ホーム > インタビュー&レポート > 悩みと不安をさらけ出し、新たな殻を破る
最新アルバム『ANATOMIES』での変化
Halo at 四畳半インタビュー&動画コメント
悩みと不安をさらけ出し、新たな殻を破る 最新アルバム『ANATOMIES』での変化 Halo at 四畳半インタビュー&動画コメント
悩みや不安をさらけ出すのは勇気がいる。だが、そうすることで新たな面が見えたり、自らを解き放ち、自由になれることがある。2018年にメジャーデビューしたHalo at 四畳半(以下ハロ)の新作2ndフルアルバム『ANATOMIES』。“解剖学”と名付けられたこの作品は、約1ヶ月の曲作り期間で感じた悩みや不安を丸ごと楽曲に昇華したもの。ボーカル渡井翔汰の心象を、歌と歌詞、サウンドで忠実に表現しながらも新たなチャレンジを加えることで、またひとつ新境地を開いた作品となった。もちろんハロの持つ物語性やファンタジックさは健在。さらに以前もタッグを組んだ出羽良彰氏をプロデュースに迎えた『イノセント・プレイ』と『蘇生』、初の書き下ろしタイアップ曲『ナラク』『花飾りのうた』を含む全12曲が収録されている。1stフルアルバム『swanflight』、ミニアルバム『from NOVEL LAND』、そして今作『ANATOMIES』。メジャーデビュー以降、リリースを重ねるごとに着実に良い変化を重ねている彼ら。昨年7月にはバンド史上初の規模となるZepp Diver Cityでのワンマンライブも大成功で終えた。“Halo at 四畳半は今、変革の時だ”と渡井は語る。2月から始まるワンマンツアーではどんな姿を見せてくれるのだろう。ぴあ関西版WEB初登場のHalo at 四畳半。メジャー3枚目の作品が生み出されるまでを渡井に聞いた。
「方向性が決まってきたのは事実としてそうなんですけど、どんな歌を作ったとしても4人で構成して自分自身が歌うことで、Halo at 四畳半の音楽になるんだという自信がついたんですよ。だからこそいろんなジャンルに手がのばせた。強い信念とHalo at 四畳半の4人で積み上げた音楽があれば、どんなものでもいけるんじゃないかという自信がついた時期ではありましたね」
「『クレイドル』は“自由”をテーマに書こうと思って。この曲も1ヶ月の制作期間で生まれたんですけど、曲を書くこと自体に悩んでた時期で、歌詞に関しても書きたいものはあるけど、他にもすごく良い言葉を書かれる方がいて、その中で俺は何が書けるんだろうと塞ぎ込んでいたんです。でも自由でいいんだよなって。自由にやるからこそHalo at 四畳半が音楽をやる意味があるし、渡井翔汰という人間が言葉を書く意味があるんだなと思えて。とにかく自由な発想で言葉を書きました」
「僕らの実感として『蘇生』は異次元にいった感覚、『イノセント・プレイ』は今まで培ってきたHalo at 四畳半をさらに研ぎ澄ませたというか、これまでのハロの延長の、今1番最前線にあるHalo at 四畳半だなという感覚があって。だから僕らにとっては両極端の曲。Halo at 四畳半らしさもありつつ、新しさもある曲を出羽さんと一緒に生んでいただきました。前回破っていただいた先の殻を、また破っていただいた。その分僕らの選択肢も増えたので、これ以降の作品にもどんどん活きていくんじゃないかなと思ってます」
「生まれた曲を見てメンバーでも驚きました。僕らテーマを決めてアルバムを作らないんですよ。今回も単純に今のHalo at 四畳半が表現したいものを詰め込んで、曲順もタイトルも最後に決めたんです。だから完成してから運命的なものを感じました。“絶対『ヘヴン』の後に『蘇生』がきたらグッとくるじゃん”と思って」
「今のハロは変革の時だ、といろんなところで言ってるんですけど、今までのHalo at 四畳半の枠を超える曲ができた自信もあって、だからこそライブも変わっていくと思うんですよ。今まではフィナーレをエモーショナルにガーッと盛り上げて終わるライブをしてたんですけど、バラードで終わるライブがあってもいいなとか、『ANATOMIES』ができたことでライブの起承転結の付け方も大きく変化しそうだなと。Halo at 四畳半像がまた変わっていく感じがしてます」
「前回のワンマンからまだ9ヶ月なんですけど、1年足らずでこんなにHalo at 四畳半が変わるんだと思えるぐらい、あの頃と違うライブができる気がしてます。それこそ『ANATOMIES』があるからこそなんですけど。あの頃とは見えるものも、ライブで表現したいスタイルも少しずつ変わってきてる。でもHalo at 四畳半が持ってた良さは絶対なくしたくない。これまでのHalo at 四畳半と『ANATOMIES』が提示する、新しいHalo at 四畳半の融合の終着点なので、最高の形が見せられるんじゃないかなと思ってます」
『I ROCKS 2020 stand by LACCO TOWER』 チケット発売中 Pコード:177-670 ▼4月11日(土) 11:00 群馬音楽センター 全席自由-6500円 全席自由中高生チケット-3500円(中学生・高校生および2021年4月1日時点で18歳以下対象) 全席自由小学生チケット-1500円(2021年4月1日時点で12歳以下の小学生対象/要保護者同伴) [出演]LACCO TOWER/Ivy to Fraudulent Game/WOMCADOLE/片平里菜/SHE’S/The Gentle Flower./パスピエ/Halo at 四畳半/秀吉/BRADIO/PELICAN FANCLUB/PENGUIN RESEARCH/松川ケイスケと真一ジェット/村松拓/Rhythmic Toy World ※1ドリンク付。未就学児童は保護者同伴に限り無料。中高生チケット、小学生チケットは公演当日要身分証明書。誤って購入された場合の払い戻し不可。他に3日間通し券(Pコード:780-760)、前2日間通し券(4/10・4/11)(Pコード:780-761)、後2日間通し券(4/11・4/12)(Pコード:780-762)あり。公演内容に関する詳細はhttp://irocks-fes.main.jp/2020/まで。 ※チケットは1人4枚まで。