キャラもトークも仲の良さも抜群! この春、大阪発の“リリバリ”から目が離せない Lily of the valleyインタビュー
2018年結成の5人組アイドルグループ・Lily of the valley、通称“リリバリ”がぴあ関西版に初登場! 5月にワンマンライブを控え、3月14日から連続配信リリースをスタートさせるなど、今活動の勢いを増す彼女たちの素顔にがっつり迫った! 大阪在住の5人だからこその“立て板に水”なトークをお楽しみください。
――まずはLily of the valleyはどんなグループなのか教えてください。
くるみ 「私たちは平成最後の夏に結成したグループで、メンバーは大阪在住の5人です。毎週末東京に行ってライブをしています」
みさ 「みんな同じ今の事務所にスカウトされて、オーディションがあって結成したんですけど、声が掛かったからやっているんじゃなく、それぞれがやりたい!と思ってやっている向上心が私たちの魅力だと思います。あとスカウトなんである程度、顔面偏差値が……(高い)(笑)」
全員 「(笑)」
咲莉愛 「いや~そんな(笑)」
津希乃 「そんなこと言いながら、自分がかわいいって思ってる(笑)」
咲莉愛 「(かわいいポーズで)そんなことないよ~(笑)」
全員 「(笑)」
――全員かわいいですよ(笑)。ほかにグループの特徴は?
咲莉愛 「平均年齢が低いので子供っぽいところもあるんですけど、ほかのグループにはないフレッシュさがあります」
りさ 「あと、ピンチの時に強くなるグループだなって思います。去年6月に『TIF2019メインステージ争奪LIVE〜前哨戦〜』というイベントに出演してライブ配信をしたんですけど、その時に機材トラブルがあって音が流れてなく、もう一回ライブをやることになって…。でも私たちもファンの方もすごく“やったるぞ!”ってめちゃ結束したんです」
津希乃 「みんな最後まで残ってくれてうれしいなあって思いました」
――打たれ強い。
津希乃 「みんな関西人なのでそれぞれの個性も強いです」
――それは気になりますね。ちなみにリーダーは誰ですか?
みさ 「リーダーはいないんです」
りさ 「(みさを見て)でもお母さんがいて……(笑)」
みさ 「グループのお披露目イベントで、それぞれどんな立ち位置だろう?って話をした時に、ファンの方が私に“お母さん!”って言って、お母さんと呼ばれることが…(笑)」
津希乃 「おバカキャラもいます(笑)。以前にくるみとりさの合同生誕祭があったんですけど、その時にメンバーの学力テストをやったんですよ。“Lily of the バカ”を決めるテストなんです」
みさ 「英語とか絵画の名前とかが出題されたんです。年齢によってハンデがあったんですけど、圧倒的な最下位が最年長のくるみっていう(笑)」
くるみ 「まあでも、その時は調子が悪くて」
みさ 「調子悪いだけで20点とか取られへんから(笑)。あ、私は80点でした」
くるみ 「(みさと)同じ年なんですけどね~」
津希乃 「でもおバカだから許されるところもあって……くるみ、ゴメン!」
くるみ 「帰って泣くわ~(笑)」
――ほかのメンバーはどんなキャラですか?
津希乃 「咲莉愛はアイドルオタクです。誰が好きなんだっけ?」
咲莉愛 「=LOVEの齊藤なぎさちゃんが好きです」
みさ 「さっきレコーディングが一緒だったんですけど、カバンから何か出していたから歌詞とか出すのかな?って思ったら、なぎさちゃんのブロマイドが出てきてびっくり(笑)」
咲莉愛 「生写真を持ち歩いてるんです(笑)」
――なるほど(笑)。では、りささんはどんな人?
くるみ 「歌がうまいです。弾き語れます」
りさ 「『夢世界ナイティナイト』っていう曲があるんですけど、落ちサビで後ろの音がチクタクっていう音しかないところがあって…」
みさ 「そこでりさのソロがあるんです。それくらい歌が認められているメンバーです」
咲莉愛 「でもめちゃめちゃスベります」
くるみ 「ライブのMCの時、会場の空調の音が聞こえるんじゃないか?ってくらい、りさがしゃべるとシーンってなります」
みさ 「場が凍るんですよ」
りさ 「本人は結構おもしろいと思ってやってるんですけどね」
全員 「(笑)」
――最年少の津希乃さんに関しては?
