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「ちょっとリッチな遊びをみんなでしましょう!」
2022年のスタートを飾るプレミア・イベント
『toconoma PRESENTS “TOCORICH” at Billboard Live OSAKA』が1/15(土)開催! toconoma 全員インタビュー

ジャンルを超えてマニアックかつポップに、独自のインストミュージックを生み出しているtoconoma。2008年の結成以降、2018年には『FUJI ROCK 2018』に出演を果たし、10周年ワンマンツアーで行われた東京TSUTAYA O-EASTも大成功を収めた。メンバーは音楽と仕事を両立させているためバンド活動は週末中心。マイペースなスタンスでアジア圏でもワンマンツアーを開催するなど国内外で活動場所を拡大している。2021年は4thアルバム『VISTA』のツアーファイナルが5月に渋谷TSUTAYA O-EASTで開催され、8月には彼らが敬愛するSPECIAL OTHERSとの共演も果たした。そして、来る2022年は年明け一発目のステージでBillboard Liveに初登場する! この注目のライブを前に、メンバー全員にリモートインタビューを行った。“TOCORICH”と題された今回のライブの真意にも触れつつ、遊び心満載で語ってくれた。

コロナ禍でも楽しんでもらえるように、
4人でマイクを持ってMCをするようになった
 
 
――コロナ禍となって、ライブ活動も制限されてきたと思いますが、2021年はどんな一年でしたか?
 
石橋光太郎(Gt.)「あっという間に暮れつつありますが、やっぱりライブが無いと生活に張りがないというか…、まー単純に面白くないよね…と、(メンバー同士で)話してましたね。4月に予定していたツアーファイナルは新型コロナの感染者数が爆増して緊急事態宣言が発令された時期だったので延期することを決断して、5月に行いました。僕らが昔から大ファンで、目指している存在でもあるSPECIAL OTHERSさんとも対バンすることができたんですが、その後は、あんまりライブができなかったので…」
 
西川隆太郎(pf.)「(無観客で)配信ライブもしたんですけど、“ありがとうございまーす!”と言っても、し~ん…っていう状態で、リアクションがないので(笑)。すごい昔、お客さんが3人ぐらいだった頃の思い出が蘇ってきて、初心に帰りましたね」
 
――有観客ライブの方はいかがですか?
 
石橋「今はお客さんも声が出せない状況なので、(メンバー同士で)セルフヤジを言ったりしてます(笑)。僕らはインストバンドなので、今まで演奏中にメンバーが何か言ったりすることはなかったけど、メンバーが良いソロをしたら、ギターを弾きながら自分のマイクで“いいね!”って声を掛けたりしてて(笑)。今までライブのMCはフロントの二人(石橋と西川)でやってたんですけど、コロナ禍になってからは4人でマイクを持ってMCをするようになったんです。手拍子もしてますね。今までそういうタイプのバンドじゃなかったんですが。声が出せないお客さんに楽しんでもらえるように工夫したりしてました。コロナ禍で今まで通りライブやっているだけだと、寂しいので…」
 
――楽しく賑やかな雰囲気になるように心がけて?
 
西川「週末をみんなで一緒に楽しもう!みたいな感じですね。カリスマティックなバンドというより、“みんなでわいわい休日をエンジョイしましょう!”みたいな心持ちでやっております」
 
石橋「元々はストイックに演奏だけやってる時期もあったんですけど。紆余曲折を経て今のようなライブになりました」
 
矢向怜(Ba.)「それぞれが別の仕事をしつつ、自分たちが好きな音楽ができて、ライブやイベントにたくさんの人がきてくれて、すごくハッピーだよねっていう感じです。面白いなと思うことには結構お金を使っているので、照明を凝ってみたり、特大のバックドロップを作ったりしてて。ライブ自体を楽しんでもらえるような空間を作ろうというふうにしています」
 

 
“toconomaがリッチ”という意味合いで
コンセプティヴに振り切る『TOCORICH』
 
 
――年明けに開催されるBillboard Live OSAKA(以下、ビルボード)での『TOCORICH』はどんなステージになりそうですか?
 
