「自分の中で目標になる曲を作りたかった」
ライブでみんなと歌うことをテーマにした
新曲「I’m With You」をリリースしたKeishi Tanakaが
2020~2021年夏を経て辿り着いた“今”とは?
シンガーソングライターKeishi Tanakaが、デジタルシングル「I’m With You」をリリースした。ゆったり柔らかでそっと寄り添うようなサウンドに乗せて歌われているのは、ライブやツアーをライフワークとしている彼自身にとって、今歌うことや歌いにいくことへの答えや願いを包み隠さず綴った1曲として世に放たれた。2020年に未知のウィルスが音楽業界に与えてしまったライブへのさまざまな制約は、すべてのミュージシャンに問題定義をして、もちろんKeishi Tanakaも考え、迷い、手探りの毎日だったという。そんな1年半を過ごしてきた彼が「I’m With You」を通して伝えたいこと、ままならない中でもアイデアと工夫そして気持ちの切り替えをしながら進んできた日々について話を聞いた。「I’m With You」という曲はもちろん、このインタビューで Keishi Tanakaが語る言葉のひとつひとつが、読んでくれた誰かがこれからを進んでいく力になるのでは、と思う。
自分の中で目標になる曲を作ろうと思った
――新曲「I’m With You」、聴かせていただきました。柔らかいサウンドに乗せて、歌うこと、歌いにいくこと、遠くの街で待っている人、コロナへの対峙、これからの希望…ありとあらゆる願いがストレートに表現されていて驚きました。この曲を作ったきっかけを教えてください。
去年からずっとモチベーションを作るのが難しいと思っていて、去年は僕なりの方法でコロナと対峙してきました。その中で昨年末にアルバム『AVENUE』を出してから、また何を目標に音楽をやろうかなと…。音楽をやるからには目標や意志が必要かなと思っていて、それを見つけるのに半年ぐらい要しました。タイミングとしては5月に大阪で自分の野外イベントが中止になって、そこから制作を始めた曲ですね。
――音楽をやる目標っていうのはパンデミックが起こる前は無理せずとも次々見えてきていたものですか?
僕はツアーが目標になっていました。制作してツアーをして、1年ぶりみたいな人たちに会って。感じたことを東京に戻って歌にすることが多かったので、そこがないのはひとつありますよね。
――そもそもKeishiさんは特にライブやツアーに軸足を置いてきたアーティストだと思います。
ソロになったことで一番フットワークの軽い弾き語りというワザを手に入れて単純にライブが増えたんです。弾き語りを始めたことで日本語詞の曲が増えて、言葉を届けようっていう意識がソロになって強くなりました。20代はライブ中に音やリズムをお客さんと共有して楽しんで、言葉に関しては家で歌詞カードとかを読んで楽しんでもらうイメージでした。そういう考え方で英語詞だけど和訳すると読み物として成り立つように意識して作ったり。でも弾き語りになると、日本語の方が単純に楽しめるかなっていう思いが芽生えました。
――昨年以降軸足を置いてきたライブが中止になったりもする中で、歌の届け方に変化は起こりましたか。
元々1回限りのことと思ってやっていたけど、より貴重なものになったのは間違い無くて。次はいつライブできるかなっていうのが毎回あるので、変化はありましたよね。
――いろんなアーティストの方にお話を聞くと、イヤフォンや家でゆっくり音楽を聴く環境が増えて「歌詞を聴かれることを意識している」という話をよく聞きます。Keishiさんもそう思いますか?
言っていることはわかります。でもさっき話したように僕の中ではそれは10年前に1度起こったことなんです。バンドが終わって違う音楽の届け方というか、静かに見ていた人が高揚して手が挙がっちゃったみたいな内側からくる高揚感みたいなことはやりたいなと。そいう意味で、ソロを始めた時点でより言葉を大切に考えるようになってたので。
――10年前に気づいたことであるにしろ、「I’m With You」ストレートな歌詞はまた一歩大胆に感情を表に出した印象がありました。5月に自身のイベントが中止になって曲を作ろうと思った時にどんな曲を作ろうと思ったんですか?
