自身のソロ・プロジェクト、TENDREとして活動するマルチプレイヤー河原太朗。ベース、ギター、鍵盤、サックスなど、多くの楽器を操る才能に加え、ソングライティングやプロデュース、様々なアーティストのレコーディングやライブに参加するなど、その活動領域はとどまることを知らない。2019年夏には国内の主要ロックフェスに多数出演、6月に開催された東名阪ワンマンツアーは追加公演を含む全公演がソールドアウト。注目度は高まる一方だ。そんなTENDREから待望の新作EP『IN SIGHT』が到着した。4月にリリースされたシングル『SIGN』、Hondaが手がける“旅 × バイク”の新プロジェクト『Honda Go』のテーマソング『ANYWAY』を含む全6曲が収録されている。前作1stアルバム『NOT IN ALMIGHTY』は全てを肯定し優しく包んでくれる作品だったが、今作は音数が増え、躍動とバンドサウンドの厚みを感じる1枚となった。今作にはどんな想いが込められているのか。発売日当日の10月2日には、Billboard Live OSAKAでVIDEOTAPEMUSICとのツーマンライブが行われた。特別な空間でのライブ翌日、話を聞いた。
――ラストの『YOU CAN SEE』(M-6)に“YOU CAN SEE THE SIGN”というセリフがあって、1曲目が『SIGN』というのが意図的だなと。
「今回インタールードを1回ちゃんと作ってみたいという純粋な思いもあったんですけど、そこにどういうミーニングを持たせられるか考えたんです。『IN SIGHT』(M-5)は昔の自分に向けた曲で、割と自分の中の深いところを歌っていて。別にバッドエンドでも、あからさまなハッピーエンドでもないですけど、“先に進んでいく中で見えてくるものがあるはずだから”という意味で“YOU CAN SEE THE SIGN”という言葉を置いて、『SIGN』で頭に戻ってくる。輪廻転生といったら大げさですけど、まわり回るものではあると思うので」
「でも“俺何で泣いたんだろう”ってすごい考えて。多分、キャラクターの人間性が最後に絞り出て言葉になってる。そのシーンに感動しすぎたんですよね。それで、“これはもう何か使いたすぎる”と思って入れただけで、別に深い意味はないんです。でも“sharing our feelings.”というセリフって、“自分たちの感情を共有していく”みたいな意味なんですよね。ホッパーが自分たちの気持ちを共有した上で、お互いの幸せについてちゃんと考えようというシーンだったじゃないですか。それを言えるってすごい大事なことだなと。ホッパーはTENDREに全く何の関係もないんですけど、『YOU CAN SEE』は次の道に進む、ちょっと異空間のイメージだったんですよ。そこで、全然関係ない外部の音や声を入れたいなと思ったので、単にその時感動した言葉を散りばめたんです。でも一応クレジットしちゃったのは、何なんでしょうね(笑)」
《収録曲》 01. SIGN 02. VARIETY 03. ANYWAY 04. SELF 05. IN SIGHT 06. YOU CAN SEE
Profile
テンダー…ベースに加え、ギターや鍵盤、サックスなども演奏するマルチプレイヤー、河原太朗のソロ・プロジェクト。YOGEE NEW WAVES、Ryohu、sumika、CHARA、SIRUPなど様々なバンドやアーティストのレコーディングやライブに参加し、共同プロデュースなども務め、その活動は多岐に渡る。2017年12月にTENDRE名義での6曲入りデビューEP 『Red Focus』をリリース。同作がタワーレコード“タワレコメン”、HMV“エイチオシ”、iTunes “NEW ARTIST”、スペースシャワーTV“ミドルローテーション”に選ばれるなど、各方面より高い評価を獲得。2018年10月には、tofubeatsによるリミックスも話題となった配信限定シングル『RIDE』を含む1st アルバム『NOT IN ALMIGHTY』をリリース。2019年04月/05月と連続してシングル『SIGN』『CHOICE』をリリース。前者はオ ーストリアのスポーツサンダル・ブランドTevaとコラボレーションしたMVも話題を集め、その楽曲はJ-WAVE“TOKIO HOT 100”で最高位4位を記録。また、Hondaが手がける“旅×バイク”の新プロジェクト<Honda Go>のテーマソングとして新曲『ANYWAY』が起用されるなど、その注目度は益々高まっている。今年もARABAKI ROCK Fest、VIVA LA ROCK 2019、Greenroom Festival、FUJI ROCK FESTIVAL ’19、Rising Sun Rock Festival、Sweet Love Shower、Local Green Festival、Sunset Liveなど国内の主要フェスへの出演が続々と決定している他、今年6月に開催された東名阪のワンマン・ツアーは追加公演を含む全公演がソールドアウト。2019年10月2日に待望の新作『IN SIGHT』をリリース!
『PACE SHOWER TV 30TH ANNIVERSARY SWEET LOVE SHOWER 2019 ~Bay Area~』 チケット発売中 Pコード:167-305 ▼12月1日(日) 14:00 STUDIO COAST 1Fスタンディング-4800円 2F指定席-5300円 [出演]折坂悠太(重奏)/KID FRESINO/STUTS/TENDRE/Tempalay/never young beach/ハナレグミ ※小学生以上はチケット必要。未就学児童は保護者1名につき1名まで入場可。ドリンク代別途必要。公演内容に関する詳細はオフィシャルサイトまで。 [問]ディスクガレージ■050-5533-0888
『カクバリズムの冬祭り2019』 チケット発売中 Pコード:168-759 ▼12月8日(日) 14:30 LIQUIDROOM オールスタンディング-4000円(ドリンク代別途必要) [出演]YOUR SONG IS GOOD/VIDEOTAPEMUSIC/mei ehara/TENDRE/他 ※小学生以上はチケット必要。未就学児童は保護者同伴に限り入場可。 ※チケットは1人4枚まで。 [問]VINTAGE ROCK■03-3770-6900
『RADIO GIGA 令和01 HAVE A GREAT NEW YEAR FROM DATE FM』 チケット発売中 Pコード:165-414 ▼12月29日(日) 13:00 チームスマイル・仙台PIT(ピット) 全自由-4600円(ドリンク代別途必要) [出演]SIRUP/DATS/TENDRE/LUCKY TAPES/chelmico/他 ※未就学児童は無料。 ※チケットは1人4枚まで。 [問]G.Ⅰ.P■0570-01-9999