石橋「コロナ禍では皆さん鬱々とした日々を送っていらっしゃると思うので、ちょっとラグジュアリーにリッチな週末をみんなで過ごせたらいいかなと思いまして。今回ビルボードでライブをやってみようということになりました! メンバー全員スーツ着てやろうと思います(笑)」
 
――そういうスタイルでやるのは初めてですか?
 
石橋「そうですね。基本的にいつも私服でダラダラやってるんですけど(笑)、今回はバシッとメンバー全員ネクタイ締めて、革靴履いてやりたいと思います」
 
西川「おしゃれをして皆さん一緒に遊びましょう!という感じですね(笑)」
 
清水郁哉(Dr.)「僕は、ドラムなので叩きやすいスーツにしたいなと思います。これは結構大事なところなんです。今年の5月にイースト(渋谷TSUTAYA 0-EAST)で、全員セットアップで揃えてライブをしたんですけど。当日、めちゃくちゃ叩きづらくて、ジャケットをすぐ脱いだんです(笑)」
 
――矢向さんはどうですか?
 
矢向「えーと、スーツが入るかな~ということだけ心配しています(笑)。太っちゃったんで…」
 
――ところで、『TOCORICH』というタイトルにしたワケは?
 
西川「ビルボードでやるのは初めてだし、コンセプティヴに振り切っちゃおうと思いまして。もっとリッチ感を出してみようと(笑)、“toconomaがリッチ”という意味合いでつけています」
 
清水「そもそも、ビルボードでやるということに引っ張られ過ぎて、こういうタイトルが決まったので、それにうちらが合わせていくというか…」
 
石橋「ひょっとしたら自分たちが、“TOCORICH”に追いつけていない可能性があるので…(全員爆笑)。もし、僕らが(ステージで)緊張してたら、“大丈夫だよ”と言ってほしいですね(笑)」
 

 
特別な演出の一環として、
グランドピアノを入れたセットで演奏

 
――どんなステージになるのか楽しみですね!
 
西川「今回はグランドピアノのセットでやろうかなと。そういうところも、“TOCORICH”というコンセプトを散りばめた特別な演出の一環として。普段、僕はキーボードを弾いているんですけど、音的にも非常に広がりのある空間を皆様にお届けできるんじゃないかと思っています。アコースティックな感じというよりは、あくまでリッチな感じなので。僕らが思うラグジュアリーとかリッチというのはこういう表現です!というのを感じてもらえればと。“ラグジュアリー”というのも、“キラキラ!カッコイイ!”っていうことではなく、ちょっと斜に構えると言いますか(笑)。“ラグジュアリーな遊びをみんなでしようよ”というような意味合いが強いですね(笑)」
 
――それに合わせて選曲やアレンジも変えて?
 
石橋「そうですね。ビルボードの空間に合うような選曲やアレンジを意識しています。リラックスしたムードでお食事を楽しみつつ、音楽を楽しめるような感じで。(原曲が)速い曲も、アレンジして変えてみようかなと…。ちょっとアダルトに仕上げて、新しいtoconomaをお楽しみいただけると思います。多分、びっくりすると思います(笑)」
 
清水「普段のセットリストからは外れているけど、僕ら自身は良いなと思っている曲を多めにやる予定です」
 
――ちなみに大阪でのライブの印象は?
 
西川「大阪って、いつもすごく盛り上がるんですよ。今回は落ち着いた感じのライブセットになるんですけど、それが僕らが表現する“TOCORICH”という感じで。色々と趣向を凝らしていますので、それは観てのお楽しみです!」
 
矢向「僕たちのライブは、“トークはユルめで演奏はカッコイイ!”というお声をいただくことがありますが、今回はトークの方でもカッコつけてみようかと(笑)」
 
石橋「みんな、石田純一みたいなことを言うと思います(笑)」
 
――へー(笑)。演奏はもちろん、MCも含めてtoconomaならではのラグジュアリーなパフォーマンスが楽しめそうですね!
 