「I’m With You」は、自分の中で目標になるような曲を作ろうと思ったんです。それは、いつかみんなと歌える曲っていうのがひとつ、ツアーを弾き語りでやろうと決めたのでそこでちゃんと弾き語れる曲っていうふたつのテーマがありました。それを歌詞にそのまま書いたんですけど、書き終わって思ったのは状況が去年からそんなに変わっていないから思っていることもそこまで大きく変わらないなと。去年末に出した『AVENUE』に入っている特にコロナになってから書いた曲は同じようなことを歌っているし。本当は新しいテーマを見つけて書きたいけど、そんなに世の中が動いていないし。
――確かにここまで動いていないこと自体、予想外です。
ここ最近の曲は「これで最後だ」と思ってそのテーマで書いているけど、半年から1年経っても同じテーマになっちゃう。でもそこにあらがって書くのも違うのかなって思ったんです。「I’m With You」はイベントが中止になった直後に書いているのもあって、結構ストレートに思いを書いていますね。
――歌詞はまるで願いのようでした。
うん、願いっていう感じですね。その言葉は僕もぴったりな気がしています。
――歌詞には今の状況や心境が色濃く反映されていくと思うんですけど、一方でサウンド的にはどうですか?変化は?
サウンドは…レコーディング自体は普段もサポートメンバーも入れてやっているのでひとりではないんですが、今回はアレンジも気分的にひとりでやりたくないなっていうのはあって。誰かと一緒に制作をしたくて今回はアレンジから人と制作しました。
――「ひとりでやりたくない」というのは…?
寂しかったんじゃないですか? 単純に(笑)。ソロは基本的にひとりなんで、孤独がいい時もあれば、ちょっと不安だったり悪い時もあって。悪いところに入っていきそうな時は誰かとやることが多いですかね。
――今、悪いところに入っていきそうな気配もありました?
うーん、でもずっとそうですよ。この1年半。
――グッドニュースがないまま手探りで進めている感じですもんね。
ずっとそうだから、気をつけていますよね。落ち込まないように自分で楽しみを探したり、誰かの楽しみを作る風に見せかけて自分の楽しみを作っているというか(笑)。
――そういうこともあって、誰かと一緒に作ろうと。
そうですね。ひとりで作り込んでみんなに演奏してもらうよりはもう少し手前から誰かの気配を感じた音で世に出したら面白いだろうし、自分もそういうことをやりたかったし。
――今回の曲は曲ができた時点で人に入ってもらって「よろしくお願いします」みたいな感じ?
デモを作ってリズムっぽいものを打ち込んでTOKAっていうチームに「アレンジしてください!」って投げました。
――印象的だったやりとりはありましたか?
リモート打ち合わせを重ねてイメージをしっかり共有したので進行は早かったです。TOKAのYaffleが「ケイシさんが言っていることってこういうことですよね」「あの音ですよね?」みたいにすぐ反応してくれたので本当に話が早くて、行き詰まった感じがなかったですね。
――サウンド的にはどういうものを目指したとか、どういう言葉を共有したとかありましたか。
テンポ感と、あとバンドサウンドにこだわらなくていいよって言ったかな。ゆずれないところは自分で先に作って出して、+αしてくださいみたいな感じでした。相当思い切ったことをしても遠くにいかないようにはあらかじめしていたので、その先は委ねられました。
――でも先ほどの話で言うと「弾き語りもできる」し「みんなで歌うこともできる」曲にしたいっていうニュアンスも大事ですよね。
そうですね、それも伝えました。シンガロングしたいということとかメロディを1回聞いてなんとなく覚えられるとか。そもそも僕がシンガロングを意識して作った部分があるので、そこに関してはみんなで歌っているような声の入れ方のアレンジをしてもらったり。バラードだけど歌えるみたいな曲をやりたいっていうことも共有しました。
――どちらにせよライブが根底にある。
そうですね。あと僕的にライブに関してリセットされた感じがあって。
――リセット?
