+トロンボーンパート1名(計2名)
または
・トランペットパート2名

応募期間:4月20日(水)23:59まで
応募方法:下記フォームにてご応募ください。
https://bit.ly/3DeZ574

[募集要項]
▷応募資格
・トランペット又はトロンボーンを演奏できる方
・年齢:25歳まで
・性別:男女不問
・週3日の拘束に問題のない方(週3日稼働は予定となります)
・京都での練習に参加できる方

▷その他
・交通費支給なし
・練習 時給あり
・お問い合せ:O-VILS.担当者【ovils.info@kiokjapan.jp】 まで
・詳細はこちら↓
https://bit.ly/3LqBaUX

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