矢向「そうですね。大人な、アラフォー感満載のラグジュアリーをみんなで楽しみたいと思います(笑)」
 
西川「大人の色気を感じにきてください(笑)」
 
清水「とはいえ、基本的なものは変わらないので。ビルボードに行くのは緊張するからどうしようかなと迷ってるお客さんもいるようですが、肩肘張らずに、いつも通りの感じで気軽に観にきてくれたら嬉しいです!」

Text by エイミー野中



(2021年12月20日更新)


Check

Profile

Ryutaro Nishikawa(Key)、Ray Yako(Ba)、Ikuya Shimizu(Dr)、Kotaro Ishibashi(Gt)。2008年東京渋谷にて結成。情熱的なダンスビートから生まれるグルーヴに、感情的なメロディー。歌は無くとも、それ以上に伝わる何かがそこにはあった。紡がれた音はジャンルという壁を乗り越え、シーンの彼方を切り拓く。2017年6月、3rd album“NEWTOWN”リリース後、FUJIROCK 2018(FIELD OF HEAVEN stage)に出演を果たし、10周年ワンマンツアーを東京TSUTAYA O-EAST (ソールドアウト)、香港を含む全4カ所で開催。アジア圏でもワンマンツアー開催/野外フェス出演など精力的に活動し、2020月7月8日に3年ぶりに4th album“VISTA”をリリース! 2020年9月より全国6か所を延期等を乗り越えtoconoma JAPAN TOUR“VISTAS”としてツアーを実施、2021年5月に渋谷TSUTAYA 0-EASTにてファイナルを開催。8月には初のドキュメンタリーDVD“VISTAS”をリリースし既に生産分は完売。2021年8月にはSPECIAL OTHERSを招いての自主企画「TOCOJAWAS(トコジョーズ)2021」を恵比寿GARDEN HALLにて開催しチケットは即完売。以降も自分たちのペースを保ちながらゆっくり活動中。2022年1月に新年のスタートを飾るプレミア・イベント『TOCORICH』を、横浜・大阪BillboardLiveにて開催。

toconoma オフィシャルサイト
https://toconoma.xii.jp/


Live

「TOCORICH at Billboard Live YOKOHAMA」
チケット発売中 Pコード:205-573
▼1月9日(日) 15:00/18:00
ビルボードライブ横浜
サービスエリアDXシートカウンター-6600円
サービスエリアS指定席-6600円
サービスエリア指定席-5500円
カジュアルエリアセンターシート-6600円(1ドリンク付き)
カジュアルエリアサイドシート-5500円(1ドリンク付き)
※<詳細>http://www.billboard-live.com/membersarea/20200625_notice_yokohama.html
※未就学児童及び高校生同士の入店不可。18歳未満は成人の同伴が必要。今後の社会情勢や政府の方針等により、公演実施可否、公演時間が変更となる場合がございます。ビルボードライブホームページ、SNS等で最新情報及び注意事項をご確認いただき、コロナ対策をご理解の上、ご購入・ご来場下さい。
※販売期間中はインターネット販売のみ。通常電話での予約受付、店頭での直接販売はなし。1人1公演につき4枚まで。
[問]ビルボードライブ横浜■0570-05-6565

Pick Up!!

「TOCORICH at Billboard Live OSAKA」

チケット発売中 Pコード:205-573
▼1月15日(土) 15:00/18:00
ビルボードライブ大阪
サービスエリアBOXシート-7150円(1名7150円。2枚単位(合計14300円)での販売)
サービスエリアS指定席-6600円
サービスエリア指定席-5500円
カジュアルエリア指定席-5500円(1ドリンク付き)
※<詳細>http://www.billboard-live.com/membersarea/20200625_notice_osaka.html
※未就学児童及び高校生同士の入店不可。18歳未満は成人の同伴が必要。今後の社会情勢や政府の方針等により、公演実施可否、公演時間が変更となる場合がございます。ビルボードライブホームページ、SNS等で最新情報及び注意事項をご確認いただき、コロナ対策をご理解の上、ご購入・ご来場下さい。
※販売期間中はインターネット販売のみ。通常電話での予約受付、店頭での直接販売はなし。1人1公演につき4枚まで。
[問]ビルボードライブ大阪
■06-6342-7722

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