今まで自分の中でライブの仕方やサウンドにも「今好きな感じ」ってあったんです。例えば今はストリングスが好きだなとか。でもそれがこの1年半の間にリセットされているような気がしていて。まだ答えは出ていないけど、それを考えることが結構今のモチベーションとも言える感じがしますね。
――コロナ以前は考えたことはなかった?
僕は自分の中でピンボーカルっていう意識があるんです。楽器を持たずにやる意識を持っていたんですけど実は目的があって、僕はライブ中のステージとフロアの境目でライブをしたいんですよね。ステージとお客さんの垣根をなくすためのライブをしたいとか、あおったり飛び込んだりフロア全部をひとつにするための立ち位置でいるという意識があったんですけど、今はそれができなくて。
――ステージとフロアを分けることが大前提ですし。
そう。それだとやりたいことがちょっと変わってくるというか、楽器を持っていてもいいと思ったんです。具体的に言うと、ギターを持っていることに違和感がないし、むしろ持っていた方がいい。ピンボーカルの方が我慢してしまうんじゃないかと。
――ついあおってしまうんじゃないか…。
とかね。それを含め自然に壁を感じないライブ、今は静かに楽しめるように弾き語りをやっています。
――一番気持ちよくできるところを探っていったら、そこにギターがある方がいい。
うん。やってみて、ですけどね。ただ先のことはわからないっていうのが正直なところですね。この1年半でわかったことは「わからない」こと。半年後を想像しても変わるだろうし、少し先のギリギリ読めそうなところで判断していくみたいな。でもそれができるのはバンドじゃないのは大きいかもしれないですね。すべてのミュージシャンには当てはまらないと思うんです、この考え方。メンバーがいて、4、5人が平等に意見を持っているだけでも違うし、スタッフの人数とかいろんな環境によっても変わるし。
――Keishiさん自身はいろいろ自由度高め?
そうですね、自由度高めでやれているから今も無理してやることがあまりない。ライブに関してもやるか中止するかは信頼している人たちの話を聞いています。説明があって、納得できているかが重要だと思うので。それが軽やかにできる環境があることは良かったと思います。
全ての音楽活動は「結局自分のためなんですよ」
――去年の春頃、シングルリリースのツアーを即座に配信に切り替えたり、インスタを使ったライブやホームレコーディング曲のリリース、noteの執筆にラジオ配信まで、次々と“今できることを今できるやり方で”発信していく様子を拝見しながら、本当にたくさんのことを考えているのだろうなというのは透けて見えるようでした。
4月に「The Smoke Is You」をリリースした後、思い付いたことは全部やりましたね。
――コロナも何物か見えないし状況的にもままならない。ミュージシャンが思うように動けない状況に陥ってもなおこんなにもできることがあるのだと驚いて、ある媒体でKeishiさんのことを「しなやかな人だ」と書きました。
あれだけいろいろできたのは、本当に暇だったんですよね(笑)。考える時間があっただけで無理した感じは本当になくて、ライブが中止になった分そこに時間を使っていただけなんです。でも振り返ると自分でもこんなにやってたか! っていうのもありますね(笑)。
――試行錯誤の春から1年と少し経って、コロナ禍が当たり前になった世の中ではよりしなやかであることが求められているような気がするんです。あらがうと物事が難しくなるというか。1年前、既にしなやかマインドで進んでいたKeishiさんは、何を考えられていたんでしょう。
2020年の3月にライブが何本か中止になった時点で「最悪な時期が始まった」と思いました。でも4月に緊急事態宣言が出た頃には「最悪って言うのは嫌だな」に切り替わりました。最悪って言っていると最悪だし、僕にとって3月は最悪だったけど、もっと最悪が他にあったっていう人もいるかもと思うと、もう言わなくていいかなと。とにかく最悪じゃないようにしたくて、10あった楽しみをゼロではなく2ぐらいにしてそこから抜け出す方法を考えていました。
――アイデアの数といい内容といいとにかく柔軟でスピード感がありましたけど、アイデアはどうやって?