咲莉愛 「うるさいです(笑)。ずっとしゃべってます」
りさ 「あと食べ物を見る目が、獲物を見る目です」
津希乃 「食べるのが好きなんです。特にハンバーグが大好き。ママが作るハンバーグが一番好きって言ってるけど……実は一番好きなのはチーズ イン ハンバーグです。“#つきの幸福ご飯”でSNSを検索すると出てくるかも」
――それぞれ異なる個性ですね。そんな5人はグループとしてのモチベーションをどうやって上げていますか? 話し合いをしたり?
くるみ 「それは自然にやってますね」
咲莉愛 「ここ(くるみ・咲莉愛)はすごくよく語ります。この前も寮で2時間半寝ずに2人で今後の“リリバリ”についてずっと語り合いました」
くるみ 「結成してすぐの頃は東京の滞在がホテルだったんですけど、5人で誰かの部屋に集まってめっちゃしゃべってました」
津希乃 「集まれない日はわざわざテレビ電話で話して」
くるみ 「しかもライブが終わったあとに…」
みさ 「疲れてるはずやのに…」
――結成時から5人で頑張ってきたんですね。さて次は現在の活動についてお聞きします。14の楽曲を再レコーディングし、3月14日から毎週2曲ずつ配信するんですよね。
りさ 「今、まさに再レコーディング中です。以前はただ歌うことに必死だったんですけど、今回の再レコーディングでは自分でテイクを選んだりして、歌うだけじゃなく、自分も一緒に曲を作り上げてるっていう感じがしてすごく楽しいです」
――では、それぞれ配信になる自身のセンターの曲を紹介してください。
みさ 「はい。私はグループのお披露目の際に発表した『エールの言葉』です。この曲は友達の恋を応援する曲なんですけど、今、仮歌としてその頃の歌声を聴くとまだつたなくて…。以前は高くて出なかった音もあったけど、そこも出せるようになっているし、あと掛け声のところも、前は棒読みのセリフみたいだったのが、今は感情を込めて楽しそうな“ガヤ”みたいになってます。そして『夜空に咲いた花』も私のセンター曲なんですけど、これは恋愛の歌で…。今の年齢だから出せる声というか、大人でも子どもでもない17歳の思春期・青春時代だから出せる感情や抑揚が表現できたかなと思います」
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――同じ年のくるみさんは?
くるみ 「1つは『フィルム』という曲で私たち5人の成長を歌う歌詞になってます。この曲で私たちは使い捨てカメラで撮り合って、それを特典会の時にファンにお渡しするっていうのを結成時からずっとやってます」
みさ 「そのために衣装にわざわざカメラを入れるポケットを作りました」
くるみ 「曲にフィルムを巻く音も入っているんですよ。で、今回ソロパートでは高音・中低音・低音の3パターンを録って、それを掛け合わせるというのを初めてやりました」
津希乃 「ちょっと聴いたんですけどすごく壮大でした」
みさ 「音に厚みが出てる」
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くるみ 「もう一曲は新曲の『ニーハイ』っていう曲なんですけど、これは私たちが毎週大阪~東京を新幹線で移動する時の気持ちそのままの歌詞。行き来している私たちの“やってやるぞ!”という思いが曲になってます。歌詞には“時速285㎞”とか入ってるんです」
咲莉愛 「それに“アイス”とかも…」
くるみ 「車内販売のカチカチのアイス(笑)」
りさ 「最近あれが楽しみで…。帰りに食べるのがおいしいんですよ(笑)」
咲莉愛 「でも買うまでに寝ちゃうねん。起きたら京都とかで“今から買っても食べられへん”ってなる(笑)」
りさ 「くるみちゃんの隣に座ってると、くるみちゃんが “アイス来たで!”って起こしてくれるんですよ(笑)」
咲莉愛 「あるあるやな(笑)」
くるみ 「すごく盛り上がれる曲になっているので楽しみにしていてください」
――アイスが好きな(笑)、りささんのセンター曲は?