大きなチームではなく少数精鋭で考えて、とりあえずやってみる感が強かったので、それを「しなやか」って言ってもらっているのかもしれないです。30歳になったぐらいからなるべく頭を固めないようにと思っていたので、そもそもそういう考え方なんです。20代は自分の中でなにかにあらがって生きてきたなと思っていて。
――それはしんどかったですか?
その時はそれでよかったと思います。20代のRiddim Saunterでのやり方があって、30歳でソロになって、そこからの新しいやり方が見つかったしもう少し柔軟に行こうかなって。それを経てのコロナ禍なので「考え方を変えなきゃ」とは思っていなかった。単純にライブがなくなった時間に何をしようかなと思った時に、「すぐやれること」っていうのは考えていたかな。状況がコロコロ変わるので、とにかくすぐできないと意味がないとそのときは思っていて、「1ヶ月ではなくて1週間の準備でできることを!」と思ってやっていたから、それがアイデアの数につながっているかもしれないですね。
――「次何やろうかな」を積み重ねていったイメージですかね。
うん、あとライブ中止の発表の度にバッドニュースとグッドニュースを混ぜてなんとかプラマイゼロにできないかなと思ってやっていたから、単純に数が多かったのもあるし。僕の場合はそのとりあえず「何かやってみよう」がずっと続いているっていうことですよね。その中には変わらずにCDをリリースするっていうこともあるし、ビルボードでのライブもあるけど、その間に新しい細かい試みもやっていくっていう。
――試みを挟みながら、なんとかやれるタイミングでライブをやっていくのが前提にある感じですか?
…やっぱりキツいんですよね、ライブがないと。2020年の春は4カ月ぐらいライブが空いたのかな? それは人生初めてでした。いつ歌えるんだろうとか、やっぱり歌うのも筋肉なのでどんどん弱っていく感じなので喉も不安でした。かと言ってライブができるようになったらいつでも復活できるように練習! ってそれも正しいんですけど、モチベーションがないものに対して練習するって本当に大変だと思うんですよ。スポーツも然り。だからこそライブができる形を模索していました。加えて変な話、中止になる・中止にするっていう選択肢を想定しているというか。絶対やるぞではなくて、店やハコにも無理はしてほしくない。思ってることがあれば遠慮なく相談してほしい。そうなると知り合いレベルの店がいいなってなりました。それでいいかなと思ったんです。コロナにも波があるからそれにうまく乗っかってできるときとできない時はやっぱりあって難しいけど、だからといってやらないという考えにはあまりならないですよね。
――やらない考えにならないっていう意志の強さやその原動力が、今しんどい思いをしている人の何かヒントにもなると思うんです。ライブを前向きに企画し続ける分、謝る回数が増えてしまうこともある訳で…それでも続ける理由ってなんでしょう?
自分のためにやっているんですよね、結局。ライブ見ることができて嬉しいって言ってもらえるけど、実は出発のところは自分のためにやっていて。何かをしていないと人ってキツいと思うんですよ。コロナ禍で最初のリリースだった「The Smoke Is You」があったからこそ気持ちを保てたし、リリースツアーはできなかったけれどそれに付随する活動ができたから、そこで音楽に絡むことをしていた方が自分はいいっていうことに気づけていた。あまり余裕はないといえばないけど、せめて自分だけは壊れないようにしなきゃなと。
――誰もが心健やかにいることが難しい時期でもあります。
そうですよね。本当にそれはみんな気をつけて欲しいですよね。短い休暇は必要だけど、永く何もしないっていうのは危ないと思うんです。
――ミュージシャンである以上、そういう心の動きは曲を作ると出てきちゃうのかなと思うんですけど…。
うん、特にこの1〜2年は出している方かなと思います。「I’m With You」もそうだけど、誰しも不安定な感覚があるから、“みんなそうだよ”みたいなことも歌っているんですよ。僕は結構ポジティブみたいなことを言われるけれど、ネガティブなことを発信していないだけでそう思われているなと。誰だってずっとポジティブにいられるわけではないので、「心配しなくていいよ、みんないろいろありますよ」って。それが今素直に言いたいことかもしれないです。
――この一連のことは、今後の活動の糧にはなりました?
今この状況が終わるとするのなら折れずにやり抜いたな耐えぬいたなっていうのもあるだろうけど、それもわからない。来年僕が全然活動しなくて心折れてるなって思うかもしれないし、今そういう時期に来ている人もいると思うんです。でもそれもそんなに悪くないというかそこにもあらがってほしくない気もするので、自分がそうなったら休むかもしれないし。今休む予定はないですけど。だからこそ糧になったかどうかわかるのはもうちょっと先かな。
――今はブログに書かれていた「とにかく焦らずに立ち止まらずに音楽を続ける」っていうことですか?
たまにライブに関してとか、焦ってるなぁって思う時はあります。でもなんとかそこを今はセーブしているかな。
――今回この状況に対してかなり突っ込んだ質問をしてしまったんですけど、「I’m With You」の歌詞を目にした時点でパンデミックであるとかライブのこと、モチベーションであるとかのお話を聞くことが自然なのかなと思いました。
あははは、そうですよね。そういう意味で言うと、今だからこの話をここまでできているというのはあります。ライブのMCで普通に喋るとどうしてもコロナの話になっちゃう。でも去年はせっかく来てくれたこの1時間ぐらいいろいろ忘れてもらいたい意識もあって、あまり触れなくても良いかと思ってた時期もありました。でも今年になってから、コロナの話って本当に全てに絡むから、例えばリリースに関してもどこかしらにコロナがあってそれを避けている方が違和感があって、だったらここでも抗わず、やっと普通に話せるようになってきたっていうのもあります。
――今年Keishiさんの中で「withコロナ」に切り替わったんですね。
あー、そうかもしれないですね。うん、最初の頃は本当に終わると思っていたんでしょうね。そして今年…今はすぐに終わると思ってないっていうか。もちろん永い目で見れば終わるんだろうけど。
――(取材日の時点では)感染拡大は少し落ち着いていますがツアーが続きますし。
感染者数が少なくなっても僕は騙されませんよ(笑)! そういう意味では何も変わらないです。気をつけることは気をつけて、やれるタイミングであればやる。やれないならやれないということをしばらく続けるんでしょうね。
――今もその方針で進めていますよね(現在進行中のツアーの富山公演と福岡公演が感染防止の観点から中止になった)。
ツアーを全部一斉に中止っていうことは検討していないので、その街ごとに信頼できる仲間に連絡したりして話を聞いています。そういうことをやりたくてやっているツアーなので。
――それはこれまで各地で地元の人たちと関係性を作りながらライブをやってきたからこそできることですよね。
本当にそう思います。それは胸を張って財産だと言えるし、焦らないでいられる理由がそこはあって、また行けるって思っているので。そういう心強い人たちが各地にいるのはすごく大きいことだと思います。それは20年弱やってきたからこそかな。
――今だからこそ、音楽活動を自分のペースで進められているんですね。
恵まれているというかツイてる。本当、ラッキーです。
――ちなみに今、ふんわり先の未来にやりたいことや考えていることはありますか?
やっぱりバンドセットのライブはずっとやりたいとは思っていて、でも焦らずやれるタイミングを探していました。で、ようやく12月に3ピースで計画できました。「I’m With You」のツアーの延長です。そして今後もある程度…半年後ぐらいを見据えて計画はしていますけど、仮ばっかりです。でもボジティブに言うと仮があるだけすごくいいし、仮計画があるんだってことだけでも思っておいてもらえるといいなと思いますね。
――変わらずあなたの街へ歌を届けに行く、と。
うん、それもやるし、制作もノってきたらやるだろうし。あとはV6の話(V6のアルバム『STEP』に楽曲を提供)をいただいたりっていうのも、タイミングに関してはツイているとしか言いようがないですね。こういうことも自分を助けてくれているし、今僕ができることを丁寧にやっていくしかないと思っています。
Text by 桃井麻依子
(2021年10月10日更新)
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