りさ 「『オレンジ』っていう “リリバリ”には珍しいしっとりとした曲です。ファンのみなさんもセトリに『オレンジ』が入っているのを楽しみにしてくださる方が多いんです」
くるみ 「でもあまりやらないレア曲です」
りさ 「今回のレコーディングではブースを暗くしてしっかり雰囲気を作って、自分のパートだけでなく最初から最後まで全部録りました。だからすごく気持ちが入っちゃって…。落ちサビもアレンジしてみたり、前とは違う『オレンジ』になってます」
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――聴きごたえがありそうです。では咲莉愛さんは?
咲莉愛 「咲莉愛は『シリウスなキミ』という曲。アイドルさんが好きなのでかわいい曲がやりたかったんですけど、『シリウスなキミ』は……(正反対)。だから最初はえっ⁉って思ったんですけど、今はスタッフさんの気持ちも受け入れてちゃんと歌わせてもらってます(笑)。でも、今この曲は対バンで欠かせない曲になっててすごくうれしい。最初の頃は声が出ないところがあったんですけど、練習したりボイトレの先生に教わったことをやってみたら出るようになって、ファンの方もその違いに気づいてくださって……。もっと頑張ろう!って思えた曲です。で、もう一曲が『いまよりもっと』。これがやっと“リリバリ”初のこういう(アイドルチックな)曲なんです! だからもう“キャーー!”っていただいた時に飛び跳ねました(笑)。『シリウスなキミ』とは違って思いっきりかわいさを爆発させる曲なんで“よっしゃ!”ってなってます」
――念願がかなってよかった(笑)。じゃあ最後は津希乃さんの曲を。
津希乃 「私のセンター曲は、『ガールズトーク』というタイトルのように女の子の日常を描いた曲です。セリフがいっぱいあるんですけど、今の女子高生や女子中学生が言ってそうなことが入ってて、“ほんまや!”とか関西弁も入ってます。めちゃテンポもよくておしゃれな感じで、今までの“リリバリ”になかったような曲。レコーディングも一番楽しかった(笑)!」
全員 「お~(笑)」
津希乃 「あともう1曲は『幸福ご飯』。本当に自分の曲って感じです。1年ぐらい前に録った時はまだ若かったんで声も高かったんですけど、今は……」
みさ 「男の子じゃないから。声変わりしないから(笑)」
津希乃 「本当なんですよ~(笑)。声が大人っぽくなったのかな?」
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――歌が上手になったのでは?
津希乃 「そうだと思います(笑)!」
みさ 「おいっ」
――ファンに聴いて確かめてもらいましょう(笑)。では最後に今後の予定や目標などを聞かせてください。
くるみ 「まず5月2日(土)に東京・神田明神ホールで4thワンマンライブがあるので、今5人ともすごく気合いが入ってます。そこまでに3月14日から14曲の配信リリースがスタートしてどんどん活動も多くなっていくので、ぜひ全部見ていてほしいです」
――ちゃんとした告知。くるみさん、おバカじゃない(笑)。実はMC担当ですもんね。
くるみ 「そうなんです。ワンマンライブはMCもめっちゃ見どころ。5人とも関西人なのでおもしろいです!」
みさ 「自分で言う(笑)?」
くるみ 「あ、みさはダンス担当なんで、振り付けもしてくるんですよ。そこもワンマンで見せたいですね」
みさ 「クラシックバレエをやって今年で13年目になるんです。だから曲と曲のつなぎ部分とかなんですけど、振りつけたり」
――すごい!
みさ 「いえいえ……。でもダンスは大好きなので、そこも見てもらえたらうれしいです」
くるみ 「ダンスも歌もMCも見どころです(笑)!」
――今後の目標はどうですか? 野望もぜひ。
咲莉愛 「あ……」
みさ 「言っとき言っとき(笑)」
咲莉愛 「地上波で冠番組をやりたいです!」
全員 「(拍手)」
くるみ 「関西人5人なんで、絶対におもしろくなります!」
咲莉愛 「で、バンジージャンプをやりたい!」
津希乃 「私もしたい!」
みさ 「やだー!」
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りさ 「じゃあ、りさはカメラマンする」
全員 「(笑)」
text by 服田昌子
(2020年3月25日更新)
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